30 / 52
29 二人の夜2 ※
しおりを挟む
「あの……。い、一緒に寝ても、いいですか?」
綾太さんが硬直するのが分かった。目は限界まで見ひらかれ、口は少しあいた状態で固まっている。私と綾太さんの間に重い沈黙が落ち、呼吸するのさえ辛いぐらいだった。ほんの数秒が何時間にも感じる。
お願いだからなにか答えて。嫌なら嫌と言ってもいいから。じわじわと涙がにじんだとき、彼が言った。
「……あのさ」
「はっ、はいっ」
声の硬さと冷ややかな感じから、自分が叱られるのを予感して私は背筋を伸ばした。もう完全に終わりかもしれない。
「僕と一緒に寝て、自分が無傷ですむと思ってるのか?」
予想外の言葉に、今度は私が固まってしまう。まだ分かっていないのかと、叱られるんだろうと思ったのに。震える唇をやっとの思いで動かした。
「……思ってません。その覚悟でドアをノックしたんです。でも私がこんな事をするのは、あなたにだけだから……。お願いだから、どうか拒まないで」
とうとう私は泣き出してしまい、目尻から涙をぼろぼろと零した。雫は私の胸元に吸い込まれ、そこだけ部屋着の色が濃くなる。綾太さんが腕を伸ばして私の体を抱き寄せた。
「ひどい事を言わせてごめん……。でも本当にいいのか?」
「いいの……。あなただから」
少し冷たい唇が私の額に押し当てられる。唇は目元に移って涙を吸い、最後に私の唇に重なった。綾太さんの香りが鼻先をかすめ、額で混じるふたりの髪の毛がさらさらとくすぐったい。薄い部屋着で抱き合っている体の感触が生々しくて、心臓が飛び出してしまいそうだ。
綾太さんが私の背をそっと押し、部屋の中に招かれる。パタンと閉じられるドアの音がやけに耳に残った。とうとう彼の部屋に入ってしまったのだ。しかもこんな夜中に。
ベッドのすぐ横まで来たものの、私はガチガチに緊張していた。初めてなのでどうしたらいいのか分からず、端のほうにかしこまって座る。
「……自分から服を脱いでもいいの?」
私の疑問に綾太さんがふっと笑った。
「僕が脱がせてあげたいから、そのままでいいよ」
彼はゆっくりと私を寝かせ、愛おしそうに頬にキスをしてくれる。私から頼んだのに、こんなに優しくしてもらえるなんてとても嬉しい。
体を使って綾太さんの心を繋ぎとめたことに少し胸が痛んだ。卑怯なことをしている自覚はあるけど、今だけは彼に溺れていたい。
「大丈夫か? 怖くなったら教えて。すぐにやめるから」
「大丈夫……。全然怖くない」
本当に怖くなかった。怯えてもいないし、気分が悪くもない。骨ばった大きな手が部屋着の裾から忍び込んできて、私のわき腹をそろりと撫でる。その瞬間、背筋を悪寒のようなものが駆け抜けた。
「っあ……」
変な高い声が出てしまい、慌てて口元を押さえる。いまの本当に私の声?
「我慢しなくていいよ。声で気持ちいいのかどうか分かるから、聞かせてほしい」
綾太さんの言葉に、私はこくんと頷いた。彼がそう言うのなら素直に口にしよう。こんな風に体が反応するのは初めてで、大丈夫だと説明するような余裕はきっとないから。
綾太さんが私の部屋着のボタンを外しながらもういちど口付けてくる。薄く開いた唇から熱い舌が入ってきて、舌裏をぞろりと舐められると体の奥に火が点ったように感じた。
緩やかに、だけど確実に体温が上昇していく。すがるように彼の二の腕を掴むと私の手のところだけネイビーの部屋着がくしゃくしゃになり、自分でも体が震えているのが分かった。こんなに深いキスをしたのは初めてで、まるで溺れているみたいに熱くて苦しい。
「はぁっ……」
ようやく唇が解放され、新鮮な空気を肺に取り込む。私を見下ろす暗灰の瞳は熱を孕み、濡れた唇を舐める表情がぞくりとするほど色っぽかった。男性に色香を感じるなんて変かも知れないけれど。
いつの間にかボタンが全て外され、胸の膨らみが露わになっていた。じいっと見つめられるのが恥ずかしくて手で隠そうとしたけど、彼の動きのほうが早かった。大きな手のひらが乳房を包みこみ、指先が胸の突起をこするように触れてくる。
指が触れているのは胸なのに下腹部がじんと疼いて、無意識に太ももをすり合わせた。触られている内に胸の尖りが膨らみ始め、何となく恥ずかしくなって目を閉じ顔を横に向ける。
「ふぁあっ」
視界を遮った瞬間、胸の谷間に強く吸い付かれて甲高い声が漏れた。ちゅう、と音を立てて唇を離した綾太さんが、私に休む暇を与えることなく赤く膨らんだ尖りを口に含む。舌のざらりとした部分で下から上に舐めあげられると下腹部がカァッと熱くなり、体の奥から熱いものが溢れてくる感じがした。
「んぁ、ああっ、あ……!」
強い刺激に思わず目を開けてしまった私だったが、すぐに後悔することになった。憧れの人が……大好きな人が、私の胸にかぶりついているのだ。手が届かないと思っていた男性が、私の胸を舐めているのだ。言葉に出来ないぐらい恥ずかしい。
「っ……!」
両手で顔を隠して悶絶している間に、綾太さんが私のズボンとショーツを一緒くたに脱がしてしまった。膝の裏に手を入れられて左右に開かされる。ますます恥ずかしくなり、私は顔に両手をくっ付けたまま硬直していた。まな板の上で調理を待つ食材のような気分だ。
しかしいつまで待っても綾太さんが動いてくれず、私は恐る恐る指の間から彼の顔を見上げた。どこか放心したような表情で私の体を見下ろしている。
「……りょ……綾太さん」
「ん?」
「どうして何もしないの……?」
「あ、ごめん。少し見とれてた」
綾太さんの答えに、脳みそが沸騰しそうな羞恥を感じた。しかも彼はまだ服を着たままで、私だけが素っ裸なのだ。
綾太さんが硬直するのが分かった。目は限界まで見ひらかれ、口は少しあいた状態で固まっている。私と綾太さんの間に重い沈黙が落ち、呼吸するのさえ辛いぐらいだった。ほんの数秒が何時間にも感じる。
お願いだからなにか答えて。嫌なら嫌と言ってもいいから。じわじわと涙がにじんだとき、彼が言った。
「……あのさ」
「はっ、はいっ」
声の硬さと冷ややかな感じから、自分が叱られるのを予感して私は背筋を伸ばした。もう完全に終わりかもしれない。
「僕と一緒に寝て、自分が無傷ですむと思ってるのか?」
予想外の言葉に、今度は私が固まってしまう。まだ分かっていないのかと、叱られるんだろうと思ったのに。震える唇をやっとの思いで動かした。
「……思ってません。その覚悟でドアをノックしたんです。でも私がこんな事をするのは、あなたにだけだから……。お願いだから、どうか拒まないで」
とうとう私は泣き出してしまい、目尻から涙をぼろぼろと零した。雫は私の胸元に吸い込まれ、そこだけ部屋着の色が濃くなる。綾太さんが腕を伸ばして私の体を抱き寄せた。
「ひどい事を言わせてごめん……。でも本当にいいのか?」
「いいの……。あなただから」
少し冷たい唇が私の額に押し当てられる。唇は目元に移って涙を吸い、最後に私の唇に重なった。綾太さんの香りが鼻先をかすめ、額で混じるふたりの髪の毛がさらさらとくすぐったい。薄い部屋着で抱き合っている体の感触が生々しくて、心臓が飛び出してしまいそうだ。
綾太さんが私の背をそっと押し、部屋の中に招かれる。パタンと閉じられるドアの音がやけに耳に残った。とうとう彼の部屋に入ってしまったのだ。しかもこんな夜中に。
ベッドのすぐ横まで来たものの、私はガチガチに緊張していた。初めてなのでどうしたらいいのか分からず、端のほうにかしこまって座る。
「……自分から服を脱いでもいいの?」
私の疑問に綾太さんがふっと笑った。
「僕が脱がせてあげたいから、そのままでいいよ」
彼はゆっくりと私を寝かせ、愛おしそうに頬にキスをしてくれる。私から頼んだのに、こんなに優しくしてもらえるなんてとても嬉しい。
体を使って綾太さんの心を繋ぎとめたことに少し胸が痛んだ。卑怯なことをしている自覚はあるけど、今だけは彼に溺れていたい。
「大丈夫か? 怖くなったら教えて。すぐにやめるから」
「大丈夫……。全然怖くない」
本当に怖くなかった。怯えてもいないし、気分が悪くもない。骨ばった大きな手が部屋着の裾から忍び込んできて、私のわき腹をそろりと撫でる。その瞬間、背筋を悪寒のようなものが駆け抜けた。
「っあ……」
変な高い声が出てしまい、慌てて口元を押さえる。いまの本当に私の声?
「我慢しなくていいよ。声で気持ちいいのかどうか分かるから、聞かせてほしい」
綾太さんの言葉に、私はこくんと頷いた。彼がそう言うのなら素直に口にしよう。こんな風に体が反応するのは初めてで、大丈夫だと説明するような余裕はきっとないから。
綾太さんが私の部屋着のボタンを外しながらもういちど口付けてくる。薄く開いた唇から熱い舌が入ってきて、舌裏をぞろりと舐められると体の奥に火が点ったように感じた。
緩やかに、だけど確実に体温が上昇していく。すがるように彼の二の腕を掴むと私の手のところだけネイビーの部屋着がくしゃくしゃになり、自分でも体が震えているのが分かった。こんなに深いキスをしたのは初めてで、まるで溺れているみたいに熱くて苦しい。
「はぁっ……」
ようやく唇が解放され、新鮮な空気を肺に取り込む。私を見下ろす暗灰の瞳は熱を孕み、濡れた唇を舐める表情がぞくりとするほど色っぽかった。男性に色香を感じるなんて変かも知れないけれど。
いつの間にかボタンが全て外され、胸の膨らみが露わになっていた。じいっと見つめられるのが恥ずかしくて手で隠そうとしたけど、彼の動きのほうが早かった。大きな手のひらが乳房を包みこみ、指先が胸の突起をこするように触れてくる。
指が触れているのは胸なのに下腹部がじんと疼いて、無意識に太ももをすり合わせた。触られている内に胸の尖りが膨らみ始め、何となく恥ずかしくなって目を閉じ顔を横に向ける。
「ふぁあっ」
視界を遮った瞬間、胸の谷間に強く吸い付かれて甲高い声が漏れた。ちゅう、と音を立てて唇を離した綾太さんが、私に休む暇を与えることなく赤く膨らんだ尖りを口に含む。舌のざらりとした部分で下から上に舐めあげられると下腹部がカァッと熱くなり、体の奥から熱いものが溢れてくる感じがした。
「んぁ、ああっ、あ……!」
強い刺激に思わず目を開けてしまった私だったが、すぐに後悔することになった。憧れの人が……大好きな人が、私の胸にかぶりついているのだ。手が届かないと思っていた男性が、私の胸を舐めているのだ。言葉に出来ないぐらい恥ずかしい。
「っ……!」
両手で顔を隠して悶絶している間に、綾太さんが私のズボンとショーツを一緒くたに脱がしてしまった。膝の裏に手を入れられて左右に開かされる。ますます恥ずかしくなり、私は顔に両手をくっ付けたまま硬直していた。まな板の上で調理を待つ食材のような気分だ。
しかしいつまで待っても綾太さんが動いてくれず、私は恐る恐る指の間から彼の顔を見上げた。どこか放心したような表情で私の体を見下ろしている。
「……りょ……綾太さん」
「ん?」
「どうして何もしないの……?」
「あ、ごめん。少し見とれてた」
綾太さんの答えに、脳みそが沸騰しそうな羞恥を感じた。しかも彼はまだ服を着たままで、私だけが素っ裸なのだ。
2
お気に入りに追加
446
あなたにおすすめの小説
オオカミ課長は、部下のウサギちゃんを溺愛したくてたまらない
若松だんご
恋愛
――俺には、将来を誓った相手がいるんです。
お昼休み。通りがかった一階ロビーで繰り広げられてた修羅場。あ~課長だあ~、大変だな~、女性の方、とっても美人だな~、ぐらいで通り過ぎようと思ってたのに。
――この人です! この人と結婚を前提につき合ってるんです。
ほげええっ!?
ちょっ、ちょっと待ってください、課長!
あたしと課長って、ただの上司と部下ですよねっ!? いつから本人の了承もなく、そういう関係になったんですかっ!? あたし、おっそろしいオオカミ課長とそんな未来は予定しておりませんがっ!?
課長が、専務の令嬢とのおつき合いを断るネタにされてしまったあたし。それだけでも大変なのに、あたしの住むアパートの部屋が、上の住人の失態で水浸しになって引っ越しを余儀なくされて。
――俺のところに来い。
オオカミ課長に、強引に同居させられた。
――この方が、恋人らしいだろ。
うん。そうなんだけど。そうなんですけど。
気分は、オオカミの巣穴に連れ込まれたウサギ。
イケメンだけどおっかないオオカミ課長と、どんくさくって天然の部下ウサギ。
(仮)の恋人なのに、どうやらオオカミ課長は、ウサギをかまいたくてしかたないようで――???
すれ違いと勘違いと溺愛がすぎる二人の物語。
蕩ける愛であなたを覆いつくしたい~最悪の失恋から救ってくれた年下の同僚に甘く翻弄されてます~
泉南佳那
恋愛
梶原茉衣 28歳 × 浅野一樹 25歳
最悪の失恋をしたその夜、茉衣を救ってくれたのは、3歳年下の同僚、その端正な容姿で、会社一の人気を誇る浅野一樹だった。
「抱きしめてもいいですか。今それしか、梶原さんを慰める方法が見つからない」
「行くところがなくて困ってるんなら家にきます? 避難所だと思ってくれればいいですよ」
成り行きで彼のマンションにやっかいになることになった茉衣。
徐々に傷ついた心を優しく慰めてくれる彼に惹かれてゆき……
超イケメンの年下同僚に甘く翻弄されるヒロイン。
一緒にドキドキしていただければ、嬉しいです❤️
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!

俺を信じろ〜財閥俺様御曹司とのニューヨークでの熱い夜
ラヴ KAZU
恋愛
二年間付き合った恋人に振られた亜紀は傷心旅行でニューヨークへ旅立つ。
そこで東條ホールディングス社長東條理樹にはじめてを捧げてしまう。結婚を約束するも日本に戻ると連絡を貰えず、会社へ乗り込むも、
理樹は亜紀の父親の会社を倒産に追い込んだ東條財閥東條理三郎の息子だった。
しかも理樹には婚約者がいたのである。
全てを捧げた相手の真実を知り翻弄される亜紀。
二人は結婚出来るのであろうか。
恋に異例はつきもので ~会社一の鬼部長は初心でキュートな部下を溺愛したい~
泉南佳那
恋愛
「よっしゃー」が口癖の
元気いっぱい営業部員、辻本花梨27歳
×
敏腕だけど冷徹と噂されている
俺様部長 木沢彰吾34歳
ある朝、花梨が出社すると
異動の辞令が張り出されていた。
異動先は木沢部長率いる
〝ブランディング戦略部〟
なんでこんな時期に……
あまりの〝異例〟の辞令に
戸惑いを隠せない花梨。
しかも、担当するように言われた会社はなんと、元カレが社長を務める玩具会社だった!
花梨の前途多難な日々が、今始まる……
***
元気いっぱい、はりきりガール花梨と
ツンデレ部長木沢の年の差超パワフル・ラブ・ストーリーです。

ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
月城副社長うっかり結婚する 〜仮面夫婦は背中で泣く〜
白亜凛
恋愛
佐藤弥衣 25歳
yayoi
×
月城尊 29歳
takeru
母が亡くなり、失意の中現れた謎の御曹司
彼は、母が持っていた指輪を探しているという。
指輪を巡る秘密を探し、
私、弥衣は、愛のない結婚をしようと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる