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ウェンデ様、落ち込まないで
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ヘアブラシは愛用のものがあるみたいだから、事足りているだろう。整髪料も、言わずもがな。
肌も特段荒れていないから、スキンケア用品も追加は必要無いだろう。
仕事で身に着けられないから、宝飾品もあんまりと言ったところか。
にしても、相変わらず……格好良い人。
馬車で隣に座るウェンデの横顔をじっと見つめる。筋が通っている高い鼻や、余分な肉の付いていない顔周りなど、彼の横顔は動物的な綺麗さを感じるのだった。
何度見ても見飽きないのだから、困ったものである。
「どうした?」
「い、いえ……何でもありませんわ」
突然彼が私の方を向いて、心臓が跳ねる。まさか横顔に見蕩れていたと言える訳が無く、私は言葉を濁した。
「口元が笑ってるが、何か楽しいことでもあったのか?」
どうやら口元がにやけていたようで、そう言ってウェンデは笑った。私は慌てて口元を手で隠した。
「いえっ、皆で集まってのお食事は久しぶりなので、楽しみだなと思いまして」
「そうだな、中々全員集まる機会も無いからな」
今日は隣国ベスレエラの王室一家を招いての食事会が行われるため、私達は会場となる宮殿に向かっていた。リクスハーゲン側は両親と姉夫婦、それに私達夫婦が参加するため、久しぶりの一家全員集合なのである。
「今回はチビらに逃げられないと良いが」
「そう言えば、ウェンデ様は二人と会うのが大分お久しぶりですわね」
フィオネには幼い娘と息子がいる。しかし以前ウェンデと顔を合わせた時は、彼を怖がって全然近寄ろうとしなかったのだ。余程怖かったのかウェンデが歩み寄った瞬間に、泣きながら走って逃げ出したのである。
「義父上やオリヴァルは避けられていないのに、自分だけ泣かれるのは……流石に傷付いたな」
「ふふっ、きっと今日は大丈夫ですよ」
「そうか? だったら良いが」
いつになく不安気なウェンデを見て、つい私は吹き出した。彼も私と同じく、子供が好きなのである。
彼が好きなものは、子供。だがもう少し、情報が欲しいところだ。
実はウェンデの誕生日が、来月に迫っていた。しかし私は、彼への誕生日プレゼントをまだ用意できていないのである。
森で粗相を見られてしまった日を境に、急速に彼との距離は縮まっていた。二人で過ごす時間も増えて、夫婦仲睦まじく暮らしている。
けれども、彼とあまり趣味の話をしないため、ウェンデの好きなことやものが掴めないでいた。基本的に多忙な彼は、私と過ごすか仕事をするかの二択なのである。
何をプレゼントしたら彼が喜ぶかが、全く分からないのだ。
フィオネの夫であるベアンハートは園芸が趣味であり、オリヴァルは甘いものが好きである。そんな風にウェンデにも好きなものが一つはあるはずなのだが、見つからず私は困惑していた。ちなみに直接本人に聞けば良いのかもしれないが、気を使われそうなので敢えて聞いていない。
私の誕生日は、毎年皆にお祝いされた楽しい思い出ばかりだった。両親や姉二人から素敵なプレゼントをもらって、今でも大切に使っているものばかりだ。
だから是非、彼にも喜んでもらいたいのだ。
今度、誰か彼の友人にそれとなく聞いてみようかしら。
そんなことを考えながらも、馬車の中で夫婦のたわいの無い会話は続いたのだった。
+
「ルイーセ叔母さまだ!! いらっしゃい!!」
宮殿に着いて直ぐに、私達は可愛らしいお出迎えを受けた。甥っ子のユーリが走って寄ってきてくれたのである。
「ふふっ、お久しぶり。今日も元気一杯ね」
「こら、ユーリ。宮殿の中は危ないから走ったら駄目だろう? ルイーセ様、申し訳ございません」
「いいえ、大丈夫ですわ」
ユーリを追いかける形でベアンハートがやって来て、慌てて私に頭を下げた。その腕には、姪っ子のニーナを抱いている。フィオネが女王としての公務を執り行う時は、彼が子供二人の面倒を見ているようだった。
「こんばんは、久しぶりだね」
少し身体を屈める形で視線の高さを下げて、ウェンデもユーリに挨拶をした。
……が、やっぱりまだ慣れないらしく、ユーリはその場に固まってしまった。ニーナもウェンデと視線を合わすまいと、ベアンハートの首元に顔を埋めていた。
「……最近人見知りも治ってきてはいるのですが、本当に申し訳ございません」
申し訳無さそうに、ベアンハートは頭を下げた。
彼もウェンデと同じくらい背が高く、逞しい身体付きなのだけれども、雰囲気は全く違う。ベアンハートは性格の優しさが外見に滲み出ているのだ。それに加えて穏やかな口調ということもあり、所謂隣にいると癒されるようなタイプなのである。
「いえ、子供達は悪くないので、お気になさらず」
と言ったは良いものの、ウェンデが落ち込んでいるのは明らかだった。そんな彼を不憫に思いながら、この場を取り持つべく私はユーリに話しかけた。
「ユーリ、食堂まで一緒に連れて行ってくれるかしら? おてて繋いで、ね?」
「……うん!!」
「良いのですか?」
「ふふ、勿論ですわ」
私の提案に、ユーリは元気に頷いてくれた。
「まだ大分、時間がかかりそうだな」
そう言って、ウェンデは片手で頭を抱えたのだった。
ユーリと私が手を繋いで歩き始めようとした丁度その時。
「おや、今日は大分賑やかだね」
背後から透き通るような声がそう言った。振り向くと、ボルドー色の髪と目をした彼が立っていたのである。
「久しぶりだね、ルイーセ」
「ラーシュお兄様……!!」
友好国ベスレエラの王太子ラーシュ。
そして、私の幼なじみである。
肌も特段荒れていないから、スキンケア用品も追加は必要無いだろう。
仕事で身に着けられないから、宝飾品もあんまりと言ったところか。
にしても、相変わらず……格好良い人。
馬車で隣に座るウェンデの横顔をじっと見つめる。筋が通っている高い鼻や、余分な肉の付いていない顔周りなど、彼の横顔は動物的な綺麗さを感じるのだった。
何度見ても見飽きないのだから、困ったものである。
「どうした?」
「い、いえ……何でもありませんわ」
突然彼が私の方を向いて、心臓が跳ねる。まさか横顔に見蕩れていたと言える訳が無く、私は言葉を濁した。
「口元が笑ってるが、何か楽しいことでもあったのか?」
どうやら口元がにやけていたようで、そう言ってウェンデは笑った。私は慌てて口元を手で隠した。
「いえっ、皆で集まってのお食事は久しぶりなので、楽しみだなと思いまして」
「そうだな、中々全員集まる機会も無いからな」
今日は隣国ベスレエラの王室一家を招いての食事会が行われるため、私達は会場となる宮殿に向かっていた。リクスハーゲン側は両親と姉夫婦、それに私達夫婦が参加するため、久しぶりの一家全員集合なのである。
「今回はチビらに逃げられないと良いが」
「そう言えば、ウェンデ様は二人と会うのが大分お久しぶりですわね」
フィオネには幼い娘と息子がいる。しかし以前ウェンデと顔を合わせた時は、彼を怖がって全然近寄ろうとしなかったのだ。余程怖かったのかウェンデが歩み寄った瞬間に、泣きながら走って逃げ出したのである。
「義父上やオリヴァルは避けられていないのに、自分だけ泣かれるのは……流石に傷付いたな」
「ふふっ、きっと今日は大丈夫ですよ」
「そうか? だったら良いが」
いつになく不安気なウェンデを見て、つい私は吹き出した。彼も私と同じく、子供が好きなのである。
彼が好きなものは、子供。だがもう少し、情報が欲しいところだ。
実はウェンデの誕生日が、来月に迫っていた。しかし私は、彼への誕生日プレゼントをまだ用意できていないのである。
森で粗相を見られてしまった日を境に、急速に彼との距離は縮まっていた。二人で過ごす時間も増えて、夫婦仲睦まじく暮らしている。
けれども、彼とあまり趣味の話をしないため、ウェンデの好きなことやものが掴めないでいた。基本的に多忙な彼は、私と過ごすか仕事をするかの二択なのである。
何をプレゼントしたら彼が喜ぶかが、全く分からないのだ。
フィオネの夫であるベアンハートは園芸が趣味であり、オリヴァルは甘いものが好きである。そんな風にウェンデにも好きなものが一つはあるはずなのだが、見つからず私は困惑していた。ちなみに直接本人に聞けば良いのかもしれないが、気を使われそうなので敢えて聞いていない。
私の誕生日は、毎年皆にお祝いされた楽しい思い出ばかりだった。両親や姉二人から素敵なプレゼントをもらって、今でも大切に使っているものばかりだ。
だから是非、彼にも喜んでもらいたいのだ。
今度、誰か彼の友人にそれとなく聞いてみようかしら。
そんなことを考えながらも、馬車の中で夫婦のたわいの無い会話は続いたのだった。
+
「ルイーセ叔母さまだ!! いらっしゃい!!」
宮殿に着いて直ぐに、私達は可愛らしいお出迎えを受けた。甥っ子のユーリが走って寄ってきてくれたのである。
「ふふっ、お久しぶり。今日も元気一杯ね」
「こら、ユーリ。宮殿の中は危ないから走ったら駄目だろう? ルイーセ様、申し訳ございません」
「いいえ、大丈夫ですわ」
ユーリを追いかける形でベアンハートがやって来て、慌てて私に頭を下げた。その腕には、姪っ子のニーナを抱いている。フィオネが女王としての公務を執り行う時は、彼が子供二人の面倒を見ているようだった。
「こんばんは、久しぶりだね」
少し身体を屈める形で視線の高さを下げて、ウェンデもユーリに挨拶をした。
……が、やっぱりまだ慣れないらしく、ユーリはその場に固まってしまった。ニーナもウェンデと視線を合わすまいと、ベアンハートの首元に顔を埋めていた。
「……最近人見知りも治ってきてはいるのですが、本当に申し訳ございません」
申し訳無さそうに、ベアンハートは頭を下げた。
彼もウェンデと同じくらい背が高く、逞しい身体付きなのだけれども、雰囲気は全く違う。ベアンハートは性格の優しさが外見に滲み出ているのだ。それに加えて穏やかな口調ということもあり、所謂隣にいると癒されるようなタイプなのである。
「いえ、子供達は悪くないので、お気になさらず」
と言ったは良いものの、ウェンデが落ち込んでいるのは明らかだった。そんな彼を不憫に思いながら、この場を取り持つべく私はユーリに話しかけた。
「ユーリ、食堂まで一緒に連れて行ってくれるかしら? おてて繋いで、ね?」
「……うん!!」
「良いのですか?」
「ふふ、勿論ですわ」
私の提案に、ユーリは元気に頷いてくれた。
「まだ大分、時間がかかりそうだな」
そう言って、ウェンデは片手で頭を抱えたのだった。
ユーリと私が手を繋いで歩き始めようとした丁度その時。
「おや、今日は大分賑やかだね」
背後から透き通るような声がそう言った。振り向くと、ボルドー色の髪と目をした彼が立っていたのである。
「久しぶりだね、ルイーセ」
「ラーシュお兄様……!!」
友好国ベスレエラの王太子ラーシュ。
そして、私の幼なじみである。
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