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第11章 怪物
会議室
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東都都心部に突如起きた法術暴走は三人の正体不明の法術師により制圧された。そんな中、誠達は司法局実働部隊の第一会議室に誠達が篭ってから6時間が経過していた。
「とりあえずラーメンを取ったんですけど……いかが?」
席を外していた茜がオカモチを抱えて中央のテーブルに置いた。ラーナの手には盆と湯呑。サラはポットを二つテーブルの上の雑誌の山をどけて置いた。
「アメリア。いい加減この部屋の私物を持ち帰れよな」
カウラがそう言いながら端末から離れて箸などの準備にかかる。島田が難しい表情で画面を覗き込んでいる。誠もそれを見ながら再び自分の端末の画面を覗きこんでいた。
「DNAは遼州系の人類と一致。まあ予想通りの結果だよなー」
昼間の怪物から採取された細胞のデータを見つめていた首をねじったりした後、ランは彼女には高すぎる椅子から飛び降りる。篭ってからは昼間の化け物のかけらを東都警察が分析した鑑識の資料を整理する作業を始めたが、その途方も無い作業に誰もが疲れを感じていた。
「コイツを倒した正体不明の『正義の味方』がやった干渉空間内の時間軸をずらすって……簡単に出来ること……なのか?」
「かなめさん!食べ始めるのが早すぎましてよ!」
茜はどんぶりをを取ろうとするかなめの手を叩く。かなめは舌を出してそのままテーブルの隣のパイプ椅子に腰掛けた。
「干渉空間の維持にものすごい法力を取られますから……僕も何度か連続干渉の実験はやってみましたけど五回目で精神の負荷が大きすぎると言われてひよこさんに止められてからはやってませんよ」
「でも不可能じゃないんでしょ?」
ラーナから湯呑を受け取ったアメリアはそう言いながらすでに箸を手に自分の前に置かれたパーコー麺を眺めている。
「五回でアウトなのか?お前の鍛え方がなってないからだな。実を言うとこいつはお袋の得意技でさあ。『官派の乱』で屋敷が官派軍に包囲されたときにこれを使って官派の正規軍相手に暴れまわったからな」
かなめはそう言いながらさすがに我慢が出来なくなったのか、オカモチから自分の坦々麺を取り出してスープを飲み始める。
かなめの母の西園寺康子は司法局実働部隊隊長嵯峨惟基の剣の師匠であり、『甲武の鬼御前』の異名で知られる剣豪と呼ばれていた。彼女が法術師であることが分かった今、それまでは何度と無く西園寺家を襲ったテロリストの数が急に激減したという話は誠も耳にしていた。
「しかし、こんなに時間軸のずれた空間を制御し続けて無事で済むわけもねーだろ?」
ランはそう言いながら餃子の皿を並べる。誠も部屋に漂うラーメンのスープの香りに作業を中断してテーブルの席に着いた。
「神前。とりあえずこれ」
ランはテーブルの横に積まれて倒れそうになっている雑誌を指差す。しかたなくそれを抱えて部屋の隅においてみたが、そこで一人島田が端末の前を動こうとしないことに気づいた。
「正人。そんなに根をつめても……」
一通り配膳が終わったサラが島田の肩に手をかける。それまで激しくキーボードを叩いていた島田の手が止まった。
「そうだぜ、これからが正念場だ。とりあえず力をつけろよ!」
そう言ってかなめが再び麺を勢い良く啜りこんでいる。
「別に焦っているわけじゃあ無いんですけどね」
「焦っていない奴はそんな言葉は吐かないな」
シュウマイにしょうゆをかけるカウラの声が響く。ようやく島田は心配そうに見つめるサラに目をやるとそのまま立ち上がって誠達が囲んでいる休憩用のテーブルに常備されている安物のパイプ椅子に腰掛けた。
「しかしまあ、衣類の破片とか見つからないもんかねえ。身元が分かればそこから何とか切り込むって手もあるんだろうけど……」
景気良く麺を啜りこみながらかなめがつぶやく。誠もその意見には同意して頷くと真似をして麺を啜りこむが思い切り気管に吸い込んでむせ返る。
「なにやってんのよ!誠ちゃんは」
アメリアが咳き込む誠の背中をさする。そして不意に見上げた先に青い表情でチャーシュー麺とチャーハンセットを見下ろして黙り込んでいる島田を見つけた。
「おい、食えよ。力つかねーぞ」
心配したようにランが声をかける。島田を気にして箸をつけられないサラが不安げに島田を見つめている。
「今回も手がかりは……」
「仕方ねえなあ」
そう言うともう食べ終わっているかなめは首筋にあるジャックにコードを刺してそのまま一番近かったランの使っていた端末のスロットに差し込んだ。
「見てな」
どんぶりを抱えて近寄るカウラに一言言うと画面が高速で切り替わっていく。
「監視カメラですわね。……それにしては位置がおかしくありません?」
茜の不審そうな顔にかなめは不敵な笑みで答える。同盟本部ビルの前に小夏くらいの年の少女が目つきの悪い男に連れられて画面の中に入ってくる。
「こんなの良く見つけたな」
カウラがそう言った瞬間、少女から発せられた衝撃波で次々と周りの人物や車、そのほかの障害物が撥ね飛ばされていく。
「勘だよ勘。そこだけはアタシも自信があるからな」
一言そう言ってかなめは微笑む。しかし誠達には彼女を見るような余裕は無かった。画面の中で少女は自分のしたことに戸惑ったように頭を抱えたまましゃがみこんでいた。
「これがあの肉の塊に……」
そんな低くつぶやくような誠の言葉に、一同からそれまでの歓喜の表情が消える。そして不安定な位置に取り付けられていたらしく画面は転倒し空だけを映し出すようになっていた。
「西園寺、あの少女の写真は?」
「もうすでに所轄に送ってますよ。連中もさすがにここまで話がでかくなれば面倒だろうが動かないわけには行かないでしょ?それと本局経由でライラの山岳レンジャーにも転送済み。後は彼等の運にかけるしかないけどね。まあこの情報は証拠性で何度か検察が裁判で証拠にしようとして認められなかった系統のネットから拾った映像ですからねえ。物的証拠が出てこないと意味無いんだけどさ」
そう言うとかなめは首筋のジャックからコードを抜いてそのまま呆然としている島田からチャーハンを取り上げて食べ始めた。
「かなめちゃん!」
「サラ。良いじゃねえか。島田もようやく食欲が出たみたいだし」
かなめの言うようにすでに島田はチャーシュー麺のどんぶりに手をやっていた。
「ええ、食欲は出てますよ。当然デザートに西園寺さんのおごりがあるんでしょうからその分も空けておきますから」
「そうですわね。こんな情報を知っておきながら独り占めなんて……厳罰が必要ですわ」
「つーわけだ。それ食い終わったら……工場の生協は24時間営業だからな。ケーキ買って来いよ」
茜とランの言葉にかなめは渋い顔をする。だが、誰もが煮詰まってぴりぴりしていた空気が変わって晴れやかな表情を浮かべていた。
「わかったよ……ちょっと待った!」
かなめはそう言うとすぐに開いていた一番奥の端末に飛びついた。すぐさまうなじのジャックにケーブルを挿して端末を起動させる。
「おい、どうした?」
驚いたランの言葉などに耳を貸すことも無くすばやく切り替わっていく画面をかなめはただにらみつける。
「出てきた!出てきやがったぜ!」
そんなかなめの叫びに緊張した表情を浮かべたのはカウラだった。
「お前の情報網に何が引っかかったんだ?」
カウラが声をかけると作業を終えたかなめは死んだような目でカウラを見上げる。
「志村の野郎が連絡してきやがった。四時間後に事務所で会いたいとよ」
そう言ってかなめは伸びをする。きしむ椅子の音。画面には変換ミスの多い端末で打った長文が誠にも見えた。
「さすがにこれだけ話がでかくなったらなあ……あいつ消されるぞ」
ランはすぐさま立ち上がった。
「拳銃くらいは持っていったほうがいいわよね」
「拳銃で済む話で収まればいい方だ。獲物はそれぞれ自分のを用意しろ。そのまま戦闘なんてことも十分考えておけよ」
そんなランの緊張をあおる一言に場の空気はまるで変った。アメリアをせかすようにかなめは立ち上がった。誠はただ呆然としていた。
「頼むぜ、法術師!」
気を利かせたように島田が誠の頭を叩いた。誠はようやく正気を取り戻して冷蔵庫を飛び出すと更衣室の金庫に拳銃とサブマシンガンを取りに走り出した。
「とりあえずラーメンを取ったんですけど……いかが?」
席を外していた茜がオカモチを抱えて中央のテーブルに置いた。ラーナの手には盆と湯呑。サラはポットを二つテーブルの上の雑誌の山をどけて置いた。
「アメリア。いい加減この部屋の私物を持ち帰れよな」
カウラがそう言いながら端末から離れて箸などの準備にかかる。島田が難しい表情で画面を覗き込んでいる。誠もそれを見ながら再び自分の端末の画面を覗きこんでいた。
「DNAは遼州系の人類と一致。まあ予想通りの結果だよなー」
昼間の怪物から採取された細胞のデータを見つめていた首をねじったりした後、ランは彼女には高すぎる椅子から飛び降りる。篭ってからは昼間の化け物のかけらを東都警察が分析した鑑識の資料を整理する作業を始めたが、その途方も無い作業に誰もが疲れを感じていた。
「コイツを倒した正体不明の『正義の味方』がやった干渉空間内の時間軸をずらすって……簡単に出来ること……なのか?」
「かなめさん!食べ始めるのが早すぎましてよ!」
茜はどんぶりをを取ろうとするかなめの手を叩く。かなめは舌を出してそのままテーブルの隣のパイプ椅子に腰掛けた。
「干渉空間の維持にものすごい法力を取られますから……僕も何度か連続干渉の実験はやってみましたけど五回目で精神の負荷が大きすぎると言われてひよこさんに止められてからはやってませんよ」
「でも不可能じゃないんでしょ?」
ラーナから湯呑を受け取ったアメリアはそう言いながらすでに箸を手に自分の前に置かれたパーコー麺を眺めている。
「五回でアウトなのか?お前の鍛え方がなってないからだな。実を言うとこいつはお袋の得意技でさあ。『官派の乱』で屋敷が官派軍に包囲されたときにこれを使って官派の正規軍相手に暴れまわったからな」
かなめはそう言いながらさすがに我慢が出来なくなったのか、オカモチから自分の坦々麺を取り出してスープを飲み始める。
かなめの母の西園寺康子は司法局実働部隊隊長嵯峨惟基の剣の師匠であり、『甲武の鬼御前』の異名で知られる剣豪と呼ばれていた。彼女が法術師であることが分かった今、それまでは何度と無く西園寺家を襲ったテロリストの数が急に激減したという話は誠も耳にしていた。
「しかし、こんなに時間軸のずれた空間を制御し続けて無事で済むわけもねーだろ?」
ランはそう言いながら餃子の皿を並べる。誠も部屋に漂うラーメンのスープの香りに作業を中断してテーブルの席に着いた。
「神前。とりあえずこれ」
ランはテーブルの横に積まれて倒れそうになっている雑誌を指差す。しかたなくそれを抱えて部屋の隅においてみたが、そこで一人島田が端末の前を動こうとしないことに気づいた。
「正人。そんなに根をつめても……」
一通り配膳が終わったサラが島田の肩に手をかける。それまで激しくキーボードを叩いていた島田の手が止まった。
「そうだぜ、これからが正念場だ。とりあえず力をつけろよ!」
そう言ってかなめが再び麺を勢い良く啜りこんでいる。
「別に焦っているわけじゃあ無いんですけどね」
「焦っていない奴はそんな言葉は吐かないな」
シュウマイにしょうゆをかけるカウラの声が響く。ようやく島田は心配そうに見つめるサラに目をやるとそのまま立ち上がって誠達が囲んでいる休憩用のテーブルに常備されている安物のパイプ椅子に腰掛けた。
「しかしまあ、衣類の破片とか見つからないもんかねえ。身元が分かればそこから何とか切り込むって手もあるんだろうけど……」
景気良く麺を啜りこみながらかなめがつぶやく。誠もその意見には同意して頷くと真似をして麺を啜りこむが思い切り気管に吸い込んでむせ返る。
「なにやってんのよ!誠ちゃんは」
アメリアが咳き込む誠の背中をさする。そして不意に見上げた先に青い表情でチャーシュー麺とチャーハンセットを見下ろして黙り込んでいる島田を見つけた。
「おい、食えよ。力つかねーぞ」
心配したようにランが声をかける。島田を気にして箸をつけられないサラが不安げに島田を見つめている。
「今回も手がかりは……」
「仕方ねえなあ」
そう言うともう食べ終わっているかなめは首筋にあるジャックにコードを刺してそのまま一番近かったランの使っていた端末のスロットに差し込んだ。
「見てな」
どんぶりを抱えて近寄るカウラに一言言うと画面が高速で切り替わっていく。
「監視カメラですわね。……それにしては位置がおかしくありません?」
茜の不審そうな顔にかなめは不敵な笑みで答える。同盟本部ビルの前に小夏くらいの年の少女が目つきの悪い男に連れられて画面の中に入ってくる。
「こんなの良く見つけたな」
カウラがそう言った瞬間、少女から発せられた衝撃波で次々と周りの人物や車、そのほかの障害物が撥ね飛ばされていく。
「勘だよ勘。そこだけはアタシも自信があるからな」
一言そう言ってかなめは微笑む。しかし誠達には彼女を見るような余裕は無かった。画面の中で少女は自分のしたことに戸惑ったように頭を抱えたまましゃがみこんでいた。
「これがあの肉の塊に……」
そんな低くつぶやくような誠の言葉に、一同からそれまでの歓喜の表情が消える。そして不安定な位置に取り付けられていたらしく画面は転倒し空だけを映し出すようになっていた。
「西園寺、あの少女の写真は?」
「もうすでに所轄に送ってますよ。連中もさすがにここまで話がでかくなれば面倒だろうが動かないわけには行かないでしょ?それと本局経由でライラの山岳レンジャーにも転送済み。後は彼等の運にかけるしかないけどね。まあこの情報は証拠性で何度か検察が裁判で証拠にしようとして認められなかった系統のネットから拾った映像ですからねえ。物的証拠が出てこないと意味無いんだけどさ」
そう言うとかなめは首筋のジャックからコードを抜いてそのまま呆然としている島田からチャーハンを取り上げて食べ始めた。
「かなめちゃん!」
「サラ。良いじゃねえか。島田もようやく食欲が出たみたいだし」
かなめの言うようにすでに島田はチャーシュー麺のどんぶりに手をやっていた。
「ええ、食欲は出てますよ。当然デザートに西園寺さんのおごりがあるんでしょうからその分も空けておきますから」
「そうですわね。こんな情報を知っておきながら独り占めなんて……厳罰が必要ですわ」
「つーわけだ。それ食い終わったら……工場の生協は24時間営業だからな。ケーキ買って来いよ」
茜とランの言葉にかなめは渋い顔をする。だが、誰もが煮詰まってぴりぴりしていた空気が変わって晴れやかな表情を浮かべていた。
「わかったよ……ちょっと待った!」
かなめはそう言うとすぐに開いていた一番奥の端末に飛びついた。すぐさまうなじのジャックにケーブルを挿して端末を起動させる。
「おい、どうした?」
驚いたランの言葉などに耳を貸すことも無くすばやく切り替わっていく画面をかなめはただにらみつける。
「出てきた!出てきやがったぜ!」
そんなかなめの叫びに緊張した表情を浮かべたのはカウラだった。
「お前の情報網に何が引っかかったんだ?」
カウラが声をかけると作業を終えたかなめは死んだような目でカウラを見上げる。
「志村の野郎が連絡してきやがった。四時間後に事務所で会いたいとよ」
そう言ってかなめは伸びをする。きしむ椅子の音。画面には変換ミスの多い端末で打った長文が誠にも見えた。
「さすがにこれだけ話がでかくなったらなあ……あいつ消されるぞ」
ランはすぐさま立ち上がった。
「拳銃くらいは持っていったほうがいいわよね」
「拳銃で済む話で収まればいい方だ。獲物はそれぞれ自分のを用意しろ。そのまま戦闘なんてことも十分考えておけよ」
そんなランの緊張をあおる一言に場の空気はまるで変った。アメリアをせかすようにかなめは立ち上がった。誠はただ呆然としていた。
「頼むぜ、法術師!」
気を利かせたように島田が誠の頭を叩いた。誠はようやく正気を取り戻して冷蔵庫を飛び出すと更衣室の金庫に拳銃とサブマシンガンを取りに走り出した。
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