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お姫様になれなかったあたし

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パリッ モグモグ……

「…………」モグモグ

姉「ゆりさ、仕事したら?」

「んー……今探し中~…」モグモグ

姉「ゆりのことやから近い方がいいと思う。」

「んー…そう思う?」モグモグ

姉「遠いとこやと続かんやろ」

「確かに……」モグモグ

姉「これやりたいっていうのないわけ?」

「あるよ~」パリッ モグモグ

姉「なに」   「モデル」

姉「いつまで夢追ってるわけ?ゆり、もういい加減現実みーや?」

「わかってるよ…」モグモグ

姉「流石に24になってもそれはやばいで」

「……………」パリッ モグモグ

私の夢はモデルになることでした。
24になっても諦められないほど
なりたかったんです。

だから、モデル以外頭になかった私は
こういう仕事をするとか考えてなかったのです。
友達はOLしてたり結婚してたり
偉い立場のとこに就いたりして
ちゃんと人生歩んでるのに
私はモデル以外何も考えていなかったので
ニート生活を送る一方でした。

仕事?モデル以外したくない
みたいな考えをしてたんです。

「………ごちそうさま」

姉「ちゃんと考えーや?」

「はーい……」

「ハァ…めんどくさ」ボソッ

姉「あたし仕事行くからまぁくんよろしく」

「ほーい…」

甥「ゆりちゃん!一緒に遊ぼ!」

「何して遊ぶ~?☺️」

働いていない私は
甥っ子の面倒を見るのが当たり前で
タダ飯食べさせて貰ってるからというのも
あるのですが
甥っ子が可愛くて仕方がないという気持ちの方が強くて
見るのは嫌ではありませんでした。

甥「ゆりちゃん!お外で行く!」

「外はあちちだからもう少し涼しくなったら行こうね☺️」

甥「うん…」

「後でいっぱいお外で遊ぼ?」

甥「うん!😁」

「どれで遊ぶ?」

甥「これ!ゆりちゃんはこれ持って?」

「はーい☺️」

甥っ子と遊ぶこの瞬間が
私の唯一の癒しの空間でした。
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