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世の中には歩いてるだけで目立ち、求婚される人がおります、それが仮の婚約者様です。
しおりを挟む登場人物紹介
チャールズ・ブロンソン公爵令息20歳マリアンと仮の婚約者契約をしてる。
マリアン・モンロー侯爵令嬢18歳チャールズと仮の婚約者契約をしてる。
デビット・ブロンソン公爵50歳チャールズの父親。
クリスティ・ブロンソン公爵45歳チャールズの継母。
ミリィ・デミリット25歳クリスティの連れ子でチャールズと結婚したいと願っている。
***
マリアン・モンロー侯爵令嬢18歳、3週間デートした男性に別れを告げるのが趣味で、顔が好みでなかった性格の不一致と告げて、にっこり笑顔で男性をフルのが楽しかったが今思えば災厄の性格です。
神様ご免なさい、もう人を傷つける行為はしません誓います。
それを見ていたチャールズ公爵令息が話し掛けていた。
「良かったら話を訊いてもらえますか?」
話し掛ける男を見るとかなりの美丈夫、少しの間、見惚れていました。
「手短の話しなら構いませんよ」
ニッコリ微笑み作り笑いをしていた。
***
チャールズ公爵令息はマリアン侯爵令嬢に契約の話をしていた。
「仮の婚約者契約をして貰いたいのです」
エッ!今何て言った?
「仮の婚約者契約ですか?」
話しを訊いていると、この方チャールズ・ブロンソン公爵令息20歳独身で今までも隣国の王女や貴族からの絵姿が届きうんざりしているようです。
彼は好きでもない女性と婚約は嫌なようです、思い人がいて、その方にこれから自分を好きになってもらおうと思ってるようで、それで私に仮の恋人役を頼みたいようです。
考えたら面白そうだし仮だし私が傷者になるわけでないし、一応契約書を作りましょうと答えた。
***
仮の婚約契約書
1つ、お互い好きな方ができたら、直ぐ仮の婚約は解消する。
2つ、舞踏会やお茶会などの同伴は必ずする。
3つ、経費は全てチャールズ・ブロンソン公爵令息が支払こと。
4つ、仮の婚約期間の間チャールズ・ブロンソン公爵屋敷でマリアン・モンローは行儀見習いをする事。
5つ、契約完了になりしだいマリアン・モンロー侯爵令嬢に金貨100枚支払う。
「ここにサインをお願いします」
「4つ目ですが仮の婚約者なのにお屋敷で行儀見習いとか、お勉強必要ですか?」
「必要です、俺の家族に婚約者と紹介するのですから」
「なるほど、ご家族に紹介するならお勉強は必要ですね、後この金貨100枚は多すぎます、遠慮させて頂きます」
「解った!サインしてくれ」
サインしながら。
「はい、よろしくお願い致します」
***
一応両親と兄に挨拶してもらい、反対もなくむしろ喜んで大騒ぎしていた、私がビックリしてると両親が娘はこの通り見た目は美しいですが性格に難がありまして・・・、このままだと一生結婚は無理と思ってましたが、ありがとうございます。
本当失礼な!仕方ないじゃない愛してると告白されて断わっても諦めてくれないし、だから付き合ってみて好きになれないと断わってるのよ、本当失礼よね親と兄なのに。
チャールズ様がニコニコしながら。
「一週間後、婚約パーティーを開きますので御家族揃っておいでください、これは招待状です」
「はい、必ず参ります」
私の家族は見たことも無い笑顔で喜んでいた。
公爵で財力は王族よりあるのですから、皆さん羨ましく思うでしょうね。
***
公爵家の屋敷、応接間です、家の屋敷の2倍はある広さ流石、王家と親戚、豪華絢爛高価な絵画に壺シャンデリアも家の2倍はしそうな物が沢山あり、壊さないよう気おつけます。
チャールズ様の家族は皆さん全員美形です。
「どうかした?」
「家族の皆さん美形でビックリしてます」
「何言ってるんだ君の家も美形揃いだよ」
何だか嬉しいかも。
「ありがとうございます」
***
この城の様な屋敷で婚約パーティーが開かれています。
侍女のパティと4人の方々が腕をふるい何時もの10倍の美しさに、鏡をここまで眺めたのは初めてです。
コンコン
「どうぞ」
「マリアン時間だよ」
チャールズはマリアンの回りが後光でキラキラ輝いてるのを見て産まれて初めて一生を共に生きたいと願うのが彼女だと気づき求婚していた。
だが彼女の反応が今一でチャールズは傷付いている。
***
パーティー会場は屋敷の大ホールです、規模が違います。
お義父様が挨拶しています。
「御報告が有ります、家の息子がやっと婚約する事になり宜しくお願い致します」
二人は顔を真っ赤にしてニコニコしていた。
パチパチ パチパチ おめでとうございます。
カクテルを飲みながら一人の女性が二人を睨んでいる。
ダンスの時間になりマリアンは衣装を着替えに部屋に戻ると女性の声が聞こえる。
「チャールズ、チャールズどこなのもう一度話し合いましょう」
「イボンヌ俺は婚約したんだ、それに君が王子と結婚すると言い出したんだ!2度と来るな衛兵この女を追い出してくれ」
ダンスで音楽が流れてたおかげで、今の話を気付く人はいないだろう。
***
私はさっきの騒動を訊いていました。
イボンヌ様がチャールズ様を訪ねてきて2人のやりとりを聞いてると、イボンヌ様が王子と結婚する事になって、別れたようですチャールズ様は悪くありません、なのに胸がチクチク痛むのは何故?
この痛みは何だろう私には解りません。
バルコニーの椅子に座り庭園を眺めていると人影が一人はチャールズで、もう一人は義理の姉ミリー様です。
無作法ですが気になりしゃがんで二人の会話を聞いていました。
「チャールズ私は愛してるの、ねえお願い」
「義姉さん辞めてくれないか俺には婚約者がいるんだ」
義姉はチャールズの胸にすがり付いて離れようとしません気の毒よね、もてるのも。
バルコニーから下りて。
「チャールズ様居たのね」
私はおもいっきり走り彼の胸にチャールズは義姉ミリィを突飛ばし私を抱上げてくれました。
「あら、ミリィ様居たのですね」
「おやすみなさい」
ミリィは逃げる用に走って自分の部屋に戻って泣いていた。
「モテル殿方も大変ね」
「好きな女性には気付いて、もらえないけどね」
誰なんだろう?
「誰なのですか?」
「・・・・・・」
語ってくれませんでした。
彼の執務室のソファーで色々話しをしてると仮眠用ベッドで寝てしまい気付くと朝で隣にはチャールズ様も寝ています。
執事のセバスチャンです。
「おはようございます、チャールズ様マリアン様もうお昼ですよ」
私は口をパクパクしながら顔が真っ赤になってチャールズ様の身体を動かし呼びました。
「チャールズ様起きてくださいセバスチャンさんです」
「う~んもう少し寝かせて」
「チャールズ様早く起きてください!仕事が待ってますよ」
「解った起きるよ、おはようハニー結婚して下さい愛してます返事は?」
「仮の婚約ですよ?」
「仮は止めたよ本気の結婚です」
「本当に私で良いのですか?」
「君を初めて見た日からずっと好きだった」
「はい、喜んで」
***
1年後、豪華絢爛な結婚式を挙げました。
招待状送って無い方々が多数見に来られていまして、男の方は私の知り合い?女性はチャールズ様の知り合いですね?
尾道小町です、何時も読んでくれてありがとうございます。
たまに続き書いてます、良かったら読んでみて下さい。
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