ツンツン男と鈍感女

りんりん

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彼氏は?

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ー入学式終了後ー教室ー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勇の頭の中。

赤川、肩くらいまで伸びた茶色がかった髪に女子にしては高めの身長しゅっとした顔に可愛い笑顔とえくぼ
あふれでる清楚感。
はぁ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(・・・・う・・ゆう!)

「はっ!なんだ?」

「なんだじゃねーよ。さっきからずっとよんでんのによ。どうしたんだボーッとして。」

「いやぁ。ちょっとさ。」

・・・・・

「はぁ!?赤川に一目惚れ!?」

「ちょっ、あんまでっかい声出すなよ。」

「あぁ、悪い。ちょっととうとつすぎて。お前、ああいうタイプすきだったか?」

「いやぁ、わかんねーけど、好きになっちまったんだよ。」

「でもお前、赤川のこと何も知らねーだろ。」

「あぁ。だからさ、聞きに行こうと思って。」

「誰に?」

「赤川と中学校が一緒の、島田に!」

「あぁ、あのごりごりのスポーツ系みたいなやつか。なるほどな。」



「島田‼️」

「・・・・・きみは?たしか・・・。」

「おれ、同じクラスの神馬  勇。」

「あぁ!そうだ。で、何かよう?」

島田は爽やかな笑顔をこちらに向ける。

「あ、あのさ、赤川のことで、ちょっと教えてほしいことがあって。」

「君も赤川のことがすきなのか?」

「もってことは、おまえも?」

「えっ!あ、いや、赤川さ中学校の時も相当モテてて、俺の友達にもいるんだ。赤川のことが好きだっていうやつ。」

「あー。やっぱそうなんだ。・・・でさ、聞きたいことっていうのは、赤川に彼氏がいるかどうかなんだけど、」

「うーん、たぶんいないと思う。」

「まじか!よっしゃ❗️ありがとう❗️」

「うん。お役に立てたのならよかったよ。」

「あぁ。」



「いやぁ、良かったな。勇。」

「あぁ。」

「でも、俺、絶対彼氏いると思ってたよ。」

「俺も。」

「なんかあんのかな?」

さあな。







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