1度だけだ。これ以上、閨をともにするつもりは無いと旦那さまに告げられました。

尾道小町

文字の大きさ
上 下
33 / 49

旅行。27

しおりを挟む




この男の名は、ソリティ・ドルメリア伯爵24歳、独身、見た目は俳優なら主役になれる程の美丈夫で勤務先の警察署に、ソルティ伯爵令息目当ての女性が毎日押し掛けてきて困り果てていた。


この仕事が好きで反対されたが警察学校に入学して、試験を受け巡査から出世し警部補になったのです。


ソリティ警部補の相棒ベンジャミン・フランクリン19歳、巡査です。


容姿は黒縁眼鏡、金髪碧眼でソリティ警部補の相棒と呼ばれているが、仕事は殆んど小間使いと変わらない。

毎日寝る時間も惜しんでソリティ警部補のサポートをしている。







今回、船から落下して亡くなった女性の検視報告を知りたくて遺体安置室まで来たのですが。


遺体を見ると腐敗は酷く匂いもかなり、キツイが船からの落下では無いと思うバラバラになっていないのと落ちた時の衝撃で、できる傷や打撲の後も無く、どちらかと言うと小舟から死体を落とした。と思われる捜査してみようか?面白い案件だ!


警視庁でも階級が物を言うのですが、警察官は殆んどの人達が平民である、爵位のある方達が好んでやりたいとは思わない仕事です。


ですから、警部補ですが爵位は伯爵なので上司でも敬語で話されます。


警部補より上の方々はきっと女性関係で訴えられたら良いのにとか、せめて爵位剥奪になれば良いのにとか願っていると思います。



シェーン公爵とヴィヴィアン公爵夫人は、警察署貴族専用応接室に案内されて紅茶に菓子(ミルフィーユ)を優雅に頂いていた。


ソリティ警部補は何しに来たのか質問をしていた。


「貴方は何しに来られましたか?」


「シェーン・公爵です、僕が乗船していた船で女性が消えまして一週間後遺体で発見されましたが、おかしな点がありましてね調べております、遺体の腐敗意外、傷や打撲の後が無いのです」


「何故貴族がそんなこと解るんだ怪しい貴族専用留置場に入れておけ」


「「えっ?」」


産まれて初の留置場である、貴族専用で応接セットのソファーにクッションが置いてあり机もある。


お茶のサービスは、あるのか?と訊いたら紅茶を入れてくれた。


「すみません、初めて紅茶を淹れたので不味いと思いますが、どうぞ」と、言いながら机に紅茶を置いた。


「ありがとう、頂くよ」

2人は思った確かに美味しくないが、淹れてくれた気持ちが嬉しくて全部飲んだ。


暫くすると警視総監が留置場の扉の前で土下座して俺達に謝りだした。


「僕は、初めての経験ができて喜んでいるよ」

「私もです」

2人は微笑んでいる。


彼の顔色が青くなっていた。
「さっ、ささ、留置場から出てください、お願いします、先程、王様から連絡がありまして、頼みますお戻りください私まだ処刑されたくないです」


警視総監は泣きながら懇願してきた。


可哀相になり留置場から出ることにした。


「世話になったね、ありがとう、ところで僕を留置場に入れた方はどちらですか?」


「ここに、おります!申し訳ないですが、貴方は、あの死体を知りすぎていた。誤解しますよ」


「君が居ない時、遺体を見せてもらってね、だから知っていたんだよ」


「あっ!成る程、解りました僕も一緒に推理させてください、役にたちますよ」

僕とソリティ警部補で色々話しあった。




パーティーから帰る途中で、あの方は、ある人物を亡き者にするため、私に睡眠薬を飲ませろと、命令されたのです。


私は、その方と同じ部屋に入りブランディに睡眠薬を混ぜて飲ませました。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

女官になるはずだった妃

夜空 筒
恋愛
女官になる。 そう聞いていたはずなのに。 あれよあれよという間に、着飾られた私は自国の皇帝の妃の一人になっていた。 しかし、皇帝のお迎えもなく 「忙しいから、もう後宮に入っていいよ」 そんなノリの言葉を彼の側近から賜って後宮入りした私。 秘書省監のならびに本の虫である父を持つ、そんな私も無類の読書好き。 朝議が始まる早朝に、私は父が働く文徳楼に通っている。 そこで好きな著者の本を借りては、殿舎に籠る毎日。 皇帝のお渡りもないし、既に皇后に一番近い妃もいる。 縁付くには程遠い私が、ある日を境に平穏だった日常を壊される羽目になる。 誰とも褥を共にしない皇帝と、女官になるつもりで入ってきた本の虫妃の話。 更新はまばらですが、完結させたいとは思っています。 多分…

私のことが大嫌いらしい婚約者に婚約破棄を告げてみた結果。

夢風 月
恋愛
 カルディア王国公爵家令嬢シャルロットには7歳の時から婚約者がいたが、何故かその相手である第二王子から酷く嫌われていた。  顔を合わせれば睨まれ、嫌味を言われ、周囲の貴族達からは哀れみの目を向けられる日々。  我慢の限界を迎えたシャルロットは、両親と国王を脅……説得して、自分たちの婚約を解消させた。  そしてパーティーにて、いつものように冷たい態度をとる婚約者にこう言い放つ。 「私と殿下の婚約は解消されました。今までありがとうございました!」  そうして笑顔でパーティー会場を後にしたシャルロットだったが……次の日から何故か婚約を解消したはずのキースが家に押しかけてくるようになった。 「なんで今更元婚約者の私に会いに来るんですか!?」 「……好きだからだ」 「……はい?」  いろんな意味でたくましい公爵令嬢と、不器用すぎる王子との恋物語──。 ※タグをよくご確認ください※

離婚した彼女は死ぬことにした

まとば 蒼
恋愛
2日に1回更新(希望)です。 ----------------- 事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。 もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。 今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、 「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」 返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。 それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。 神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。 大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。 ----------------- とあるコンテストに応募するためにひっそり書いていた作品ですが、最近ダレてきたので公開してみることにしました。 まだまだ荒くて調整が必要な話ですが、どんなに些細な内容でも反応を頂けると大変励みになります。 書きながら色々修正していくので、読み返したら若干展開が変わってたりするかもしれません。 作風が好みじゃない場合は回れ右をして自衛をお願いいたします。

新婚なのに旦那様と会えません〜公爵夫人は宮廷魔術師〜

秋月乃衣
恋愛
ルクセイア公爵家の美形当主アレクセルの元に、嫁ぐこととなった宮廷魔術師シルヴィア。 宮廷魔術師を辞めたくないシルヴィアにとって、仕事は続けたままで良いとの好条件。 だけど新婚なのに旦那様に中々会えず、すれ違い結婚生活。旦那様には愛人がいるという噂も!? ※魔法のある特殊な世界なので公爵夫人がお仕事しています。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか? 「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」 「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」 マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

溺愛されていると信じておりました──が。もう、どうでもいいです。

ふまさ
恋愛
 いつものように屋敷まで迎えにきてくれた、幼馴染みであり、婚約者でもある伯爵令息──ミックに、フィオナが微笑む。 「おはよう、ミック。毎朝迎えに来なくても、学園ですぐに会えるのに」 「駄目だよ。もし学園に向かう途中できみに何かあったら、ぼくは悔やんでも悔やみきれない。傍にいれば、いつでも守ってあげられるからね」  ミックがフィオナを抱き締める。それはそれは、愛おしそうに。その様子に、フィオナの両親が見守るように穏やかに笑う。  ──対して。  傍に控える使用人たちに、笑顔はなかった。

妹を溺愛したい旦那様は婚約者の私に出ていってほしそうなので、本当に出ていってあげます

新野乃花(大舟)
恋愛
貴族令嬢であったアリアに幸せにすると声をかけ、婚約関係を結んだグレゴリー第一王子。しかしその後、グレゴリーはアリアの妹との関係を深めていく…。ある日、彼はアリアに出ていってほしいと独り言をつぶやいてしまう。それを耳にしたアリアは、その言葉の通りに家出することを決意するのだった…。

命を狙われたお飾り妃の最後の願い

幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】 重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。 イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。 短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。 『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。

処理中です...