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意地っ張りな二人が結婚からの恋愛初級。

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〖序章〗



忘れられていた。コラーゲン王国、王家の次に血筋の良いルーマニア公爵家と、他国の王家が最近、婚姻を結ぼうと動きだした。



他国と婚姻して子が出来れば色々汚ない手を使い、この国の王家を乗っ取る事ぐらい遣りそうな奴らだと考えた。



この国の重臣達は脳をフル回転し思い付いた!それで、ルーマニア公爵令嬢をフンベツト公爵令息と結婚させようと考えたのだ。


王家からの命令を受けて、マリアン・ルーマニア公爵令嬢とジュリアスター・フンベツト公爵令息との婚姻を結ぶよう王家から勅令を受けた。


もちろん、断わることは出来ない!







〖感じの悪い相手との婚約!〗



私は、マリアン・ルーマニア公爵令嬢です、何か企んでいる方が私と、婚約を結ぼうとしてるのは、解っているけど王命を持ち出されては断われない!
まあ、相手の方も王家から命じられて断われないのでしょうね。


私の見た目は、王家の血筋のせいか銀髪ロイヤル・カラーの瞳、色白で皆にビーナスだ!と言われていますが、普通の容姿です。



一応、公爵家令嬢ですが財産はありません、両親は人が良すぎて趣味!善意?お金や土地を貸していたが、いつの間にか、あげたことに、なっていて貧乏になっていました。



まあ良いわ、ジュリアスター公爵令息だっけ!見た目は良いのよね銀髪碧眼、色白で細マッチョの美丈夫、私の好みだし、あらゆる手を使って落としてやるは、私の手練手管を使って陥落してみせます、旦那様になる方に愛される方が良いものね。

(手練手管と意味は分かっていない、ちょっと使ってみたかった。そんな事を考える、マリアン公爵令嬢だった)


見ていらっしゃいフフフ。


大急ぎで、婚約式して結婚式を挙げて初夜の為、二人は部屋に入ったが、お互い初めてで何をするのか分かっていない。


普通には一応、手取り足取り教えられているのですが、2人は逃げ出していたので本を少し読んだ程度の知識しかありません。


凄い美人だ訊いてないぞ、どうすれば良いのか?
「君を愛するつもりは無い」


顔は良いのに感じ悪い男ね。
「貴方を愛する気はありません」


ドキドキしてきた。
「俺達は気が愛想だな!」


なんか胸が痛いわ何故かしら?それにさっきから、同じ言葉ばかり閨の事、何か意識しすぎだわ何度もはしたない!
「そう思います」


お互い初めて出合って、相手に暴言を吐いてしまい、引くに引けない意地っ張りな二人は話し合い、色々決めていきます。


「だけど白い結婚になりますと、お互い困る事になると思うのです、訊いた事があるのだけど白い結婚だと花嫁は旦那様から嫌われていると思われ使用人から苛められるし、旦那様は不能だと思われたり男色と誤解されるようですね!」


2人は悩んだ。白い結婚は二人共に好くない噂を流される恐れがあると、最低、週1で閨を共にすることになった。


2人は王家に近い間柄なので一応一通り閨の事は習っている。(すぐ逃げ出したが)


だが、実践は初めて!
「私は本で習得しましたわ、勿論処女ですが貴方はどうなのですか?」


「俺は侍女と・・・・・・何回かある」
見栄を張ってしまった!?気持ち悪ので逃げ出したのだ!


侍女と・・・・・・!私は本で見た事があるだけですが彼が侍女と何度かあると・・・・・・胸がズキズキしてるようです、いろんな体位を想像して・・・・・・!


少しショックを受けていました。


何故、ショックなんだろう?


その後、ジュリアスターとマリアンは、夜通し濃厚な閨を共にしていました。



次の日の朝、刺激がありすぎの閨だった。そのせいか使用人達の態度が良くて安心しました。


だが週1は新婚では少ないと本に載っていて、これは大変、旦那様に相談しなくては!



旦那様に本を見せたら。
「新婚は毎日なのか?」


「本には書いてありますが朝まで毎日は仕事に影響が出てきますよね?」


ジュリアスターは、ほんのり赤くなりながら。
「では回数を増やしてはどうだろうか?時間を短くしたら良いかな?」


マリアンも頬を赤く染めている。
「私も頑張って色々新しい技を試してみて良い方法を網だします」


お互い顔が赤くなってるのが可愛いく思っていた。


「俺も出来るだけ頑張ってみる」


この2人良く解らない方向で仲良くなりそうです。


それからは毎日回数を増やし2時間程で就寝することにして毎日頑張っていたら直ぐ妊娠して旦那様はとても優しい良い夫、父親になり奥様は旦那様に尽くし良い妻、母親になり幸せに暮らしました。



奥様に、いろんな話しに本を読んで聞かせたのは侍女メイでした。




1ヶ月程たった頃ジュリアスターは公爵令息から公爵になっていた。


父と母は公爵領にある屋敷に住んでいる。











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