1,321 / 1,503
第3章 警備活動
新たな超兵器
しおりを挟む
「噂は前からあったしなでも今のタイミングか……」
「今だからじゃないの?それを装備して同盟の威信を見せ付けて結束を印象付ける。タイミング的にはばっちりだと思うけど」
かなめ、アメリアの緊張した面持ちと言葉。誠はそのファイルの内容が想像もできず、ただぼんやりの三人の顔を眺めていた。
「ああ、それじゃあ裏取ってみるか……」
そう言って腕の通信端末からコードを伸ばして自分の首のスロットに差し込もうとするかなめを見てようやく決心が付いた誠は口を挟むことに決めた。
「なんなんですか?何が搬入されてくるんですか?ヤバい奴ですか?」
誠の言葉にかなめは手を止めて呆れたような表情を作る。カウラは額に手を当てて部下の態度に呆れていた。アメリアもまた呆然として誠をじっくりと眺めている。
「あのさあ、叔父貴の愛機と言えばなんだ?」
手を休めたかなめの一言。誠は何か考えがあるかなめを意識しながら考えてみる。
「あの人パイロットなんですか?知りませんでした」
その言葉にカウラは大きなため息をついた。明らかに自分を非難していることがわかるその態度にさすがの誠も頭に来るところがあった。
「お前がうちに居つかなければ05式乙型は隊長が乗るはずだったんだ」
ため息交じりにカウラはそう漏らした。
「なんですか?新型でも出来るんですか?隊長は現在東和軍の開発の09式をぼろくそに貶してたじゃないですか!07式の配備が中止されて次期主力アサルト・モジュールの研究もほとんどの国で中止している時期に……」
「だからよ。だからこれを出動待機状態に持ち込むのは効果的なのよ」
そう言ってアメリアは端末を操作する。注視していた誠の前に見覚えのある人型兵器のシルエットが浮かび上がった。
「なんです?その機体ですか」
その印象的な外観には誠も見覚えが無かった。
額に打ち付けられた汎用アンテナがまるで平安武者のクワガタのように伸びる姿が印象的な機体だった。誠の05式には装備されていないマルチプル法術空間展開用シールドが肩にぶら下がっている。誠の記憶にはそんなアサルト・モジュールは存在しなかった。
「これがついに……」
誠が唾を飲む様をカウラは緊張した面持ちで見つめていた。
「叔父貴の奴。これは投入しないって話じゃ無かったのか?……『特戦三号計画試作戦機24号』……コードネーム『武悪』」
かなめの言葉は誠にはまるで聞きなれない言葉だった。
「『ブアク』?」
誠はすっとぼけた調子でそうつぶやいた。
「この機体の正式名称は『特戦三号計画試作戦機24号』と言うものでね、先の大戦で法術の可能性に気づいた甲武陸軍兵器工廠。列強。特に甲武は遼帝国との同盟締結以降、アステロイドベルトの紛争で威力を発揮した先遼州文明の決戦兵器『アサルト・モジュール』の開発に着手したのよ。だけど、遼帝国の武帝の肝いりで遼が開発した『方天画戟』……まあランちゃんが前乗ってた機体なんだけど、開発コストがアサルト・モジュールの量産配備を目指す軍部と政府が対立しちゃうくらいのハイエンド機体なのよ」
アメリアはそう言って苦笑いを浮かべた。
「まあ甲武の軍は『サムライ』だからな。人型にこだわって装備的には戦闘車両や攻撃戦闘機などに対抗する兵器を搭載しただけの人型兵器である九七式を圧倒的ローコストで開発して装備することになったんだな、これが」
かなめもまた呆れたような調子でそうつぶやいた。
「だが甲武陸軍はコスト的な問題により『方天画戟』並みの戦闘能力を諦めて九七式を投入したわけだが、技術部門は『方天画戟』の圧倒的な戦闘能力を理解した上で法術師専用の本当の意味でのアサルト・モジュール開発を諦めることは無かったんだ。『特戦三号計画』と名づけられた新規アサルト・モジュール開発計画だが、これは戦争の拡大で予算を削られながらも終戦までその開発計画は継続された。結果開発されたのがこの『武悪』」
カウラはタブレットに映し出される人型兵器を見つめながらそう言った。
「プラットフォームとしては開発中止された九七式の後継機の四式のフレームを使用して干渉空間展開領域利用式新式反応炉搭載による圧倒的な出力による機動性と専用アクチュエーターの開発により実現可能な格闘戦能力を実現した。小脳反応式誘導型空間把握式照準システムなんかもある。どれも先の大戦時の使用アサルト・モジュールとは一線を画す画期的なシステムを導入する予定だったが、物資の不足、技術の未熟、何よりも対応可能な法術師のパイロットがいなかったところから終戦と同時にその資料は闇ルートに売却され表に出ることは無かったのよねえ」
アメリアの言葉で誠もその『武悪』と言う機体が相当な高性能高品質な機体だと分かった。
「隊長は終戦の三年後、アメリカ軍の法術師実験施設から逃走して甲武、東和を経て遼南北部の軍閥、北兼閥に身を投じのよ。その時には隊長は独自ルートで特戦三号計画の資料を入手して自らの専用機として甲武帝国の泉州コロニーで開発を続けさせていたわけ。結果、24号機において要望されるスペックを持つ機体の開発に成功したというらしいわ。開発スタッフは隊長のお気に入りの能、狂言のキャラクターからこの呼称を『武悪』と命名したの。遼南内戦では隊長もパイロットとしても活躍した嵯峨の愛機として名前をとどろかせたのよ……」
「隊長……パイロットだったんだ……」
誠は少しばかりあの駄目人間の意外な一面を知って驚きの表情を浮かべた」
「まあ記録に残ってないから誠ちゃんが知らないのも当然だけど……諜報関係に働きかけて当時の記録を抹消するなんて隊長の十八番ですものね」
続けざまにアメリアに言われて誠は混乱しながら話を聞いていた。
高コストで高性能な機体の搬入作業の計画があるなどと言うことはそれなりのタイミングを計るだろうと誠も思っていたが、言われれば今がそう言う時期だということを思い出した。東和陸軍の暴走が白日の下に晒されて東和軍への国民の不信が表面化した今のタイミング。確かに司法執行機関であり、遼州星系の統一の象徴である司法局への強力な兵器の導入は今しかないとも思えた。
「誠ちゃん。これだけじゃ無いのよ」
アメリアはそう言うと端末の画面を切り替える。
「確かランちゃんの『方天画戟』も豊川の工場でオーバーホール中だったわよね……隣の……」
アメリアはそう言うと菱川重工豊川工場の敷地の方に目を向いた。
「まあな。ランの姐御の05式先行試作型は東和軍からの借り物だからな。あの人の専用機も必要なんだろ」
かなめはそう言うと目を擦る。興奮気味だったのは一瞬でかなめは完全に興味を失ったとでも言うようにコタツの上のみかんに手を伸ばす。
誠が周りを見渡すとカウラも興味なさそうに誠の顔を眺めていた。おそらくは二人ともその情報を知っていたのだろうと思うと少しばかり誠はがっかりした。
「まあ先月には新港にコンテナが運ばれてたって話しだから。後はタイミングの問題だったんじゃないの?」
アメリアもつまらなそうにファイルをかなめから受け取るとそのまま棚に返した。
「今だからじゃないの?それを装備して同盟の威信を見せ付けて結束を印象付ける。タイミング的にはばっちりだと思うけど」
かなめ、アメリアの緊張した面持ちと言葉。誠はそのファイルの内容が想像もできず、ただぼんやりの三人の顔を眺めていた。
「ああ、それじゃあ裏取ってみるか……」
そう言って腕の通信端末からコードを伸ばして自分の首のスロットに差し込もうとするかなめを見てようやく決心が付いた誠は口を挟むことに決めた。
「なんなんですか?何が搬入されてくるんですか?ヤバい奴ですか?」
誠の言葉にかなめは手を止めて呆れたような表情を作る。カウラは額に手を当てて部下の態度に呆れていた。アメリアもまた呆然として誠をじっくりと眺めている。
「あのさあ、叔父貴の愛機と言えばなんだ?」
手を休めたかなめの一言。誠は何か考えがあるかなめを意識しながら考えてみる。
「あの人パイロットなんですか?知りませんでした」
その言葉にカウラは大きなため息をついた。明らかに自分を非難していることがわかるその態度にさすがの誠も頭に来るところがあった。
「お前がうちに居つかなければ05式乙型は隊長が乗るはずだったんだ」
ため息交じりにカウラはそう漏らした。
「なんですか?新型でも出来るんですか?隊長は現在東和軍の開発の09式をぼろくそに貶してたじゃないですか!07式の配備が中止されて次期主力アサルト・モジュールの研究もほとんどの国で中止している時期に……」
「だからよ。だからこれを出動待機状態に持ち込むのは効果的なのよ」
そう言ってアメリアは端末を操作する。注視していた誠の前に見覚えのある人型兵器のシルエットが浮かび上がった。
「なんです?その機体ですか」
その印象的な外観には誠も見覚えが無かった。
額に打ち付けられた汎用アンテナがまるで平安武者のクワガタのように伸びる姿が印象的な機体だった。誠の05式には装備されていないマルチプル法術空間展開用シールドが肩にぶら下がっている。誠の記憶にはそんなアサルト・モジュールは存在しなかった。
「これがついに……」
誠が唾を飲む様をカウラは緊張した面持ちで見つめていた。
「叔父貴の奴。これは投入しないって話じゃ無かったのか?……『特戦三号計画試作戦機24号』……コードネーム『武悪』」
かなめの言葉は誠にはまるで聞きなれない言葉だった。
「『ブアク』?」
誠はすっとぼけた調子でそうつぶやいた。
「この機体の正式名称は『特戦三号計画試作戦機24号』と言うものでね、先の大戦で法術の可能性に気づいた甲武陸軍兵器工廠。列強。特に甲武は遼帝国との同盟締結以降、アステロイドベルトの紛争で威力を発揮した先遼州文明の決戦兵器『アサルト・モジュール』の開発に着手したのよ。だけど、遼帝国の武帝の肝いりで遼が開発した『方天画戟』……まあランちゃんが前乗ってた機体なんだけど、開発コストがアサルト・モジュールの量産配備を目指す軍部と政府が対立しちゃうくらいのハイエンド機体なのよ」
アメリアはそう言って苦笑いを浮かべた。
「まあ甲武の軍は『サムライ』だからな。人型にこだわって装備的には戦闘車両や攻撃戦闘機などに対抗する兵器を搭載しただけの人型兵器である九七式を圧倒的ローコストで開発して装備することになったんだな、これが」
かなめもまた呆れたような調子でそうつぶやいた。
「だが甲武陸軍はコスト的な問題により『方天画戟』並みの戦闘能力を諦めて九七式を投入したわけだが、技術部門は『方天画戟』の圧倒的な戦闘能力を理解した上で法術師専用の本当の意味でのアサルト・モジュール開発を諦めることは無かったんだ。『特戦三号計画』と名づけられた新規アサルト・モジュール開発計画だが、これは戦争の拡大で予算を削られながらも終戦までその開発計画は継続された。結果開発されたのがこの『武悪』」
カウラはタブレットに映し出される人型兵器を見つめながらそう言った。
「プラットフォームとしては開発中止された九七式の後継機の四式のフレームを使用して干渉空間展開領域利用式新式反応炉搭載による圧倒的な出力による機動性と専用アクチュエーターの開発により実現可能な格闘戦能力を実現した。小脳反応式誘導型空間把握式照準システムなんかもある。どれも先の大戦時の使用アサルト・モジュールとは一線を画す画期的なシステムを導入する予定だったが、物資の不足、技術の未熟、何よりも対応可能な法術師のパイロットがいなかったところから終戦と同時にその資料は闇ルートに売却され表に出ることは無かったのよねえ」
アメリアの言葉で誠もその『武悪』と言う機体が相当な高性能高品質な機体だと分かった。
「隊長は終戦の三年後、アメリカ軍の法術師実験施設から逃走して甲武、東和を経て遼南北部の軍閥、北兼閥に身を投じのよ。その時には隊長は独自ルートで特戦三号計画の資料を入手して自らの専用機として甲武帝国の泉州コロニーで開発を続けさせていたわけ。結果、24号機において要望されるスペックを持つ機体の開発に成功したというらしいわ。開発スタッフは隊長のお気に入りの能、狂言のキャラクターからこの呼称を『武悪』と命名したの。遼南内戦では隊長もパイロットとしても活躍した嵯峨の愛機として名前をとどろかせたのよ……」
「隊長……パイロットだったんだ……」
誠は少しばかりあの駄目人間の意外な一面を知って驚きの表情を浮かべた」
「まあ記録に残ってないから誠ちゃんが知らないのも当然だけど……諜報関係に働きかけて当時の記録を抹消するなんて隊長の十八番ですものね」
続けざまにアメリアに言われて誠は混乱しながら話を聞いていた。
高コストで高性能な機体の搬入作業の計画があるなどと言うことはそれなりのタイミングを計るだろうと誠も思っていたが、言われれば今がそう言う時期だということを思い出した。東和陸軍の暴走が白日の下に晒されて東和軍への国民の不信が表面化した今のタイミング。確かに司法執行機関であり、遼州星系の統一の象徴である司法局への強力な兵器の導入は今しかないとも思えた。
「誠ちゃん。これだけじゃ無いのよ」
アメリアはそう言うと端末の画面を切り替える。
「確かランちゃんの『方天画戟』も豊川の工場でオーバーホール中だったわよね……隣の……」
アメリアはそう言うと菱川重工豊川工場の敷地の方に目を向いた。
「まあな。ランの姐御の05式先行試作型は東和軍からの借り物だからな。あの人の専用機も必要なんだろ」
かなめはそう言うと目を擦る。興奮気味だったのは一瞬でかなめは完全に興味を失ったとでも言うようにコタツの上のみかんに手を伸ばす。
誠が周りを見渡すとカウラも興味なさそうに誠の顔を眺めていた。おそらくは二人ともその情報を知っていたのだろうと思うと少しばかり誠はがっかりした。
「まあ先月には新港にコンテナが運ばれてたって話しだから。後はタイミングの問題だったんじゃないの?」
アメリアもつまらなそうにファイルをかなめから受け取るとそのまま棚に返した。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
特殊装甲隊 ダグフェロン 『廃帝と永遠の世紀末』 第三部 『暗黒大陸』
橋本 直
SF
遼州司法局も法術特捜の発足とともに実働部隊、機動隊、法術特捜の三部体制が確立することとなった。
それまで東和陸軍教導隊を兼務していた小さな隊長、クバルカ・ラン中佐が実働部隊副隊長として本異動になることが決まった。
彼女の本拠地である東和陸軍教導隊を訪ねた神前誠に法術兵器の実験に任務が課せられた。それは広域にわたり兵士の意識を奪ってしまうという新しい発想の非破壊兵器だった。
実験は成功するがチャージの時間等、運用の難しい兵器と判明する。
一方実働部隊部隊長嵯峨惟基は自分が領邦領主を務めている貴族制国家甲武国へ飛んだ。そこでは彼の両方を西園寺かなめの妹、日野かえでに継がせることに関する会議が行われる予定だった。
一方、南の『魔窟』と呼ばれる大陸ベルルカンの大国、バルキスタンにて総選挙が予定されており、実働部隊も支援部隊を派遣していた。だが選挙に不満を持つ政府軍、反政府軍の駆け引きが続いていた。
嵯峨は万が一の両軍衝突の際アメリカの介入を要請しようとする兄である西園寺義基のシンパである甲武軍部穏健派を牽制しつつ貴族の群れる会議へと向かった。
そしてそんな中、バルキスタンで反政府軍が機動兵器を手に入れ政府軍との全面衝突が発生する。
誠は試験が済んだばかりの非破壊兵器を手に戦線の拡大を防ぐべく出撃するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 野球と海と『革命家』
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第二部
遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』が発動した『干渉空間』と『光の剣(つるぎ)により貴族主義者のクーデターを未然に防止することが出来た『近藤事件』が終わってから1か月がたった。
宇宙は誠をはじめとする『法術師』の存在を公表することで混乱に陥っていたが、誠の所属する司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』は相変わらずおバカな生活を送っていた。
そんな『特殊な部隊』の運用艦『ふさ』艦長アメリア・クラウゼ中佐と誠の所属するシュツルム・パンツァーパイロット部隊『機動部隊第一小隊』のパイロットでサイボーグの西園寺かなめは『特殊な部隊』の野球部の夏合宿を企画した。
どうせろくな事が起こらないと思いながら仕事をさぼって参加する誠。
そこではかなめがいかに自分とはかけ離れたお嬢様で、貴族主義の国『甲武国』がどれほど自分の暮らす永遠に続く20世紀末の東和共和国と違うのかを誠は知ることになった。
しかし、彼を待っていたのは『法術』を持つ遼州人を地球人から解放しようとする『革命家』の襲撃だった。
この事件をきっかけに誠の身辺警護の必要性から誠の警護にアメリア、かなめ、そして無表情な人造人間『ラスト・バタリオン』の第一小隊小隊長カウラ・ベルガー大尉がつくことになる。
これにより誠の暮らす『男子下士官寮』は有名無実化することになった。
そんなおバカな連中を『駄目人間』嵯峨惟基特務大佐と機動部隊隊長クバルカ・ラン中佐は生暖かい目で見守っていた。
そんな『特殊な部隊』の意図とは関係なく着々と『力ある者の支配する宇宙』の実現を目指す『廃帝ハド』の野望はゆっくりと動き出しつつあった。
SFお仕事ギャグロマン小説。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
「おまえを愛することはない!」と言ってやったのに、なぜ無視するんだ!
七辻ゆゆ
ファンタジー
俺を見ない、俺の言葉を聞かない、そして触れられない。すり抜ける……なぜだ?
俺はいったい、どうなっているんだ。
真実の愛を取り戻したいだけなのに。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
てめぇの所為だよ
章槻雅希
ファンタジー
王太子ウルリコは政略によって結ばれた婚約が気に食わなかった。それを隠そうともせずに臨んだ婚約者エウフェミアとの茶会で彼は自分ばかりが貧乏くじを引いたと彼女を責める。しかし、見事に返り討ちに遭うのだった。
『小説家になろう』様・『アルファポリス』様の重複投稿、自サイトにも掲載。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
学園長からのお話です
ラララキヲ
ファンタジー
学園長の声が学園に響く。
『昨日、平民の女生徒の食べていたお菓子を高位貴族の令息5人が取り囲んで奪うという事がありました』
昨日ピンク髪の女生徒からクッキーを貰った自覚のある王太子とその側近4人は項垂れながらその声を聴いていた。
学園長の話はまだまだ続く……
◇テンプレ乙女ゲームになりそうな登場人物(しかし出てこない)
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる