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【最終章③】魔竜討伐編
第238話 結集
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「ごああああああああああああっっ!!」
目の前に膨大な魔力が集まり出しているというのに、取り囲む竜人族たちがことごとく進行を阻止しにかかる。それが、イネスを最高に苛立たせた。
力任せに暴れ回るイネス――そして、とうとう、
「! 城壁が!?」
鎧竜フェイゼルタットは、もっとも恐れていた事態が現実に起きてしまったことに焦りを感じた。
これまで、イネスの動きを封じていたオロム城の城壁が、とうとうその大きさに耐えかねて大規模な崩落を起こした。ガラガラと音を立て、イネスの行動を制限していた城壁が崩れ去っていく――魔竜イネスは今、自由を手に入れた。
「おのれ!!」
エルメルガが雷撃を放ち、イネスの足を止めようとする。だが、劇的な大成長を遂げたイネスにはまったく効果なし。
「ぐうぅ……」
体が自由になったことで落ち着いたのか、先ほどまでとは打って変わって静かな唸り声をあげながら、竜の言霊へと視線を移す。
「まずい――ソータたちが狙われているぞ!」
メアは叫びながら攻撃を加える。そこに、他の竜人族たちも加勢するが、イネスにはまったく歯が立たない。
「もはや攻撃だけではヤツを止めることは叶わない……攻撃? ――そうだ! 歌竜ノエルバッツ!」
イネスへの対応に頭を痛めていたフェイゼルタットは何かを思いついたらしく、リンスウッド・ファーム所属の歌竜ノエルバッツを呼んだ。
「な、なんですか?」
「おまえの歌でヤツを石化できないか!?」
「さ、サイズが大き過ぎてとても……」
「そうか――なら、ヤツの翼だけでも石化させることはできないか!?」
「つ、翼だけ……そ、それならできます!!」
「よし! すぐにやってくれ!」
「はい!」
相手を石に変える石化の歌を持つノエル。
その能力を使ってイネスの翼だけでも石化させ、廃界からの抜け出しを封じ込めようという策だった。
「~~~~♪」
ノエルは対象をイネスに限定して石化の歌を歌う。
念のため、周りのドラゴンたちは耳を塞いでいるが、その効果は視覚からだけでも十分に確認ができた。
「ぐおあああああああああっ!!!」
徐々に味気ない灰色の石へと変わっていくイネスの大きな翼。
作戦は大成功。
あれではさすがの魔竜も空を舞うことは叶わないだろう。
「でかしたぞ、同志ノエルバッツ!」
「さすがだな」
「え、えへへ」
フェイゼルタットとメアから褒められて、照れ臭そうに笑うノエルだが、
「浮かれるにはまだ早いのです!」
「そうだね。動きを制限することはできたけど、僕たちの攻撃が一切通じない以上、この先は手詰まりの状態だ」
ローリージンとニクスオードが示した通り、状況は傾きこそしたが好転とまではいっていない。まだまだイネスが健在である以上、この先どのような事態が起こるかまったく見当がつかなかった。
「こちらの狙い通りになったとはいえ、これは時間稼ぎの領域を出ない……頼むぞ、同志シャルルペトラよ。ここから先はおまえでなくてはダメだ」
願うフェイゼルタット。
魔竜討伐最後の希望――シャルルペトラ。
フェイゼルタットだけでなく、すべての竜人族たちがその希望に賭けた。
◇◇◇
「みなさん!」
竜の言霊へ魔力を集めていた竜騎士たちのもとへ、シャルルペトラが舞い降りた。
『来たか、シャルルペトラ』
「え? その声はお父さん? ――あっ!?」
突然聞こえてきた父の声に困惑したようだったが、颯太の肩に乗っているミニレグジートを発見して何が起きたのかすぐに察した。
「竜の言霊を使ったのですね」
「ああ……この場にいるすべての人間の魔力があそこの集まっている」
「この場にいる――それにしては……随分と多いですね」
「そ、そうなのか?」
聖女シャオの影響なのか――と思いながら竜の言霊へと視線を移すと、魔力を示す金色のオーラが遥か遠くからも届いていることに気づく。
「な、なんだ!? 一体どこから魔力が!?」
『世界中だ』
「せ、世界中?」
レグジートが静かに告げる。
『ワシが言葉を送った――魂を通して、人間だけでなく、亜人も含めたすべての生き物たちへ天に手をかざすようメッセージを送ったのだ』
「そ、そんなことが……」
『最後の力を振り絞ってってヤツだ。おかげで予定よりもずっと早く消滅することになりそうだよ』
「しょ、消滅!?」
『気にするな。どうせそうなる運命だった――遅いか早いかの違いだけだ』
そう言ったレグジートの声はどこか弱々しかった。
この場にいる人間だけでなく、レグジートが魂を通してすべての生物に訴えかけた――その成果は着実に出始めていた。
◇◇◇
ハルヴァ城。
「あ、アルフォン王様!? 今のは――」
「言うな、レフティ外交大臣。……それより、すぐに王都にいるすべての人間に命を出せ。ひとり残らず、あの不気味な空へ手をかざすのだ――勝利するために、と」
「か、かしこまりました!」
◇◇◇
マーズナー・ファーム。
「へ、ヘレナ様! 今のって!?」
「竜王…………レグジート…………」
「あ、あたいたちはどうすれば!?」
「落ち着きなさい、リリ、ルル、ララ。他のメイドたちにもすぐに報せてきて頂戴――竜王レグジート様の言う通りにするのだ、と」
「は、はい!」
「わかり…………ました…………」
「すぐに行ってくる!」
「急ぎなさい! ……アーティー……レグジート様とは会えたようね」
◇◇◇
レイノア王国。
「おお……竜王レグジート……ソータたちと共に廃界で戦っているのか」
「エイン殿! 我らも微力ながら参戦を!」
「そうだな――すぐに皆に報せよ。天に向かって手をかざすのだ、と」
「はっ!」
◇◇◇
ソラン王国。
「じょ、女王陛下……」
「狼狽えるな。あの竜王が、廃界でドルーやパウルたちと共に戦っているとはな……」
「そ、それで、先ほどの声については……」
「言われた通りにする。国民たちにもそう呼びかけるのだ」
「す、すぐに!」
◇◇◇
ペルゼミネ《サンドバル・ファーム》。
「さあ、いくっすよ! みんな一斉に天へ手を掲げるっす!」
「廃界で戦う同志たちに力が届くよう、精いっぱい手を伸ばすのだ!」
「がんばれよ、同志フェイゼルタット!」
「廃界遠征には参加できなかったが、我らペルゼミネ竜騎士団の心は離れていても常に共にあるのだ!」
◇◇◇
ガドウィン《アレンシア島区》
「ぞ、族長、先ほどの声は……」
「竜王レグジート――竜人族の長が、魂となって我ら人間に助力を求めるとは……」
「アム様も廃界にいるはず――ここは?」
「協力をしない筋はない。すべての島区へ使いを送れ――竜王レグジートの言った通り、魔竜を倒すための手助けをする、と」
「はいっ!」
◇◇◇
ダステニア《ダステニア城内》
「どうやら、いよいよ決着の時が近づいて来たようですわね」
「竜王レグジートさん……ソータさんに竜の言霊を渡した竜人族の長……」
「にわかには信じられませんが――空を走るあの金色の光を目の当たりにして無視するわけにもいきませんわね」
「私は信じているよ。だって、ソータさんがとってもいいドラゴンだったってレグジートさんを褒めていたもの」
「彼がそう言うなら間違いないですわね。――さあ、わたくしたちも手をかざしましょう」
「うん!」
◇◇◇
――廃界。
「な、なんて量だ……」
颯太は膨れ上がる竜の言霊を唖然と見つめていた。
バスケットボールサイズだった竜の言霊は直径1mほどにまで成長していた。
「これだけあれば――いけます!」
『ワシもいこう』
颯太の肩に乗っていたミニレグジートは、ひょいっとシャルルの肩へと移動した。
「レグジートさん……」
『そんな顔をするな、ソータよ。……もう一度、君に会えて本当によかったよ』
「俺もですよ」
『……じゃあ、行ってくるぞ』
「いってらっしゃい」
颯太は未だに成長を続ける竜の言霊を持ち上げて上昇していくシャルルペトラとその肩にとまるレグジートを見送った。
――颯太は感じ取っていた。
今度こそ、竜王レグジートとは今生の別れになるだろう、と。
目の前に膨大な魔力が集まり出しているというのに、取り囲む竜人族たちがことごとく進行を阻止しにかかる。それが、イネスを最高に苛立たせた。
力任せに暴れ回るイネス――そして、とうとう、
「! 城壁が!?」
鎧竜フェイゼルタットは、もっとも恐れていた事態が現実に起きてしまったことに焦りを感じた。
これまで、イネスの動きを封じていたオロム城の城壁が、とうとうその大きさに耐えかねて大規模な崩落を起こした。ガラガラと音を立て、イネスの行動を制限していた城壁が崩れ去っていく――魔竜イネスは今、自由を手に入れた。
「おのれ!!」
エルメルガが雷撃を放ち、イネスの足を止めようとする。だが、劇的な大成長を遂げたイネスにはまったく効果なし。
「ぐうぅ……」
体が自由になったことで落ち着いたのか、先ほどまでとは打って変わって静かな唸り声をあげながら、竜の言霊へと視線を移す。
「まずい――ソータたちが狙われているぞ!」
メアは叫びながら攻撃を加える。そこに、他の竜人族たちも加勢するが、イネスにはまったく歯が立たない。
「もはや攻撃だけではヤツを止めることは叶わない……攻撃? ――そうだ! 歌竜ノエルバッツ!」
イネスへの対応に頭を痛めていたフェイゼルタットは何かを思いついたらしく、リンスウッド・ファーム所属の歌竜ノエルバッツを呼んだ。
「な、なんですか?」
「おまえの歌でヤツを石化できないか!?」
「さ、サイズが大き過ぎてとても……」
「そうか――なら、ヤツの翼だけでも石化させることはできないか!?」
「つ、翼だけ……そ、それならできます!!」
「よし! すぐにやってくれ!」
「はい!」
相手を石に変える石化の歌を持つノエル。
その能力を使ってイネスの翼だけでも石化させ、廃界からの抜け出しを封じ込めようという策だった。
「~~~~♪」
ノエルは対象をイネスに限定して石化の歌を歌う。
念のため、周りのドラゴンたちは耳を塞いでいるが、その効果は視覚からだけでも十分に確認ができた。
「ぐおあああああああああっ!!!」
徐々に味気ない灰色の石へと変わっていくイネスの大きな翼。
作戦は大成功。
あれではさすがの魔竜も空を舞うことは叶わないだろう。
「でかしたぞ、同志ノエルバッツ!」
「さすがだな」
「え、えへへ」
フェイゼルタットとメアから褒められて、照れ臭そうに笑うノエルだが、
「浮かれるにはまだ早いのです!」
「そうだね。動きを制限することはできたけど、僕たちの攻撃が一切通じない以上、この先は手詰まりの状態だ」
ローリージンとニクスオードが示した通り、状況は傾きこそしたが好転とまではいっていない。まだまだイネスが健在である以上、この先どのような事態が起こるかまったく見当がつかなかった。
「こちらの狙い通りになったとはいえ、これは時間稼ぎの領域を出ない……頼むぞ、同志シャルルペトラよ。ここから先はおまえでなくてはダメだ」
願うフェイゼルタット。
魔竜討伐最後の希望――シャルルペトラ。
フェイゼルタットだけでなく、すべての竜人族たちがその希望に賭けた。
◇◇◇
「みなさん!」
竜の言霊へ魔力を集めていた竜騎士たちのもとへ、シャルルペトラが舞い降りた。
『来たか、シャルルペトラ』
「え? その声はお父さん? ――あっ!?」
突然聞こえてきた父の声に困惑したようだったが、颯太の肩に乗っているミニレグジートを発見して何が起きたのかすぐに察した。
「竜の言霊を使ったのですね」
「ああ……この場にいるすべての人間の魔力があそこの集まっている」
「この場にいる――それにしては……随分と多いですね」
「そ、そうなのか?」
聖女シャオの影響なのか――と思いながら竜の言霊へと視線を移すと、魔力を示す金色のオーラが遥か遠くからも届いていることに気づく。
「な、なんだ!? 一体どこから魔力が!?」
『世界中だ』
「せ、世界中?」
レグジートが静かに告げる。
『ワシが言葉を送った――魂を通して、人間だけでなく、亜人も含めたすべての生き物たちへ天に手をかざすようメッセージを送ったのだ』
「そ、そんなことが……」
『最後の力を振り絞ってってヤツだ。おかげで予定よりもずっと早く消滅することになりそうだよ』
「しょ、消滅!?」
『気にするな。どうせそうなる運命だった――遅いか早いかの違いだけだ』
そう言ったレグジートの声はどこか弱々しかった。
この場にいる人間だけでなく、レグジートが魂を通してすべての生物に訴えかけた――その成果は着実に出始めていた。
◇◇◇
ハルヴァ城。
「あ、アルフォン王様!? 今のは――」
「言うな、レフティ外交大臣。……それより、すぐに王都にいるすべての人間に命を出せ。ひとり残らず、あの不気味な空へ手をかざすのだ――勝利するために、と」
「か、かしこまりました!」
◇◇◇
マーズナー・ファーム。
「へ、ヘレナ様! 今のって!?」
「竜王…………レグジート…………」
「あ、あたいたちはどうすれば!?」
「落ち着きなさい、リリ、ルル、ララ。他のメイドたちにもすぐに報せてきて頂戴――竜王レグジート様の言う通りにするのだ、と」
「は、はい!」
「わかり…………ました…………」
「すぐに行ってくる!」
「急ぎなさい! ……アーティー……レグジート様とは会えたようね」
◇◇◇
レイノア王国。
「おお……竜王レグジート……ソータたちと共に廃界で戦っているのか」
「エイン殿! 我らも微力ながら参戦を!」
「そうだな――すぐに皆に報せよ。天に向かって手をかざすのだ、と」
「はっ!」
◇◇◇
ソラン王国。
「じょ、女王陛下……」
「狼狽えるな。あの竜王が、廃界でドルーやパウルたちと共に戦っているとはな……」
「そ、それで、先ほどの声については……」
「言われた通りにする。国民たちにもそう呼びかけるのだ」
「す、すぐに!」
◇◇◇
ペルゼミネ《サンドバル・ファーム》。
「さあ、いくっすよ! みんな一斉に天へ手を掲げるっす!」
「廃界で戦う同志たちに力が届くよう、精いっぱい手を伸ばすのだ!」
「がんばれよ、同志フェイゼルタット!」
「廃界遠征には参加できなかったが、我らペルゼミネ竜騎士団の心は離れていても常に共にあるのだ!」
◇◇◇
ガドウィン《アレンシア島区》
「ぞ、族長、先ほどの声は……」
「竜王レグジート――竜人族の長が、魂となって我ら人間に助力を求めるとは……」
「アム様も廃界にいるはず――ここは?」
「協力をしない筋はない。すべての島区へ使いを送れ――竜王レグジートの言った通り、魔竜を倒すための手助けをする、と」
「はいっ!」
◇◇◇
ダステニア《ダステニア城内》
「どうやら、いよいよ決着の時が近づいて来たようですわね」
「竜王レグジートさん……ソータさんに竜の言霊を渡した竜人族の長……」
「にわかには信じられませんが――空を走るあの金色の光を目の当たりにして無視するわけにもいきませんわね」
「私は信じているよ。だって、ソータさんがとってもいいドラゴンだったってレグジートさんを褒めていたもの」
「彼がそう言うなら間違いないですわね。――さあ、わたくしたちも手をかざしましょう」
「うん!」
◇◇◇
――廃界。
「な、なんて量だ……」
颯太は膨れ上がる竜の言霊を唖然と見つめていた。
バスケットボールサイズだった竜の言霊は直径1mほどにまで成長していた。
「これだけあれば――いけます!」
『ワシもいこう』
颯太の肩に乗っていたミニレグジートは、ひょいっとシャルルの肩へと移動した。
「レグジートさん……」
『そんな顔をするな、ソータよ。……もう一度、君に会えて本当によかったよ』
「俺もですよ」
『……じゃあ、行ってくるぞ』
「いってらっしゃい」
颯太は未だに成長を続ける竜の言霊を持ち上げて上昇していくシャルルペトラとその肩にとまるレグジートを見送った。
――颯太は感じ取っていた。
今度こそ、竜王レグジートとは今生の別れになるだろう、と。
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