57 / 57
学園パロ
算数の授業だよ! K先生!
しおりを挟む
「600ベルのケーキを6コ買いました。合計はいくらでしょうか~。……先生自身、答えがわからないので答えのわかる人は誰か先生に答えを教えて下さい~」
K先生が黒板にヤバいくらい簡単な算数問題を書き、クラスの皆に衝撃の問いかけをする。
当然の如く「はい」「はぁい」「いやいや先生、これくらいはわかれよ(笑)」と、手が上がりまくる。
そんな、授業に協力的な優しいクラスを見回してからK先生は「では、B君どうぞ」と、学ランが似合いすぎるBを指名する。
指名されたBは「ふぉい」と、適当な返事をしながら立ち上がり「答えは3000ベルです」と、何の淀みもなくまっすぐな瞳で言い放った。
「いやいやいやいや! オイオイオイオイ待て待て待て待て!」
R中心、クラスの皆が口々にどよめく。
「……? なんか皆さんの様子を拝見する限り、答えが違うようですけど……?」
K先生が、小首をかしげる。
Bもまた、同じように小首をかしげる。
「……え? だって、600円のケーキを6コも買うんですよね? そしたら、店員に『6コも買うんだから、まけて1コ500円にして計3000円ポッキリにして下さいよぉ~』って、頼み込みますよね? ……で、3000円になるじゃないですか。一体、何が間違ってるんです?」
それを聞いたK先生が「なるほど!」と言わんばかりの笑顔と頷きを行い、クラスの皆が「違う!」「納得しないで下さい!」と慌てふためいた。
K先生が黒板にヤバいくらい簡単な算数問題を書き、クラスの皆に衝撃の問いかけをする。
当然の如く「はい」「はぁい」「いやいや先生、これくらいはわかれよ(笑)」と、手が上がりまくる。
そんな、授業に協力的な優しいクラスを見回してからK先生は「では、B君どうぞ」と、学ランが似合いすぎるBを指名する。
指名されたBは「ふぉい」と、適当な返事をしながら立ち上がり「答えは3000ベルです」と、何の淀みもなくまっすぐな瞳で言い放った。
「いやいやいやいや! オイオイオイオイ待て待て待て待て!」
R中心、クラスの皆が口々にどよめく。
「……? なんか皆さんの様子を拝見する限り、答えが違うようですけど……?」
K先生が、小首をかしげる。
Bもまた、同じように小首をかしげる。
「……え? だって、600円のケーキを6コも買うんですよね? そしたら、店員に『6コも買うんだから、まけて1コ500円にして計3000円ポッキリにして下さいよぉ~』って、頼み込みますよね? ……で、3000円になるじゃないですか。一体、何が間違ってるんです?」
それを聞いたK先生が「なるほど!」と言わんばかりの笑顔と頷きを行い、クラスの皆が「違う!」「納得しないで下さい!」と慌てふためいた。
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる