騎士団長との淫らな秘めごと~箱入り王女は性的に目覚めてしまった~

二階堂まや

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♡騎士様のご奉仕

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プレイ内容
+ウェンデ・ルイーセ夫妻の激甘らぶえっち
+クリトリス責め
+中出し
+後孔を弄る描写有り(挿入無し)


「は……ウェンデ様、ぁ」

「どうした、もう満足か? だったら止めるが」

 四つん這いになった私を、ウェンデは後ろから何度も責め立てる。貫かれる度に重みのある陰嚢が臀に当たるのが、刺激としては僅かだがいやらしい感情を一層煽ってくるのだった。

 幾度となく射精しているはずなのに、太ましい陰茎は一向に萎える気配が無い。

 ウェンデの体力の無尽蔵ぶりには、驚く他無かった。私は流石に疲れてきて喘ぎ声も弱弱しくなってきたのに、彼は肌が汗ばんでいること以外何も変わらないのだ。

「違……けど、っ……んんっ、沢山しすぎで、頭、おかしくなっちゃう……っ、から、ぁ!!」

 最早回数を忘れる程に達したことで、秘所は愛液で濡れそぼっていた。

 単調な抜き差しだけでなく、時折ぐるりと中を掻き混ぜられる。次の動きが全く予測できないので、快楽に身体が慣れることは無いのだ。

「可愛くないとこ見せて、ウェンデ様に嫌われたくない……っ、」

「は……っ、可愛いくないところなんて、ある訳無いだろ?」

「あっ……っ、んっ!!」

 ウェンデは突然、私の身体を後ろに引き寄せた。そのまま股を開いた形で、彼の膝に座らされる。

「その蕩けた表情も、素直な身体も、全部可愛いよ、ルイーセ」

 そう言って、ウェンデは私の頬にキスをしたのだった。

 二人が濃密に繋がっている場所も、善がる顔も何もかもが見られてしまっている。けれども、最早私が抵抗することはない。快楽を受け入れることしか出来なくなっていた。

 身体が彼を強く求めているのだ。

「は……っ、ぁ、んんっ」

「ん、激しいのは少し休憩するか」

 突き上げを止めて、ウェンデは私の下腹部に手を伸ばした。そして蜜濡れとなった後孔を撫でた。

 排泄の時にしか意識しない場所に触れられ、私は顔が熱くなるのを感じた。

「ひ、ぁ、……ウェンデ様、っ、そんなとこ、汚いですからっ……!」

「入浴したのだから、汚くは無いはずだが?」

 皺を一本ずつ爪の先で撫でながら、ウェンデは耳元で囁く。同意してないため、指先が中に入り込むことは無い。しかしここで頷いたならば、その奥も彼の手により暴かれていくのだろう。

 正直、尿意の我慢を気持ち良いと感じたのだから、後孔への刺激も快楽に繋がる可能性が高い。

 けれども、私は首を横に振った。

「そこは……っ、まだ、恥ずかしいので、」

「そうか。分かった」

 ウェンデの放尿姿に興奮したり、もっと変態じみたことに足を踏み込んではいるが、そういう一面を彼に知られる勇気はまだ無かったのだ。

 彼は後孔から指を退けた。そしてそのまま、淫唇に触れたのだった。

「じゃあ、こっちはどうだ?」

「あっ、ひああっ!?」

 秘肉の合わせ目を指で開き、ウェンデは小さな尖りを探り出した。それを指で擦られた瞬間、私はあられもない声を上げた。

「何、……っ、これ、ぇ」

「ん、ここを刺激すると悦いと聞いたことがあるのだが……悪くは無さそうだな」

「ひ、ぁ、ん、」

 少し触れられただけなのに、びりりと痺れるような快感がはしる。それは、胎内で得られる快楽とはまた違うものであった。

「ウェンデ様……ぁ、そこ、もっと、触って、ぇ」

「ん、仰せのままに」

 ウェンデは秘蜜をたっぷりと塗り伸ばしてから、淫蕾を指で刺激し始めた。

「あっ……っ、ん、っ」

 円を描くように撫でたり、時折指の腹で押し潰したり。可愛がりを受ける度に、身体が跳ねてどうしようもない。

 そして快楽を得る度に、胎内が彼を締め付けてしまうのだった。

「ぐ……っ、ん、っ」

「あっ……、ウェンデ様、ごめ、なさ……っ」

「いや、気にするな……っは、」

 悦くなることだけ考えれば良い、と言って、ウェンデは私の頭を優しく撫でてくれたのだった。

 そして、限界はすぐそこにまで来ていた。

「は……っ、ウェンデ様、ぁ、っ、私、ああっ!!」

「ん、っ、良いぞ、いつでも……っ、ぐ、」

「あっ、あああ!!」

 落雷に打たれたような強い快楽を感じて、私は達した。そしてウェンデも、その締め付けにより吐精したのだった。

「は……っ、ぁ、……っ、」

 荒い息をしながら、何度も唇を重ねる。すると、ぐるぐると低い音が聞こえてきたのだった。

 それは、空腹を知らせる腹の音であった。

+

 トーストにバターをたっぷり塗ってから、私は勢いよくかぶりついた。激しい運動をした後なので、酷くお腹が空いていたのだ。

「そんなに急いで食べなくても、横取りしないから安心してくれ」

 そんな私の姿を見て、ウェンデは困ったように笑った。彼はベッドの上での情欲をぎらつかせる雄から、優しい夫にすっかり戻っていた。

「む、だってお腹空いて仕方が無いんですもの」

 寝室の丸テーブルに並べられた遅い朝食。食堂に行くために身繕いするのも面倒だったので、私達は寝室で朝食を取ることにしたのだ。先程まで性交の匂いのしていた室内は、美味しそうな朝食の匂いにいつの間にか変わっていた。

「ほら、口元が汚れてるぞ」

「ん、う」

 口の横にオムレツのケチャップが付いていたようで、ウェンデはナプキンで拭ってくれた。どうにも、今日は彼の前で恥ずかしい姿を見せてばかりだ。

 けれども、満たされなかった部分が満たされたという温かな幸福感が、胸の中には広がっていたのだった。

「ん、綺麗になった」

「っ、ありがとうございます」

 穏やかなウェンデの笑顔を見て、胸がきゅんとなるのを感じる。頼もしくて面倒見が良くて優しくて、そんな夫のことを嫌いになれる気がしなかった。

「あ……ふ」

 食後のコーヒーを飲み終えたところで、私は欠伸をした。そこでようやく、昨夜は殆ど寝ていないことを思い出したのだった。

「少し昼寝するか?」

「え……と……」

 私は思わず返事を躊躇ってしまった。昨夜のような怖い夢を見てしまいそうで、不安だったのだ。

「昨日嫌な夢を見てしまって。だから、寝るのが何だか怖くて」

 子供じみた言い方だが、私は本音を口にした。

「じゃあ、一緒に寝るか」

「え? あっ!!」

 そう言うや否や、ウェンデは私をさっさとベッドへ連れて行ったのである。

「目の下にクマが出来てる。よっぽど眠れなかったんだな」

 ベッドに並んで寝そべってから、彼は優しく私の顔に触れた。それは性的な欲求を抜きにした、いたわるような手つきであった。

「ずっと傍にいるから、これで怖くないだろう?」

「ん、ウェンデ様……、私が寝たら居なくなるとか、嫌ですよ?」

「ふっ、そんな意地悪しない。約束する」

 私を腕の中に抱き入れてから、ウェンデは言った。それは、何よりも私を安心させる一言であった。

 大好きな彼の腕の中で、私はゆっくりと目を閉じた。
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