48 / 246
禁竜教編
第68話 リート、救出
しおりを挟む
「今すぐリートを解放しやがれ!」
頭に血が上っているイリウスが仮面の男とその仲間たちの前に飛び出す。
リュミエールが目撃した赤目の竜人族はいないようだが、いつここへやってくるかわかったものではない。イリウスをこのまま見殺しにするわけにもいかないので、颯太たちも動かざるを得なくなった。
「仕方がない。俺たちもこの混乱に乗じて王都へ向かうぞ。ただし見つからないようにだ」
ハドリーは4人の兵士を選抜し、ついて来るよう指示を出す。
残った颯太とその他の兵士は待機。その中で2名はヒューズへの伝令として本拠地のテントへと向かわせた。
グルル、と唸り声をあげ、敵意をむき出しにしているイリウスを前に、禁竜教の教団員たちも迂闊に手が出せないようであった。
荷車に乗せられたリートが、弱々しく首を上げ、その黒い瞳がイリウスを捉えた。
「い、イリウスか……」
消え入りそうな声でイリウスの名を呼ぶリート。――その様子が、イリウスに残された一握りほどの理性を振り払った。
「うおおおおっ!!」
雄叫びをあげながら、イリウスは教団員たちに突っ込んでいく。
「ひっ!?」
さすがに、怒りをあらわりにするドラゴンへ立ち向かうことなどできず、教団員たちはリートの乗った荷車を破棄して逃げ出した。
イリウスは体当たりで強引に荷車を破壊。リートの動きを封じていたロープを噛み千切って助け出す。
「大丈夫か!?」
「も、問題ないわ。……ありがとう、イリウス」
「いいってことよ」
イリウスとリートは顔をすり合わせてお互いの無事を確認。――ただ、ここで新事実が発覚した。
「……リートって雌だったのか」
竜人族以外で言うなら、アーティーがそうだったが、やはりドラゴンも性別によって声質がかなり異なるということを颯太は知っていた。
その例に当てはめると、リートは完全に女声だ。
「まさか、イリウスのヤツ」
同じ牧場の仲間で竜騎士団所属――それ以外にも、イリウスがここまでムキになる要素があるとするなら、それは、
「……やめておこう」
今はこの場を切り抜けることに専念するとしよう。イリウスをイジるのはみんなでリンスウッド・ファームに戻ってからのお楽しみだ。
一方、突然の乱入者にかき乱された禁竜教サイドは、
「ま、マクシミリアン様! 人質のドラゴンが!?」
教団員の1人が、仮面の男へ助けを求める。
「あいつ……マクシミリアンっていう名前なのか」
状況を見守っていた颯太が仮面の男の名に気を取られていると、
「リート! パーキースはどこだ! あと、他の連中も!」
「パーキースや他のみんなはあの城の中に捕らえられているわ。私はなんとか隙をついて逃げ出そうとしたんだけど失敗して」
ハドリーの見立て通り、他のドラゴンたちは旧レイノア城の中にいるようだ。
「敵の中にドラゴンを洗脳できる能力を持った赤い瞳の竜人族がいるわ。あの子の能力でパーキースたちは敵の言いなりになっている状況よ」
「なんだと!?」
「そこにいる仮面の男が言っていたわ。彼らにハルヴァと戦える戦力はない。竜人族も、優れているのはドラゴンを操るという能力だけで、戦闘力があるわけじゃない。あるのは敵の背力を逆に利用するだけだって。だから、いくら洗練された竜騎士団といえど、このまま突っ込むのは危険だわ」
リートのもたらした情報――すでに敵の竜人族によってこちらのドラゴンは洗脳され、敵として戦うことになるというものだった。もし、その情報を知らずに城へ攻撃を仕掛けていたとしたら、リュミエールの時のように、なんの策もないまま同士討ちになってしまっていただろう。敵の狙いはそこにあるようだった。
「こうしちゃいられない」
颯太は兵士たちの制止を振り切ってハドリーたちを追いかけた。キツイ傾斜を滑り落ちるように進み、途中、擦切って軽く出血をしたが、気にもとめずハドリーのもとを目指す。
そして、一軒の家屋の陰に隠れるハドリーたちを発見すると、すぐに近づいて、
「ハドリーさん」
「! ソータ! 何やってんだ!」
口調は強く、だけどもボリュームは小さく、ハドリーが突然現れた颯太に驚きと怒りの混じった声をあげる。そんなハドリーを宥めながら、颯太はリートの情報を正確に伝えた。
「やはりそうだったか。――よし、とりあえずリートを救出して一旦この場を離れる。敵がこちらのドラゴンを逆に戦力として利用し、戦おうというならそいつらを無下に殺したりはしないだろうからな」
リートの言葉から察するに、向こうはこちら側の戦力を利用する以外にまともな戦力は持ち合わせてはいないようだ。
「何をしている! 早くあの2匹を捕らえよ!」
仮面の男――マクシミリアンが命ずるも、教団員たちはロープ片手に呆然と立ち尽くすばかり。リートの言う通り、彼らは戦力としてあまり期待できたものではない。やはり、こちら側にいるドラゴンを操るだけが戦う術のようだ。
「俺が煙幕弾を投げ入れる。その隙に、あいつらを助け出すぞ」
ハドリーが兵士たちに作戦の段取りを説明する。
――そして、
「いけっ!」
ハドリーが煙幕弾を放り投げたと同時に、兵士たちがイリウスとリートのもとへと駆け寄った。
「な、何事だ!?」
混乱する禁竜教サイドを尻目に、統率の取れた動きで素早く2匹に近づいた兵士は、
「イリウス! リート! こっちに来い!」
的確な誘導で2匹を確保。
周囲を警戒しつつ、煙幕が晴れるまでに敵との距離を十分離すことに成功する。
「うまくいきましたね」
「……わざと逃がしたっていうふうにも見えない……相手はどうも戦闘分野においては素人集団みたいだな。一体どうなってやがるんだ?」
禁竜教という名からして、相手は宗教団体である。しかし、それでも一国の――しかも4大国家の1つであるハルヴァにケンカを売る以上、もっと何重にも罠や戦力を有しているものかと思っていたが、
「相手の戦力の中枢は……本当に例の竜人族だけなのか?」
だとしたら、ハルヴァ竜騎士団も相当舐められたものである。
「……颯太、あいつらには別ルートから本拠地へ戻るよう伝えてある。俺たちもすぐに撤退するぞ」
「わかりました」
多くの謎を残しつつ、まずはリートの救出に成功した竜騎士団は、次なる救出作戦を実行するため一旦本拠地へと戻った。
頭に血が上っているイリウスが仮面の男とその仲間たちの前に飛び出す。
リュミエールが目撃した赤目の竜人族はいないようだが、いつここへやってくるかわかったものではない。イリウスをこのまま見殺しにするわけにもいかないので、颯太たちも動かざるを得なくなった。
「仕方がない。俺たちもこの混乱に乗じて王都へ向かうぞ。ただし見つからないようにだ」
ハドリーは4人の兵士を選抜し、ついて来るよう指示を出す。
残った颯太とその他の兵士は待機。その中で2名はヒューズへの伝令として本拠地のテントへと向かわせた。
グルル、と唸り声をあげ、敵意をむき出しにしているイリウスを前に、禁竜教の教団員たちも迂闊に手が出せないようであった。
荷車に乗せられたリートが、弱々しく首を上げ、その黒い瞳がイリウスを捉えた。
「い、イリウスか……」
消え入りそうな声でイリウスの名を呼ぶリート。――その様子が、イリウスに残された一握りほどの理性を振り払った。
「うおおおおっ!!」
雄叫びをあげながら、イリウスは教団員たちに突っ込んでいく。
「ひっ!?」
さすがに、怒りをあらわりにするドラゴンへ立ち向かうことなどできず、教団員たちはリートの乗った荷車を破棄して逃げ出した。
イリウスは体当たりで強引に荷車を破壊。リートの動きを封じていたロープを噛み千切って助け出す。
「大丈夫か!?」
「も、問題ないわ。……ありがとう、イリウス」
「いいってことよ」
イリウスとリートは顔をすり合わせてお互いの無事を確認。――ただ、ここで新事実が発覚した。
「……リートって雌だったのか」
竜人族以外で言うなら、アーティーがそうだったが、やはりドラゴンも性別によって声質がかなり異なるということを颯太は知っていた。
その例に当てはめると、リートは完全に女声だ。
「まさか、イリウスのヤツ」
同じ牧場の仲間で竜騎士団所属――それ以外にも、イリウスがここまでムキになる要素があるとするなら、それは、
「……やめておこう」
今はこの場を切り抜けることに専念するとしよう。イリウスをイジるのはみんなでリンスウッド・ファームに戻ってからのお楽しみだ。
一方、突然の乱入者にかき乱された禁竜教サイドは、
「ま、マクシミリアン様! 人質のドラゴンが!?」
教団員の1人が、仮面の男へ助けを求める。
「あいつ……マクシミリアンっていう名前なのか」
状況を見守っていた颯太が仮面の男の名に気を取られていると、
「リート! パーキースはどこだ! あと、他の連中も!」
「パーキースや他のみんなはあの城の中に捕らえられているわ。私はなんとか隙をついて逃げ出そうとしたんだけど失敗して」
ハドリーの見立て通り、他のドラゴンたちは旧レイノア城の中にいるようだ。
「敵の中にドラゴンを洗脳できる能力を持った赤い瞳の竜人族がいるわ。あの子の能力でパーキースたちは敵の言いなりになっている状況よ」
「なんだと!?」
「そこにいる仮面の男が言っていたわ。彼らにハルヴァと戦える戦力はない。竜人族も、優れているのはドラゴンを操るという能力だけで、戦闘力があるわけじゃない。あるのは敵の背力を逆に利用するだけだって。だから、いくら洗練された竜騎士団といえど、このまま突っ込むのは危険だわ」
リートのもたらした情報――すでに敵の竜人族によってこちらのドラゴンは洗脳され、敵として戦うことになるというものだった。もし、その情報を知らずに城へ攻撃を仕掛けていたとしたら、リュミエールの時のように、なんの策もないまま同士討ちになってしまっていただろう。敵の狙いはそこにあるようだった。
「こうしちゃいられない」
颯太は兵士たちの制止を振り切ってハドリーたちを追いかけた。キツイ傾斜を滑り落ちるように進み、途中、擦切って軽く出血をしたが、気にもとめずハドリーのもとを目指す。
そして、一軒の家屋の陰に隠れるハドリーたちを発見すると、すぐに近づいて、
「ハドリーさん」
「! ソータ! 何やってんだ!」
口調は強く、だけどもボリュームは小さく、ハドリーが突然現れた颯太に驚きと怒りの混じった声をあげる。そんなハドリーを宥めながら、颯太はリートの情報を正確に伝えた。
「やはりそうだったか。――よし、とりあえずリートを救出して一旦この場を離れる。敵がこちらのドラゴンを逆に戦力として利用し、戦おうというならそいつらを無下に殺したりはしないだろうからな」
リートの言葉から察するに、向こうはこちら側の戦力を利用する以外にまともな戦力は持ち合わせてはいないようだ。
「何をしている! 早くあの2匹を捕らえよ!」
仮面の男――マクシミリアンが命ずるも、教団員たちはロープ片手に呆然と立ち尽くすばかり。リートの言う通り、彼らは戦力としてあまり期待できたものではない。やはり、こちら側にいるドラゴンを操るだけが戦う術のようだ。
「俺が煙幕弾を投げ入れる。その隙に、あいつらを助け出すぞ」
ハドリーが兵士たちに作戦の段取りを説明する。
――そして、
「いけっ!」
ハドリーが煙幕弾を放り投げたと同時に、兵士たちがイリウスとリートのもとへと駆け寄った。
「な、何事だ!?」
混乱する禁竜教サイドを尻目に、統率の取れた動きで素早く2匹に近づいた兵士は、
「イリウス! リート! こっちに来い!」
的確な誘導で2匹を確保。
周囲を警戒しつつ、煙幕が晴れるまでに敵との距離を十分離すことに成功する。
「うまくいきましたね」
「……わざと逃がしたっていうふうにも見えない……相手はどうも戦闘分野においては素人集団みたいだな。一体どうなってやがるんだ?」
禁竜教という名からして、相手は宗教団体である。しかし、それでも一国の――しかも4大国家の1つであるハルヴァにケンカを売る以上、もっと何重にも罠や戦力を有しているものかと思っていたが、
「相手の戦力の中枢は……本当に例の竜人族だけなのか?」
だとしたら、ハルヴァ竜騎士団も相当舐められたものである。
「……颯太、あいつらには別ルートから本拠地へ戻るよう伝えてある。俺たちもすぐに撤退するぞ」
「わかりました」
多くの謎を残しつつ、まずはリートの救出に成功した竜騎士団は、次なる救出作戦を実行するため一旦本拠地へと戻った。
0
お気に入りに追加
4,469
あなたにおすすめの小説

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。


貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。


主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。