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052 類&キララ登場
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数日後、教えてリル先生で活躍していた類とキララが二人で事務所に顔を出してきた、事務所には俺、リル、臣が居て臣は二人に会うなり懐かしがって話している。
ネット配信での教えてリル先生は当時人気のあった臣とこの二人が中心となって話を回していく、今日はその打ち合わせも兼ねて来てくれたのだ。
いつも年上に囲まれている臣は自分と同じ年の二人の前では少し違う表情に見える。
「キララも類もドラマや映画で活躍しているね!」
「まあね、キララのマネージャーは優秀だからいい仕事取ってくるのよ」
自分の事を名前で呼ぶツインテールで八重歯が特徴的な少女キララが自慢げな顔をする。
「お前リル先生が終わってからテレビ全然出ないからちょっとだけ心配していたんだぞ」
つり目で生意気なガキ、同世代の女の子からやたら人気がある類が臣を気遣う。
「類はまた新しい映画決まったんでしょう? 絶対見るよ」
「俺の事は良いんだよ、何でお前もっと表に出ないんだ? リル先生で一番人気あったお前が引っ込んでいる状態だと納得できないんだよ」
「そうそう、キララも同じ意見よ」
類とキララが揃って俺を睨みつける、えっ? 何? 俺が悪いの? 臣がメディアに出ないのは仕事を取ってこない俺のせいだと思っている?
「二人とも変わらず元気そうだね、活躍ぶり見ているよ」
「リル先生、こんにちは、ご無沙汰しております」
二人が揃って頭を下げ挨拶をする。
「先生って付けなくていいよ、さん付けで読んでくれて良いから」
「いえ、リル先生はずっと俺の先生です」
リルは少々困った顔をしている。
「臣ちゃんと同じこと言ってるよ」
「キララもリル先生の言葉で励まされたこと今でも覚えています、学校のどの先生より尊敬しています、一生先生と呼ばせて頂きますね」
そう言われる親友を誇らしく思い嬉しくなるが俺との扱いがあまりに違うので自然とムスッとした表情になっていた、何せ久しぶりに顔を合わせたと思ったら二人してそっけない態度だぜ、類のやつは二年生の時子役としてやっていくのが自信なくなったとかで落ち込んでいる時に飯おごったり話聞いてやっているうちに元気になって気付いたら俺の事を兄貴兄貴って慕っていたし、キララも他の現場の失敗を引きずってリル先生でも上手くいかずしょげていた時に励ましてやったりしていたら還流にいにいって言ってなついていたってのによ、売れてきたからなのかやたら偉そうになっちまって、あ~やだやだ。
そのまま自分の机で仕事をする傍らでリル、臣、類、キララの四人はソファーに腰掛け昔話に花を咲かせていた、その後はネット配信の教えてリル先生の内容や進行など真剣に話している。
「先生役の僕も入れて全員で19名、番組終了時のメンバー18名、その内現在中学に上がった子が6名だね、時間は一時間だから一人一人に余り時間は使えないけど楽しく出来ればいいなと思っているよ」
「リル先生が居れば安心です、臣、キララ絶対良いものにしような」
「リル先生と私たち三人がいるんだし、成功するに違ないわね」
「類とキララとまたお仕事できるの今から凄く楽しみだよ」
終始笑顔で話し終えた後、リルと臣は客人二人を駅まで見送りに行った。
ネット配信での教えてリル先生は当時人気のあった臣とこの二人が中心となって話を回していく、今日はその打ち合わせも兼ねて来てくれたのだ。
いつも年上に囲まれている臣は自分と同じ年の二人の前では少し違う表情に見える。
「キララも類もドラマや映画で活躍しているね!」
「まあね、キララのマネージャーは優秀だからいい仕事取ってくるのよ」
自分の事を名前で呼ぶツインテールで八重歯が特徴的な少女キララが自慢げな顔をする。
「お前リル先生が終わってからテレビ全然出ないからちょっとだけ心配していたんだぞ」
つり目で生意気なガキ、同世代の女の子からやたら人気がある類が臣を気遣う。
「類はまた新しい映画決まったんでしょう? 絶対見るよ」
「俺の事は良いんだよ、何でお前もっと表に出ないんだ? リル先生で一番人気あったお前が引っ込んでいる状態だと納得できないんだよ」
「そうそう、キララも同じ意見よ」
類とキララが揃って俺を睨みつける、えっ? 何? 俺が悪いの? 臣がメディアに出ないのは仕事を取ってこない俺のせいだと思っている?
「二人とも変わらず元気そうだね、活躍ぶり見ているよ」
「リル先生、こんにちは、ご無沙汰しております」
二人が揃って頭を下げ挨拶をする。
「先生って付けなくていいよ、さん付けで読んでくれて良いから」
「いえ、リル先生はずっと俺の先生です」
リルは少々困った顔をしている。
「臣ちゃんと同じこと言ってるよ」
「キララもリル先生の言葉で励まされたこと今でも覚えています、学校のどの先生より尊敬しています、一生先生と呼ばせて頂きますね」
そう言われる親友を誇らしく思い嬉しくなるが俺との扱いがあまりに違うので自然とムスッとした表情になっていた、何せ久しぶりに顔を合わせたと思ったら二人してそっけない態度だぜ、類のやつは二年生の時子役としてやっていくのが自信なくなったとかで落ち込んでいる時に飯おごったり話聞いてやっているうちに元気になって気付いたら俺の事を兄貴兄貴って慕っていたし、キララも他の現場の失敗を引きずってリル先生でも上手くいかずしょげていた時に励ましてやったりしていたら還流にいにいって言ってなついていたってのによ、売れてきたからなのかやたら偉そうになっちまって、あ~やだやだ。
そのまま自分の机で仕事をする傍らでリル、臣、類、キララの四人はソファーに腰掛け昔話に花を咲かせていた、その後はネット配信の教えてリル先生の内容や進行など真剣に話している。
「先生役の僕も入れて全員で19名、番組終了時のメンバー18名、その内現在中学に上がった子が6名だね、時間は一時間だから一人一人に余り時間は使えないけど楽しく出来ればいいなと思っているよ」
「リル先生が居れば安心です、臣、キララ絶対良いものにしような」
「リル先生と私たち三人がいるんだし、成功するに違ないわね」
「類とキララとまたお仕事できるの今から凄く楽しみだよ」
終始笑顔で話し終えた後、リルと臣は客人二人を駅まで見送りに行った。
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