32 / 105
いざ海へ
気になる第四小隊
しおりを挟む
観葉植物越しにレストランらしい部屋が目に入ってきた。かなめはボーイに軽く手を上げてそのまま誠を引き連れて、日本庭園が広がる窓際のテーブルに向かった。
「あー!かなめちゃん、誠君と一緒に来てるー!」
甲高い叫び声が響く。その先にはデザートのメロンの皿を手に持ったシャムがいた。
「騒ぐな!バーカ!」
かなめがやり返す。隣のテーブルで味噌汁をすすっていたカウラとアイシャは、二人が一緒に入ってきたのが信じられないと言った調子で口を中途半端に広げながら見つめてきた。
「そこの二人!アタシがこいつを連れてるとなんか不都合でもあるのか?」
かなめがそう叫ぶと、二人はゆっくりと首を横に振った。誠は窓際の席を占領したかなめの正面に座らざるを得なくなった。
「なるほどねえ、アサリの味噌汁とアジの干物。まるっきり親父の趣味じゃねえか」
メニュー表を手にとってかなめがつぶやく。
「旨いわよここのアジ。さすが西園寺大公家のご用達のホテルよね」
そう言ってアイシャは味噌汁の中のアサリの身を探す。カウラは黙って味付け海苔でご飯を包んで口に運んでいる。二人をチラッと眺めた後、誠は外の景色を見た。
日本庭園の向こう側に広がるのは東和海。その数千キロ先には地球圏や遼州各国の利権が入り乱れ内戦が続いているべルルカン大陸がある。
「なに見てるんだ?」
ウェイターが運んできた朝食を受け取りながら、かなめはそう切り出した。
「いえ、ちょっと気になることがあって」
「なんだ?」
かなめは早速、アジの干物にしょうゆをたらしながら尋ねる。
「第四小隊のことですけど」
その言葉にかなめは目も向けずに頷いて見せた。
「ああ、知ってるよ。アメちゃんが仕切るんだろ?それがどうかしたか?」
どうでもいいことのようにかなめはあっさりとそう言った後、味噌汁の椀を取ってすすり込んだ。
「でもなんでですか?隊長はアメリカじゃあ非人道的行為で訴追されているって……」
そんな誠の言葉に正面切って呆れ果てたと言う表情を浮かべるかなめ。その視線に誠は言うんじゃなかったというような後悔の念にとらわれた。
「単純だねえ。確かに遼南内戦で叔父貴がアメちゃんが支援するゲリラ相手に、ゲシュタポが裸足で逃げ出すような拷問や掃討作戦やったのは有名な話だ。当時は目が飛び出すような賞金賭けて叔父貴のこと追いまわしてたけどな」
かなめはそう言うと今度は茶碗を手に取り、タクワンをおかずに白米を口に運ぶ。
「状況はいつでも変わる。叔父貴が『6月クーデター』で遼南の実権を掌握してから最初に手をつけたのはアメリカとの関係改善だ。在位中に3度、つまり一年に一回はアメリカを訪問している。向こうだって下手に出ている相手を無碍(むげ)にすることは出来ねえ。昨日の敵は今日の友。アタシ等兵隊さんの業界じゃよくあることさ」
そう言うとかなめはようやく本命のアジをつつき始めた。
「それよりそんな話切り出すなんて……会ったのか?アメリカの兵隊さんにでも」
里芋の煮物を器用につかんで口に放り込みながらかなめが不思議そうな目で誠を見る。
「昨日、風呂場で会いました」
誠のその言葉に、隣のテーブルのアイシャが突然噴出した。
「なんでオメエが噴出すんだよ!」
かなめは変わらない目つきで今度はアイシャをにらみつける。アイシャは慌てて立てかけてあったペーパータオルを何枚も取り出してテーブルの掃除を始める。
「腐った脳みそが動き出したんだろ」
カウラは淡々とメロンを食べ続ける。その表情はいつものメロン好きな彼女らしい至福のひと時のように見えた。
「カウラ、知ってんだな、第四小隊の面子」
ようやく理解したと言うようにかなめがカウラに話題を振る。
「おとといの部隊長会議で書類には目を通した。小隊長として当然の職務だ」
それだけ言うと、なぜか慎重にメロンをスプーンですくう。
「なんだよ、アタシだけのけ者か?」
かなめはすねたように外の庭園に視界を移す。
「あの誠ちゃん……」
テーブルの掃除を済ませたアイシャの目つき。何を期待しているのかは良くわかった。
「すいませんアイシャさん。お望みの展開にはなっていないので」
アイシャが目を輝かせて見つめてきたので、つい誠はそんなことを口走っていた。彼女の思惑通りにロナルドとくんずほぐれつになって見せてやるほど誠はお人よしではない。
「まあ、誠ちゃんはシャイだから。そのうち目くるめく男同士の……」
「遠慮します!」
さすがにこれが限界だったので、語気を荒げてそう言うと誠は味噌汁を口の中に流し込んだ。
「でも男同士で裸だったら……」
「しつけえんだよ、腐れアマ!本人が違うって言ってるんだからそれで良いじゃねえか!」
さすがに癇に障ったように、かなめがアイシャをにらみつけた。口の中でもぞもぞ言葉を飲み込みながら、アイシャはメロンの皿をカウラに渡した。
「いいのか?」
嬉しそうでありながら信用できないと言うようにカウラは複雑な表情を浮かべている。
「カウラちゃん、メロン好きそうだからあげるわ。怖い『山犬』が怒ってるから噛まれないうちに準備してくるわね」
そう言うとアイシャは食事を終えて入り口で手を振っていたシャムやサラ、そして島田達に向かって歩いて行った。
「ここの露天風呂を使ってたということは、ここに泊まっているはずだが、それらしいのは居ねえな」
周りを見渡し、納得したようにかなめは今度は煮物のにんじんを箸で口に運ぶ。
「別館なら完全洋式でルームサービスが出るだろ。そちらに泊まっているんじゃないのか」
カウラはそう言うとアイシャの残していったメロンをまたゆっくりと楽しむように味わっている。
「そう考えたほうが自然ですね」
誠がそう言うと、目の前に恨みがましい目で誠を見つめているかなめの姿があった。
「誠!テメエ、カウラの話だとすぐ同意するんだな」
まるで子供の反応だ。そう思いながらもかなめの機嫌を取り繕わなくてはと誠は首を振った。
「そんなこと無いですよ……」
助けを求めるようにカウラを見たが、メロンを食べることに集中しているカウラにその思いは届かなかった。誠は空気が自分に不利と考えて鯵の干物を口に突っ込んで味噌汁で流し込んだ。
かなめは相変わらず不機嫌そうで言葉も無い。そんな沈黙の中、誠は黙々と食事を続ける。
「ああ、私も先に行くぞ」
ゆっくりと味わうようにメロンを食べ終えたカウラが立ち上がる。かなめは顔を向けることも無く茶碗からご飯をかきこむ。誠はと言えばとりあえずメロンにかぶりつきながら同情するような視線のカウラに頭を下げた。
「やっぱりカウラの言うことは聞くんだな」
かなめは完全にへそを曲げていた。こうなったら彼女は何を言っても無駄だとわかっている。誠はたっぷりと皮に果肉を残したまま味わうことも出来ずにメロンを食べきって立ち上がる。
「薄情物」
去り行く誠に一言かなめがそう言った。誠も気にしてはいたがかなめの機嫌をとるのは無理だと思ってそのままエレベータコーナーまで黙って歩いていった。
「あー!かなめちゃん、誠君と一緒に来てるー!」
甲高い叫び声が響く。その先にはデザートのメロンの皿を手に持ったシャムがいた。
「騒ぐな!バーカ!」
かなめがやり返す。隣のテーブルで味噌汁をすすっていたカウラとアイシャは、二人が一緒に入ってきたのが信じられないと言った調子で口を中途半端に広げながら見つめてきた。
「そこの二人!アタシがこいつを連れてるとなんか不都合でもあるのか?」
かなめがそう叫ぶと、二人はゆっくりと首を横に振った。誠は窓際の席を占領したかなめの正面に座らざるを得なくなった。
「なるほどねえ、アサリの味噌汁とアジの干物。まるっきり親父の趣味じゃねえか」
メニュー表を手にとってかなめがつぶやく。
「旨いわよここのアジ。さすが西園寺大公家のご用達のホテルよね」
そう言ってアイシャは味噌汁の中のアサリの身を探す。カウラは黙って味付け海苔でご飯を包んで口に運んでいる。二人をチラッと眺めた後、誠は外の景色を見た。
日本庭園の向こう側に広がるのは東和海。その数千キロ先には地球圏や遼州各国の利権が入り乱れ内戦が続いているべルルカン大陸がある。
「なに見てるんだ?」
ウェイターが運んできた朝食を受け取りながら、かなめはそう切り出した。
「いえ、ちょっと気になることがあって」
「なんだ?」
かなめは早速、アジの干物にしょうゆをたらしながら尋ねる。
「第四小隊のことですけど」
その言葉にかなめは目も向けずに頷いて見せた。
「ああ、知ってるよ。アメちゃんが仕切るんだろ?それがどうかしたか?」
どうでもいいことのようにかなめはあっさりとそう言った後、味噌汁の椀を取ってすすり込んだ。
「でもなんでですか?隊長はアメリカじゃあ非人道的行為で訴追されているって……」
そんな誠の言葉に正面切って呆れ果てたと言う表情を浮かべるかなめ。その視線に誠は言うんじゃなかったというような後悔の念にとらわれた。
「単純だねえ。確かに遼南内戦で叔父貴がアメちゃんが支援するゲリラ相手に、ゲシュタポが裸足で逃げ出すような拷問や掃討作戦やったのは有名な話だ。当時は目が飛び出すような賞金賭けて叔父貴のこと追いまわしてたけどな」
かなめはそう言うと今度は茶碗を手に取り、タクワンをおかずに白米を口に運ぶ。
「状況はいつでも変わる。叔父貴が『6月クーデター』で遼南の実権を掌握してから最初に手をつけたのはアメリカとの関係改善だ。在位中に3度、つまり一年に一回はアメリカを訪問している。向こうだって下手に出ている相手を無碍(むげ)にすることは出来ねえ。昨日の敵は今日の友。アタシ等兵隊さんの業界じゃよくあることさ」
そう言うとかなめはようやく本命のアジをつつき始めた。
「それよりそんな話切り出すなんて……会ったのか?アメリカの兵隊さんにでも」
里芋の煮物を器用につかんで口に放り込みながらかなめが不思議そうな目で誠を見る。
「昨日、風呂場で会いました」
誠のその言葉に、隣のテーブルのアイシャが突然噴出した。
「なんでオメエが噴出すんだよ!」
かなめは変わらない目つきで今度はアイシャをにらみつける。アイシャは慌てて立てかけてあったペーパータオルを何枚も取り出してテーブルの掃除を始める。
「腐った脳みそが動き出したんだろ」
カウラは淡々とメロンを食べ続ける。その表情はいつものメロン好きな彼女らしい至福のひと時のように見えた。
「カウラ、知ってんだな、第四小隊の面子」
ようやく理解したと言うようにかなめがカウラに話題を振る。
「おとといの部隊長会議で書類には目を通した。小隊長として当然の職務だ」
それだけ言うと、なぜか慎重にメロンをスプーンですくう。
「なんだよ、アタシだけのけ者か?」
かなめはすねたように外の庭園に視界を移す。
「あの誠ちゃん……」
テーブルの掃除を済ませたアイシャの目つき。何を期待しているのかは良くわかった。
「すいませんアイシャさん。お望みの展開にはなっていないので」
アイシャが目を輝かせて見つめてきたので、つい誠はそんなことを口走っていた。彼女の思惑通りにロナルドとくんずほぐれつになって見せてやるほど誠はお人よしではない。
「まあ、誠ちゃんはシャイだから。そのうち目くるめく男同士の……」
「遠慮します!」
さすがにこれが限界だったので、語気を荒げてそう言うと誠は味噌汁を口の中に流し込んだ。
「でも男同士で裸だったら……」
「しつけえんだよ、腐れアマ!本人が違うって言ってるんだからそれで良いじゃねえか!」
さすがに癇に障ったように、かなめがアイシャをにらみつけた。口の中でもぞもぞ言葉を飲み込みながら、アイシャはメロンの皿をカウラに渡した。
「いいのか?」
嬉しそうでありながら信用できないと言うようにカウラは複雑な表情を浮かべている。
「カウラちゃん、メロン好きそうだからあげるわ。怖い『山犬』が怒ってるから噛まれないうちに準備してくるわね」
そう言うとアイシャは食事を終えて入り口で手を振っていたシャムやサラ、そして島田達に向かって歩いて行った。
「ここの露天風呂を使ってたということは、ここに泊まっているはずだが、それらしいのは居ねえな」
周りを見渡し、納得したようにかなめは今度は煮物のにんじんを箸で口に運ぶ。
「別館なら完全洋式でルームサービスが出るだろ。そちらに泊まっているんじゃないのか」
カウラはそう言うとアイシャの残していったメロンをまたゆっくりと楽しむように味わっている。
「そう考えたほうが自然ですね」
誠がそう言うと、目の前に恨みがましい目で誠を見つめているかなめの姿があった。
「誠!テメエ、カウラの話だとすぐ同意するんだな」
まるで子供の反応だ。そう思いながらもかなめの機嫌を取り繕わなくてはと誠は首を振った。
「そんなこと無いですよ……」
助けを求めるようにカウラを見たが、メロンを食べることに集中しているカウラにその思いは届かなかった。誠は空気が自分に不利と考えて鯵の干物を口に突っ込んで味噌汁で流し込んだ。
かなめは相変わらず不機嫌そうで言葉も無い。そんな沈黙の中、誠は黙々と食事を続ける。
「ああ、私も先に行くぞ」
ゆっくりと味わうようにメロンを食べ終えたカウラが立ち上がる。かなめは顔を向けることも無く茶碗からご飯をかきこむ。誠はと言えばとりあえずメロンにかぶりつきながら同情するような視線のカウラに頭を下げた。
「やっぱりカウラの言うことは聞くんだな」
かなめは完全にへそを曲げていた。こうなったら彼女は何を言っても無駄だとわかっている。誠はたっぷりと皮に果肉を残したまま味わうことも出来ずにメロンを食べきって立ち上がる。
「薄情物」
去り行く誠に一言かなめがそう言った。誠も気にしてはいたがかなめの機嫌をとるのは無理だと思ってそのままエレベータコーナーまで黙って歩いていった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
絶世のディプロマット
一陣茜
SF
惑星連合平和維持局調停課に所属するスペース・ディプロマット(宇宙外交官)レイ・アウダークス。彼女の業務は、惑星同士の衝突を防ぐべく、双方の間に介入し、円満に和解させる。
レイの初仕事は、軍事アンドロイド産業の発展を望む惑星ストリゴイと、墓石が土地を圧迫し、財政難に陥っている惑星レムレスの星間戦争を未然に防ぐーーという任務。
レイは自身の護衛官に任じた凄腕の青年剣士、円城九太郎とともに惑星間の調停に赴く。
※本作はフィクションであり、実際の人物、団体、事件、地名などとは一切関係ありません。
【本格ハードSF】人類は孤独ではなかった――タイタン探査が明らかにした新たな知性との邂逅
シャーロット
SF
土星の謎めいた衛星タイタン。その氷と液体メタンに覆われた湖の底で、独自の知性体「エリディアン」が進化を遂げていた。透き通った体を持つ彼らは、精緻な振動を通じてコミュニケーションを取り、環境を形作ることで「共鳴」という文化を育んできた。しかし、その平穏な世界に、人類の探査機が到着したことで大きな転機が訪れる。
探査機が発するリズミカルな振動はエリディアンたちの関心を引き、慎重なやり取りが始まる。これが、異なる文明同士の架け橋となる最初の一歩だった。「エンデュランスII号」の探査チームはエリディアンの振動信号を解読し、応答を送り返すことで対話を試みる。エリディアンたちは興味を抱きつつも警戒を続けながら、人類との画期的な知識交換を進める。
その後、人類は振動を光のパターンに変換できる「光の道具」をエリディアンに提供する。この装置は、彼らのコミュニケーション方法を再定義し、文化の可能性を飛躍的に拡大させるものだった。エリディアンたちはこの道具を受け入れ、新たな形でネットワークを調和させながら、光と振動の新しい次元を発見していく。
エリディアンがこうした革新を適応し、統合していく中で、人類はその変化を見守り、知識の共有がもたらす可能性の大きさに驚嘆する。同時に、彼らが自然現象を調和させる能力、たとえばタイタン地震を振動によって抑える力は、人類の理解を超えた生物学的・文化的な深みを示している。
この「ファーストコンタクト」の物語は、共存や進化、そして異なる知性体がもたらす無限の可能性を探るものだ。光と振動の共鳴が、2つの文明が未知へ挑む新たな時代の幕開けを象徴し、互いの好奇心と尊敬、希望に満ちた未来を切り開いていく。
--
プロモーション用の動画を作成しました。
オリジナルの画像をオリジナルの音楽で紹介しています。
https://www.youtube.com/watch?v=G_FW_nUXZiQ

あやとり
吉世大海(キッセイヒロミ)
SF
人類は世界を宇宙まで進出させた。
地球の「地上主権主義連合国」通称「地連」、中立国や、月にある国々、火星のドームを中心とする「ゼウス共和国」で世界は構成されている。
そして、その構成された世界に張り巡らされたのがドールプログラム。それは日常生活の機械の動作の活用から殺戮兵器の動作…それらを円滑に操るプログラムとそれによるネットワーク。つまり、世界を、宇宙を把握するプログラムである。
宇宙の国々は資源や力を、さらにはドールプログラムを操る力を持った者達、それらを巡って世界の争いは加速する。
・六本の糸
月の人工ドーム「希望」は「地連」と「ゼウス共和国」の争いの間で滅ぼされ、そこで育った仲良しの少年と少女たちは「希望」の消滅によりバラバラになってしまう。
「コウヤ・ハヤセ」は地球に住む少年だ。彼はある時期より前の記憶のない少年であり、自分の親も生まれた場所も知らない。そんな彼が自分の過去を知るという「ユイ」と名乗る少女と出会う。そして自分の住むドームに「ゼウス共和国」からの襲撃を受け「地連」の争いに巻き込まれてしまう。
~地球編~
地球が舞台。ゼウス共和国と地連の争いの話。
~「天」編~
月が舞台。軍本部と主人公たちのやり取りと人との関りがメインの話。
~研究ドーム編~
月が舞台。仲間の救出とそれぞれの過去がメインの話。
~「天」2編~
月が舞台。主人公たちの束の間の休憩時間の話。
~プログラム編~
地球が舞台。準備とドールプログラムの話。
~収束作戦編~
月と宇宙が舞台。プログラム収束作戦の話。最終章。
・泥の中
六本の糸以前の話。主役が別人物。月と宇宙が舞台。
・糸から外れて
~無力な鍵~
リコウ・ヤクシジはドールプログラムの研究者を目指す学生だった。だが、彼の元に風変わりな青年が現われてから彼の世界は変わる。
~流れ続ける因~
ドールプログラム開発、それよりもずっと昔の権力者たちの幼い話や因縁が絡んでくる。
~因の子~
前章の続き。前章では権力者の過去が絡んだが、今回はその子供の因縁が絡む。
ご都合主義です。設定や階級に穴だらけでツッコミどころ満載ですが気にしないでください。
更新しながら、最初から徐々に訂正を加えていきます。
小説家になろうで投稿していた作品です。

思わず呆れる婚約破棄
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある国のとある夜会、その場にて、その国の王子が婚約破棄を言い渡した。
だがしかし、その内容がずさんというか、あまりにもひどいというか……呆れるしかない。
余りにもひどい内容に、思わず誰もが呆れてしまうのであった。
……ネタバレのような気がする。しかし、良い紹介分が思いつかなかった。
よくあるざまぁ系婚約破棄物ですが、第3者視点よりお送りいたします。

【完結】領地に行くと言って出掛けた夫が帰って来ません。〜愛人と失踪した様です〜
山葵
恋愛
政略結婚で結婚した夫は、式を挙げた3日後に「領地に視察に行ってくる」と言って出掛けて行った。
いつ帰るのかも告げずに出掛ける夫を私は見送った。
まさかそれが夫の姿を見る最後になるとは夢にも思わずに…。

婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ
青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。
今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。
婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。
その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。
実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。

鋼月の軌跡
チョコレ
SF
月が目覚め、地球が揺れる─廃機で挑む熱狂のロボットバトル!
未知の鉱物ルナリウムがもたらした月面開発とムーンギアバトル。廃棄された機体を修復した少年が、謎の少女ルナと出会い、世界を揺るがす戦いへと挑む近未来SFロボットアクション!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる