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''目覚め''は突然に
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その日は珍しく、朝早くに目が覚めた。
ベッドにはもう夫の姿は見当たらない。乱れの少ない純白のシーツが広がっているだけだ。彼は仕事に行く前の鍛錬が日課となっているので、その光景は大して珍しくは無かった。
大きく伸びをして、ゆっくりと起き上がる。二度寝しても良いが、窓の外の快晴を見て何だかそれも勿体無く感じられたのだ。折角なので、私は朝食前に少しばかり散歩に出かけることにした。
身支度をしてから外に出ると、夜が明けてすぐのひやりとした空気がまだ残っていた。少し肌寒いけれども、不快では無い。むしろ家令を伴わない一人だけの外出に胸を躍らせていた。
なぜなら、私はこの国の第三王女ということもあり、昔から一人で外出することは許されていなかったのだ。そのせいで家の周りを散歩するだけの今でも、冒険しているような気分だった。
邸宅のすぐ隣は森である。とは言っても、鬱蒼としておらず、熊などの猛獣もいない明るい森である。ここにあるのは手入れされた木々と美しい草花。いるのは可愛らしいウサギやリスなどの小動物である。
「ん、良い天気ね」
木漏れ日を浴びながら、私は目を閉じて深呼吸した。聞こえてくるのは、風が草木を揺らす音と、賑やかな鳥のさえずりだけだ。こうした自然との触れ合いは、いつしか日常の楽しみの一つとなっていた。
ふと私は、草を踏みしめる足音の存在に気付く。それは小鳥の鳴き声に紛れてはいたものの、段々と近付いてきているのが直ぐに分かった。
不思議に思って目を開けると、遠くから夫であるウェンデが歩いてくるのが見えた。私は咄嗟に、木の幹に姿を隠した。
彼のことが嫌いな訳では無い。けれども、夫婦といえど未だに遠慮のある仲であるというのが正直なところであった。
ウェンデは私を大切にしてくれているし、私も彼のことを大切に思っている。身体を重ねるのも毎夜のことだ。とはいえ、二人の間に蜜のような甘い触れ合いは殆ど無い。私達にとって閨事は、あくまで子作りのためでしかないのである。
それに。結婚して暫く経つにも関わらず、私は未だに男性が苦手であった。女きょうだいしか居ない環境で育ち、父上も決して男らしい雰囲気の人ではないというのが大きいだろう。
対して、ウェンデは''男の中の男''という言葉がぴったりな風貌であった。精悍な顔ばせと鍛えられた大きな体躯は、獅子を彷彿とさせる。堂々たる立ち振る舞いは、王立騎士団長の肩書きに恥じないものであった。
歩いてくるウェンデの姿は、まるで森に迷い込んだ一匹の猛獣であった。そんな彼に道を開ける私は、さながら肉食獣から逃げる草食動物といったところか。
彼が通り過ぎるのを待っていよう。そう思っていると、途中でウェンデは立ち止まったのだった。それから、辺りを見回し始めたのである。
私の気配に気付いたのかと一瞬身構えたが、どうやらそうではないらしい。やがてウェンデは、近くに生えていた木に歩み寄った。右斜め後ろから見ているので、表情ははっきりと分からない。分かるのは、彼が俯いて視線を下に向けていることだけだ。
不思議に思い眺めていると、ウェンデは自らのベルトに手をかけたのである。
ガチャガチャと忙しなく金具を外す音がして、私はそこでようやく彼が何をしようとしているのかを理解した。
ウェンデが衣服から取り出したのは、太ましいぺニス。情事の最中とは違ってまだ皮を半ば被っており、柔らかく下を向いている。それを両手で支えるように持ち、彼は木の根元へ放尿を始めたのだ。
見てはいけないものを見てしまったという焦りで、ぞわりと鳥肌が立つのを感じた。
黄金色の水は一本の緩やかな曲線を描き、地面へと落ちていく。遠目なので水音こそ聞こえないが、彼の足元で大雨に降られたように草が揺れているのを見るに、放水の勢いは強いのだろう。
依然として彼は俯いており、自らの放ったものの行く末を見守っている。その表情は、我慢から解放されたようなどこか惚けたものにも見えた。当然ながら、夫のそんな顔は今まで見たことが無かった。
排泄は言わば生理現象であり、誰もが持つ秘密事である。目を背けるべきなのは分かっていたが、私は食い入るようにその光景を見つめていた。
何故なら彼の秘密を知ってしまった罪悪感と共に、私は下腹の疼きを感じ始めていたからだ。それは、情事の時にしか感じられないものであった。
やがて用を足し終わり、ウェンデは肉竿を軽く振って水滴を払った。それから衣服へとしまい込み、何食わぬ顔で邸宅へ戻って行ったのである。
彼がいなくなったのを確認してから、私は密事の現場となった木へと近寄る。その根元を見ると、その箇所の土だけが雨上がりのように濡れていた。
そこに生えているのは雑草だけで、花は咲いていない。花を避けるように場所を選んだのは、彼なりの気遣いだろうか。
お手洗でしか縁の無い尿特有の匂いはしなかった。鼻を掠めるのは、嗅ぎ慣れた草木の瑞々しい香りだけだ。
湿り気のある地面を見つめながら、先程の光景を何度も頭の中で反芻する。気の緩んだ彼の顔も、柔らかく頭を垂れていた男性器も、私にとっては強烈に色気を感じたのだ。
ここで彼は、何を思い何を感じながら用を足していたのか。未だかつて無い程に、彼に性的な興味が向いていた。そして恐ろしい程の興奮が、私に襲いかかっていた。
「ん……っ」
再び下腹が甘く疼き、脚を擦り合わせる。そこでようやく、自分も尿意を催していることに気付いた。朝起きてから一度もお手洗いに行ってないので、仕方あるまい。
ふと、ある悪い考えが思い浮かぶ。平素ならば理性が歯止めとなるものの、性的な興奮に支配された頭ではそうもいかなかった。そして私は、先程のウェンデのように辺りを見回した。
ドロワーズを下ろしてスカートをたくしあげてから、私はその場にしゃがみ込んだ。野外で臀部をさらけ出すのは、自らの姿を想像するだけで恥ずかしくてたまらない。けれどもここで用を足したならば、ウェンデと同じ感覚が追体験できるような気がしたのだ。
何よりも性的欲求を優先させたのは、人生でこれが初めてだろう。
靴を濡らさないように足を左右に広げ、膝を恐る恐る開く。カエルの脚のようで、やや下品なポーズだ。そしてその体勢になるだけで、腹圧は十分すぎるほどにかかっていた。
けれども、野外で用を足すというのは想像以上に難しく、慣れないことをする緊張により、なかなかおしっこは出てくれない。
靴裏でジリジリと地面を踏みしめて限界まで腰を落とすと、短い雑草が晒した尻をチクチクと刺激した。それは、放尿を促す刺激となったのだった。
「あっ……んっ……」
ショロショロと音を立て、少しずつ雑草の上に尿が落ちていく。朝一ということもあり、それはやや濃い色をしていた。
我慢していた物が排出され、開放感が全身を駆け巡る。そして放尿の最中、先程のウェンデの姿を思い浮かべた。
邸宅まで戻らなかったということは察するに相当我慢していたに違いない。真面目な彼のことだから、後ろめたく感じながら用を足したであろうことは容易に想像できた。そして、そんな恥ずかしい姿を妻に見られていたなど夢にも思わないだろう。
排尿しながら都合の良い妄想を繰り広げるのは、快感でしかない。それを早く終わらせたくなくて、途中で私は放尿を止めた。
「ん……っ、は……」
我慢するべく腹に力を入れると、淫唇が震えて後孔がひくついた。性的快楽を得たい気持ちとは対照的に、身体は生理的欲求を満たすべく必死なのだ。
快楽と欲求の狭間。そのもどかしい感覚をいつまでも楽しんでいたかったが、残念ながら腹圧をかけるのは体力がいることだし、しゃがんだ足首にも疲れがきていた。名残惜しく感じながらも腹筋の力を緩めて、私は残りを放った。
放水が終わり、最後の一滴が地面に滴り落ちる。それから、私はハンカチで濡れた秘所を拭った。
流石に自らの排泄物で汚したハンカチをこのまま洗濯に出すのは気が引ける。一旦水で洗おうと思いながら、私は立ち上がってドロワーズを引き上げた。
不意に視線を感じて振り向くと、目の大きな野ウサギが一匹此方を見つめていた。今やって来たばかりかもしれない。が、先程までの一部始終を見られていたかもしれないと思った瞬間、一気に恥ずかしさが込み上げてきたのだった。
「……っ、ごめんなさい!!」
物言わぬ''目撃者''から逃げるように、私は走って邸宅へと戻ったのである。
ベッドにはもう夫の姿は見当たらない。乱れの少ない純白のシーツが広がっているだけだ。彼は仕事に行く前の鍛錬が日課となっているので、その光景は大して珍しくは無かった。
大きく伸びをして、ゆっくりと起き上がる。二度寝しても良いが、窓の外の快晴を見て何だかそれも勿体無く感じられたのだ。折角なので、私は朝食前に少しばかり散歩に出かけることにした。
身支度をしてから外に出ると、夜が明けてすぐのひやりとした空気がまだ残っていた。少し肌寒いけれども、不快では無い。むしろ家令を伴わない一人だけの外出に胸を躍らせていた。
なぜなら、私はこの国の第三王女ということもあり、昔から一人で外出することは許されていなかったのだ。そのせいで家の周りを散歩するだけの今でも、冒険しているような気分だった。
邸宅のすぐ隣は森である。とは言っても、鬱蒼としておらず、熊などの猛獣もいない明るい森である。ここにあるのは手入れされた木々と美しい草花。いるのは可愛らしいウサギやリスなどの小動物である。
「ん、良い天気ね」
木漏れ日を浴びながら、私は目を閉じて深呼吸した。聞こえてくるのは、風が草木を揺らす音と、賑やかな鳥のさえずりだけだ。こうした自然との触れ合いは、いつしか日常の楽しみの一つとなっていた。
ふと私は、草を踏みしめる足音の存在に気付く。それは小鳥の鳴き声に紛れてはいたものの、段々と近付いてきているのが直ぐに分かった。
不思議に思って目を開けると、遠くから夫であるウェンデが歩いてくるのが見えた。私は咄嗟に、木の幹に姿を隠した。
彼のことが嫌いな訳では無い。けれども、夫婦といえど未だに遠慮のある仲であるというのが正直なところであった。
ウェンデは私を大切にしてくれているし、私も彼のことを大切に思っている。身体を重ねるのも毎夜のことだ。とはいえ、二人の間に蜜のような甘い触れ合いは殆ど無い。私達にとって閨事は、あくまで子作りのためでしかないのである。
それに。結婚して暫く経つにも関わらず、私は未だに男性が苦手であった。女きょうだいしか居ない環境で育ち、父上も決して男らしい雰囲気の人ではないというのが大きいだろう。
対して、ウェンデは''男の中の男''という言葉がぴったりな風貌であった。精悍な顔ばせと鍛えられた大きな体躯は、獅子を彷彿とさせる。堂々たる立ち振る舞いは、王立騎士団長の肩書きに恥じないものであった。
歩いてくるウェンデの姿は、まるで森に迷い込んだ一匹の猛獣であった。そんな彼に道を開ける私は、さながら肉食獣から逃げる草食動物といったところか。
彼が通り過ぎるのを待っていよう。そう思っていると、途中でウェンデは立ち止まったのだった。それから、辺りを見回し始めたのである。
私の気配に気付いたのかと一瞬身構えたが、どうやらそうではないらしい。やがてウェンデは、近くに生えていた木に歩み寄った。右斜め後ろから見ているので、表情ははっきりと分からない。分かるのは、彼が俯いて視線を下に向けていることだけだ。
不思議に思い眺めていると、ウェンデは自らのベルトに手をかけたのである。
ガチャガチャと忙しなく金具を外す音がして、私はそこでようやく彼が何をしようとしているのかを理解した。
ウェンデが衣服から取り出したのは、太ましいぺニス。情事の最中とは違ってまだ皮を半ば被っており、柔らかく下を向いている。それを両手で支えるように持ち、彼は木の根元へ放尿を始めたのだ。
見てはいけないものを見てしまったという焦りで、ぞわりと鳥肌が立つのを感じた。
黄金色の水は一本の緩やかな曲線を描き、地面へと落ちていく。遠目なので水音こそ聞こえないが、彼の足元で大雨に降られたように草が揺れているのを見るに、放水の勢いは強いのだろう。
依然として彼は俯いており、自らの放ったものの行く末を見守っている。その表情は、我慢から解放されたようなどこか惚けたものにも見えた。当然ながら、夫のそんな顔は今まで見たことが無かった。
排泄は言わば生理現象であり、誰もが持つ秘密事である。目を背けるべきなのは分かっていたが、私は食い入るようにその光景を見つめていた。
何故なら彼の秘密を知ってしまった罪悪感と共に、私は下腹の疼きを感じ始めていたからだ。それは、情事の時にしか感じられないものであった。
やがて用を足し終わり、ウェンデは肉竿を軽く振って水滴を払った。それから衣服へとしまい込み、何食わぬ顔で邸宅へ戻って行ったのである。
彼がいなくなったのを確認してから、私は密事の現場となった木へと近寄る。その根元を見ると、その箇所の土だけが雨上がりのように濡れていた。
そこに生えているのは雑草だけで、花は咲いていない。花を避けるように場所を選んだのは、彼なりの気遣いだろうか。
お手洗でしか縁の無い尿特有の匂いはしなかった。鼻を掠めるのは、嗅ぎ慣れた草木の瑞々しい香りだけだ。
湿り気のある地面を見つめながら、先程の光景を何度も頭の中で反芻する。気の緩んだ彼の顔も、柔らかく頭を垂れていた男性器も、私にとっては強烈に色気を感じたのだ。
ここで彼は、何を思い何を感じながら用を足していたのか。未だかつて無い程に、彼に性的な興味が向いていた。そして恐ろしい程の興奮が、私に襲いかかっていた。
「ん……っ」
再び下腹が甘く疼き、脚を擦り合わせる。そこでようやく、自分も尿意を催していることに気付いた。朝起きてから一度もお手洗いに行ってないので、仕方あるまい。
ふと、ある悪い考えが思い浮かぶ。平素ならば理性が歯止めとなるものの、性的な興奮に支配された頭ではそうもいかなかった。そして私は、先程のウェンデのように辺りを見回した。
ドロワーズを下ろしてスカートをたくしあげてから、私はその場にしゃがみ込んだ。野外で臀部をさらけ出すのは、自らの姿を想像するだけで恥ずかしくてたまらない。けれどもここで用を足したならば、ウェンデと同じ感覚が追体験できるような気がしたのだ。
何よりも性的欲求を優先させたのは、人生でこれが初めてだろう。
靴を濡らさないように足を左右に広げ、膝を恐る恐る開く。カエルの脚のようで、やや下品なポーズだ。そしてその体勢になるだけで、腹圧は十分すぎるほどにかかっていた。
けれども、野外で用を足すというのは想像以上に難しく、慣れないことをする緊張により、なかなかおしっこは出てくれない。
靴裏でジリジリと地面を踏みしめて限界まで腰を落とすと、短い雑草が晒した尻をチクチクと刺激した。それは、放尿を促す刺激となったのだった。
「あっ……んっ……」
ショロショロと音を立て、少しずつ雑草の上に尿が落ちていく。朝一ということもあり、それはやや濃い色をしていた。
我慢していた物が排出され、開放感が全身を駆け巡る。そして放尿の最中、先程のウェンデの姿を思い浮かべた。
邸宅まで戻らなかったということは察するに相当我慢していたに違いない。真面目な彼のことだから、後ろめたく感じながら用を足したであろうことは容易に想像できた。そして、そんな恥ずかしい姿を妻に見られていたなど夢にも思わないだろう。
排尿しながら都合の良い妄想を繰り広げるのは、快感でしかない。それを早く終わらせたくなくて、途中で私は放尿を止めた。
「ん……っ、は……」
我慢するべく腹に力を入れると、淫唇が震えて後孔がひくついた。性的快楽を得たい気持ちとは対照的に、身体は生理的欲求を満たすべく必死なのだ。
快楽と欲求の狭間。そのもどかしい感覚をいつまでも楽しんでいたかったが、残念ながら腹圧をかけるのは体力がいることだし、しゃがんだ足首にも疲れがきていた。名残惜しく感じながらも腹筋の力を緩めて、私は残りを放った。
放水が終わり、最後の一滴が地面に滴り落ちる。それから、私はハンカチで濡れた秘所を拭った。
流石に自らの排泄物で汚したハンカチをこのまま洗濯に出すのは気が引ける。一旦水で洗おうと思いながら、私は立ち上がってドロワーズを引き上げた。
不意に視線を感じて振り向くと、目の大きな野ウサギが一匹此方を見つめていた。今やって来たばかりかもしれない。が、先程までの一部始終を見られていたかもしれないと思った瞬間、一気に恥ずかしさが込み上げてきたのだった。
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物言わぬ''目撃者''から逃げるように、私は走って邸宅へと戻ったのである。
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