キュートなSF、悪魔な親友

月那

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キュートなSF、悪魔な親友

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 山本の手が鹿倉のスウェットの中に入ってくる。
 下に何も着ていなかったから、すぐに素肌をその手が撫で始めて。
 薄い胸の中の、小さく主張している突起に指先が触れると、鹿倉はぴくん、と反応した。
「可愛い」
 言ってそれを摘まんで弄る。
「んんっ……」
 鹿倉の小さな声を聴き、山本は少し体を起こすと鹿倉を裸にさせた。
「何で、さっき隠れて着替えたの?」
「…………わかんない」
 スイッチの入っている鹿倉は、乳首への愛撫だけで既に蕩けていて。鼻にかかった甘い声で返す。
「俺の気持ちに気付いてるのかなって思った」
 山本が言うと、今度は露わになった胸に舌で愛撫を始めた。突起だけじゃなく、その周りの薄い膨らみも舐める。
 女の子なら乳房を味わっているのだろうがそんな柔らかさなんてないから、鹿倉は少し恥ずかしくなってしまう。
「おっぱい、なくてごめん」
「俺、おっぱいよりお尻派だから」
 山本が笑いながら言い、鹿倉のズボンも脱がせた。
「……俺だけじゃなくてさ……脱いでよ」
 言われたから、そのままがばっと上半身裸になる。
「……マッチョだねー」
 現れたのはしっかりとしたシックスパックで。白い肌は張りのある綺麗な筋肉を纏っていた。
「マッチョ、嫌い?」
 鹿倉は小さく首を振ると、山本のズボンも脱がせた。
「あ……明るいまま、できる?」
 つまり……自分は男だけれど、という意味を込めて鹿倉が問う。
「かぐちゃんのこと、見てたい」
 心配しなくてもいいよと、今度は山本が鹿倉のパンツも脱がせた。当然、ソレが目に触れるから、鹿倉は恥ずかしくなって手の甲で目を隠しながらくるりと体を丸める。
「え、何で? そんな、恥ずかしがることないじゃん」
「だって……男とシたことあんの?」
「ないよ。こんな、他人の勃ってるコレ、見るの初めて」
「言うなや!」
「大丈夫。俺のが勃ってっから」
 ほら、とパンツの上からもはっきりとわかる膨らみに鹿倉の手を持っていく。そして、体を開かせてキスをした。
「かぐちゃんのこと、想像するだけで勃つから、俺」
 唇の間で言って、再び鹿倉の肌を掌で愛撫する。
 キスをしながら、全裸の鹿倉の肌を慈しむように撫でまわしていた掌が、鹿倉の鼠径部に触れた瞬間、
「あっ……」
 屹立したモノがびく、と震えた。山本がそっとソレを包み込むように握る。
「訊いてもいい?」
「……内容による」
「どうされるのが一番イイ?」
 ド直球な問いに、鹿倉は両手で顔を隠した。そして
「……先っぽ……」
小さな声で応える。それがあまりにも可愛くて、くすっと笑うと山本は鹿倉のモノの先端を握り込んだ。
 やわやわとそこを捏ねていると、蜜が溢れてくる。
「あっ……んんっ……」
「気持ちイイ?」
 滑りを使って全体を扱かれて。鹿倉が息を熱くしていると、
「俺のも、触って?」
 山本が鹿倉の手を自分の股間へと導いた。
 パンツの上から握ると、その熱い塊がびくびくと脈打っていて。
 鹿倉はパンツを下ろすと、弾け出てきたその熱を握った。
「で……デカ……」
「怖い?」
 今度は鹿倉がくふ、と笑うと。上半身を起こして山本の脚の間に入り込み、その大きな熱の塊を口に入れた。
「え! ……ちょ、まって。かぐちゃん!」
 いきなり、まさかの行動に山本も体を起こす。
「大丈夫」
 一言だけ言うと、鹿倉は両手と唇とで山本のモノに快感を与える。
「……あっ……ちょっ……それはっ……」
 ぐちゅぐちゅと先端を音を立ててしゃぶる。太い根本は掌で扱きながら、湧き出てくる先走りを舌で舐めとる。
 襲うつもりではいたけれど、まさか逆にフェラなんてされるとは思っていもいなかった山本は、驚きとその手技の巧みさにパニックになる。
 じゅぽ、とわざと音を立てて口からだした鹿倉は。
「もったいないから、出さないけど、いい?」
 そう言って目を細めると、唇の端を上げて妖艶に笑った。
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