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被疑者の心情
監視
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監視されている。水島はこの二日三日でそう思うことが多くなった。
豊川市の中央図書館。ようやく住民登録も済ませて利用のパスを手に入れた彼だが明らかに視線のようなものを感じていた。
視線だけではない。明らかに自分の力に何かが反応しているのが感じられる。
その感覚は突然彼を襲う。頭の奥をくすぐるような微かでいてそれでいて確実な感触。最初は歩いていて驚いて立ち止まるほどだった。通り過ぎたパトロールカー。運転朱にも助手席の警察官にも力は感じない。それでも明らかに自分の中の力、脳はそのパトロールカーに何かを感じていた。
それからは何度となく同じ感覚に襲われることがあった。昨日は夜中に三度目が覚めた。脳に残る確かな接触の感覚。
『誰も知らないはず……』
結局は昨日の不眠が祟って睡魔に襲われ続けて勉強どころではない。それでも日常に変化を付けること自体が何かに負けたような気がする。水島は休憩室の周りの無神経な高校生達の場違いな声に苦虫を噛み潰しながらそのまま奥の自習室へと向かう。社会人失格の烙印を押された自分が彼等を注意することなどできない。
そう思いつつ周りに法術師を探している自分がいた。いらだちはいつものように紛らわせばいい。だがそうだろうか?自問する自分。
『今はあまり力は使うべきじゃないな』
先日の能力の暴走と死を知って少しばかり臆病になっている自分を思い出して苦笑いが自然と湧き出てきた。
「おじさん」
突然背中から声をかけられる。そこには見慣れた少年の姿とはじめてみる女性の姿があった。
「君……」
自分の言葉が震えているのが分かる。二人とも地球のアジア系に見えるが遼州人であることはその雰囲気で分かった。女性の黒い長い髪とそれに似合う黒いオーバーコート。暖房の効いた室内だと言うのに汗一つかかず黙ったまま自分を見つめている。
「紹介するよ。僕の姉役のキャシーだよ」
「初めまして……」
女性が思ったよりも若いことが声を聞いて分かった。仕方なく水島も軽く頭を下げた。
「キャシーも僕等と同類だから」
気軽にそういう少年だが、その顔を見た瞬間に頭の中に違和感を感じて水島はよろめいた。
「……彼女は……」
「おじさんと同類だよ……僕の能力すら勝手に使うことができる力がある」
少年の笑みが残酷に広がる。水島はきつめの視線が特徴のキャシーと呼ばれた少女に目をやった。
「キャシーさんのことはいいとして。君の名前を僕は知らないんだけどな」
水島のおどおどした調子のつぶやきに少年は大げさに驚いてみせる。
「そうだっけ?」
「そうだよ、一度も聞いたことがない」
しばらく考えた後、少年は思い出したように手を叩いた。
「そうだそうだ。確かに教えてなかったね。僕の名前はジョージ。ジョージ・クリタ」
「ジョージか……」
「何か文句があるの?」
「いや……」
水島には少年の名前に違和感を感じていた。以前、ニュースで少年と同じ顔をした人物を見たような気がしていたのがその原因だった。だがその見たという時期があまりに古く。それに比べて少年はどう見ても幼すぎた。
そんな少年を見つめている自分を少女は明らかに不機嫌そうな表情を浮かべつつ見つめていた。
「悪戯をされると困りますから。私が忠告をしに来ました」
たまりかねたような一言だった。
『忠告』。確かにそんなものがいつか来るのは予想がついていた気がする。そしてその言葉が意味する巨大な権力の陰。思わず水島は手にしていたバッグを取り落とした。
ゴトリと落ちる布の音が響いた後、開けたバッグの中から転がり出た筆入れなどが床を転がりけたたましい軽い音が廊下に響いた。キャシーはまるで氷のように一瞬だけ笑みを浮かべると水島が取り落としたバッグからこぼれたノートと筆入れを取り上げた。
「僕の行動はすべてお見通しという訳か……弁解するだけ無駄か」
『そうですわね』
突然頭の中に介入してきた思考に水島は驚いて手にしていた本を落とした。すぐ拾い上げながらもその目は口を閉じている少女に向かっていた。
『あなたにはもう選択の余地は無いんです。分かりますか?』
キャシーの目は冷たく水島を見つめていた。はじめてみる感情の死んだような女性の目にただ呆然と座り込む水島。誰もが奇異の目で見るが立ち上がる気力は沸いてこなかった。
『演操系の法術は使用するタイミングによっては前回の様な悲劇につながります。きちっとした訓練とそれを行なえる組織。それが今のあなたには必要なんです』
「米軍につけと言うのか?」
ようやく言葉を搾り出した水島を断罪するようにキャシーが頷く。だが水島は彼女が明らかに不自然な存在だと言うことに気づいていた。それは隣でガムを噛むクリタ少年にも言えた。
『実験動物にされる……ごめんだよそんなのは』
『何度も言っているではないですか。あなたには選択の余地は無い……まあ考える時間は必要かもしれませんが』
それだけ脳に直接語りかけたキャシーは足早に図書館の外へと続く廊下を歩いていく。そのぶっきらぼうな態度に辟易したような表情を浮かべた後、クリタ少年はにんまりと笑ってそのまま少女の後に続いた。
気を締めていなければそのまましゃがみ込んでしまうところだった。水島は気を取り直して落ちたバッグにキャシーから渡されたノートなどを入れて一息ついた。誰も水島が恐怖に震えるような脅迫を受けていたことなど想像もできないと言う表情で人々は通り過ぎていく。
『米軍でモルモットになるか……遼州で犯罪者になるか……』
自分が後戻りできないところに来ていることにようやく水島は気づいていた。そしてアメリカ軍以外にも自分の存在が知られているのかもしれないと想像した。
『米軍が監視してくれているなら安心だな。とりあえず考える時間はくれたわけだ。その間にどう言う要求をしてくるのか確認するのも悪くない』
そう思いなおして水島はそのまま荷物が手に図書館の自習室に向けて歩き始めた。
豊川市の中央図書館。ようやく住民登録も済ませて利用のパスを手に入れた彼だが明らかに視線のようなものを感じていた。
視線だけではない。明らかに自分の力に何かが反応しているのが感じられる。
その感覚は突然彼を襲う。頭の奥をくすぐるような微かでいてそれでいて確実な感触。最初は歩いていて驚いて立ち止まるほどだった。通り過ぎたパトロールカー。運転朱にも助手席の警察官にも力は感じない。それでも明らかに自分の中の力、脳はそのパトロールカーに何かを感じていた。
それからは何度となく同じ感覚に襲われることがあった。昨日は夜中に三度目が覚めた。脳に残る確かな接触の感覚。
『誰も知らないはず……』
結局は昨日の不眠が祟って睡魔に襲われ続けて勉強どころではない。それでも日常に変化を付けること自体が何かに負けたような気がする。水島は休憩室の周りの無神経な高校生達の場違いな声に苦虫を噛み潰しながらそのまま奥の自習室へと向かう。社会人失格の烙印を押された自分が彼等を注意することなどできない。
そう思いつつ周りに法術師を探している自分がいた。いらだちはいつものように紛らわせばいい。だがそうだろうか?自問する自分。
『今はあまり力は使うべきじゃないな』
先日の能力の暴走と死を知って少しばかり臆病になっている自分を思い出して苦笑いが自然と湧き出てきた。
「おじさん」
突然背中から声をかけられる。そこには見慣れた少年の姿とはじめてみる女性の姿があった。
「君……」
自分の言葉が震えているのが分かる。二人とも地球のアジア系に見えるが遼州人であることはその雰囲気で分かった。女性の黒い長い髪とそれに似合う黒いオーバーコート。暖房の効いた室内だと言うのに汗一つかかず黙ったまま自分を見つめている。
「紹介するよ。僕の姉役のキャシーだよ」
「初めまして……」
女性が思ったよりも若いことが声を聞いて分かった。仕方なく水島も軽く頭を下げた。
「キャシーも僕等と同類だから」
気軽にそういう少年だが、その顔を見た瞬間に頭の中に違和感を感じて水島はよろめいた。
「……彼女は……」
「おじさんと同類だよ……僕の能力すら勝手に使うことができる力がある」
少年の笑みが残酷に広がる。水島はきつめの視線が特徴のキャシーと呼ばれた少女に目をやった。
「キャシーさんのことはいいとして。君の名前を僕は知らないんだけどな」
水島のおどおどした調子のつぶやきに少年は大げさに驚いてみせる。
「そうだっけ?」
「そうだよ、一度も聞いたことがない」
しばらく考えた後、少年は思い出したように手を叩いた。
「そうだそうだ。確かに教えてなかったね。僕の名前はジョージ。ジョージ・クリタ」
「ジョージか……」
「何か文句があるの?」
「いや……」
水島には少年の名前に違和感を感じていた。以前、ニュースで少年と同じ顔をした人物を見たような気がしていたのがその原因だった。だがその見たという時期があまりに古く。それに比べて少年はどう見ても幼すぎた。
そんな少年を見つめている自分を少女は明らかに不機嫌そうな表情を浮かべつつ見つめていた。
「悪戯をされると困りますから。私が忠告をしに来ました」
たまりかねたような一言だった。
『忠告』。確かにそんなものがいつか来るのは予想がついていた気がする。そしてその言葉が意味する巨大な権力の陰。思わず水島は手にしていたバッグを取り落とした。
ゴトリと落ちる布の音が響いた後、開けたバッグの中から転がり出た筆入れなどが床を転がりけたたましい軽い音が廊下に響いた。キャシーはまるで氷のように一瞬だけ笑みを浮かべると水島が取り落としたバッグからこぼれたノートと筆入れを取り上げた。
「僕の行動はすべてお見通しという訳か……弁解するだけ無駄か」
『そうですわね』
突然頭の中に介入してきた思考に水島は驚いて手にしていた本を落とした。すぐ拾い上げながらもその目は口を閉じている少女に向かっていた。
『あなたにはもう選択の余地は無いんです。分かりますか?』
キャシーの目は冷たく水島を見つめていた。はじめてみる感情の死んだような女性の目にただ呆然と座り込む水島。誰もが奇異の目で見るが立ち上がる気力は沸いてこなかった。
『演操系の法術は使用するタイミングによっては前回の様な悲劇につながります。きちっとした訓練とそれを行なえる組織。それが今のあなたには必要なんです』
「米軍につけと言うのか?」
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それだけ脳に直接語りかけたキャシーは足早に図書館の外へと続く廊下を歩いていく。そのぶっきらぼうな態度に辟易したような表情を浮かべた後、クリタ少年はにんまりと笑ってそのまま少女の後に続いた。
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