無能力の転生者は剣を極める

第一章 幼少期編

第15話 装備新調

～1週間と数日後～

オストルの武器屋は今日入荷するらしいから急いでやってきた

「はぁはぁ、失礼します」

「おっ、来たな坊主。ほら、この短剣だ」

そう言って真っ黒い短剣を出した

「ありがとうございます！」

「これは何製ですか？」

「これか？この短剣は坊主の望み通り硬さは優秀な黒瑪瑙ブラックオニキスっていう鉱物で出来ている。」

「へぇ、結構高そうですね」

「いや、魔力伝導率が低いから優秀でも売れないんだ。だから安く買い取れたし、それに坊主のことを話したらおまけで黒瑪瑙ブラックオニキス製の剣もおまけしてくれたぞ」

将来使うかな

「それでいくらですか？」

「そうだな、3,000,000Gゴールドだな」

「はい」

そして3,000,000Gゴールド払い、新しい短剣を買った

「ありがとうございました」

そういって店を出て、家に帰った

～家～

さて、午後は何しよう？

そういえば試し切りしてないな

適当にゴブリンとかで試し切りしてみるか

前ゴブリンキングを倒した時に普通のゴブリンもかなり倒したが、いつの間にか増えていた

繁殖能力すごいな

さて、やるか

そして切ってみるとスッと入り簡単に切れた

おお、すげぇ

そして、その後立て続けに何十体も倒したがかなり楽だった

さらに剣の方も使ってみたがゴブリンナイトの剣の比じゃないくらい強く

成長したらこっちを主体に使うだろうと思った

よし、次は廃坑だ

そう考えると家に戻り

前買ったランプに火を付けてもらい戻ってきた

さて、松明だと火が消えるけど

ランプならその心配も減るし、どこまで行けるかな

そうわくわくしながら入っていった

廃坑はまず最初にスライムがよくいて

その奥に採掘ゴブリンがいる

そこから先は道が狭く、入ろうとしたが

自分に火が飛び移りそうで行けなかった

だがランプにしたからその心配はないので行ってみようと思う

そして進んでいったら徐々に開けてきた

あそこだけ狭かったのか

と考えていると

ゴゴゴゴ...

近くの岩が動き出した

ゴーレムか

ゴーレムは推奨LV30くらいの敵だが

斬撃があまり効かないので剣士とかの天敵だ

だが打撃はかなり効くので戦う時は打撃のできる武器に変えてる

例えば槌や大剣だ

重い武器ほど効果がいい

対して弓や風魔法、俺が今使ってる短剣などは効果が薄い

武器の相性や子供としての体の弱さ

場所も狭いから距離も取りずらいことから

非常に相性が悪いと言える

試し斬りだけどやれるとこまでやってみるか

そう思い剣を振るった

すると意外に斬れた

結構硬かったが黒瑪瑙ブラックオニキスの方が固かったようだ

この剣すごいな

と、改めて思った

ゴーレムはまだ動いている

まぁ、腕切っただけだし

無機物だから感情も無いから

死ぬまで何度も立ち向かってくるんだよな

ゲームでは倒すためには核を壊さなければならなかった

強いゴーレムは壊された部分は即時回復

核は小さくて見つけづらいと結構ウザかった

ここのゴーレムが普通のゴーレムでよかった

試し切りも終わったしそろそろ帰るかと思い、家に帰り

メタりんが食べるかもしれないということを忘れ

眠ってしまった

～次の日～

やっば！剣と短剣食われたかも！

と思い目が覚めた

だが真っ黒な剣と短剣は昨日置いた場所にあった

メタりんが食べれる硬度じゃなかったか

よかった、食われてなくて

食われてたら武器無くなっちゃうところだった

そう一安心したら眠気が襲ってきたので

もう一眠りした