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色々とややこしいパイロット達
かなめの誠の評価 『真性ロリコン革命』の可能性
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「そう言えば、僕の制服に……何もついてない……階級章は少尉候補生……どこの『少尉候補生』の階級章を付ければいいんだ?とりあえず士官になってから聞こう……そもそも、支給されるの?」
そう言ってこの元の『東和の警察』なら『白地』の巡査から警視総監までついている空欄のことが気になった。
襟の士官になれば襟章につく、今は……そう言いながら考えているところに静かに叩く手があった。そして、その手は女の手。そして、その女は振り向こうとする女ガンマンのたれ目が明らかに冷酷な一言を告げた。
「それは……十分に考えた方がいい……とりあえず何でもいい『赤』が連想されるものと、『白』を連想させるものは避けろ……」
それだけ言うと手をかざしてうなづきながら静かに自分の『赤』と『白』のラインが後付けされているだけの誠と同じような椅子に座った。そして、画面を表示させると何か調べ始めた。
「赤いものだけを付けると?」
そう言ったかなめの顔は考え事をしながら適当なこととして。
「『ロリコン』革命が始まる……結果的に。アタシがお前を……最悪……お前を『殺す』」
かなめはそう言うとまた何事も無かったかのように、誠の見守る中、かなめは静かにまた画面を見つめて、その脳と直結して入力可能な首の後ろにある、『サイボーグ用狙撃修正汎用デバイス』にも使える汎用ジャックに、どう見ても音楽用の有線コードにしか見えないプラグを刺した。
明らかにやる気のないかなめに、誠は試しにその女サイボーグに聞いてみた。
「じゃあ、白いのを付けると……」
そうするとかなめは顔を誠に向け、はっきりと殺意を込めた視線を湛えた鋭い瞳でにらみつけて、誠にこう言った。
「小隊長が『ロリコン』反対だから!当然、お前の頭がザクロのように割れる『アタシの手』」でな!」
そんな、かなめの殺意を込めたにらみに、誠は持っていた制服の入ったビニール袋を何もない机に落とし、怯えながらかなめに目を向けた。
「カウラさんが『ロリコン』反対だって……どうしてわかるんですか?」
このかなめの一言が、『ロリコンのご本尊』のランと『ロリコン』は『特殊な性癖』と認識しているカウラの居ない理由が誠にもはっきり分かった。
そして、背後の扉が開いた時、どちらの『真性ロリコン』誠の命の火を終わらせるような武器を構えているのか確認すべく、静かに後ろを振り向いた。
そう言ってこの元の『東和の警察』なら『白地』の巡査から警視総監までついている空欄のことが気になった。
襟の士官になれば襟章につく、今は……そう言いながら考えているところに静かに叩く手があった。そして、その手は女の手。そして、その女は振り向こうとする女ガンマンのたれ目が明らかに冷酷な一言を告げた。
「それは……十分に考えた方がいい……とりあえず何でもいい『赤』が連想されるものと、『白』を連想させるものは避けろ……」
それだけ言うと手をかざしてうなづきながら静かに自分の『赤』と『白』のラインが後付けされているだけの誠と同じような椅子に座った。そして、画面を表示させると何か調べ始めた。
「赤いものだけを付けると?」
そう言ったかなめの顔は考え事をしながら適当なこととして。
「『ロリコン』革命が始まる……結果的に。アタシがお前を……最悪……お前を『殺す』」
かなめはそう言うとまた何事も無かったかのように、誠の見守る中、かなめは静かにまた画面を見つめて、その脳と直結して入力可能な首の後ろにある、『サイボーグ用狙撃修正汎用デバイス』にも使える汎用ジャックに、どう見ても音楽用の有線コードにしか見えないプラグを刺した。
明らかにやる気のないかなめに、誠は試しにその女サイボーグに聞いてみた。
「じゃあ、白いのを付けると……」
そうするとかなめは顔を誠に向け、はっきりと殺意を込めた視線を湛えた鋭い瞳でにらみつけて、誠にこう言った。
「小隊長が『ロリコン』反対だから!当然、お前の頭がザクロのように割れる『アタシの手』」でな!」
そんな、かなめの殺意を込めたにらみに、誠は持っていた制服の入ったビニール袋を何もない机に落とし、怯えながらかなめに目を向けた。
「カウラさんが『ロリコン』反対だって……どうしてわかるんですか?」
このかなめの一言が、『ロリコンのご本尊』のランと『ロリコン』は『特殊な性癖』と認識しているカウラの居ない理由が誠にもはっきり分かった。
そして、背後の扉が開いた時、どちらの『真性ロリコン』誠の命の火を終わらせるような武器を構えているのか確認すべく、静かに後ろを振り向いた。
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