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第1幕 06 オンライン女子会とテレワーク再開
二十五.どうやらテレワークが再開されたようです
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オンライン女子会を終えた翌日、わたしは朝から魔法端末《タブレット》を立ち上げる。机の前で身だしなみを整え、今日は集中力を高めるために、爽やかなレモングラスとミントのハーブティーをチョイス。
そう、国の緊急事態で暫く懺悔室を閉めていたが、今日からいよいよ再開する事になったのだ。民の不安を払拭する心の拠り所として、神殿の存在は大きい。
わたしもテレワーク再開という事で、朝から気合いを入れて準備をしているという訳だ。
「アップルー、いつも艶やかで輝いてるお肌が、今日は更にのってるねー!」
「ありがとうレヴェッカ。久しぶりのテレワークだものね。みんなの不安を取り除いてあげるのが聖女の務めですから」
「流石聖女様。私も教会へ行って来るね。また夕方にー」
「行ってらっしゃい、レヴェッカ!」
レヴェッカも教会のお仕事へ向かい、魔法端末で神殿と回線を繋ぐ。回線の向こうでは既にベールの下から深紅色の髪を覗かせたクランベリーがスタンバイしていた。
「おはようございますアップル様。今日も朝から輝いているアップル様を拝む事が出来て、ワタクシは感無量にございます」
恭しく一礼するレヴェッカは今日も相変わらずだ。本当に両の掌を合わせて拝むものだから『本当に拝まなくていいからね』と軽く止めておいた。
「ありがとうクランベリー。今日からお仕事再開だものね。お互い頑張りましょうね、クランベリー」
「はい、何かございましたらいつでもワタクシめをお呼び下さい。それでは順番に民を誘導して参りますね」
テレワークが再開されると、順番に悩みを抱えた民が入室して来る。国も緊急事態という事で心なしかみんなの表情も暗いような気がする。
わたしの顔を見る事が出来ただけでも元気になれたという者も居たが、わたしの力だけで解決出来ない問題もあったりすると、少しもどかしい気持ちになる事もある。
わたしはちゃんと聖女としてやれているのだろうか?
皆が日々の生活で疲弊しているなか、追放されたわたしの方がむしろ悠々自適な生活を送っているような気がして、少し胸が痛む。
「いや、わたしは今、わたしに出来ることをやろう!」
わたしがやっている事は巡り巡ってみんなの安寧に繋がっている。そう信じて日常を送るしかないのだ。
「聖女様ーー! ポムポム領のトロフーワ婆さんを連れて来ましたわい」
「トロフーワでございまする。こうして聖女アップル様を直接拝める日が来ようとは……長く生きていると報われる事もあるものですのぅー」
そう言って懺悔室へ訪れたのは常連のドリアンお爺さんと、老人会で知り合ったという神殿があるフルーティ領の隣に位置するポムポム領のお婆さんトロフーワさんだった。
前回ドリアンお爺さんから、老人会情報で農作物にかかる税金があがった事で、ポムポム領に住む者の生活が困窮し、不満が溜まっているという話を聞いていたのだ。
「トロフーワさん、詳しく話をお聞かせ願いますか?」
「はい、事態はかなり深刻なのです」
トロフーワお婆さんによると、神殿へ魔人が攻めて来た後あたりから、領主が緊急事態を理由に税率をあげたらしい。一部の農作物は、貴族や騎士団へ回せるよう、国が買ってくれるものの、それでも生活をするには足りないそう。不要不急の外出を制限しておいて、徴収するお金を増やすとは、一体どんな神経をしているのか?
「魔物との戦いに備え、蓄えが必要という事らしいのです」
「蓄えね……」
その蓄えは、貴族の弛んだお腹の中へ溜まるだけなのではないかという疑念を抱いてしまう。王と神殿の監視下にあるフルーティ領と周辺の領とでは、アルシュバーン内でもかなり状況は違っているのかもしれない。
「えっと、ポムポム領の領主って……確か」
「はい、バルトス・ムーア・ロレーヌ様ですじゃ」
その名前を聞いた瞬間、脂肪をたっぷりお腹に溜め、大量の宝飾品を身につけた髭面の男が脳裏に浮かぶ。そして、その横で高嗤いを披露する、ドリル型ツインテールの金髪令嬢。そう、国の宰相でもあるバルトス・ムーア・ロレーヌは、アデリーン・チェリーナ・ロレーヌの父にして幾つかの領を所有するアルシュバーン国の有力貴族、ロレーヌ家の現当主なのだ。
「そう、話は分かったわ。ちなみに農作物はまだ残っているの?」
「はい、緊急事態下で売上も乏しく、みんな農作物が売れ残ってしまっている現状ですじゃ」
「なるほどね……」
恐らく裏から手を回して宰相を問い詰めたとしても惚けるのがオチだろう。わたしとの繋がりを知られてはいけないため、王子の手を借りる訳にもいかない。
幸い、ポムポム領は資源も豊富で、売る物はたくさんある。ならば、格差を無くすための術を提示してあげるのが最善の策かもしれない。
「お話してくれてありがとう。トロフーワお婆さん、税金の件は神殿からも問い合わせしてみようと思います。あとは作物が売れたなら、最悪の事態は乗り切る事が出来ますよね?」
「ですが、皆中々外出もしない状況で、作物が売れないのですじゃ」
「ええ、ですから、わたしたち神殿の者で、外出しないで作物が売れる手段を皆さまへお伝えしようと思うの」
「な!? 聖女様、そんな事が出来るのですか?」
優しく微笑むわたし。ただこの方法は少し時間がかかるかもしれない。まずは表の商業ルートへ影響が出ないようにしつつ、最低限の流通ルートを確保してあげなければならない。
アルシュバーン国は幸い、この魔法での通信システムが発達した際、お爺ちゃんお婆ちゃんだろうが関係なく、成人している者が居る一家へ一台ずつ、魔法端末を配っているのだ。
家に居ながらにして作物を売る方法――それは今わたしが使っているこの端末の中に幾らでも転がっているのだ。
「ええ、まずは……空飛ぶ両性魚を使った宅配サービス――ウーパーイーツから説明しましょうか?」
そう、国の緊急事態で暫く懺悔室を閉めていたが、今日からいよいよ再開する事になったのだ。民の不安を払拭する心の拠り所として、神殿の存在は大きい。
わたしもテレワーク再開という事で、朝から気合いを入れて準備をしているという訳だ。
「アップルー、いつも艶やかで輝いてるお肌が、今日は更にのってるねー!」
「ありがとうレヴェッカ。久しぶりのテレワークだものね。みんなの不安を取り除いてあげるのが聖女の務めですから」
「流石聖女様。私も教会へ行って来るね。また夕方にー」
「行ってらっしゃい、レヴェッカ!」
レヴェッカも教会のお仕事へ向かい、魔法端末で神殿と回線を繋ぐ。回線の向こうでは既にベールの下から深紅色の髪を覗かせたクランベリーがスタンバイしていた。
「おはようございますアップル様。今日も朝から輝いているアップル様を拝む事が出来て、ワタクシは感無量にございます」
恭しく一礼するレヴェッカは今日も相変わらずだ。本当に両の掌を合わせて拝むものだから『本当に拝まなくていいからね』と軽く止めておいた。
「ありがとうクランベリー。今日からお仕事再開だものね。お互い頑張りましょうね、クランベリー」
「はい、何かございましたらいつでもワタクシめをお呼び下さい。それでは順番に民を誘導して参りますね」
テレワークが再開されると、順番に悩みを抱えた民が入室して来る。国も緊急事態という事で心なしかみんなの表情も暗いような気がする。
わたしの顔を見る事が出来ただけでも元気になれたという者も居たが、わたしの力だけで解決出来ない問題もあったりすると、少しもどかしい気持ちになる事もある。
わたしはちゃんと聖女としてやれているのだろうか?
皆が日々の生活で疲弊しているなか、追放されたわたしの方がむしろ悠々自適な生活を送っているような気がして、少し胸が痛む。
「いや、わたしは今、わたしに出来ることをやろう!」
わたしがやっている事は巡り巡ってみんなの安寧に繋がっている。そう信じて日常を送るしかないのだ。
「聖女様ーー! ポムポム領のトロフーワ婆さんを連れて来ましたわい」
「トロフーワでございまする。こうして聖女アップル様を直接拝める日が来ようとは……長く生きていると報われる事もあるものですのぅー」
そう言って懺悔室へ訪れたのは常連のドリアンお爺さんと、老人会で知り合ったという神殿があるフルーティ領の隣に位置するポムポム領のお婆さんトロフーワさんだった。
前回ドリアンお爺さんから、老人会情報で農作物にかかる税金があがった事で、ポムポム領に住む者の生活が困窮し、不満が溜まっているという話を聞いていたのだ。
「トロフーワさん、詳しく話をお聞かせ願いますか?」
「はい、事態はかなり深刻なのです」
トロフーワお婆さんによると、神殿へ魔人が攻めて来た後あたりから、領主が緊急事態を理由に税率をあげたらしい。一部の農作物は、貴族や騎士団へ回せるよう、国が買ってくれるものの、それでも生活をするには足りないそう。不要不急の外出を制限しておいて、徴収するお金を増やすとは、一体どんな神経をしているのか?
「魔物との戦いに備え、蓄えが必要という事らしいのです」
「蓄えね……」
その蓄えは、貴族の弛んだお腹の中へ溜まるだけなのではないかという疑念を抱いてしまう。王と神殿の監視下にあるフルーティ領と周辺の領とでは、アルシュバーン内でもかなり状況は違っているのかもしれない。
「えっと、ポムポム領の領主って……確か」
「はい、バルトス・ムーア・ロレーヌ様ですじゃ」
その名前を聞いた瞬間、脂肪をたっぷりお腹に溜め、大量の宝飾品を身につけた髭面の男が脳裏に浮かぶ。そして、その横で高嗤いを披露する、ドリル型ツインテールの金髪令嬢。そう、国の宰相でもあるバルトス・ムーア・ロレーヌは、アデリーン・チェリーナ・ロレーヌの父にして幾つかの領を所有するアルシュバーン国の有力貴族、ロレーヌ家の現当主なのだ。
「そう、話は分かったわ。ちなみに農作物はまだ残っているの?」
「はい、緊急事態下で売上も乏しく、みんな農作物が売れ残ってしまっている現状ですじゃ」
「なるほどね……」
恐らく裏から手を回して宰相を問い詰めたとしても惚けるのがオチだろう。わたしとの繋がりを知られてはいけないため、王子の手を借りる訳にもいかない。
幸い、ポムポム領は資源も豊富で、売る物はたくさんある。ならば、格差を無くすための術を提示してあげるのが最善の策かもしれない。
「お話してくれてありがとう。トロフーワお婆さん、税金の件は神殿からも問い合わせしてみようと思います。あとは作物が売れたなら、最悪の事態は乗り切る事が出来ますよね?」
「ですが、皆中々外出もしない状況で、作物が売れないのですじゃ」
「ええ、ですから、わたしたち神殿の者で、外出しないで作物が売れる手段を皆さまへお伝えしようと思うの」
「な!? 聖女様、そんな事が出来るのですか?」
優しく微笑むわたし。ただこの方法は少し時間がかかるかもしれない。まずは表の商業ルートへ影響が出ないようにしつつ、最低限の流通ルートを確保してあげなければならない。
アルシュバーン国は幸い、この魔法での通信システムが発達した際、お爺ちゃんお婆ちゃんだろうが関係なく、成人している者が居る一家へ一台ずつ、魔法端末を配っているのだ。
家に居ながらにして作物を売る方法――それは今わたしが使っているこの端末の中に幾らでも転がっているのだ。
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