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おまけ
余話:エリルを取り巻くエトセトラ
しおりを挟むローガンがアイデルベルド王国に戻る前、エリルはヴァインから呼び出された。滞在中いろいろと揉めたこともあり、謝罪でもされるのかと軽く考えて応じたのだが──
「よろしければ、我が国に来ませんか」
「はい?」
あまりにも突拍子のない申し出に、エリルはつい間の抜けた声を上げてしまった。向かいに立つヴァインにはラシオスの部屋で対峙した時のような冷徹さはない。出会った頃のような飄々とした気やすさだ。エリルの反応を見て、ヴァインは理由を付け足した。
「貴女の夢は王宮で働くことだと聞いております。我がアイデルベルド王国にお越しいただければすぐにでも叶いますよ」
「まさか、引き抜きですか?」
「ええ、今のところは」
単なる使用人の勧誘だとわかり、ホッと胸を撫で下ろす。
高貴な女性の護衛に屈強な騎士や兵士を付ければ場の雰囲気を壊したり、何か間違いが起こる可能性がある。エリルはメイドで、そこそこ強い。有事の際に役に立つと思われたのかと察した。今後ローガンの元に嫁ぐアウローラ付きの侍女にしたいのかもしれない。
「あいにくですが、私はこの国を離れる気はありません」
「ご実家が王都にあるからですよね。ご家族と共に移住していただいても構いませんよ。希望があれば住居も用意いたします」
親兄弟まとめて引き受けるとなれば大ごとだ。ヴァインの真意を測り兼ねて、エリルは困惑した。
「ええと、ヴァイン様。私はそこまでしていただけるほどお役に立てるとは思えませんが」
本業のメイド業務では同僚のミントに敵わないし、戦闘力もヴァインやカラバスに遠く及ばない。どちらも中途半端だとエリルは自分を評価している。比較対象が規格外であることを彼女は知らない。
エリルの言葉を遠慮や謙遜と受け取ったか、ヴァインは更に言葉を続ける。
「いいえ、貴女は非常に優秀な女性です。ぜひ私と共にローガン様に仕えていただきたい」
「ええ……?」
「それとも、ラシオス王子に対して忠誠心がお有りですか」
「いえ。そもそも私はフィーリア様専属のメイドですから」
エリルはラシオスのために動いたのではない。ラシオスがフィーリアの婚約者だから動いたのだ。前提からして違うのだが、他国の人間にその違いは理解できないらしい。
好待遇をチラつかせても一向になびく様子を見せないエリルに対し、ヴァインが焦り始めた。流暢な語り口は鳴りをひそめ、しどろもどろになっていく。
「えーと、では、どうしたら来ていただけます?」
ついにヴァインは答えを丸投げしてしまった。
「どのような雇用条件を出されましても、私はフィーリア様にお仕えするだけです」
「……そうですか」
きっぱり断られたヴァインはがくりと肩を落とし「やはりローガン様にはフィーリア嬢と結婚していただきたかった」などとぶつぶつ呟いている。
そして、意を決したように顔を上げた。
「エリルさん」
「はい」
返事をしてから、はたと気付く。
彼から名前で呼ばれたのは初めてではないかと。
「回りくどい誘いでは埒があきませんので、はっきりと言わせていただきます」
「はあ。どうぞ」
仕事中に呼び出されているのだ。今ごろはミントが代わりに日々の雑務を片付けてくれている。手っ取り早く話を済ませて戻らなくては、と考えるエリルの肩がヴァインに掴まれた。急に距離を詰められ、反応できずに固まってしまう。間近で視線が交わるのはあの時以来だ。
「貴女が好きです。私と共に来てください」
実質プロポーズとも取れる発言に、エリルの頭が真っ白になった。
二十数年仕事ひと筋に生きてきて、異性からこんな風に好意を向けられた経験は初めてだった。モテないわけではないのだが、無愛想で無表情がデフォルトのエリルに軽々しく声を掛けるような猛者が周りにいなかっただけの話である。
「ヴァ、ヴァイン様?」
すっかり動転したエリルは普段の冷静さを失い、何を言えばいいのかすら分からなくなっていた。たたみかけるように、ヴァインは更に言葉を続ける。
「ローガン様に頼み、国を介して話を通しましょう。それならばスパルジア侯爵家も嫌とは言えないでしょうし、こちらも貴女を遇する義務が発生します。あとは貴女が頷いてくれるだけでいい」
アイデルベルド王国からブリエンド王国に圧を掛けるという脅しだ。メイドひとり引き渡すだけで波風を立てずに済むのならば、と誰しも考えるだろう。口説かれているのか脅迫されているのかよく分からない事態となり、エリルは戸惑った。なにより主人であるフィーリアに個人的なことで迷惑をかけるわけにはいかない。
話が大きくなる前に頷くべきだろうかと口を開きかけた時、何者かがエリルの腕を引っ張り、ヴァインから引き離した。
「それが女性を口説く態度ですか。嘆かわしい」
涼やかで低い男の声。エリルが顔だけ振り向くと、背後に見慣れた青年が立っていた。
「カラバス様、どうして」
「貴女の同僚に呼ばれまして」
「ミントが?」
ここはスパルジア侯爵家の庭園である。エリルがヴァインから呼び出された直後にミントはカラバスに連絡を取っていたのだ。
「他人の恋路の邪魔をするとは良い趣味ですね」
「脅迫じみた発言さえなければ間に割り込む気はありませんでしたよ」
「私のせいだと?」
「そう聞こえたのならそうなのでしょうね」
いつもは冷静沈着なカラバスだが、ヴァインが相手だと闘争本能が働くのか、やけに好戦的になる。睨み合う二人から後ずさるようにして離れると、いつのまにかすぐそばにミントが立っていた。
「うふふ、面白いことになったわね~」
「なんとかして!」
「もうちょっと楽しみたいんだけどぉ」
肩をすくめてから、ミントは二人の青年の元へ歩み寄った。何やらそれぞれに耳打ちをしている。すると、彼らはザッと顔色を失くした。
「エリルさん、次に会う時までに考えておいてくれ」
そう言い残し、ヴァインは去っていった。
彼はローガンとアイデルベルド王国に帰るのだから、再会は最短でも数ヶ月は先になるだろう。猶予ができて、エリルはホッと息をついた。
「私も戻ります。何かあればまた呼んでください。いつでも駆けつけますので」
軽く一礼してから、カラバスも去っていった。彼の仕事はカリオンの護衛である。助けてもらっておいて何だが、側を離れて良いのかと心配になった。
「ミント。あの二人になんて言ったのよ」
「うふふ、内緒~」
情報収集能力に長けたミントのことだから、彼らの弱味を握っているのかもしれない。彼女が味方で良かったと、エリルは心から思った。
「それよりエリル、カラバス様に助けていただいたお礼言った?」
「忘れてた」
「今度菓子折りでも持って行きなさいな。ちょうど次のお茶会はカスティニア公爵邸で開催される予定だから、フィーリア様とオウレリア様に同行したらいいわ」
「そ、そうね」
ひと足先に屋敷に入っていくエリルの後ろ姿を眺めながら、ミントはフッと笑った。
「隣国のアブナイ男よりは国内の堅実な男のほうが安心して任せられるわよね~」
負の感情に流されて暴走した前科のあるヴァインは、ミントにとって論外だったらしい。誰よりも同僚を愛する彼女によって、エリルの交際相手は選別されたようである。
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