騎士団長との淫らな秘めごと~箱入り王女は性的に目覚めてしまった~

二階堂まや

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♡止められない欲

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プレイ内容
+???(強姦魔)×ルイーセ
+緊縛・無理矢理・レイプ・胎内放尿※夢オチ
+ルイーセの自慰行為


「悪い子だな、ルイーセ」

 そう言ったのは、ウェンデではない''誰か''であった。誰かは分からないが、その低く落ち着いた声は聞き覚えのあるものである。

 声の主は、服装と体型から察するに若い男である。暗がりで、顔はよく見えない。ただ分かることとしては、その得体の知れない男がベッドの上で私を組み敷いていることである。

 逃げ場を失い、私はただ男の言葉を待つしか無かった。

「素直にお強請りできないなんて、駄目じゃないか」

「え、あ……ごめんなさい」

 反射的に謝ると綿の白い手袋を着けた男の手が、自分の顎をぐいと持ち上げた。それは、犬を躾ける飼い主のような支配的な動作にも感じられた。

「素直になれない悪い子には、お仕置きが必要みたいだな」

「えっ、え……?」

 困惑する私を無視して、男は突然スカートの中に手を入れてドロワーズに手をかけた。

 暴漢に犯される。恐怖のあまり、私は悲鳴を上げた。

「い、嫌っ、やめてっ、誰か、ぁ!!」

「ははっ、残念だが、ここには誰も助けには来ないよ。お前の旦那含めてな」

「きゃああっ!!」

 必死に手足をばたつかせて抵抗するが、非力な私が大人の男一人に敵うはずもなく。男の成すがままとなってしまった。

 手袋をした手が、ドロワーズをずり下ろして秘唇を割り開く。まだ濡れていないそこに、手袋をしたままの指が不躾に這わされた。脚を閉じようとするが、金縛りにあったかのように身動きできなくなっていることに気付く。

「緊縛魔法をかけておいた。逃れるすべは無い、諦めろルイーセ」

「嫌、やだっ、いやあああっ!!」

 乱雑に男の指が蜜口を掻き乱していく。濡れてないのに粘膜を擦られてじわじわと下腹部を痛みが襲う。こんなの、ウェンデであれば絶対に有り得ないことだ。

 大好きな夫の姿を思い浮かべて、私は泣き喚いた。

「嫌、ウェンデ様、いやああっ!!」

「は、そんなに旦那のことが好きか? あんな奴のことが?」

 涙で顔をぐちゃぐちゃにする私に構うことなく、男は手淫を続ける。痛みを少しでも和らげるためか、段々と胎内に粘液が滲むのを感じた。

「は、嫌って言っても身体は素直だな? ルイーセ」

「あっ、あっ、ああっ!!」

 やがて、男は指を引き抜いた。そして、トラウザーズから牡茎を取り出した。色が薄く亀頭に皮が被っていないそれは、まだ半分柔らかさを残しているようにも見えた。

 それを私に見せつけるように片手で扱きながら、男は嘲笑うかのように続ける。

「このまま入れて射精(だ)されると思っただろ? だが、それじゃあ面白く無い」

「な、何するの……?」

「折角夢の中なんだ、もっと激しくいこうか」

 そう言って、男は半勃ちのぺニスを無理矢理腟に捩じ込んだのだった。

「いっ、やああああ!!」

 中に射精されて強姦魔の子を身篭るだなんて耐えられない。私は力の限り泣き叫んだ。

「はっ……そんなに締め付けるな。奥までいけないだろ?」

「うっ、ううっ……嫌、嫌っ、あっ」

「ほら、そんなに叫ぶと可愛い声が潰れてしまうじゃないか」

 ちょっと黙っててくれと言って、男は呪文を唱え始めた。すると、叫たいのに声が出なくなってしまった。

 最早、抵抗する術を全て奪われてしまった。絶望と恐怖のあまり、私は全身の震えが止まらなくなってしまった。

「ん、よしよし。大人しくして偉いぞ」

 男は最奥にまで肉筒を埋めて、満足気に笑った。

「なあ、ルイーセ。マーキングって知ってるか?」

「……っ」

「雄犬が縄張りを主張するために、自分の匂いを残すことだ。今のお前は旦那に散々嵌められてるが、その匂いを掻き消す程に匂いの上書きをしたら、面白いと思わないか? それには、精液よりももっと濃ゆいものの方が良いと思う訳だ」

 嫌な予感がして、顔が青ざめていくのが分かる。そんな私とは対照的に、男はやけに楽しげであった。

「このまま、放尿するからな」

「っ!?」

「ははっ、射精よりも長く快楽が続くんだとさ。最高だろ?」

 嫌々と首を横に振るが、男は牡茎の先を最奥の肉壁で擦るように腰を揺らす。

「ふ……、先をこんなにザリザリ刺激できるなんて最高だろ……っ、完勃ちさせて突っ込めなかったのが惜しいな……っ、あんな奴には勿体無いくらいだ」

 何を言ってるのかよく分からないが、男はどうやら胎内で与えられる快楽に酔いしれているらしい。

「っ、は、っ、出る……!!」

 精液とは違う、粘り気の無い熱い液体が腟内に放たれる。余程溜め込んでいたのか、放尿はやたら長く感じられた。

「あ……クソ、悦すぎんだろっ……!!」

 胎内が汚水に満たされていく感覚を私はただ受け入れることしかできなかった。絶望のあまり、私は呆然としていた。

「じゃあ、また来るよルイーセ」

 その言葉を最後に、私は気を失った。

+

「ん……っう、ううっ」

 自分のうなされる声を聞いて、目が覚める。慌てて飛び起きるとそこに強姦魔はおらず、いつものベッドの上であった。そして隣にはウェンデが寝息を立てて眠っていた。

 夢……か。

 どうやら裸のまま寝たらしく、私の身体には厚い毛布が掛けられていた。きっと、ウェンデが風邪をひかぬようにそうしてくれたに違い無い。

 恐る恐る自分の下腹部に触れてみるが、犯されたような痕跡は残っていなかった。そこでようやく、私は恐怖から解放されたのだった。

 けれども、一つだけ疑問が残る。何故私は、あんな悪趣味な夢を見てしまったのだろうか、と。

 ウェンデと身体を重ねた後、すぐに寝てしまったものの、決して不快な入眠では無かったはずだ。

 夢では、理性により抑圧された欲が現れることもあると昔本で読んだことがある。

 となれば、ウェンデに対する性欲が危ういところにまで来ているのではないか。不意にそんな考えが頭をよぎった。

 隣で眠る夫の寝顔を見つめる。暖かいからか、どうやら彼も何も着ずそのまま寝たらしい。その無防備な姿を見て、身体の奥から熱が湧き上がるのを感じた。

 彼を起こさぬよう、息を潜めて肌が触れ合うほどの至近距離に寝転ぶ。寝息を聞く度に罪悪感が募る。けれども、私はもう自分の欲が抑えられなかった。

「は……ぁ、ん、」

 どうか許してくださいと思いながら、私は指で自らを慰め始めた。

 横向きに寝ているウェンデの胸に顔を埋め、大好きな匂いと温もりを感じ取る。それだけで、情事の感覚が思い出されて淫蜜が中を濡らしていった。

 ごめんなさい。でも、もう我慢できないの。

 背徳感により、ぞくりと肌が粟立つ。けれどもそれすらも快楽を煽る材料になっているのだから、私は気が狂っているのかもしれない。

 精液が零れないように脚を閉じて、指で中を掻き混ぜる。けれども、身体が満足できる程の快楽は中々得られない。中が切なく疼くばかりだった。

「……っ、ぁ、ん、っ……っ」

 自分を満たすための手遊びは、夜明け前まで続いたのだった。
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