55 / 66
散歩
第55話 悪友
しおりを挟む
「そう言えば……軍のどこだ?陸軍……海軍……」
鶴橋の質問ももっともだと思った誠に笑みがこぼれる。実際、誠も幹部候補生過程修了の際には希望すれば体育学校の野球部への編入をすると教官から言われたのを断った前例がある。
「いや、同盟司法局だよ、僕は」
その一言で監督の目が驚きに変わった。
「あれか?この前、都心部でアサルト・モジュールを起動して化け物相手に格闘戦をやったあの……」
「その部隊です」
きっぱりと言い切るカウラの言葉が響く。監督の驚きはしばらくして唖然とした表情に変わる。大体が司法実働部隊と言う性格上、公表される活動はどれも司法局実働部隊の一般市民からの評価を下げるものばかりなのは十分知っていた。
「もしかして……パイロットとかをやっているわけじゃ無いだろうな」
「ええ、彼は優秀なパイロットですよ。隊長の私が保証します。現にスコアーは巡洋艦1隻にアサルト・モジュール8機撃破。エースとして認定されています」
カウラの言葉にしばらく黙って考え事をしていた監督がぽんと手を打った。
「ああ、だからか……雰囲気が変わったな」
『変わったのかな……』
誠は指摘を受けて苦笑いを浮かべた。
「お前は確かアニメ研究会にも所属して……なんだっけ?あの人形」
「フィギュアです」
「ああ、それをたくさん作って文化祭で飾ってたよな」
すべてを思い出した。そんな表情の鶴橋を見てさすがのカウラまでも苦笑いを浮かべる状況となっていた。そして誠は悟った。このまま高校時代のネガティブな印象をカウラに植え付けることは得策とはいえないことを。
「じゃあ……僕達はこれで」
「いいのか?先生とかも会わないのか?」
明らかに誠の考えを読んだようにかなめを挑発するときのように目を細めてカウラがそう言った。
「いいよ!また来るから!その時は……」
「おう!その時はあいつ等に少しアドバイスとかしてくれよ!」
鶴橋もさすがにわかっているようで部員時代は見なかったような明るい表情で立ち去ろうとする誠を見送った。
「急いでどうするんだ?そんなに」
早足で裏門から出た誠はそのまま駅の反対側に向かってそのままの勢いで歩く。後ろから先ほどの後輩達がランニングシューズに履き替えたらしく元気に走って二人を抜いていく。
「そうか……」
カウラはうれしそうに誠を見上げる。
「ランニングコースなんかの思い出を教えてくれるんだな」
「ええ……まあ、そんなところです」
実は特に理由は無かったのだが、カウラに言われてそのとおりと言うことにしておくことに決めて、ようやく誠の足は普通の歩く速度に落ち着いた。
常緑樹の街路樹。両脇に広がる公営団地に子供達の笑い声が響いている。カウラは安心したと言うように誠のそばについて歩いている。
「この先に川があって、そこの堤防の上を国営鉄道と私鉄の線路の間を三往復してから帰るんですよ」
誠はそう言いながら昔を思い出した。考えればいつもそう言うランニングだけは高校時代から続けてきたことが思い出される。現在も勤務時には8キロ前後のランニングを課せられており、誠の生活の軸であるランニングは昔と特に変わることは無い。
「そうなのか」
しばらく考えた後カウラは納得したようにうなづく。そしてそんな二人の前に大きな土の壁が目に入ってきた。
「あれがその堤防か?」
カウラが興味深そうに目の前の枯れた雑草が山になったような土手を指差した。誠はうなづくとなぜか走り出したい気分になっていた。
「それじゃああそこまで競争しましょう」
元々こう言うことを積極的に言い出すことの少ない誠の言葉にうれしそうにうなづいたカウラが走り出す。すぐに誠も続く。
およそ百メートルくらいだろう。追い上げようとした誠が少し体勢を崩したこともあり、カウラがすばやく土手を駆け上がっていくのが見えた。
「これが……お前の見てきた景色か」
息も切らさずに向こうを見つめているカウラに誠は追いついた。そしてその目の前には東都の町の姿があった。
ガスタンクや煙突など。おそらく他の惑星系では見ることの出来ない化石エネルギーに依存する割合の高い遼州らしい建物が見える。そしてその周りには高層マンションと小さな古い民家が混在している奇妙な景色。
「まあ、こうしてみると懐かしいですね」
誠は思わずそう口にしていた。
「懐かしい……か」
カウラの表情が曇った。彼女は姿こそ大人の女性だがその背後には8年と言う実感しか存在しない。彼女は生まれたときから今の姿。軍人としての知識と感情を刷り込まれて今まで生きてきた。誠のように子供時代から記憶を続けて今に至るわけではない。
「すいません」
「何で謝る……まあいいか」
そう言うとカウラはうれしそうに思い切り両手を挙げて伸びをした。
「それにしても素敵な景色だな」
川原の広がりのおかげで、対岸の町並みが一望できる堤の上。カウラは伸びの次は大きく深呼吸していた。誠は満足げにそれに見とれていた。
「貴様等もそう思うだろ!」
突然カウラが後ろを向いて怒鳴るのを聞いて誠は驚いて振り向く。しばらくして枯れた雑草の根元からかなめとアメリアが顔を出した。
「なんだよ……ばれてたのかよ」
かなめが頭を掻く。アメリアはそのままニコニコしながら誠に向かって走り寄ってくる。
「大丈夫?誠ちゃん。怖くなかった?襲われたりしなかった?」
「私は西園寺じゃないんだ」
「カウラ言うじゃねえか……それに誰がこいつを襲うんだ?」
突然の二人の登場に困惑している誠を尻目に三人は勝手に話を進める。
「そりゃあ襲うと言えばかなめちゃんでしょ?」
アメリアは誠が困惑するのとかなめが切れるのが面白いと言うように挑発的な視線をかなめに向ける。
「人を色魔みたいに言いやがって……」
「怖い!誠ちゃん助けて!」
胸倉をつかもうとするかなめをかわしてアメリアが狙い通り抱きついてくる。誠はただ呆然と立ち尽くしてまとわりついてくるアメリアを受け止めるしかなかった。わざと胸の当たりを押し付けてくる感覚に苦笑いを浮かべながら誠はカウラを見る。
「もしかしてカウラさんかなり前から気づいてました?」
さらに胸を押し付けてくるアメリアを引き剥がそうとしながら誠はカウラに声をかけた。
「駅を出たときにはすでに尾行されていたのがわかった。さっき走ったときにはかなりあわてて飛び出していたから神前もわかっていると思ったんだが……」
そう言うとカウラはいかにも不満そうな顔を誠に向ける。相変わらずアメリアは誠にしがみついている。
「いい加減離れろ!」
アメリアの首根っこをつかんだかなめが引っ張るのでようやくアメリアは誠から離れた。
「勝手に尾行したのは悪かったけどな……」
そう言うとかなめはカウラの首のマフラーの先を手に取った。
「うわ!」
思い切りその端の縫い取りに向けてかなめが怒鳴った。突然の出来事にアメリアが思わず誠から手を離した。そしてそれを見てかなめは満足げにうなづく。
「あれ見て」
すぐに我に返ったアメリアが指をさす対岸の遊歩道に、耳を押さえて座り込む男女の姿があった。
「島田先輩……仕事が忙しいんじゃないのかな……」
さすがに目立つピンクの髪の色のサラをつれている島田が耳を押さえて立ちすくむ姿は百メートル以上離れていても良くわかった。
「盗聴器まで仕掛けて……あの馬鹿。暇なのか?ちっちゃい姐御に言いつけるぞ?」
かなめが舌打ちをする。そして島田達と同じように耳を押さえながら土手をあがってくるのは菰田と技術部の面々だった。
「ばれてたんですか……」
お手上げと言うように頭を掻く菰田をカウラがにらみつける。
「隊長だな。こう言うことを仕込む悪趣味な人は」
そう言ってカウラは菰田が手にしている小さなケースを取り上げる。
「悪趣味はよしてもらいたいですね」
カウラは一言ケースにそう言うとそのケースを握りつぶした。
鶴橋の質問ももっともだと思った誠に笑みがこぼれる。実際、誠も幹部候補生過程修了の際には希望すれば体育学校の野球部への編入をすると教官から言われたのを断った前例がある。
「いや、同盟司法局だよ、僕は」
その一言で監督の目が驚きに変わった。
「あれか?この前、都心部でアサルト・モジュールを起動して化け物相手に格闘戦をやったあの……」
「その部隊です」
きっぱりと言い切るカウラの言葉が響く。監督の驚きはしばらくして唖然とした表情に変わる。大体が司法実働部隊と言う性格上、公表される活動はどれも司法局実働部隊の一般市民からの評価を下げるものばかりなのは十分知っていた。
「もしかして……パイロットとかをやっているわけじゃ無いだろうな」
「ええ、彼は優秀なパイロットですよ。隊長の私が保証します。現にスコアーは巡洋艦1隻にアサルト・モジュール8機撃破。エースとして認定されています」
カウラの言葉にしばらく黙って考え事をしていた監督がぽんと手を打った。
「ああ、だからか……雰囲気が変わったな」
『変わったのかな……』
誠は指摘を受けて苦笑いを浮かべた。
「お前は確かアニメ研究会にも所属して……なんだっけ?あの人形」
「フィギュアです」
「ああ、それをたくさん作って文化祭で飾ってたよな」
すべてを思い出した。そんな表情の鶴橋を見てさすがのカウラまでも苦笑いを浮かべる状況となっていた。そして誠は悟った。このまま高校時代のネガティブな印象をカウラに植え付けることは得策とはいえないことを。
「じゃあ……僕達はこれで」
「いいのか?先生とかも会わないのか?」
明らかに誠の考えを読んだようにかなめを挑発するときのように目を細めてカウラがそう言った。
「いいよ!また来るから!その時は……」
「おう!その時はあいつ等に少しアドバイスとかしてくれよ!」
鶴橋もさすがにわかっているようで部員時代は見なかったような明るい表情で立ち去ろうとする誠を見送った。
「急いでどうするんだ?そんなに」
早足で裏門から出た誠はそのまま駅の反対側に向かってそのままの勢いで歩く。後ろから先ほどの後輩達がランニングシューズに履き替えたらしく元気に走って二人を抜いていく。
「そうか……」
カウラはうれしそうに誠を見上げる。
「ランニングコースなんかの思い出を教えてくれるんだな」
「ええ……まあ、そんなところです」
実は特に理由は無かったのだが、カウラに言われてそのとおりと言うことにしておくことに決めて、ようやく誠の足は普通の歩く速度に落ち着いた。
常緑樹の街路樹。両脇に広がる公営団地に子供達の笑い声が響いている。カウラは安心したと言うように誠のそばについて歩いている。
「この先に川があって、そこの堤防の上を国営鉄道と私鉄の線路の間を三往復してから帰るんですよ」
誠はそう言いながら昔を思い出した。考えればいつもそう言うランニングだけは高校時代から続けてきたことが思い出される。現在も勤務時には8キロ前後のランニングを課せられており、誠の生活の軸であるランニングは昔と特に変わることは無い。
「そうなのか」
しばらく考えた後カウラは納得したようにうなづく。そしてそんな二人の前に大きな土の壁が目に入ってきた。
「あれがその堤防か?」
カウラが興味深そうに目の前の枯れた雑草が山になったような土手を指差した。誠はうなづくとなぜか走り出したい気分になっていた。
「それじゃああそこまで競争しましょう」
元々こう言うことを積極的に言い出すことの少ない誠の言葉にうれしそうにうなづいたカウラが走り出す。すぐに誠も続く。
およそ百メートルくらいだろう。追い上げようとした誠が少し体勢を崩したこともあり、カウラがすばやく土手を駆け上がっていくのが見えた。
「これが……お前の見てきた景色か」
息も切らさずに向こうを見つめているカウラに誠は追いついた。そしてその目の前には東都の町の姿があった。
ガスタンクや煙突など。おそらく他の惑星系では見ることの出来ない化石エネルギーに依存する割合の高い遼州らしい建物が見える。そしてその周りには高層マンションと小さな古い民家が混在している奇妙な景色。
「まあ、こうしてみると懐かしいですね」
誠は思わずそう口にしていた。
「懐かしい……か」
カウラの表情が曇った。彼女は姿こそ大人の女性だがその背後には8年と言う実感しか存在しない。彼女は生まれたときから今の姿。軍人としての知識と感情を刷り込まれて今まで生きてきた。誠のように子供時代から記憶を続けて今に至るわけではない。
「すいません」
「何で謝る……まあいいか」
そう言うとカウラはうれしそうに思い切り両手を挙げて伸びをした。
「それにしても素敵な景色だな」
川原の広がりのおかげで、対岸の町並みが一望できる堤の上。カウラは伸びの次は大きく深呼吸していた。誠は満足げにそれに見とれていた。
「貴様等もそう思うだろ!」
突然カウラが後ろを向いて怒鳴るのを聞いて誠は驚いて振り向く。しばらくして枯れた雑草の根元からかなめとアメリアが顔を出した。
「なんだよ……ばれてたのかよ」
かなめが頭を掻く。アメリアはそのままニコニコしながら誠に向かって走り寄ってくる。
「大丈夫?誠ちゃん。怖くなかった?襲われたりしなかった?」
「私は西園寺じゃないんだ」
「カウラ言うじゃねえか……それに誰がこいつを襲うんだ?」
突然の二人の登場に困惑している誠を尻目に三人は勝手に話を進める。
「そりゃあ襲うと言えばかなめちゃんでしょ?」
アメリアは誠が困惑するのとかなめが切れるのが面白いと言うように挑発的な視線をかなめに向ける。
「人を色魔みたいに言いやがって……」
「怖い!誠ちゃん助けて!」
胸倉をつかもうとするかなめをかわしてアメリアが狙い通り抱きついてくる。誠はただ呆然と立ち尽くしてまとわりついてくるアメリアを受け止めるしかなかった。わざと胸の当たりを押し付けてくる感覚に苦笑いを浮かべながら誠はカウラを見る。
「もしかしてカウラさんかなり前から気づいてました?」
さらに胸を押し付けてくるアメリアを引き剥がそうとしながら誠はカウラに声をかけた。
「駅を出たときにはすでに尾行されていたのがわかった。さっき走ったときにはかなりあわてて飛び出していたから神前もわかっていると思ったんだが……」
そう言うとカウラはいかにも不満そうな顔を誠に向ける。相変わらずアメリアは誠にしがみついている。
「いい加減離れろ!」
アメリアの首根っこをつかんだかなめが引っ張るのでようやくアメリアは誠から離れた。
「勝手に尾行したのは悪かったけどな……」
そう言うとかなめはカウラの首のマフラーの先を手に取った。
「うわ!」
思い切りその端の縫い取りに向けてかなめが怒鳴った。突然の出来事にアメリアが思わず誠から手を離した。そしてそれを見てかなめは満足げにうなづく。
「あれ見て」
すぐに我に返ったアメリアが指をさす対岸の遊歩道に、耳を押さえて座り込む男女の姿があった。
「島田先輩……仕事が忙しいんじゃないのかな……」
さすがに目立つピンクの髪の色のサラをつれている島田が耳を押さえて立ちすくむ姿は百メートル以上離れていても良くわかった。
「盗聴器まで仕掛けて……あの馬鹿。暇なのか?ちっちゃい姐御に言いつけるぞ?」
かなめが舌打ちをする。そして島田達と同じように耳を押さえながら土手をあがってくるのは菰田と技術部の面々だった。
「ばれてたんですか……」
お手上げと言うように頭を掻く菰田をカウラがにらみつける。
「隊長だな。こう言うことを仕込む悪趣味な人は」
そう言ってカウラは菰田が手にしている小さなケースを取り上げる。
「悪趣味はよしてもらいたいですね」
カウラは一言ケースにそう言うとそのケースを握りつぶした。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

海道一の弓取り~昨日なし明日またしらぬ、人はただ今日のうちこそ命なりけれ~
海野 入鹿
SF
高校2年生の相場源太は暴走した車によって突如として人生に終止符を打たれた、はずだった。
再び目覚めた時、源太はあの桶狭間の戦いで有名な今川義元に転生していた―
これは現代っ子の高校生が突き進む戦国物語。
史実に沿って進みますが、作者の創作なので架空の人物や設定が入っております。
不定期更新です。
SFとなっていますが、歴史物です。
小説家になろうでも掲載しています。
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

ファイターO
戦争を気にするマニア野郎の一人
SF
第三次世界大戦が起きるのではないかと囁かれるようになってきた時代、ウォー「リーパー」少佐率いるF-15EX部隊は、所属不明の敵ステルス戦闘機編隊が領空侵犯したとの知らせを受け味方機と共にスクランブルしたが、敵戦闘機編隊は編隊を崩さずそのまま高速で超低空侵入し逃走、そしてアメリカの町の上空で敵戦闘機部隊5機は合体、ロボット型になり、町のインフラの破壊を始めた・・・。ロボット型になった時の特徴として、燃料をセーブできる、対空ミサイルに狙われない、反動の強い武器を使える、電磁バリアを張れるなど。無線など、なるべくリアルなものにできるだけしてみたい。架空の、合体や変形する戦闘機F-15EEXも登場します。参考はJanes F-15などでの経験などから。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
レジェンド・オブ・ダーク 遼州司法局異聞
橋本 直
SF
地球人類が初めて地球外人類と出会った辺境惑星『遼州』の連合国家群『遼州同盟』。
その有力国のひとつ東和共和国に住むごく普通の大学生だった神前誠(しんぜんまこと)。彼は就職先に困り、母親の剣道場の師範代である嵯峨惟基を頼り軍に人型兵器『アサルト・モジュール』のパイロットの幹部候補生という待遇でなんとか入ることができた。
しかし、基礎訓練を終え、士官候補生として配属されたその嵯峨惟基が部隊長を務める部隊『遼州同盟司法局実働部隊』は巨大工場の中に仮住まいをする肩身の狭い状況の部隊だった。
さらに追い打ちをかけるのは個性的な同僚達。
直属の上司はガラは悪いが家柄が良いサイボーグ西園寺かなめと無口でぶっきらぼうな人造人間のカウラ・ベルガーの二人の女性士官。
他にもオタク趣味で意気投合するがどこか食えない女性人造人間の艦長代理アイシャ・クラウゼ、小さな元気っ子野生農業少女ナンバルゲニア・シャムラード、マイペースで人の話を聞かないサイボーグ吉田俊平、声と態度がでかい幼女にしか見えない指揮官クバルカ・ランなど個性の塊のような面々に振り回される誠。
しかも人に振り回されるばかりと思いきや自分に自分でも自覚のない不思議な力、「法術」が眠っていた。
考えがまとまらないまま初めての宇宙空間での演習に出るが、そして時を同じくして同盟の存在を揺るがしかねない同盟加盟国『胡州帝国』の国権軍権拡大を主張する独自行動派によるクーデターが画策されいるという報が届く。
誠は法術師専用アサルト・モジュール『05式乙型』を駆り戦場で何を見ることになるのか?そして彼の昇進はありうるのか?

月とガーネット[上]
雨音 礼韻
SF
西暦2093年、東京──。
その70年前にオーストラリア全域を壊滅させる巨大隕石が落下、地球内部のスピネル層が化学変化を起こし、厖大な特殊鉱脈が発見された。
人類は採取した鉱石をシールド状に改良し、上空を全て覆い尽くす。
隕石衝突で乱れた気流は『ムーン・シールド』によって安定し、世界は急速に発展を遂げた。
一方何もかもが上手くいかず、クサクサとしながらふらつく繁華街で、小学生時代のクラスメイトと偶然再会したクウヤ。
「今夜は懐が温かいんだ」と誘われたナイトクラブで豪遊する中、隣の美女から贈られるブラッディ・メアリー。
飲んだ途端激しい衝撃にのたうちまわり、クウヤは彼女のウィスキーに手を出してしまう。
その透明な液体に纏われていた物とは・・・?
舞台は東京からアジア、そしてヨーロッパへ。
突如事件に巻き込まれ、不本意ながらも美女に連れ去られるクウヤと共に、ハードな空の旅をお楽しみください☆彡
◆キャラクターのイメージ画がある各話には、サブタイトルにキャラのイニシャルが入った〈 〉がございます。
◆サブタイトルに「*」のある回には、イメージ画像がございます。
ただ飽くまでも作者自身の生きる「現代」の画像を利用しておりますので、70年後である本作では多少変わっているかと思われますf^_^;<
何卒ご了承くださいませ <(_ _)>
第2~4話まで多少説明の多い回が続きますが、解説文は話半分くらいのご理解で十分ですのでご安心くださいm(_ _)m
関連のある展開に入りましたら、その都度説明させていただきます(=゚ω゚)ノ
クウヤと冷血顔面w美女のドタバタな空の旅に、是非ともお付き合いを☆
(^人^)どうぞ宜しくお願い申し上げます(^人^)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる