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♡事前準備は念入りに
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プレイ内容
+ルイーセの自慰行為
「ふう……」
浴室で湯に浸かり、私はおおきく息を吐いた。いつもは浴槽にめいっぱいお湯を溜めるのだけれども、今日は湯の量を半分にしていた。所謂、半身浴である。
オリヴァルからお叱りを受けた後ー診察を受けてから、私は彼から受けた健康指導に従って生活していた。
三食きちんと食べること、激しい運動は控えること。運動する場合はこまめに水分補給をすること。基本的なことばかりにも見えるが、私がやってきたことは正しく正反対であり、反省せざるを得なかった。
ちなみに例の薬草スープも、一般的には肥満で食事制限が必要な場合に三食のうち一食を置き換えるのが正しい食べ方らしく、真っ先に禁止を言い渡されたのだった。
そして痩せているのに自分が太っていると感じる理由として、下半身の浮腫みを指摘された。半身浴が効果的であると教わったため、私は湯に浸かりながら毎日せっせと浮腫み解消のマッサージをしているのだった。
結論から言うと、体調はすこぶる良くなった。今度オリヴァルに会った時にはきちんとお礼を言おうと、私は心に決めていた。
確か、彼は甘いものが好きだった筈だ。今度美味しいケーキか何かを手土産に持っていこう。
「……13、14、15。よし、終わり」
マッサージを両脚分終わらせてから、私は軽く伸びをした。今日は湯に薔薇の花弁を沢山浮かべてみたので、浴室は華やかな良い香りに包まれており、リラックス効果は抜群だ。
けれども、不意に心配事が頭をよぎった。
今宵は、ウェンデと寝室で''夫婦生活''を送る日だ。彼を完全に男として意識してしまっている今、いやらしい気持ちを隠し切れるだろうかと不安で仕方が無いのである。
正直、この数日間彼と身体を重ねるのが楽しみで仕方が無かった。けれども、そんなことは口が裂けても言えない。
何故ならウェンデからすれば、情事は子作りのための行為に過ぎないのだから。きっと私がこんなふしだらな女であると知ったならば、いくら優しい彼であっても軽蔑するに違いない。
お前がそんな女だとは思わなかった。見損なったよ、ルイーセ。
そう言って愛しい彼が自分に冷たい視線を投げかける光景を思い浮かべるだけで、泣きそうだった。
このいやらしい気持ちは、何が何でも押し止めなければならない。けれども、寝台の上で全てを脱ぎ去ったウェンデの姿を思い出して身体はすっかりその気を起こしていた。
湯の中で脚をもぞつかせていた丁度その時、ある考えが思い浮かんだのである。
だったら、欲を先に発散すれば良んじゃないかしら?
よく考えたら、淫らな情欲もウェンデに抱かれた後は落ち着いていく。つまりは、それが食欲のように限度があるものであるのは確かだ。
ならばいっそ、自身で欲を満たしてからことに及べば良いでは無いか。思いつくままに、私は自らの下腹部に手を伸ばした。
行為の度に、ウェンデに触れられる場所。排泄した際にちり紙で拭うことはあるが、自分ではそれ以外で触れる機会は無いところである。
唇のように左右対称に二つある肉のひだを、ぎこちなく撫でてみる。当然、それだけでは快感を得るには程遠い。
いつもウェンデがしてくれるように、私は恐る恐る秘唇を指でぱっくりと割開いてみた。すると、普段隠されている内側の粘膜が湯に晒された。不思議な感覚に誘われるように、私は割れ目を指の腹で擦り始める。指を胎内に差し入れるのには、まだ抵抗があったのだ。
「っ……、ん、っ、う、」
けれどもやっぱり、物足りない。
私は覚悟を決めて、湯から出て浴槽のへりに腰掛けた。そして股を開いて、指を膣内にゆっくりと入れたのである。
「……っ、は、ん、」
意外にも、中は指をすんなりと受け入れた。しかしウェンデの指や牡茎に比べればまだまだだ。更なる刺激を求めて、私はもう一本指を中に入れた。
何とかして、自分で自分を満たさないといけないのだ。私は必死に指を動かした。
「あっ……ん、っ、ああっ」
暇していたもう片方の手で、胸を揉む。乳首を軽く摘みながら、ウェンデに愛撫される自分の姿を想像する。どうにも、身体的な刺激だけでは達せそうになかったのである。
彼との目交いを思い浮かべて、ひたすらに愛液を掻き混ぜるように指を動かす。愛しい男を求めるがあまり、その手つきは段々と荒く激しくなっていた。
「っ……ん、っ、あっ、あああっ」
間抜けな声を上げて、私は達した。その瞬間、淫道は指を締め付けた。欲しいのはお前じゃない、とでも身体が言ってるような、緩い収縮である。自分で自分を満足させるのは、どうやらかなり難しいらしい。
とはいえ、先程の下腹の疼きはある程度収まっていた。得られ快楽は微々たるものではあるけれども、ベッドの上で理性を働かせるには十分な筈だ。
「……取り敢えず、頑張らなきゃ」
手桶で身体に湯をたっぷりと浴びせて、汗や秘蜜を十分に洗い流す。これで証拠隠滅はばっちりだ。
自慰の痕跡が身体に残っていないのを何度も確認してから、私は浴室を後にした。
+ルイーセの自慰行為
「ふう……」
浴室で湯に浸かり、私はおおきく息を吐いた。いつもは浴槽にめいっぱいお湯を溜めるのだけれども、今日は湯の量を半分にしていた。所謂、半身浴である。
オリヴァルからお叱りを受けた後ー診察を受けてから、私は彼から受けた健康指導に従って生活していた。
三食きちんと食べること、激しい運動は控えること。運動する場合はこまめに水分補給をすること。基本的なことばかりにも見えるが、私がやってきたことは正しく正反対であり、反省せざるを得なかった。
ちなみに例の薬草スープも、一般的には肥満で食事制限が必要な場合に三食のうち一食を置き換えるのが正しい食べ方らしく、真っ先に禁止を言い渡されたのだった。
そして痩せているのに自分が太っていると感じる理由として、下半身の浮腫みを指摘された。半身浴が効果的であると教わったため、私は湯に浸かりながら毎日せっせと浮腫み解消のマッサージをしているのだった。
結論から言うと、体調はすこぶる良くなった。今度オリヴァルに会った時にはきちんとお礼を言おうと、私は心に決めていた。
確か、彼は甘いものが好きだった筈だ。今度美味しいケーキか何かを手土産に持っていこう。
「……13、14、15。よし、終わり」
マッサージを両脚分終わらせてから、私は軽く伸びをした。今日は湯に薔薇の花弁を沢山浮かべてみたので、浴室は華やかな良い香りに包まれており、リラックス効果は抜群だ。
けれども、不意に心配事が頭をよぎった。
今宵は、ウェンデと寝室で''夫婦生活''を送る日だ。彼を完全に男として意識してしまっている今、いやらしい気持ちを隠し切れるだろうかと不安で仕方が無いのである。
正直、この数日間彼と身体を重ねるのが楽しみで仕方が無かった。けれども、そんなことは口が裂けても言えない。
何故ならウェンデからすれば、情事は子作りのための行為に過ぎないのだから。きっと私がこんなふしだらな女であると知ったならば、いくら優しい彼であっても軽蔑するに違いない。
お前がそんな女だとは思わなかった。見損なったよ、ルイーセ。
そう言って愛しい彼が自分に冷たい視線を投げかける光景を思い浮かべるだけで、泣きそうだった。
このいやらしい気持ちは、何が何でも押し止めなければならない。けれども、寝台の上で全てを脱ぎ去ったウェンデの姿を思い出して身体はすっかりその気を起こしていた。
湯の中で脚をもぞつかせていた丁度その時、ある考えが思い浮かんだのである。
だったら、欲を先に発散すれば良んじゃないかしら?
よく考えたら、淫らな情欲もウェンデに抱かれた後は落ち着いていく。つまりは、それが食欲のように限度があるものであるのは確かだ。
ならばいっそ、自身で欲を満たしてからことに及べば良いでは無いか。思いつくままに、私は自らの下腹部に手を伸ばした。
行為の度に、ウェンデに触れられる場所。排泄した際にちり紙で拭うことはあるが、自分ではそれ以外で触れる機会は無いところである。
唇のように左右対称に二つある肉のひだを、ぎこちなく撫でてみる。当然、それだけでは快感を得るには程遠い。
いつもウェンデがしてくれるように、私は恐る恐る秘唇を指でぱっくりと割開いてみた。すると、普段隠されている内側の粘膜が湯に晒された。不思議な感覚に誘われるように、私は割れ目を指の腹で擦り始める。指を胎内に差し入れるのには、まだ抵抗があったのだ。
「っ……、ん、っ、う、」
けれどもやっぱり、物足りない。
私は覚悟を決めて、湯から出て浴槽のへりに腰掛けた。そして股を開いて、指を膣内にゆっくりと入れたのである。
「……っ、は、ん、」
意外にも、中は指をすんなりと受け入れた。しかしウェンデの指や牡茎に比べればまだまだだ。更なる刺激を求めて、私はもう一本指を中に入れた。
何とかして、自分で自分を満たさないといけないのだ。私は必死に指を動かした。
「あっ……ん、っ、ああっ」
暇していたもう片方の手で、胸を揉む。乳首を軽く摘みながら、ウェンデに愛撫される自分の姿を想像する。どうにも、身体的な刺激だけでは達せそうになかったのである。
彼との目交いを思い浮かべて、ひたすらに愛液を掻き混ぜるように指を動かす。愛しい男を求めるがあまり、その手つきは段々と荒く激しくなっていた。
「っ……ん、っ、あっ、あああっ」
間抜けな声を上げて、私は達した。その瞬間、淫道は指を締め付けた。欲しいのはお前じゃない、とでも身体が言ってるような、緩い収縮である。自分で自分を満足させるのは、どうやらかなり難しいらしい。
とはいえ、先程の下腹の疼きはある程度収まっていた。得られ快楽は微々たるものではあるけれども、ベッドの上で理性を働かせるには十分な筈だ。
「……取り敢えず、頑張らなきゃ」
手桶で身体に湯をたっぷりと浴びせて、汗や秘蜜を十分に洗い流す。これで証拠隠滅はばっちりだ。
自慰の痕跡が身体に残っていないのを何度も確認してから、私は浴室を後にした。
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