10 / 40
第二章
君を助ける
しおりを挟む
ああ、
助けないと、助けないと。
はやく、この命が尽きる前に——。
君のことを。
ꕤ
朝。
一切の容赦もなく部屋に差し込んだ陽光のせいで意識が覚醒した。俺は自身の胸板に手を当てて、灯る一つの感情の心当たりを探す。
「はぁ、なんだってんだ。助ける? いやそもそも、誰を助ければいいんだよ」
自分自身に問いかけてみるも、答えは返ってこない。
湧き起こる使命感。行き場をなくした、遣る瀬ない気持ちがこの胸に刻まれていて、その気持ちの悪さに頭を掻いた。
「おはよう、茅乃。朝が早いんだな」
リビングに向かうと茅乃はすでに朝食の準備をしていた。エプロン姿に身を包んでいて、鼻歌まじりに調理している。
「う~ん、あんまり寝付けなくてさ。アヤセくんはちゃんと眠れた?」
「まぁな、それなりに」
慣れない環境だったがすっかり眠ってしまっていた。人としての適応力はある程度備わっているようだ。
朝の雑談を終えると、テーブルに腰をかけて調理をする茅乃を傍観した。後頭部より数センチ上で結われた茅乃の髪が右へ左へと振れていた。
肉親ではない女性が台所に立って、料理をしているところを見るとどうにも落ち着かない。だが、悪い気もしなかった。
まな板を叩く包丁、ぐつぐつと煮える味噌汁に油が躍るフライパン。リビングまで充満する香ばしさ。しばらくすると調理を終えた茅乃がテーブルに皿を運ぶ。
食卓には、白米と味噌汁、焼き鮭に卵焼きと数品の惣菜が並んでいた。
典型的な和風の朝食だ。とても家庭的で温かい。
「ふふん、どう?」
「す、すごいな。てっきり不器用だと思ったんだが」
「アヤセくん、一言だけ余計だよ?」
「すまん、素直に感心したよ」
想像以上の完成度に唖然としていると、茅乃はどこか得意げに鼻を蠢かす。いやいや、問題は味だ。
俺は木箸を手に取ると、まずは惣菜に口をつける。記憶はないが、どこか懐かしい味わい。端的に言って、美味い。
「どうかな、おいしい?」
「ああ、普通にな。なんかいい感じの表現が見つからなくて、申し訳ないけどすごいな、茅乃」
「うむ。よろしい」
クスッと笑う、茅乃。誰の目から見ても可愛いことは間違いない。こんなにも美人な女子と食卓を囲むとなると、流石に緊張もしてしまう。
震える箸先を悟られないよう、ゆっくりと朝食を口に運んだ。
「さてと、洗い物でもしよっかな」
それを完食させた茅乃が洗い場に向かおうとするので、俺はそれを止める。
「茅乃、皿洗いくらい、やらせてくれないか? 世話になりっぱなしだし」
「えぇ、でも申し訳ないって」
「それ、何に対して言ってるのか知らないけど、こっちのセリフだからな」
朝食を作ってもらったというのにその上、片付けまでさせるのは均衡が取れていない。いくら記憶喪失とはいえ、おんぶにだっこでは片方に不満が溜まる結果になりかねないのは明白だ。
「んー、じゃあ二人でやろっか! そうすれば半分の時間で終わるしさ」
これは名案だとばかりに目を細めて、提案する。茅乃に負担が偏ることになることは変わらないが、茅乃の気持ちを汲んでそれで了承することにした。
分担作業、俺が食器や調理器具を洗って茅乃がそれの水を拭う。
初めてにしてはそれなりに波長があった作業だったと思う。実際に半分の時間で済んだかは分からないが、ものの数分で片付け終えることができた。
首を横に振って邪念を払うと、最後の食器を茅乃が片し終える。
「とりあえずは今日も秋葉原に行こうと思うんだ。昨日のあの駅のことを覚えてるか?」
「えっと、それって私とアヤセくんが会ったところだよね」
「そうだ。ただなんとなく、あそこに手掛かりがある気がするから」
「如月駅、だよね」
首肯してから、天井を見上げた。
希望混じりの推測になってしまうが、最初に目覚めたあの場所がこれからの道標になってくれるような気がしていた。
「それと服を何枚か買おうと思ってるんだけど、どこかいい場所はないか?」
「あっ、そっか。アヤセくんは洋服がないもんね。んー、それなら東京駅とかはどうかな? ここからならかなり近いけど」
「東京駅、か」
東京駅に関しては、名前だけ知っていた。だが、それ以上に何かを連想して思い浮かぶようなことはなかったので、もしかすると初めての場所かもしれない。
顎先で指をなぞらせて考える仕草をとる、俺。すると茅乃は何を閃いたのか、パタパタと足音を立てて、階段を駆け上がりあるものを持って降りてきた。
布、だろうか。
「急にどうした」
「いや、なんかピンときちゃって」
息切れ混れに茅乃は背後に何かを隠した。
「待ってくれ、なんか嫌な予感がするんだけど気のせいか?」
「ん、よくわかんない。そういえば、アヤセくんってさ。制服以外に持ってないんだよね?」
「それは、そうだけど——」
「そっか。んーなら、今日はこの服を着るしかないね」
雑な演技で話を誘導しながら、茅乃は背後に隠した布地を突き出して俺の半身に重ねる。二階から持ってきたのは『ココロ、此処にあらず』と達筆で描かれたシャツだった。
「いやほんとになんで」
だが、茅乃のやる気は凄まじかった。俺の抵抗も虚しく「まぁまぁ、とりあえず着替えておいでよ」と半ば強制的に着せ替えさせられる。
「まるで、なにかの罰ゲームだな」
「んー? 別にそんなつもりはないよ、全然。家にある服でサイズが合いそうなのがこれくらいってだけ。それにほら、すっごく似合ってるし」
「うん、素直に喜べないんだけど」
昨日の『時すでにお寿司』のシャツよりマシな服を茅乃にはお願いしたはずなんだけどな。茅乃のファッションセンスか、それとも本当にこれしかなかったのか。ことの真相は茅乃のみぞ知るところ。
やはり今日にでも、服を買いに行く選択は英断だったと思い直した。
ꕤ
茅乃の家から、歩いて十分もしないうちに東京駅に着いた。
風情のある外観をそのままに近代的なデザインが織り込まれた立派な駅だ。昨日よりも気温は少し高かったが、制服よりは幾分か楽に感じられた。
茅乃は、左胸に猫が埋め込まれた白のTシャツに加えて、色々と際どいミニスカートを身に纏っている。どことなく、前日よりも気合が入っているように見受けられた。茅乃のスタイルも相まって、モデルのような仕上がりだ。
手首には黒のヘアバンド。髪は下ろしているが、暑くなったら結くつもりなのだろうか。ただのファッションとも考えられるが。
「んー、これかなぁ。いやいや、こっちも捨てがたい——ぬぬ」
茅乃のコーディネートを勝手ながら分析していると、物凄く険しい表情をした少女が悩ましさに頭を抱えながら声をあげた。
「さっきから思ってたけど、正気か?」
「うん、正気。本気と書いてマジだよ」
ここは、東京駅にある洋服屋。
茅乃は二つの服を並んで掲げながら、どちらが似合うかを今までになく真剣に吟味する。だが残念ながら、どちらも俺に断られるだろう。
『不幸中のwifi』と『I♡日本』
訳もわからないセンスが印刷されたシャツのどちらを選べというのだ。
茅乃のファッションは感嘆されるべきものだ。だからこそ、どんな趣向でこの二択まで絞ったかを是非聞かせていただきたい。
「んー。やっぱり、心臓のあたりにハート型があるのがポイント高いよね。シンプルなデザインながら、文字のフォントと配置に細やかな工夫が感じられる」
「シンプルの意味を辞書で引いたらどうだ」
「まぁまぁ、時間はあるわけだし、試着して決めれば大丈夫だね」
「え、茅乃?」
あらぬ方向へと話をもっていく茅乃に戸惑いつつも、茅乃の牽引するファッションショーはしばらく続いた。
最終的に俺が購入したのは、特に個性もないシャツ数枚とズボンだ。茅乃は途中、かなり難色を示していたが、何を思ったのか許してもらえた。何かを企んでいそうなのが、若干怖くはあった。
助けないと、助けないと。
はやく、この命が尽きる前に——。
君のことを。
ꕤ
朝。
一切の容赦もなく部屋に差し込んだ陽光のせいで意識が覚醒した。俺は自身の胸板に手を当てて、灯る一つの感情の心当たりを探す。
「はぁ、なんだってんだ。助ける? いやそもそも、誰を助ければいいんだよ」
自分自身に問いかけてみるも、答えは返ってこない。
湧き起こる使命感。行き場をなくした、遣る瀬ない気持ちがこの胸に刻まれていて、その気持ちの悪さに頭を掻いた。
「おはよう、茅乃。朝が早いんだな」
リビングに向かうと茅乃はすでに朝食の準備をしていた。エプロン姿に身を包んでいて、鼻歌まじりに調理している。
「う~ん、あんまり寝付けなくてさ。アヤセくんはちゃんと眠れた?」
「まぁな、それなりに」
慣れない環境だったがすっかり眠ってしまっていた。人としての適応力はある程度備わっているようだ。
朝の雑談を終えると、テーブルに腰をかけて調理をする茅乃を傍観した。後頭部より数センチ上で結われた茅乃の髪が右へ左へと振れていた。
肉親ではない女性が台所に立って、料理をしているところを見るとどうにも落ち着かない。だが、悪い気もしなかった。
まな板を叩く包丁、ぐつぐつと煮える味噌汁に油が躍るフライパン。リビングまで充満する香ばしさ。しばらくすると調理を終えた茅乃がテーブルに皿を運ぶ。
食卓には、白米と味噌汁、焼き鮭に卵焼きと数品の惣菜が並んでいた。
典型的な和風の朝食だ。とても家庭的で温かい。
「ふふん、どう?」
「す、すごいな。てっきり不器用だと思ったんだが」
「アヤセくん、一言だけ余計だよ?」
「すまん、素直に感心したよ」
想像以上の完成度に唖然としていると、茅乃はどこか得意げに鼻を蠢かす。いやいや、問題は味だ。
俺は木箸を手に取ると、まずは惣菜に口をつける。記憶はないが、どこか懐かしい味わい。端的に言って、美味い。
「どうかな、おいしい?」
「ああ、普通にな。なんかいい感じの表現が見つからなくて、申し訳ないけどすごいな、茅乃」
「うむ。よろしい」
クスッと笑う、茅乃。誰の目から見ても可愛いことは間違いない。こんなにも美人な女子と食卓を囲むとなると、流石に緊張もしてしまう。
震える箸先を悟られないよう、ゆっくりと朝食を口に運んだ。
「さてと、洗い物でもしよっかな」
それを完食させた茅乃が洗い場に向かおうとするので、俺はそれを止める。
「茅乃、皿洗いくらい、やらせてくれないか? 世話になりっぱなしだし」
「えぇ、でも申し訳ないって」
「それ、何に対して言ってるのか知らないけど、こっちのセリフだからな」
朝食を作ってもらったというのにその上、片付けまでさせるのは均衡が取れていない。いくら記憶喪失とはいえ、おんぶにだっこでは片方に不満が溜まる結果になりかねないのは明白だ。
「んー、じゃあ二人でやろっか! そうすれば半分の時間で終わるしさ」
これは名案だとばかりに目を細めて、提案する。茅乃に負担が偏ることになることは変わらないが、茅乃の気持ちを汲んでそれで了承することにした。
分担作業、俺が食器や調理器具を洗って茅乃がそれの水を拭う。
初めてにしてはそれなりに波長があった作業だったと思う。実際に半分の時間で済んだかは分からないが、ものの数分で片付け終えることができた。
首を横に振って邪念を払うと、最後の食器を茅乃が片し終える。
「とりあえずは今日も秋葉原に行こうと思うんだ。昨日のあの駅のことを覚えてるか?」
「えっと、それって私とアヤセくんが会ったところだよね」
「そうだ。ただなんとなく、あそこに手掛かりがある気がするから」
「如月駅、だよね」
首肯してから、天井を見上げた。
希望混じりの推測になってしまうが、最初に目覚めたあの場所がこれからの道標になってくれるような気がしていた。
「それと服を何枚か買おうと思ってるんだけど、どこかいい場所はないか?」
「あっ、そっか。アヤセくんは洋服がないもんね。んー、それなら東京駅とかはどうかな? ここからならかなり近いけど」
「東京駅、か」
東京駅に関しては、名前だけ知っていた。だが、それ以上に何かを連想して思い浮かぶようなことはなかったので、もしかすると初めての場所かもしれない。
顎先で指をなぞらせて考える仕草をとる、俺。すると茅乃は何を閃いたのか、パタパタと足音を立てて、階段を駆け上がりあるものを持って降りてきた。
布、だろうか。
「急にどうした」
「いや、なんかピンときちゃって」
息切れ混れに茅乃は背後に何かを隠した。
「待ってくれ、なんか嫌な予感がするんだけど気のせいか?」
「ん、よくわかんない。そういえば、アヤセくんってさ。制服以外に持ってないんだよね?」
「それは、そうだけど——」
「そっか。んーなら、今日はこの服を着るしかないね」
雑な演技で話を誘導しながら、茅乃は背後に隠した布地を突き出して俺の半身に重ねる。二階から持ってきたのは『ココロ、此処にあらず』と達筆で描かれたシャツだった。
「いやほんとになんで」
だが、茅乃のやる気は凄まじかった。俺の抵抗も虚しく「まぁまぁ、とりあえず着替えておいでよ」と半ば強制的に着せ替えさせられる。
「まるで、なにかの罰ゲームだな」
「んー? 別にそんなつもりはないよ、全然。家にある服でサイズが合いそうなのがこれくらいってだけ。それにほら、すっごく似合ってるし」
「うん、素直に喜べないんだけど」
昨日の『時すでにお寿司』のシャツよりマシな服を茅乃にはお願いしたはずなんだけどな。茅乃のファッションセンスか、それとも本当にこれしかなかったのか。ことの真相は茅乃のみぞ知るところ。
やはり今日にでも、服を買いに行く選択は英断だったと思い直した。
ꕤ
茅乃の家から、歩いて十分もしないうちに東京駅に着いた。
風情のある外観をそのままに近代的なデザインが織り込まれた立派な駅だ。昨日よりも気温は少し高かったが、制服よりは幾分か楽に感じられた。
茅乃は、左胸に猫が埋め込まれた白のTシャツに加えて、色々と際どいミニスカートを身に纏っている。どことなく、前日よりも気合が入っているように見受けられた。茅乃のスタイルも相まって、モデルのような仕上がりだ。
手首には黒のヘアバンド。髪は下ろしているが、暑くなったら結くつもりなのだろうか。ただのファッションとも考えられるが。
「んー、これかなぁ。いやいや、こっちも捨てがたい——ぬぬ」
茅乃のコーディネートを勝手ながら分析していると、物凄く険しい表情をした少女が悩ましさに頭を抱えながら声をあげた。
「さっきから思ってたけど、正気か?」
「うん、正気。本気と書いてマジだよ」
ここは、東京駅にある洋服屋。
茅乃は二つの服を並んで掲げながら、どちらが似合うかを今までになく真剣に吟味する。だが残念ながら、どちらも俺に断られるだろう。
『不幸中のwifi』と『I♡日本』
訳もわからないセンスが印刷されたシャツのどちらを選べというのだ。
茅乃のファッションは感嘆されるべきものだ。だからこそ、どんな趣向でこの二択まで絞ったかを是非聞かせていただきたい。
「んー。やっぱり、心臓のあたりにハート型があるのがポイント高いよね。シンプルなデザインながら、文字のフォントと配置に細やかな工夫が感じられる」
「シンプルの意味を辞書で引いたらどうだ」
「まぁまぁ、時間はあるわけだし、試着して決めれば大丈夫だね」
「え、茅乃?」
あらぬ方向へと話をもっていく茅乃に戸惑いつつも、茅乃の牽引するファッションショーはしばらく続いた。
最終的に俺が購入したのは、特に個性もないシャツ数枚とズボンだ。茅乃は途中、かなり難色を示していたが、何を思ったのか許してもらえた。何かを企んでいそうなのが、若干怖くはあった。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長先生の話が長い、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。
学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。
とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。
寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ?
なぜ女子だけが前列に集められるのか?
そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。
新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。
あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる