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050 教えてリル先生の復活?
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「えー、一日限りの教えてリル先生復活!」
轟和荘の管理人室兼事務所にプリフォー最年少の少女、王城臣の声が響き渡る。
「そうなんだよ、僕も聞いてびっくりしてさ、なんでも終了時のメンバーを集めて同窓会風に出来たらと話が来てね」
先生役のリルは嬉しそう説明する、それを聞いている社長も同じように喜んでいるように見える。
「番組終わって一年以上になるからね、皆と会えるの楽しみ~」
臣は体全体で喜びを表現している。
コンコンコン。
事務所のドアをノックする音がすると透明感のある美少女が入ってくる。
「失礼します」
「心お姉ちゃん聞いて、リル先生復活だよー」
元気いっぱいで飛びかかってくる少女に少々戸惑っている。
「リル先生の復活?」
「うん、新曲の発売日、教えてリル先生も公開収録するんだって!」
美少女はいまいち把握できていない様子なので俺が代わりに説明する。
「来月の新曲の発売日にネット配信で一時間半の生放送をすることになったんだ、その時間枠の中に一夜限りで教えてリル先生もすることになったんだよ」
「えっ、生放送でですか?」
「ああ、勿論プリフォーも新曲を歌ってもらうからな」
コンコンコンコン、ドアを叩く音が聞こえたと思ったらこちらの返事を待たずにショートカットが似合うボーイッシュな子と、長身でスレンダーの子が入ってきた。
二人にも先ほどと同じことを伝える。
「え~! 教えてリル先生するんですかー、キャストはどうするんです? 臣ちゃんもでるんだよね?」
「勿論だよ、リル先生の教え子全員出てくれるって、中学生に上がった肉山さん達も出るよ」
「わ~、とても楽しみ~キララちゃんや類君どうなっているんだろう、確か肉山君芸能界辞めたんだよね、久しぶりにあの憎たらしい顔見れるんだ、わくわくだよ~」
スリムで長身の美少女、出雲伊莉愛がこの会話から『教えてリル先生』が好きな事が凄く伝わってくる。
臣は頬を人差し指でかく。
「肉山さんとは昔結構バトっていたからね、私もガキだったな」
バトル(口論)を繰り広げていたのは当時小学3年生で現在小5、今でも充分ガキだろうと突っ込みを入れようと思ったが止めておいた。
轟和荘の管理人室兼事務所にプリフォー最年少の少女、王城臣の声が響き渡る。
「そうなんだよ、僕も聞いてびっくりしてさ、なんでも終了時のメンバーを集めて同窓会風に出来たらと話が来てね」
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「番組終わって一年以上になるからね、皆と会えるの楽しみ~」
臣は体全体で喜びを表現している。
コンコンコン。
事務所のドアをノックする音がすると透明感のある美少女が入ってくる。
「失礼します」
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元気いっぱいで飛びかかってくる少女に少々戸惑っている。
「リル先生の復活?」
「うん、新曲の発売日、教えてリル先生も公開収録するんだって!」
美少女はいまいち把握できていない様子なので俺が代わりに説明する。
「来月の新曲の発売日にネット配信で一時間半の生放送をすることになったんだ、その時間枠の中に一夜限りで教えてリル先生もすることになったんだよ」
「えっ、生放送でですか?」
「ああ、勿論プリフォーも新曲を歌ってもらうからな」
コンコンコンコン、ドアを叩く音が聞こえたと思ったらこちらの返事を待たずにショートカットが似合うボーイッシュな子と、長身でスレンダーの子が入ってきた。
二人にも先ほどと同じことを伝える。
「え~! 教えてリル先生するんですかー、キャストはどうするんです? 臣ちゃんもでるんだよね?」
「勿論だよ、リル先生の教え子全員出てくれるって、中学生に上がった肉山さん達も出るよ」
「わ~、とても楽しみ~キララちゃんや類君どうなっているんだろう、確か肉山君芸能界辞めたんだよね、久しぶりにあの憎たらしい顔見れるんだ、わくわくだよ~」
スリムで長身の美少女、出雲伊莉愛がこの会話から『教えてリル先生』が好きな事が凄く伝わってくる。
臣は頬を人差し指でかく。
「肉山さんとは昔結構バトっていたからね、私もガキだったな」
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