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残念、恋愛に関してのスキルが無いです。
しおりを挟む私は、ジュリア・ディーン公爵令嬢です。
ここは、お城の庭園で、お茶を頂いております、紅茶だけではなくて、ケーキスタンドにいっぱいのケーキが並んで置いてあって、どうやら私はケーキが好きなようです。
王様とお父様から毎日、城の庭園でフイリップ王太子殿下と、お茶をしながら共通の趣味や話題を見つけろと言われていますが私は毎日ドレスアップしてお城まで来ているのに、フイリップ王太子殿下は、私を無視するし他の女性を連れて来るは、何を考えているのでしょうか?
今日も殿下は・・・・・・。美少女キャロル・ドキメント子爵令嬢を隣に座らせています、どうしたものでしょうか?
この女性は殿下の掌を握り離そうとしません。
「あの、殿下のお隣の方は何方でしょうか?」
今は、殿下の首に両手を回して、今にもキスしようとしています!
「友人だ、君には関係無い!」
ピキッ、私の頭の何処かの血管でも切れたのでしょうか?
こんな感じの返事ばかりです!酷いですよね、婚約まだですし断って良いですよね?
そうですよ、別に私には関係ないので構いませんわ!
フイリップ王太子殿下は満更ではないようです、ムカつきませんよ!これくらいでわね。
どす黒い何かが私の体から出てきています!
キャロル子爵令嬢が自慢気に話し始めました。
「私達、婚約する事になりました。結婚式は来年ですわ招待状を送りますから主席して下さいね」
今信じられない話を聞きましたが事実でしょうか?あら殿下のお顔がひきつりピクピクしているようです。
「何を、言ってるんだ?俺達がいつ婚約したと?婚約式もしていないのに、結婚式できるわけがないだろう!」
何だか、怒っています!フイリップ王太子殿下!
「そうですか、婚約されたのですか!では、1度屋敷に戻り家族会議して参りますので、よ・ろ・し・く・お願いします」
ドレスの裾を持ち、「走るスピードスキルON」と、唱えたら猛スピードで走り去った。
「ジュリア公爵令嬢待ってくれ、話し合おう」
フイリップ王太子殿下が話し始めたのでもどり、返事をしました。
「いいえ、この1ヶ月、貴方の態度は最低でした。貴方には、そこの子爵令嬢がお似合いですわ失礼します!」
もう一度「走るスピードスキルON」と、唱えると猛スピードで屋敷に戻っていった。
キャロル子爵令嬢は飛び跳ねて喜んだ。
「フイリップ王太子殿下お似合いですって、良かったです、私達結婚できますね、やっと彼女は解ってくれたんですわ」
この女、何を言っているんだ頭おかしいのか?
キャロルを相手してる間に、ジュリア公爵令嬢が、居ない!屋敷に帰ったのか?
どうしたら良いのだ!
あまりのショックで、膝から崩れ座り込んで泣いてしまった。
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