1,219 / 1,503
第14章 秘匿情報
殿上貴族の食卓
しおりを挟む『もうすぐ着きます。』
携帯にメッセが届く。
昔の部署の部下だった浦からだ。
奴は173/70くらい。社会人サークルで今もアメフトをやっている。キッカーというポジションらしく、ムキムキというよりはスレンダーな筋肉。歳は今29だったはず。
出張でこっちに来ていて会いたいと連絡が来たので飲むことにした。
うちの最寄り駅で待ちあせて居酒屋に行った。
久々の再会。5年振りか。
当時、浦は新入社員として俺の部署に配属された。正直言ってバカな体育会系。慣れない地で頑張っていたが成績はイマイチ。
俺がリーダーを務めるチームに入ってきた新入社員だったのでかなり力を入れて教えた。でもびっくりするくらい仕事が出来ない。
部長や課長に叱られる日々が続いていた。浦はうちの近くに住んでいて毎朝俺の家に来て一緒に通勤する。どうすべきか、何を目指すべきか、通勤途中で俺は熱く語った日が懐かしい。
浦はいわゆる爽やかイケメンだ。客ウケも最初はいい。でも頭が悪く要領が悪い。客も可愛さ余って憎さが百倍という感じで激しいクレームを言ってきた。俺はかなりフォローをしたが浦に対する部長の評価は最低だった。
知り合いがいない新天地で浦は結婚したい、頑張る理由が欲しいとずっと言っていたことを思い出す。
居酒屋で今の上司に毎日怒られている話を聞く。頑張ろうとしているが空回りの毎日。変わらなきゃと思うが変われない自分に浦は悩んでいるらしい。ツーブロックのショートで少し大人びたが、相変わらず爽やかな顔で悩みを吐く。
居酒屋を出てもう一軒行こうとした時、浦は言った。
『工藤課長、家買ったと聞きました。招待してください。二次会は課長の家で。』
『まあ、いいよ。近いけどタクシー乗ろ。』
俺の家は居酒屋とは駅の反対側にあり、歩いて20分くらい。家に行くならタクシーだ。酔いが少し回っている。2人でコンビニで酒とツマミを買ってタクシーを捕まえようと道路で待っていた。
『俺、変わりたいんすけど、どーしたらいいすかね。変われないす。』
いきなりさっきの話の続き。浦はまあまあ酔っている。
『お前はいくじなしだからな。思い切って今までやったことないことしてみれば。』
『そう思うんですけど、思いつかないす。何かいいアイデアないすか?』
浦が俺にもたれかかる。筋肉質な腕を掴み、浦を支えた。ぷんと匂う汗臭さ。肩の筋肉が手に伝わる。
『なんでもいいよ。思い切っていろいろやってみろ。カラを打ち破れ。』
『破りたいす。工藤課長、俺のカラを打ち破ってください。ご指導お願いします!』
俺は酔いが回ったのもあって冗談半分で言った。
『じゃ、とりあえずポロんとしとこ。ちんぽ出せ。』
『はいっ!』
酔っ払った浦はチャックを下ろしちんぽを出した。
『お前、最高!でも金玉も出しとこ。』
俺は酔いも手伝い悪い体育会ノリで浦の股間に手を入れて金玉を引きずり出した。
スーツ姿の男が金玉とちんぽを晒している。体育会系はバカだ。
『ははは。お前最高!カラを打ち破ってる。でもこの皮は剥いとこ。』
萎えて皮がかぶっていてもカリ首の形がハッキリ分かるどす黒いちんぽ。皮をずり下げると黒みを帯びた太いエラが剥き出しなった。
冗談めかしたが俺はびっくりしていた。
爽やかな顔に似合わずおっさんについていそうな使い込まれたドス黒いちんぽに。
『ははは。すげぇな。じゃ、このままでタクシー乗ろう。』
すぐにタクシーが来た。浦はジャケットの前を閉めてタクシーに乗り込む。
携帯にメッセが届く。
昔の部署の部下だった浦からだ。
奴は173/70くらい。社会人サークルで今もアメフトをやっている。キッカーというポジションらしく、ムキムキというよりはスレンダーな筋肉。歳は今29だったはず。
出張でこっちに来ていて会いたいと連絡が来たので飲むことにした。
うちの最寄り駅で待ちあせて居酒屋に行った。
久々の再会。5年振りか。
当時、浦は新入社員として俺の部署に配属された。正直言ってバカな体育会系。慣れない地で頑張っていたが成績はイマイチ。
俺がリーダーを務めるチームに入ってきた新入社員だったのでかなり力を入れて教えた。でもびっくりするくらい仕事が出来ない。
部長や課長に叱られる日々が続いていた。浦はうちの近くに住んでいて毎朝俺の家に来て一緒に通勤する。どうすべきか、何を目指すべきか、通勤途中で俺は熱く語った日が懐かしい。
浦はいわゆる爽やかイケメンだ。客ウケも最初はいい。でも頭が悪く要領が悪い。客も可愛さ余って憎さが百倍という感じで激しいクレームを言ってきた。俺はかなりフォローをしたが浦に対する部長の評価は最低だった。
知り合いがいない新天地で浦は結婚したい、頑張る理由が欲しいとずっと言っていたことを思い出す。
居酒屋で今の上司に毎日怒られている話を聞く。頑張ろうとしているが空回りの毎日。変わらなきゃと思うが変われない自分に浦は悩んでいるらしい。ツーブロックのショートで少し大人びたが、相変わらず爽やかな顔で悩みを吐く。
居酒屋を出てもう一軒行こうとした時、浦は言った。
『工藤課長、家買ったと聞きました。招待してください。二次会は課長の家で。』
『まあ、いいよ。近いけどタクシー乗ろ。』
俺の家は居酒屋とは駅の反対側にあり、歩いて20分くらい。家に行くならタクシーだ。酔いが少し回っている。2人でコンビニで酒とツマミを買ってタクシーを捕まえようと道路で待っていた。
『俺、変わりたいんすけど、どーしたらいいすかね。変われないす。』
いきなりさっきの話の続き。浦はまあまあ酔っている。
『お前はいくじなしだからな。思い切って今までやったことないことしてみれば。』
『そう思うんですけど、思いつかないす。何かいいアイデアないすか?』
浦が俺にもたれかかる。筋肉質な腕を掴み、浦を支えた。ぷんと匂う汗臭さ。肩の筋肉が手に伝わる。
『なんでもいいよ。思い切っていろいろやってみろ。カラを打ち破れ。』
『破りたいす。工藤課長、俺のカラを打ち破ってください。ご指導お願いします!』
俺は酔いが回ったのもあって冗談半分で言った。
『じゃ、とりあえずポロんとしとこ。ちんぽ出せ。』
『はいっ!』
酔っ払った浦はチャックを下ろしちんぽを出した。
『お前、最高!でも金玉も出しとこ。』
俺は酔いも手伝い悪い体育会ノリで浦の股間に手を入れて金玉を引きずり出した。
スーツ姿の男が金玉とちんぽを晒している。体育会系はバカだ。
『ははは。お前最高!カラを打ち破ってる。でもこの皮は剥いとこ。』
萎えて皮がかぶっていてもカリ首の形がハッキリ分かるどす黒いちんぽ。皮をずり下げると黒みを帯びた太いエラが剥き出しなった。
冗談めかしたが俺はびっくりしていた。
爽やかな顔に似合わずおっさんについていそうな使い込まれたドス黒いちんぽに。
『ははは。すげぇな。じゃ、このままでタクシー乗ろう。』
すぐにタクシーが来た。浦はジャケットの前を閉めてタクシーに乗り込む。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
潜水艦艦長 深海調査手記
ただのA
SF
深海探査潜水艦ネプトゥヌスの艦長ロバート・L・グレイ が深海で発見した生物、現象、景観などを書き残した手記。
皆さんも艦長の手記を通して深海の神秘に触れてみませんか?
特殊装甲隊 ダグフェロン 『廃帝と永遠の世紀末』 第三部 『暗黒大陸』
橋本 直
SF
遼州司法局も法術特捜の発足とともに実働部隊、機動隊、法術特捜の三部体制が確立することとなった。
それまで東和陸軍教導隊を兼務していた小さな隊長、クバルカ・ラン中佐が実働部隊副隊長として本異動になることが決まった。
彼女の本拠地である東和陸軍教導隊を訪ねた神前誠に法術兵器の実験に任務が課せられた。それは広域にわたり兵士の意識を奪ってしまうという新しい発想の非破壊兵器だった。
実験は成功するがチャージの時間等、運用の難しい兵器と判明する。
一方実働部隊部隊長嵯峨惟基は自分が領邦領主を務めている貴族制国家甲武国へ飛んだ。そこでは彼の両方を西園寺かなめの妹、日野かえでに継がせることに関する会議が行われる予定だった。
一方、南の『魔窟』と呼ばれる大陸ベルルカンの大国、バルキスタンにて総選挙が予定されており、実働部隊も支援部隊を派遣していた。だが選挙に不満を持つ政府軍、反政府軍の駆け引きが続いていた。
嵯峨は万が一の両軍衝突の際アメリカの介入を要請しようとする兄である西園寺義基のシンパである甲武軍部穏健派を牽制しつつ貴族の群れる会議へと向かった。
そしてそんな中、バルキスタンで反政府軍が機動兵器を手に入れ政府軍との全面衝突が発生する。
誠は試験が済んだばかりの非破壊兵器を手に戦線の拡大を防ぐべく出撃するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 野球と海と『革命家』
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第二部
遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』が発動した『干渉空間』と『光の剣(つるぎ)により貴族主義者のクーデターを未然に防止することが出来た『近藤事件』が終わってから1か月がたった。
宇宙は誠をはじめとする『法術師』の存在を公表することで混乱に陥っていたが、誠の所属する司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』は相変わらずおバカな生活を送っていた。
そんな『特殊な部隊』の運用艦『ふさ』艦長アメリア・クラウゼ中佐と誠の所属するシュツルム・パンツァーパイロット部隊『機動部隊第一小隊』のパイロットでサイボーグの西園寺かなめは『特殊な部隊』の野球部の夏合宿を企画した。
どうせろくな事が起こらないと思いながら仕事をさぼって参加する誠。
そこではかなめがいかに自分とはかけ離れたお嬢様で、貴族主義の国『甲武国』がどれほど自分の暮らす永遠に続く20世紀末の東和共和国と違うのかを誠は知ることになった。
しかし、彼を待っていたのは『法術』を持つ遼州人を地球人から解放しようとする『革命家』の襲撃だった。
この事件をきっかけに誠の身辺警護の必要性から誠の警護にアメリア、かなめ、そして無表情な人造人間『ラスト・バタリオン』の第一小隊小隊長カウラ・ベルガー大尉がつくことになる。
これにより誠の暮らす『男子下士官寮』は有名無実化することになった。
そんなおバカな連中を『駄目人間』嵯峨惟基特務大佐と機動部隊隊長クバルカ・ラン中佐は生暖かい目で見守っていた。
そんな『特殊な部隊』の意図とは関係なく着々と『力ある者の支配する宇宙』の実現を目指す『廃帝ハド』の野望はゆっくりと動き出しつつあった。
SFお仕事ギャグロマン小説。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】そして、誰もいなくなった
杜野秋人
ファンタジー
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げられ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆小説家になろう様でも公開しています。話数の関係上あちらの方が進みが早いです。
3/27、なろう版完結。あちらは全8話です。
3/30、小説家になろうヒューマンドラマランキング日間1位になりました!
4/1、完結しました。全14話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる