異端ロリータ〜ロリータキャラを作りたい作家の為の資料集〜

ロリータの種類って？ その3

　今回はロリータの種類について更に紹介していきます！


①懐古ロリータ

　その名の通り、昔ながら（2000年代あたり）のロリータコーデです。

　当時はまだプリント技術が発展していなかったので、無地にフリルがたくさん縫い付けられたお洋服が多かったのだそうです。

　王道な着こなしは、無地の綿素材のジャンパースカートにブラウス。

　頭ものはヘッドドレスやボンネット、メイドキャップなどを合わせます。

　靴はパンプスが多いですね！　個人的に、懐古ロリータにはヴィヴィアン・ウエストウッドのロッキンホースバレリーナが1番似合うと思います。

　ヴィヴィアン・ウエストウッドはロリータブランドではありませんが、何かとロリータに縁があるブランドなのです。

　ロッキンホースバレリーナはまさにロリータの為にある靴！　といったデザインなので、ぜひ調べてみてくださいね！


②白ロリ

　全身のほとんどを白で統一したコーデを指します。

　差し色として赤や黒、ピンクなどを合わせる事もありますね。

　頭からつま先まで全て白で統一されたコーデは、まさに天使のよう。

　ただ、やはり汚れが目立ちやすいので、食事や移動する際には注意しないといけません。


③黒ロリ

　こちらは全身のほとんどを黒で統一したコーデです。

　差し色で白やピンクなどを合わせたコーデも多いですよ！

　初心者さんにもおすすめしたい装いです。

　ただ難儀なのが、ゴスロリと勘違いされやすい所ですね。

　昔どこかで黒ロリとゴスロリの見分け方を聞いた事があります。

「バラの花が似合うのがゴスロリで、クマのぬいぐるみが似合うのが黒ロリ」なのだそうです。

　一概にこう！　とは言えないので、参考までに……


④カジュロリ

　カジュアルロリータ。通称カジュロリです。

　こちらはロリータファッションをカジュアルダウンさせた装いです。

　カジュアルダウンとは、カジュアルなアイテムをコーデに取り入れる事で、よりラフな印象を与えるような装いにする事です。

　初心者向けかと思いきや、実は気崩し方がちょっぴり難しいので中級者から上級者向けな装いなのです。

　ロリータのスカートやジャンパースカートに、ブラウスやカットソー、ニットなどを合わせます。

　頭ものはカチューシャやリボンクリップ、ベレー帽などの控えめなものを選ぶ方も多いです。

　ロリータに合わせるには難しいスニーカーを敢えて合わせて着崩す方もいらっしゃいます。

　パニエも控えめ（もしくはパニエ無し）にするので、普段のちょっとしたお出かけにもピッタリですよ！


⑤ロリパン

　ロリータパンク。通称ロリパンです。

　こちらはロリータにパンクファッションのテイストを混ぜた装いです。

　王道なのは、やはり赤黒の組み合わせでしょう。

　特にチェック柄を取り入れた装いが多いです。

　他にもドクロ柄のカットソーや、縞模様のソックス、革ジャンなどを組み合わせる方が多いです。

　昔はこのテイストのお洋服が多かったらしいのですが、今はあまりありません。

　気になる方はプトマヨというブランドで探してみてください！


⑥姫ロリ

　ロリータファッションをより豪華にした装いです。

　パニエをたくさん入れてスカートを思い切り膨らませたり、ボンネットなどの大きな頭ものを使ったりします。

　ロリータブランドで出されるドレスなど、お洋服もフリルたっぷりて豪華な物を使うので、他のテイストと比べ値段が高くなりやすいです。

　まさに西洋のお姫様といった装いになります。

　異世界転生系のラノベを執筆されている方や、豪華なドレスが大好きな方はぜひ調べてみてください！


⑦デコロリ

　デコラティブロリータ。通称デコロリです。

　こちらも姫ロリと同じく豪華な装いです。

　姫ロリが西洋のお姫様といった装いなのに対し、デコロリは甘ロリを更に派手に可愛らしくした装いです。

　原宿系ファッションの「デコラー」にロリータ要素を合わせたようなイメージです。

　例えば、頭にヘアピンをたくさん着けたり、指輪やブレスレットをこれでもかと着けたりします。

　メインのお洋服も、甘い印象のプリント柄の物が多いですね。

　とにかく目立ちます。

　装飾品が多いので高価になりやすく、出歩くとその重さで疲れやすいです。

　こちらも姫ロリと並び上級者向けな装いですが、好きな物を全て詰め込んだかのような装いには憧れちゃいますね。


　いかがでしたか？

　今回は1、2で登場させたジャンル以外で思いつく限り挙げていきました。

　種類が多過ぎて画像を用意できなかったので、気になるジャンルについてはネット等で検索してみてください。

　以上です！　今回もありがとうございました！