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059 暗躍の気配
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教えてリル先生の生徒達全員を帰宅させる、愛宕と竈門のチビ二人だけで帰すのは心配だったので中学生に上がった近藤さんと山田さん、二人の生徒と一緒に帰ってもらった、住んでいる場所も近いようで助かったよ。
その後は心と彗夏&伊莉愛のパートのリハに入る。
心がステージに立ち夢十夜の第一夜を朗読する、見学していた全員が心に釘付けになる、彼女の表情、声、動きどれをとってもココロを奪われ気付いたら読み終えていた感じだ、一時の間、動くことが出来ずに朗読の世界に引き込まれた感じだ、皆拍手を送る。
続いて彗夏&伊莉愛がステージに、激しい曲調の音楽が鳴り二人が左右に分かれて踊りだす、以前観たときよりも一段とキレが増していて圧倒される、二人の動きを目で追いながら見ているとこちらも自然と体が動く、そんなダンスを見せつける。
最後にプリフォーの新曲、全身真っ黒の衣装で表情も笑顔一切なし、アイドルが歌う曲とは思えない激しいロック調の曲が流れ歌いだす、教えてリル先生では屈託のない笑顔を見せる臣がここでは睨みを利かせシャウトする、心も先ほどの朗読劇とは違う表情動きをし彗夏&伊莉愛も歌いながら踊る、四人が並び睨みを利かせ歌う姿はかっこよく映った。
音楽が止むと俺とリルの拍手と共に見学していたスタッフの拍手が鳴り響く。
アイドルらしくないシックでダークな感じが逆に良いと絶賛してくれた。
「リル先生、どうだった!」
臣がステージを飛び降りリルに駆け寄り抱き着く、リルは臣の頭を撫でると、
「凄く良かったよ、かっこよかった、明日の本番が待ち遠しいよ」
臣は嬉しそうにはしゃぐとプリフォーの残り三名もステージを降りてくる。
「お疲れ様、良い感じに仕上がっているじゃないか」
「おかげさまで明日は最高のパフォーマンスを見せることができそうです」
リーダーの彗夏が自信に満ちた表情でそう答えた。
準備万端で何も心配することは無い、そう思っていた、社長は披露する順番が大切、教えてリル先生から始まり心の朗読、彗夏&伊莉愛のダンスで最後にプリフォーの新曲で視聴者を釘付けにし成功させると言っていて俺もそれで上手くいくものだと思い込んでいたのだがまさか一番最初に披露する教えてリル先生でとんでもないアクシデントに遭遇することになるとはこの時は微塵も思わなかった・・・・。
午前中の教えてリル先生リハーサル終了後迄時間は少しさかのぼる。
「明日の教えてリル先生、俺が一番目立ってやるぜ」
「何を言っているの類、一番はキララに決まっているじゃない」
「まぁお互い臣に負けないようにしっかりやろうぜ!」
「ええ、望む所よ」
二人の前にサングラスをかけたスーツ姿の男が現れる。
「類君とキララちゃんだね? 君たち二人に話があるんだが」
その後は心と彗夏&伊莉愛のパートのリハに入る。
心がステージに立ち夢十夜の第一夜を朗読する、見学していた全員が心に釘付けになる、彼女の表情、声、動きどれをとってもココロを奪われ気付いたら読み終えていた感じだ、一時の間、動くことが出来ずに朗読の世界に引き込まれた感じだ、皆拍手を送る。
続いて彗夏&伊莉愛がステージに、激しい曲調の音楽が鳴り二人が左右に分かれて踊りだす、以前観たときよりも一段とキレが増していて圧倒される、二人の動きを目で追いながら見ているとこちらも自然と体が動く、そんなダンスを見せつける。
最後にプリフォーの新曲、全身真っ黒の衣装で表情も笑顔一切なし、アイドルが歌う曲とは思えない激しいロック調の曲が流れ歌いだす、教えてリル先生では屈託のない笑顔を見せる臣がここでは睨みを利かせシャウトする、心も先ほどの朗読劇とは違う表情動きをし彗夏&伊莉愛も歌いながら踊る、四人が並び睨みを利かせ歌う姿はかっこよく映った。
音楽が止むと俺とリルの拍手と共に見学していたスタッフの拍手が鳴り響く。
アイドルらしくないシックでダークな感じが逆に良いと絶賛してくれた。
「リル先生、どうだった!」
臣がステージを飛び降りリルに駆け寄り抱き着く、リルは臣の頭を撫でると、
「凄く良かったよ、かっこよかった、明日の本番が待ち遠しいよ」
臣は嬉しそうにはしゃぐとプリフォーの残り三名もステージを降りてくる。
「お疲れ様、良い感じに仕上がっているじゃないか」
「おかげさまで明日は最高のパフォーマンスを見せることができそうです」
リーダーの彗夏が自信に満ちた表情でそう答えた。
準備万端で何も心配することは無い、そう思っていた、社長は披露する順番が大切、教えてリル先生から始まり心の朗読、彗夏&伊莉愛のダンスで最後にプリフォーの新曲で視聴者を釘付けにし成功させると言っていて俺もそれで上手くいくものだと思い込んでいたのだがまさか一番最初に披露する教えてリル先生でとんでもないアクシデントに遭遇することになるとはこの時は微塵も思わなかった・・・・。
午前中の教えてリル先生リハーサル終了後迄時間は少しさかのぼる。
「明日の教えてリル先生、俺が一番目立ってやるぜ」
「何を言っているの類、一番はキララに決まっているじゃない」
「まぁお互い臣に負けないようにしっかりやろうぜ!」
「ええ、望む所よ」
二人の前にサングラスをかけたスーツ姿の男が現れる。
「類君とキララちゃんだね? 君たち二人に話があるんだが」
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