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キュートなSF、悪魔な親友
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「殆どメイクもしてなかったろ?」
山本が微笑みながら鹿倉の横に寄り、その頬にそっと触れる。
「……もっさん?」
「かぐちゃん、ほんとに女の子みたいだった」
山本の指が、鹿倉の顔の輪郭をゆっくりと撫でる。
目を丸くして動けなくなった鹿倉の頬を両手で包み込んだ。
「俺ね、かぐちゃんのこと、好きだよ」
目を細めて言う。
その目が、真剣で。
それまで散々ふざけて笑っていたのに、そんな空気なんて全然消し去っていたから。
鹿倉も、どう返していいかわからなくて。
こく、と唾を飲み込む。
「キス、していい?」
訊かれても、応えられなくて。
微動だにせず、ただただ目を丸くして山本の整った顔を見つめていると。
本当に、それが近付いてきた。
冗談だと、笑って突き放されると思っていた鹿倉としては、本気で何も返せなくて。
すると、山本の唇が軽く触れて、
「抵抗、しないんだ?」
と、問う。
「…………本気で、ゆってる?」
「うん、本気。今日、ココに来てくれるって。その返事聞いた瞬間からもう、絶対食ってやるつもりだった」
「…………食えんの?」
「多分」
短い返事の後、山本の唇が再び鹿倉のそれに重なる。
今度はそれを割って、舌が入ってきた。
本気のキス。
に、鹿倉も。応えた。
舌を絡ませて、腕を山本の首へと回す。
すると、自然に山本が鹿倉をその場へと横たえる。
恐らく、今までいろんな女性を扱ってきたように優しく押し倒した山本の、手が鹿倉の髪をそっと撫でて。
「大丈夫?」
山本の問いの真意がわからなくて。鹿倉は目で問う。
「ああ、えっと。本気で、食っちゃうよ?」
微笑みながら言い直した山本に、どうぞ、と鹿倉はキスで返した。
山本が微笑みながら鹿倉の横に寄り、その頬にそっと触れる。
「……もっさん?」
「かぐちゃん、ほんとに女の子みたいだった」
山本の指が、鹿倉の顔の輪郭をゆっくりと撫でる。
目を丸くして動けなくなった鹿倉の頬を両手で包み込んだ。
「俺ね、かぐちゃんのこと、好きだよ」
目を細めて言う。
その目が、真剣で。
それまで散々ふざけて笑っていたのに、そんな空気なんて全然消し去っていたから。
鹿倉も、どう返していいかわからなくて。
こく、と唾を飲み込む。
「キス、していい?」
訊かれても、応えられなくて。
微動だにせず、ただただ目を丸くして山本の整った顔を見つめていると。
本当に、それが近付いてきた。
冗談だと、笑って突き放されると思っていた鹿倉としては、本気で何も返せなくて。
すると、山本の唇が軽く触れて、
「抵抗、しないんだ?」
と、問う。
「…………本気で、ゆってる?」
「うん、本気。今日、ココに来てくれるって。その返事聞いた瞬間からもう、絶対食ってやるつもりだった」
「…………食えんの?」
「多分」
短い返事の後、山本の唇が再び鹿倉のそれに重なる。
今度はそれを割って、舌が入ってきた。
本気のキス。
に、鹿倉も。応えた。
舌を絡ませて、腕を山本の首へと回す。
すると、自然に山本が鹿倉をその場へと横たえる。
恐らく、今までいろんな女性を扱ってきたように優しく押し倒した山本の、手が鹿倉の髪をそっと撫でて。
「大丈夫?」
山本の問いの真意がわからなくて。鹿倉は目で問う。
「ああ、えっと。本気で、食っちゃうよ?」
微笑みながら言い直した山本に、どうぞ、と鹿倉はキスで返した。
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