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第9話 デューイの過去
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「シルヴァスト最後の王は民に愛された王であったという記録が残っているが……本当だったのか?」
「はい。民はもちろん、俺たち風守衆をはじめとする従者にも慈悲深い御方でした」
「そうか」
そこで、一旦会話が途切れる。
しばらくして、ハリスさんが再び口を開いた。
「今日のところはここで終わろう。長時間の移動でみんな疲れたろう……特に君は、な。続きは明日にしよう」
「……お気遣い、ありがとうございます」
俺の顔色を見て、ハリスさんはそう判断した。
正直、ありがたい。
まだ頭の中を整理しきれていない中で、さらにたくさんの情報が舞い込んできたからな。
ハリスさんの厚意で、テントをひとつ使わせてもらえることになった。
女性や子どももいるが、周りの人々が本当に反乱軍だとすれば……俺にとっては同志になるのかもしれない。
そんなことを思いつつ、俺はテントの中で一夜を過ごした。
◇◇◇
その日、夢を見た。
いや、それは夢というよりも遠い過去の記憶。
俺がまだ小さかった頃の記憶だ。
生まれて間もなく親に捨てられた俺は、風守衆のひとりだった師匠に森で拾われ、成長すると格闘や剣術を叩き込まれた。
辛く、厳しい修行の毎日。
時には耐えかねてこっそりと抜け出した時もあった。
そんな時はいつも里近くの川に足を運んだ。
理由は、
「お、来たか」
シルヴァスト王国を治めるジェイミー王がいるから。
陛下はたまにこの川へと足を運び、釣りを楽しんでいたのだ。
「今日は調子が良いんだ。見ろ、もう五匹も釣ったぞ」
ニコニコと微笑みながら、俺に釣果を報告する。
この時、ジェイミー様はまだ二十二歳という若き王だった。
普通なら、まだ騎士ですらない俺とは身分が違い過ぎて会話が成り立つことすら奇跡なのだが、陛下はそんなことを一切気にしない御方だった。気さくで嫌味のない、まるで春風のようにさわやかな人物であった。
陛下は、自分にも他人にも里で一番厳しいとされる師匠の修行に幼い俺がついていけるかどうかよく気にかけていた。時には頑張っている褒美だと王都で買ってきたという菓子をくれることも。
それから、時には悩みを俺に愚痴ることもあった。
「デューイよ。余はこの戦乱の世に真の平和をもたらしたいと考えておるのだ」
「真の平和……でございますか?」
「そうだ。戦いのない、誰も争わない、憎しみも悲しみもない平和で穏やかで豊かな国づくりをしたいんだ。おまえには、是非ともその手伝いをしてもらいたい」
各国が植民地の拡大を狙って力をつけていく世の中で、この考えは異端と言っていい。
それでも、陛下は本気だった。
本気で、戦いではなく、和平による国の成長を目指していたのだ。
「こんな考えは、やはり甘いかな……」
「そんなことはありません!」
俺は力強く否定する。
「まだまだこの世は荒れます! 陛下が語られたような平和な世を実現することも十分可能でございます!」
大声でそう語ると、陛下の顔から笑みがこぼれた。
「ふふ、そうだな。頼りにしているぞ、デューイ」
「お任せください!」
「……しかし、な」
少し声を暗くした陛下はジッと俺を見据える。
「なんでしょう?」
「もし――もし、余が討ち取られてシルヴァストが攻め落とされた時、おまえが健在であったのなら、どこか遠くの地へと逃げるんだ」
「! ど、どうしてですか!?」
陛下の死は俺自身の死に等しい。
主を失えば、なんのために風守衆をしているのか、その意味がなくなるからだ。
慌てふためく俺に、陛下は優しく諭すように語りかけた。
「おまえはまだまだ若い……そうだな、余と同じ年齢になるまでにシルヴァストがなくなったら、おまえは風守衆としての使命を忘れ、平和に暮らすんだ。小さな山村で嫁でももらって畑を耕しながら、子どもたちと静かに暮らすといい。間違っても、余のあとを追おうなどと考えるでないぞ」
「陛下……」
俺は、陛下の心遣いが嬉しかった。風守衆としてまだまだ未熟者である自分をここまで気にかけてくれるなんて、と胸がいっぱいになった。
それでも、やはり兵として生きる道以外に、自分が生きていると実感できるものはないだろうとも思っていた。
「おまえは余にとって終生の友だ。先ほどの話は、その友の最初で最後の願いと思って受け止めてほしい。よいな?」
「は、はい!」
この出来事を境に、俺は今まで以上に鍛錬にのめり込んでいった。
泣き言を言わず、強くなるために精進した。
また、風守衆として一人前となる前は手先の器用さを買われ、塗師としても働き、結婚や出産などの祝い事があった際は、里の人たちの依頼を受けて記念品となる碗や皿を手がけたりもしていた。
その作品が好評となり、みんなに喜ばれた。
里での暮らしは大変なことも多かったが、何よりも「自分は生きていてもいいのだ」という満足感があった。これも、厳しい修行に耐えられた要因のひとつだった。
時は流れ――
修行を始めてから十年後。
俺は風守衆頭領の屋敷へ呼びだされた。
そこで、
「デューイ・ハウエルよ。おまえを正式に風守衆のひとりとして迎え入れる」
頭領から直々風守衆入りを告げられた。
この時、俺は十四歳。
史上最年少での風守衆入りだった。
「今後もシルヴァスト王国のため、その身を尽くすのだぞ。よいな?」
「ははっ」
こうして、俺は国王陛下をお守りする「風」となった。
五十年後の世界に飛ばされる約半年前のことだった。
「はい。民はもちろん、俺たち風守衆をはじめとする従者にも慈悲深い御方でした」
「そうか」
そこで、一旦会話が途切れる。
しばらくして、ハリスさんが再び口を開いた。
「今日のところはここで終わろう。長時間の移動でみんな疲れたろう……特に君は、な。続きは明日にしよう」
「……お気遣い、ありがとうございます」
俺の顔色を見て、ハリスさんはそう判断した。
正直、ありがたい。
まだ頭の中を整理しきれていない中で、さらにたくさんの情報が舞い込んできたからな。
ハリスさんの厚意で、テントをひとつ使わせてもらえることになった。
女性や子どももいるが、周りの人々が本当に反乱軍だとすれば……俺にとっては同志になるのかもしれない。
そんなことを思いつつ、俺はテントの中で一夜を過ごした。
◇◇◇
その日、夢を見た。
いや、それは夢というよりも遠い過去の記憶。
俺がまだ小さかった頃の記憶だ。
生まれて間もなく親に捨てられた俺は、風守衆のひとりだった師匠に森で拾われ、成長すると格闘や剣術を叩き込まれた。
辛く、厳しい修行の毎日。
時には耐えかねてこっそりと抜け出した時もあった。
そんな時はいつも里近くの川に足を運んだ。
理由は、
「お、来たか」
シルヴァスト王国を治めるジェイミー王がいるから。
陛下はたまにこの川へと足を運び、釣りを楽しんでいたのだ。
「今日は調子が良いんだ。見ろ、もう五匹も釣ったぞ」
ニコニコと微笑みながら、俺に釣果を報告する。
この時、ジェイミー様はまだ二十二歳という若き王だった。
普通なら、まだ騎士ですらない俺とは身分が違い過ぎて会話が成り立つことすら奇跡なのだが、陛下はそんなことを一切気にしない御方だった。気さくで嫌味のない、まるで春風のようにさわやかな人物であった。
陛下は、自分にも他人にも里で一番厳しいとされる師匠の修行に幼い俺がついていけるかどうかよく気にかけていた。時には頑張っている褒美だと王都で買ってきたという菓子をくれることも。
それから、時には悩みを俺に愚痴ることもあった。
「デューイよ。余はこの戦乱の世に真の平和をもたらしたいと考えておるのだ」
「真の平和……でございますか?」
「そうだ。戦いのない、誰も争わない、憎しみも悲しみもない平和で穏やかで豊かな国づくりをしたいんだ。おまえには、是非ともその手伝いをしてもらいたい」
各国が植民地の拡大を狙って力をつけていく世の中で、この考えは異端と言っていい。
それでも、陛下は本気だった。
本気で、戦いではなく、和平による国の成長を目指していたのだ。
「こんな考えは、やはり甘いかな……」
「そんなことはありません!」
俺は力強く否定する。
「まだまだこの世は荒れます! 陛下が語られたような平和な世を実現することも十分可能でございます!」
大声でそう語ると、陛下の顔から笑みがこぼれた。
「ふふ、そうだな。頼りにしているぞ、デューイ」
「お任せください!」
「……しかし、な」
少し声を暗くした陛下はジッと俺を見据える。
「なんでしょう?」
「もし――もし、余が討ち取られてシルヴァストが攻め落とされた時、おまえが健在であったのなら、どこか遠くの地へと逃げるんだ」
「! ど、どうしてですか!?」
陛下の死は俺自身の死に等しい。
主を失えば、なんのために風守衆をしているのか、その意味がなくなるからだ。
慌てふためく俺に、陛下は優しく諭すように語りかけた。
「おまえはまだまだ若い……そうだな、余と同じ年齢になるまでにシルヴァストがなくなったら、おまえは風守衆としての使命を忘れ、平和に暮らすんだ。小さな山村で嫁でももらって畑を耕しながら、子どもたちと静かに暮らすといい。間違っても、余のあとを追おうなどと考えるでないぞ」
「陛下……」
俺は、陛下の心遣いが嬉しかった。風守衆としてまだまだ未熟者である自分をここまで気にかけてくれるなんて、と胸がいっぱいになった。
それでも、やはり兵として生きる道以外に、自分が生きていると実感できるものはないだろうとも思っていた。
「おまえは余にとって終生の友だ。先ほどの話は、その友の最初で最後の願いと思って受け止めてほしい。よいな?」
「は、はい!」
この出来事を境に、俺は今まで以上に鍛錬にのめり込んでいった。
泣き言を言わず、強くなるために精進した。
また、風守衆として一人前となる前は手先の器用さを買われ、塗師としても働き、結婚や出産などの祝い事があった際は、里の人たちの依頼を受けて記念品となる碗や皿を手がけたりもしていた。
その作品が好評となり、みんなに喜ばれた。
里での暮らしは大変なことも多かったが、何よりも「自分は生きていてもいいのだ」という満足感があった。これも、厳しい修行に耐えられた要因のひとつだった。
時は流れ――
修行を始めてから十年後。
俺は風守衆頭領の屋敷へ呼びだされた。
そこで、
「デューイ・ハウエルよ。おまえを正式に風守衆のひとりとして迎え入れる」
頭領から直々風守衆入りを告げられた。
この時、俺は十四歳。
史上最年少での風守衆入りだった。
「今後もシルヴァスト王国のため、その身を尽くすのだぞ。よいな?」
「ははっ」
こうして、俺は国王陛下をお守りする「風」となった。
五十年後の世界に飛ばされる約半年前のことだった。
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