22 / 49
彼女の思い。16
しおりを挟む私は、契約書にサインしたので本名を名乗ることはできません、年齢は20代前半です。
この契約は、お金のためです両親が無くなり妹がいて毎月おばさんに妹の生活費を送っていました。
求人広告を見て応募したのです、20代女性の募集です、面接官は彼でした。
私は、もしかしたら、この時すでに彼に恋を、していたのかもしれません。
その場で連絡先を訊かれ1週間後、合格と知らされて次の日からアパートに3人で住むことになったのです。
家族を作り、しばらくの間一緒に住むことになったけど不安はありません、彼はとても誠実で優しい人です。
彼と子供1人、彼は30代前半(想像)ですが本当はもっと年上でした。彼は年より若く見えます子供は、可愛い女の子です、ブロンドのロング、エメラルド色の瞳、小さくぷっくりした唇、可愛い子でした。10歳だと本人が話していました。
契約期間は1年間で、それまでにCが知りたい情報を手に入れたいようです。
朝、起きると朝食の用意をして、3人で世間話をしながら朝食を取り、お弁当にサンドイッチを詰めて、3人で出かける。こんな細やかな幸せが、毎日が楽しくて、これからも続く、続けば幸せになれると一人で想像していました。
娘を学校に送り、主人は仕事場、新聞社に出勤して夕方戻ってくる。
私は、10以上離れたこの方を愛するようになりました。彼のことを全てを知りたいと思うようになっていたのです。
週に1度手紙を出していること記念日に贈り物を送ってること、その度に相手からの返事や彼への誕生日にプレゼントと手紙が届いた時、私は言いようのない嫉妬で、どうにかなりそうでした。
任務が長くなれば長い程、彼への気持ちが押さえきれなくなり、私は彼の全てが欲しいと思うように、なっておりました。
ある日、彼の奥さんからの手紙を悪いと思いながら我慢できずに封を開けて中身を読んで思いついたのが彼の筆跡を真似て奥様に出す事です。
(引っ越したので、次からはこの住所に送ってくれ)と、書いて送ったのです。
私の、アパートです1人暮らしなので手紙が届いても問題ないし安心です。
しばらくの間、私と彼の奥さん(奥さんは、彼だと思っている)の文通が始まりました。
そんな、ある日、彼は妻からの返事が届かないことに不信に思うようになっていました。
疑われる前に、何とかしなくては私達2人の幸せのためよ覚悟を決めたのです。
念入りにお風呂に入り、今、流行りの香水を付けて裸で、ベッドに入り待っていました。
彼は、隣に若い女性、私が寝ているのに手を出すことは、なかった。そんな彼だから愛したのです。
今日は、手を出してもらわないと困るし、何もされないと、ショックなので知り合いから媚薬を手に入れて、寝酒用のお酒に入れていました。
即効性なので媚薬の効果が現れて、いるころだろうと思っていました。
彼の、息づかいが荒々しくなり何時もと違う彼は、ベッドに入りなんとなく我慢してる?そう感じた私は、彼の腕を掴み自慢の胸に押し付けたのです。
彼は等々、私に陥落していました。上になり荒い息づかいをしながら本能に任せて朝まで抱きあって、寝ないまま2人とも仕事に出掛けたのです。
16
お気に入りに追加
192
あなたにおすすめの小説
女官になるはずだった妃
夜空 筒
恋愛
女官になる。
そう聞いていたはずなのに。
あれよあれよという間に、着飾られた私は自国の皇帝の妃の一人になっていた。
しかし、皇帝のお迎えもなく
「忙しいから、もう後宮に入っていいよ」
そんなノリの言葉を彼の側近から賜って後宮入りした私。
秘書省監のならびに本の虫である父を持つ、そんな私も無類の読書好き。
朝議が始まる早朝に、私は父が働く文徳楼に通っている。
そこで好きな著者の本を借りては、殿舎に籠る毎日。
皇帝のお渡りもないし、既に皇后に一番近い妃もいる。
縁付くには程遠い私が、ある日を境に平穏だった日常を壊される羽目になる。
誰とも褥を共にしない皇帝と、女官になるつもりで入ってきた本の虫妃の話。
更新はまばらですが、完結させたいとは思っています。
多分…
私のことが大嫌いらしい婚約者に婚約破棄を告げてみた結果。
夢風 月
恋愛
カルディア王国公爵家令嬢シャルロットには7歳の時から婚約者がいたが、何故かその相手である第二王子から酷く嫌われていた。
顔を合わせれば睨まれ、嫌味を言われ、周囲の貴族達からは哀れみの目を向けられる日々。
我慢の限界を迎えたシャルロットは、両親と国王を脅……説得して、自分たちの婚約を解消させた。
そしてパーティーにて、いつものように冷たい態度をとる婚約者にこう言い放つ。
「私と殿下の婚約は解消されました。今までありがとうございました!」
そうして笑顔でパーティー会場を後にしたシャルロットだったが……次の日から何故か婚約を解消したはずのキースが家に押しかけてくるようになった。
「なんで今更元婚約者の私に会いに来るんですか!?」
「……好きだからだ」
「……はい?」
いろんな意味でたくましい公爵令嬢と、不器用すぎる王子との恋物語──。
※タグをよくご確認ください※
酷い扱いを受けていたと気付いたので黙って家を出たら、家族が大変なことになったみたいです
柚木ゆず
恋愛
――わたしは、家族に尽くすために生まれてきた存在――。
子爵家の次女ベネディクトは幼い頃から家族にそう思い込まされていて、父と母と姉の幸せのために身を削る日々を送っていました。
ですがひょんなことからベネディクトは『思い込まれている』と気付き、こんな場所に居てはいけないとコッソリお屋敷を去りました。
それによって、ベネディクトは幸せな人生を歩み始めることになり――反対に3人は、不幸に満ちた人生を歩み始めることとなるのでした。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。
アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。
いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。
だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・
「いつわたしが婚約破棄すると言った?」
私に飽きたんじゃなかったんですか!?
……………………………
6月8日、HOTランキング1位にランクインしました。たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる