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第一部 そのモフモフは無自覚に世界を救う?
61 ネネリム戦闘(ネネリム視点)※流血注意
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この男に会ったら、血が沸騰するほどの怒りを感じるだろうと思っていた。憎しみで頭がどうにかなるんじゃないかと思っていた。
でも現実は不思議とそうではない。私はただ喜びを感じている。
「ようやく会えましたね、兄さん」
「あれ? ネネリムは俺に会いたかったの? 俺はてっきり、二度と会いたくないぐらい嫌われただろうなと思ってたけど」
十一年前に姿を消した兄は、草も木もない雪原の真ん中で屈託のない笑顔を見せた。この笑顔が作りものだと、父も母も私も気づかなかった。十年以上も家族として暮らしてきたのに、だ。滑稽すぎて笑ってしまう。
「二度と会いたくないなんて可愛いもんじゃないですよ。再会したら体を真っ二つにして、臓物を引きずりだしてやろうかと思ってました。あなたのお陰で私は子供を産めない体になりましたよ。再会できて本当に嬉しいです」
「それは奴隷商人のせいだろ。俺のせいにされても困るなあ。俺はただ、魔法というものにのめり込んだだけなんだよ」
「そうでしたね。兄さんは子供の頃から魔法で動物をちびちび傷つけて遊んでましたね。父さん達はあなたを部屋に篭って勉強してる大人しい子供だと思ってたみたいですけど」
魔法士として忙しく働いていた両親は、兄の異常な行動に全く気が付いていなかった。そして私も自分の事にしか興味がなくて、兄が動物をいじめていても大して気にしていなかった。本当にバカだ。
「魔法科の生徒たちは可哀相でしたね。兄さんが試した禁呪のせいで魔物になったんでしょう。魔物と融合するのは不可逆的な反応ですから、人間に戻れなくなって最後は先生たちの手によって殺されたそうですが」
「本に書いてあることを試したいと思うのは、人間として普通の欲求だよ。魔法使いならなお更だ。俺たちは知的好奇心の塊みたいなもんだからさ」
「その腕も知的好奇心によるものですか? それ、誰の腕ですか?」
公爵様に切り落とされた兄の左腕は、なぜか元に戻って普通に動いている。
落ちた腕は私が炭にしたはずだ。
「誰だったかなぁ。デュクハルトの魔法士の誰かだよ。体格が同じぐらいだったから、ちょうどいいかなと思ってさ。でも拒絶反応が面倒でね……。今は薬で無理やり抑えてるけど」
「東大陸の薬術ですか。あそこは怪しげな薬物で溢れてるから……どうせなら薬の副作用で死ねば良かったのに」
「お喋りはここまでにしようか。早くしないとリーディガー公に聖獣を奪われちゃうからね。キーファ・レーヴェンが命じる。召喚――オーガ」
兄は唐突に言葉を切り、魔法陣から巨大なオーガを呼び出した。濃緑の体に、額から生えた二つの角。一般的なオーガであれば角は黄土色をしているが、このオーガの角は赤黒い。
「珍しい角をしてますね。色がおかしい」
「角に血を吸わせると、こんな色になるんだよ。しかも何倍も強くなる。ネネリムも試してみるといいよ」
「そんな薄気味悪い実験するわけないでしょう。ネネリム・レーヴェンが命じる。召喚――ウェアウルフ」
魔法陣を展開し、巨大な狼男を呼び出す。北大陸の奥地に棲むウェアウルフだ。体毛は一見柔らかそうに見えるが、触れると鋼のように硬い。
「召喚獣に名前を付けてないんだ?」
「名前なんか付ける訳ないでしょう。そんな事したら戦闘の道具として使いにくくなります」
「同感だなぁ。リーディガー公が甘ちゃんなだけだよね。オーガ、その女を殺せ」
「ウェアウルフ、オーガを殺しなさい」
二体の魔物は雄叫びをあげ、空気がビリビリと細かく振動した。
「グフォオオッ!!」
「ガァアアッ!!」
地面を蹴って突進してきたオーガとウェアウルフが激突し、雪が舞い上がって視界が悪くなる。私と兄は空中に逃れてお互いに杖を構えた。兄が楽しげに呪文を唱えている。
「錬金――針。灼熱の針よ、串刺しにしろ」
熱を纏った細かい針がいくつも束になって襲ってきた。公爵家の馬車を襲った針だ。氷の壁を作って盾にすると、突き刺さった針は氷の中で拡散して止まる。針の熱で氷が溶け、視界を白い湯気が覆った。
「相変わらず趣味の悪い攻撃魔法ですね。傷口だけみると矢が刺さったように見えるでしょうが、実際には標的の体内で針が四方八方に拡散する。これを一本でも受けたら、そりゃ馬も簡単に死ぬでしょうよ」
「俺は針が好きなんだよ。ほら、追加だ」
「兄さんは虫の標本が好きでしたもんねぇ。ほんっとに気色悪い」
厚い氷の壁に次々と針の束が突き刺さる。針が拡散するたびに氷に亀裂が走り、とうとう壁が砕けて目前まで針が迫ってきた。
咄嗟に結界を張ったが、細い針の侵入を阻む硬度と粘度を保つのが難しく、針は私の肩を傷つけてようやく止まる。
「針を氷の壁で防いだのは賢い判断だったね。これは結界では防ぎにくいんだよ」
「……っ!!」
至近距離から兄の声がして、同時に顔の右側に激痛が走った。頬の肉と目を針で抉られたのだ。生温かい血が首を伝ってローブに染み込んでいく。右目は恐らく失明しただろう。
「おまえは魔力が高いから、血肉を使って色々と面白いことが出来そうだね」
「っ、く……」
兄は私の右腕を握り、凄まじい力で骨を砕いた。力が抜けた私の右手から杖が抜けて地面に落ちていく。下ではオーガとウェアウルフが血まみれになって戦っていて、ウェアウルフの方が劣勢のようだが、私はそれでも構わなかった。
兄が私のすぐ傍にいる。手が届くほど傍に。
「……何を笑ってる?」
「嬉しいんですよ。やっと長年の夢が叶うなぁと思って。開封―――伸びろ」
「“伸びろ”? ここは雪原だよ。草も木も生えてないよ?」
兄は不思議そうに首を傾げた。それはそうだろう。伸縮は普通、植物に対して命じる呪文だ。それでも私は命じ続ける。
「伸びろ。伸びろ……!」
「なっ……!?」
ようやく兄が気づいた時にはすでに遅かった。封印を解かれた私の髪は本来の長さに戻り、兄の体をがんじ搦めに束縛している。四肢の骨を砕くとさすがに兄の顔が苦痛に歪んだが、それも一瞬のことでまた気味の悪い笑顔に戻った。
「参ったなぁ……。髪を縮小させてたのか」
「兄さんのために、八年もかけて伸ばしておいたんですよ。魔力を込めながらね……。先生は気味悪がってましたけど」
「俺を殺すの?」
兄の顔には恐怖も悲しみもなかった。ただ純粋に知りたくて質問しているらしい。私は笑顔で頷いた。
「さようなら、兄さん」
魔力を込めた髪の束が、兄の首をぐしゃりと握り潰す。それきり兄は動かなくなり、私は彼の体を雪原に落とした。
オーガとウェアウルフは相打ちになったようで、二体とも死んでいる。私は魔物と兄の死体を炎で包み、全てを灰にした。
でも現実は不思議とそうではない。私はただ喜びを感じている。
「ようやく会えましたね、兄さん」
「あれ? ネネリムは俺に会いたかったの? 俺はてっきり、二度と会いたくないぐらい嫌われただろうなと思ってたけど」
十一年前に姿を消した兄は、草も木もない雪原の真ん中で屈託のない笑顔を見せた。この笑顔が作りものだと、父も母も私も気づかなかった。十年以上も家族として暮らしてきたのに、だ。滑稽すぎて笑ってしまう。
「二度と会いたくないなんて可愛いもんじゃないですよ。再会したら体を真っ二つにして、臓物を引きずりだしてやろうかと思ってました。あなたのお陰で私は子供を産めない体になりましたよ。再会できて本当に嬉しいです」
「それは奴隷商人のせいだろ。俺のせいにされても困るなあ。俺はただ、魔法というものにのめり込んだだけなんだよ」
「そうでしたね。兄さんは子供の頃から魔法で動物をちびちび傷つけて遊んでましたね。父さん達はあなたを部屋に篭って勉強してる大人しい子供だと思ってたみたいですけど」
魔法士として忙しく働いていた両親は、兄の異常な行動に全く気が付いていなかった。そして私も自分の事にしか興味がなくて、兄が動物をいじめていても大して気にしていなかった。本当にバカだ。
「魔法科の生徒たちは可哀相でしたね。兄さんが試した禁呪のせいで魔物になったんでしょう。魔物と融合するのは不可逆的な反応ですから、人間に戻れなくなって最後は先生たちの手によって殺されたそうですが」
「本に書いてあることを試したいと思うのは、人間として普通の欲求だよ。魔法使いならなお更だ。俺たちは知的好奇心の塊みたいなもんだからさ」
「その腕も知的好奇心によるものですか? それ、誰の腕ですか?」
公爵様に切り落とされた兄の左腕は、なぜか元に戻って普通に動いている。
落ちた腕は私が炭にしたはずだ。
「誰だったかなぁ。デュクハルトの魔法士の誰かだよ。体格が同じぐらいだったから、ちょうどいいかなと思ってさ。でも拒絶反応が面倒でね……。今は薬で無理やり抑えてるけど」
「東大陸の薬術ですか。あそこは怪しげな薬物で溢れてるから……どうせなら薬の副作用で死ねば良かったのに」
「お喋りはここまでにしようか。早くしないとリーディガー公に聖獣を奪われちゃうからね。キーファ・レーヴェンが命じる。召喚――オーガ」
兄は唐突に言葉を切り、魔法陣から巨大なオーガを呼び出した。濃緑の体に、額から生えた二つの角。一般的なオーガであれば角は黄土色をしているが、このオーガの角は赤黒い。
「珍しい角をしてますね。色がおかしい」
「角に血を吸わせると、こんな色になるんだよ。しかも何倍も強くなる。ネネリムも試してみるといいよ」
「そんな薄気味悪い実験するわけないでしょう。ネネリム・レーヴェンが命じる。召喚――ウェアウルフ」
魔法陣を展開し、巨大な狼男を呼び出す。北大陸の奥地に棲むウェアウルフだ。体毛は一見柔らかそうに見えるが、触れると鋼のように硬い。
「召喚獣に名前を付けてないんだ?」
「名前なんか付ける訳ないでしょう。そんな事したら戦闘の道具として使いにくくなります」
「同感だなぁ。リーディガー公が甘ちゃんなだけだよね。オーガ、その女を殺せ」
「ウェアウルフ、オーガを殺しなさい」
二体の魔物は雄叫びをあげ、空気がビリビリと細かく振動した。
「グフォオオッ!!」
「ガァアアッ!!」
地面を蹴って突進してきたオーガとウェアウルフが激突し、雪が舞い上がって視界が悪くなる。私と兄は空中に逃れてお互いに杖を構えた。兄が楽しげに呪文を唱えている。
「錬金――針。灼熱の針よ、串刺しにしろ」
熱を纏った細かい針がいくつも束になって襲ってきた。公爵家の馬車を襲った針だ。氷の壁を作って盾にすると、突き刺さった針は氷の中で拡散して止まる。針の熱で氷が溶け、視界を白い湯気が覆った。
「相変わらず趣味の悪い攻撃魔法ですね。傷口だけみると矢が刺さったように見えるでしょうが、実際には標的の体内で針が四方八方に拡散する。これを一本でも受けたら、そりゃ馬も簡単に死ぬでしょうよ」
「俺は針が好きなんだよ。ほら、追加だ」
「兄さんは虫の標本が好きでしたもんねぇ。ほんっとに気色悪い」
厚い氷の壁に次々と針の束が突き刺さる。針が拡散するたびに氷に亀裂が走り、とうとう壁が砕けて目前まで針が迫ってきた。
咄嗟に結界を張ったが、細い針の侵入を阻む硬度と粘度を保つのが難しく、針は私の肩を傷つけてようやく止まる。
「針を氷の壁で防いだのは賢い判断だったね。これは結界では防ぎにくいんだよ」
「……っ!!」
至近距離から兄の声がして、同時に顔の右側に激痛が走った。頬の肉と目を針で抉られたのだ。生温かい血が首を伝ってローブに染み込んでいく。右目は恐らく失明しただろう。
「おまえは魔力が高いから、血肉を使って色々と面白いことが出来そうだね」
「っ、く……」
兄は私の右腕を握り、凄まじい力で骨を砕いた。力が抜けた私の右手から杖が抜けて地面に落ちていく。下ではオーガとウェアウルフが血まみれになって戦っていて、ウェアウルフの方が劣勢のようだが、私はそれでも構わなかった。
兄が私のすぐ傍にいる。手が届くほど傍に。
「……何を笑ってる?」
「嬉しいんですよ。やっと長年の夢が叶うなぁと思って。開封―――伸びろ」
「“伸びろ”? ここは雪原だよ。草も木も生えてないよ?」
兄は不思議そうに首を傾げた。それはそうだろう。伸縮は普通、植物に対して命じる呪文だ。それでも私は命じ続ける。
「伸びろ。伸びろ……!」
「なっ……!?」
ようやく兄が気づいた時にはすでに遅かった。封印を解かれた私の髪は本来の長さに戻り、兄の体をがんじ搦めに束縛している。四肢の骨を砕くとさすがに兄の顔が苦痛に歪んだが、それも一瞬のことでまた気味の悪い笑顔に戻った。
「参ったなぁ……。髪を縮小させてたのか」
「兄さんのために、八年もかけて伸ばしておいたんですよ。魔力を込めながらね……。先生は気味悪がってましたけど」
「俺を殺すの?」
兄の顔には恐怖も悲しみもなかった。ただ純粋に知りたくて質問しているらしい。私は笑顔で頷いた。
「さようなら、兄さん」
魔力を込めた髪の束が、兄の首をぐしゃりと握り潰す。それきり兄は動かなくなり、私は彼の体を雪原に落とした。
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