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第15話 森林ダンジョン【グリーン・バレー】
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リゾムの町から歩いてグリーン・バレーまでは歩いて二、三十分のところにある。
目と鼻の先――とまではいかないが、近場にあってくれるのは助かるな。こういうところも初心者向けと呼ばれるゆえんだろう。
ダンジョン近くには初々しい若者たちの姿が目立つ。
恐らく、まだ冒険者になって日が浅いのだろう。ここで冒険者としての基礎基本を学び、他のダンジョンへステップアップしていくのだ。
「思ったより人がいますね」
「ドネスたちのような悪党が去って一番嬉しいのは彼らのような経験の少ない若い冒険者だろうな。ここ以上に初心者向きのダンジョンはそうそうないと聞いている」
「みんなライバル……」
フン、と鼻息を荒くして語るメルファ。
相変わらず表情の変化はないが、相当気合が入っているというのは伝わる。心なしか、いつもより歩幅も大きいように感じられるよ。
メルファの後を追うような形で、俺たちはダンジョン内へ。
至るところに発光石で作られたランプが設置されておりとても明るく、足元も平坦で歩きやすい。
「あまりダンジョンという気がしませんね」
「そうだな」
救世主パーティーの一員として数々の成果を挙げてきたミレインからすれば正直言って物足りなさを覚えるダンジョンだろう。
だが、これが人生初のダンジョン探索となるメルファは少し緊張気味だ。
「メルファ、落ち着いていけよ」
「……あい」
よく分からん返事だが、恐らく緊張しているのだろう。
いざとなれば俺とミレインでフォローを入れればいいか。
しばらく進んでいくと、広い空間に出た――が、辺りには鬱蒼と木々が生え、まさに森と呼ぶに相応しい場所だ。
「ダンジョン内とは思えんな」
「ここに樹木鼠《ツリーマウス》が大量発生しているんですよね」
「そのはずだが……おっ、噂をすれば早速出たな」
周囲を見回していると、すぐに体長六十センチほどの茶色い毛並みをした樹木鼠《ツリーマウス》を発見。倒木をかじっているようだが、もしかしたらあいつが倒したのか?
もしそうだとしたら、かなり危険だ。
他の冒険者が倒れた木に巻き込まれて大怪我をする可能性もある。
「でも、繁殖能力が高いなら倒しても無駄なのでは?」
「ヤツらの習性として、急激に個体数が減るとそこが危険な場所だと察知して一斉に逃げだすようだ。まだこの場にいるということは、そこまで危機感を持たれていないっぽいな」
ドネスたちのタイプからして、こういう低報酬のクエストは見逃してきたのだろう。そのため、まだ冒険者の危険性を認識しきれていないようだ。
「メルファ。昨日教えた風魔法を使ってみるんだ」
「分かった」
ダンジョン探索に乗りだすと決まった時から、攻撃手段のひとつとして教えたのが風魔法だった。
使う魔法はウィンド・クローと言い、目に見えない風の刃で相手を切り裂く。まるで獰猛な獣の爪で引き裂かれたような傷が残ることからこの名前がつけられた。
ちなみにこれは中級魔法だが、俺の見込んだ通り、メルファはあっという間にコツを掴んで習得してしまった。
とはいえ、実戦形式での使用は今回が初めて。
弱いモンスターとはいえ、相手を倒す目的で使った際、きちんと発動できるかどうか……そんな俺の心配は杞憂に終わる。
「ギッ!?」
メルファの放ったウィンド・クローは樹木鼠《ツリーマウス》に直撃し、絶命。
いきなり上々の成果を収めた。
「やったね、メルファ」
「うん」
ミレインに褒められてちょっと得意げなメルファ。
これがひとつ自信を持つきっかけとなってくれたらいいが、あまり調子に乗らないよう釘も刺しておかないと。
その後、ちゃんと尻尾も回収し、まずは一匹討伐完了だ。
「さて、この調子でいこうか」
振り返り、ふたりへそう告げた――まさにその瞬間、
「きゃああああああああああああ!」
女性の悲鳴がダンジョン内にこだました。
目と鼻の先――とまではいかないが、近場にあってくれるのは助かるな。こういうところも初心者向けと呼ばれるゆえんだろう。
ダンジョン近くには初々しい若者たちの姿が目立つ。
恐らく、まだ冒険者になって日が浅いのだろう。ここで冒険者としての基礎基本を学び、他のダンジョンへステップアップしていくのだ。
「思ったより人がいますね」
「ドネスたちのような悪党が去って一番嬉しいのは彼らのような経験の少ない若い冒険者だろうな。ここ以上に初心者向きのダンジョンはそうそうないと聞いている」
「みんなライバル……」
フン、と鼻息を荒くして語るメルファ。
相変わらず表情の変化はないが、相当気合が入っているというのは伝わる。心なしか、いつもより歩幅も大きいように感じられるよ。
メルファの後を追うような形で、俺たちはダンジョン内へ。
至るところに発光石で作られたランプが設置されておりとても明るく、足元も平坦で歩きやすい。
「あまりダンジョンという気がしませんね」
「そうだな」
救世主パーティーの一員として数々の成果を挙げてきたミレインからすれば正直言って物足りなさを覚えるダンジョンだろう。
だが、これが人生初のダンジョン探索となるメルファは少し緊張気味だ。
「メルファ、落ち着いていけよ」
「……あい」
よく分からん返事だが、恐らく緊張しているのだろう。
いざとなれば俺とミレインでフォローを入れればいいか。
しばらく進んでいくと、広い空間に出た――が、辺りには鬱蒼と木々が生え、まさに森と呼ぶに相応しい場所だ。
「ダンジョン内とは思えんな」
「ここに樹木鼠《ツリーマウス》が大量発生しているんですよね」
「そのはずだが……おっ、噂をすれば早速出たな」
周囲を見回していると、すぐに体長六十センチほどの茶色い毛並みをした樹木鼠《ツリーマウス》を発見。倒木をかじっているようだが、もしかしたらあいつが倒したのか?
もしそうだとしたら、かなり危険だ。
他の冒険者が倒れた木に巻き込まれて大怪我をする可能性もある。
「でも、繁殖能力が高いなら倒しても無駄なのでは?」
「ヤツらの習性として、急激に個体数が減るとそこが危険な場所だと察知して一斉に逃げだすようだ。まだこの場にいるということは、そこまで危機感を持たれていないっぽいな」
ドネスたちのタイプからして、こういう低報酬のクエストは見逃してきたのだろう。そのため、まだ冒険者の危険性を認識しきれていないようだ。
「メルファ。昨日教えた風魔法を使ってみるんだ」
「分かった」
ダンジョン探索に乗りだすと決まった時から、攻撃手段のひとつとして教えたのが風魔法だった。
使う魔法はウィンド・クローと言い、目に見えない風の刃で相手を切り裂く。まるで獰猛な獣の爪で引き裂かれたような傷が残ることからこの名前がつけられた。
ちなみにこれは中級魔法だが、俺の見込んだ通り、メルファはあっという間にコツを掴んで習得してしまった。
とはいえ、実戦形式での使用は今回が初めて。
弱いモンスターとはいえ、相手を倒す目的で使った際、きちんと発動できるかどうか……そんな俺の心配は杞憂に終わる。
「ギッ!?」
メルファの放ったウィンド・クローは樹木鼠《ツリーマウス》に直撃し、絶命。
いきなり上々の成果を収めた。
「やったね、メルファ」
「うん」
ミレインに褒められてちょっと得意げなメルファ。
これがひとつ自信を持つきっかけとなってくれたらいいが、あまり調子に乗らないよう釘も刺しておかないと。
その後、ちゃんと尻尾も回収し、まずは一匹討伐完了だ。
「さて、この調子でいこうか」
振り返り、ふたりへそう告げた――まさにその瞬間、
「きゃああああああああああああ!」
女性の悲鳴がダンジョン内にこだました。
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