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029 隣の部屋のお姉さん
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「還流、|衣玖だけど居るかー」
声の主は隣の6号室に住む剣城衣玖さんだ、布団を速攻で押し入れに片づけて返事をしドアを開ける。
「あれっ? 伊莉愛もいたんだ、お邪魔したかな?」
「いえ、別に」
返事とは違い少しむすっとした表情に見える。
衣玖さんの不意の訪問に戸惑う、本人には悪いがつい目が胸にいってしまう、テレビや雑誌では見ることあるが生でFカップのバストを拝むことはそうないからな、またウエストもキュッとしまっていてバストがより強調して見える。
「どうかしました?」
「お土産とかないのかなと思って?」
「ありません、キャンプ合宿は遊びじゃなく仕事で行ったんですよ」
「冗談だよ、プリフォーのサードシングル様に衣装のデザインを考えてね、キルト社長に見せたら還流にも意見を聞いとけって言われてさ、どう思う?」
デザイン画の描かれたA4用紙数枚を受け取る。
「良いじゃないですか、かっこいいと思います、伊莉愛どう思う?」
「わ~、凄い素敵です~、早く着てみたいな~」
「それはよかった、他にもいくつかグッズやらのアイデアを出してくれと言われてな、還流はどんなのが良い?」
「そうですね、やはり環ちゃんのストラップやイラスト入りのケータイのカバー等は需要有ると思いますが」
「それは私も考えていた、もっとファンが喜ぶようなの無いかな?」
二人でしばらく仕事の話をしていたら、邪魔しては悪いと思ったのか今日は帰りますと立ち上がり伊莉愛は部屋を出て行った。
正直助かったと安堵した表情をすると衣玖さんがにやけながら。
「タレントには手を出すなよ~」
そんな事を言ってくる。
「彼女たちをそういった目で見たことは一度もありませんよ」
すかさず反論する。
「冗談だよ、でもみんな可愛いし日に日に綺麗になっているよ、一緒に居ることが多いから恋愛感情が芽生えてはないかと思ってね」
「それはないです」
「還流になくてもプリフォーの子達が仕事以外で近寄って来るかもよ」
「俺年上派ですよ、年が追い越されることは無いのでその点は安心していいです」
「おっ目の前に年上で綺麗なお姉さんが居る前でそういう事を言うかね」
挑発的な目で余裕のある笑みを見せてくる。
「彼氏のいる人を口説こうとは思いませんよ、それに自分で綺麗って言いますか」
まあ実際とてもきれいな人だとは思う。
「寝取ってやるくらいの肉食系男子じゃなきゃ今の時代モテないぞ」
「俺も男です、あまりからかうと知りませんよ」
冗談半分で挑発する彼女に近づく、が、見事にヘッドロックをくらわされるのであった。
「私に迫ろうなんて10年早い」
豊満な胸が顔に当たって痛気持ちよさが伝わってくる。
「ギブギブ、許してください」
内心は痛気持ちよさをもうちょびっとだけ味わっていたかったけどな。
「それじゃあ後は頼んだぞ」
笑顔でデザイン画の用紙を置いて自室に戻って行った。
暫く衣玖さんの考えたデザイン画を眺める、凄いな、俺にはこういった才能は皆無なので尊敬する、何度か目を通すと、社長が再度チェックするとの事なので一階の事務所に持って行く。
声の主は隣の6号室に住む剣城衣玖さんだ、布団を速攻で押し入れに片づけて返事をしドアを開ける。
「あれっ? 伊莉愛もいたんだ、お邪魔したかな?」
「いえ、別に」
返事とは違い少しむすっとした表情に見える。
衣玖さんの不意の訪問に戸惑う、本人には悪いがつい目が胸にいってしまう、テレビや雑誌では見ることあるが生でFカップのバストを拝むことはそうないからな、またウエストもキュッとしまっていてバストがより強調して見える。
「どうかしました?」
「お土産とかないのかなと思って?」
「ありません、キャンプ合宿は遊びじゃなく仕事で行ったんですよ」
「冗談だよ、プリフォーのサードシングル様に衣装のデザインを考えてね、キルト社長に見せたら還流にも意見を聞いとけって言われてさ、どう思う?」
デザイン画の描かれたA4用紙数枚を受け取る。
「良いじゃないですか、かっこいいと思います、伊莉愛どう思う?」
「わ~、凄い素敵です~、早く着てみたいな~」
「それはよかった、他にもいくつかグッズやらのアイデアを出してくれと言われてな、還流はどんなのが良い?」
「そうですね、やはり環ちゃんのストラップやイラスト入りのケータイのカバー等は需要有ると思いますが」
「それは私も考えていた、もっとファンが喜ぶようなの無いかな?」
二人でしばらく仕事の話をしていたら、邪魔しては悪いと思ったのか今日は帰りますと立ち上がり伊莉愛は部屋を出て行った。
正直助かったと安堵した表情をすると衣玖さんがにやけながら。
「タレントには手を出すなよ~」
そんな事を言ってくる。
「彼女たちをそういった目で見たことは一度もありませんよ」
すかさず反論する。
「冗談だよ、でもみんな可愛いし日に日に綺麗になっているよ、一緒に居ることが多いから恋愛感情が芽生えてはないかと思ってね」
「それはないです」
「還流になくてもプリフォーの子達が仕事以外で近寄って来るかもよ」
「俺年上派ですよ、年が追い越されることは無いのでその点は安心していいです」
「おっ目の前に年上で綺麗なお姉さんが居る前でそういう事を言うかね」
挑発的な目で余裕のある笑みを見せてくる。
「彼氏のいる人を口説こうとは思いませんよ、それに自分で綺麗って言いますか」
まあ実際とてもきれいな人だとは思う。
「寝取ってやるくらいの肉食系男子じゃなきゃ今の時代モテないぞ」
「俺も男です、あまりからかうと知りませんよ」
冗談半分で挑発する彼女に近づく、が、見事にヘッドロックをくらわされるのであった。
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「ギブギブ、許してください」
内心は痛気持ちよさをもうちょびっとだけ味わっていたかったけどな。
「それじゃあ後は頼んだぞ」
笑顔でデザイン画の用紙を置いて自室に戻って行った。
暫く衣玖さんの考えたデザイン画を眺める、凄いな、俺にはこういった才能は皆無なので尊敬する、何度か目を通すと、社長が再度チェックするとの事なので一階の事務所に持って行く。
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