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039 仲直りの後で・・・・
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暫くし泣き止み落ち着いたので改めて一昨日のことを謝る。
「大きな声を出して悪かった、大人げなかったと思ってる、ごめんな」
「私こそ、本当にごめんなさい」
「仲直り、しような」
「はい」
ようやく心が笑顔を見せてくれた。
茶菓子を出して間を持たせる、しばらく時間がたつと普段の心に戻ってきた。
「嫌じゃなければ彼女の事、環さんがどういう人だったか教えて頂けませんか?」
「環ちゃんか、彼女とは同じ病院で同じ日に生まれてな、家も隣同士で良く行き来する仲でさ、小中と一緒で本当に仲が良かったよ、中学時代の環ちゃんと心はよく似ているよ、でも中学の時までで彼女は高校に入るころには背も170センチ以上あったし、格闘技をしていたこともあり目つきも鋭く可愛いというよりは凛々しく綺麗な子だった、胸も結構大きかったし」
やばい、最後のは余計だった。
「へーそうですか、どうせ私は中学時代から成長していませんよ」
こういう返答がいつもの心に戻ったんだと安心させられる。
「まあまあ、それに頭も良い子でね、勉強をよく教えてもらっていたんだ」
「還流さんが教えるんじゃなくてですか?」
「彼女は偏差値の高い女子高に行ったけど同級生だけでなく先輩後輩からも慕われていてバレンタインの時チョコを100個くらい貰ってきていたんだぜ」
ボー然とする心。
「頼りがいがあって面倒見がいいのと気遣いの出来る子で将来は人の役に立つ仕事に付きたいってよく言っていたな」
「完璧な人ですね」
「それがね、笑えることに犬が大の苦手でね、子犬でさえも怖がって避けるんだよ」
「へー、犬がですか」
「他にもオバケとか幽霊とかそういった類のものは怖がっていたよ」
「可愛らしい所もあるんですね」
「死後の世界で死神にあった時は死んでるのに死ぬほど怖かったって言ってたな」
心はきょとんとして。
「? 死後の世界? 死神? 何のことです?」
「あー、なんでもない、今言ったことは忘れてくれ」
「気になります、教えて下さい!」
「俺が見た夢ってだけで妄想のようなもんだ、気にせんでくれ」
「わたし、気になります!」
「変な奴だって笑うなよ」
「笑いません」
心が笑わないと約束してくれたので先日リルにも話した、18歳の時、彼女が環ちゃん人形の姿で俺の前に現れた夢の話をしてあげた。
「大きな声を出して悪かった、大人げなかったと思ってる、ごめんな」
「私こそ、本当にごめんなさい」
「仲直り、しような」
「はい」
ようやく心が笑顔を見せてくれた。
茶菓子を出して間を持たせる、しばらく時間がたつと普段の心に戻ってきた。
「嫌じゃなければ彼女の事、環さんがどういう人だったか教えて頂けませんか?」
「環ちゃんか、彼女とは同じ病院で同じ日に生まれてな、家も隣同士で良く行き来する仲でさ、小中と一緒で本当に仲が良かったよ、中学時代の環ちゃんと心はよく似ているよ、でも中学の時までで彼女は高校に入るころには背も170センチ以上あったし、格闘技をしていたこともあり目つきも鋭く可愛いというよりは凛々しく綺麗な子だった、胸も結構大きかったし」
やばい、最後のは余計だった。
「へーそうですか、どうせ私は中学時代から成長していませんよ」
こういう返答がいつもの心に戻ったんだと安心させられる。
「まあまあ、それに頭も良い子でね、勉強をよく教えてもらっていたんだ」
「還流さんが教えるんじゃなくてですか?」
「彼女は偏差値の高い女子高に行ったけど同級生だけでなく先輩後輩からも慕われていてバレンタインの時チョコを100個くらい貰ってきていたんだぜ」
ボー然とする心。
「頼りがいがあって面倒見がいいのと気遣いの出来る子で将来は人の役に立つ仕事に付きたいってよく言っていたな」
「完璧な人ですね」
「それがね、笑えることに犬が大の苦手でね、子犬でさえも怖がって避けるんだよ」
「へー、犬がですか」
「他にもオバケとか幽霊とかそういった類のものは怖がっていたよ」
「可愛らしい所もあるんですね」
「死後の世界で死神にあった時は死んでるのに死ぬほど怖かったって言ってたな」
心はきょとんとして。
「? 死後の世界? 死神? 何のことです?」
「あー、なんでもない、今言ったことは忘れてくれ」
「気になります、教えて下さい!」
「俺が見た夢ってだけで妄想のようなもんだ、気にせんでくれ」
「わたし、気になります!」
「変な奴だって笑うなよ」
「笑いません」
心が笑わないと約束してくれたので先日リルにも話した、18歳の時、彼女が環ちゃん人形の姿で俺の前に現れた夢の話をしてあげた。
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