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第4章 戦線
朝食
しおりを挟む 俺と横並びでソファに腰掛けるリューテシア。
その顔には緊張の色が浮かんでいる。
俺も同じで自分の家だというのに、これでもかと背筋を伸ばしている。
「……ハァ」
重々しいため息をはいた父の隣では、リューテシアの両親であるファンドミーユ子爵と夫人も同席している。
「ファンドミーユ子爵、夫人。この度は大切なお嬢様と婚前交渉してしまい、申し訳ありませんでした」
重苦しい空気ではあるが、ファンドミーユ子爵が俺を責めることはなかった。
ただ一言だけ夫人が質問してきた。
「リューテシアの同意があった、ということでよろしいのですね?」
「神に誓って」
「はい、お母様。わたしは自分の気持ちに素直に従ったまでです」
「結構。であれば、我が家から伝えることは何もありません」
父、ブルブラック伯爵は押えてた眉間から手を離し、俺たちと目を合わせた。
「ウィルフリッド。お前がまだ小さいときに伝えた言葉を覚えているか?」
「はい。確かに記憶しています。お父様の言うところの蜜月すらも待てない卑しい男になってしまいました」
怒りよりも焦燥感の強い瞳を見つめ返し、はっきりと答える。
カーミヤ、もとい神谷 巴が俺とリューテシアのことを暴露したことで、カーミヤ・クリムゾン派閥の生徒から親へ、その親から更に別の貴族へと、あっという間にブルブラック家とファンドミーユ家の噂は広まった。
父が恐れていた通り、社交界に参加しにくい空気感となってしまったと聞かされた。
「ブルブラック伯爵家の名に傷をつけた自覚はあるのだな?」
「はい。ですが、反省はしても後悔はしていません。俺はリューテシア・ファンドミーユをどうしても離したくなかったのです。このような形になってしまったことへの反論はありません。ただ、一時の過ちで関係を持ったのではないことだけはご理解いただきたいのです」
「覚悟の上だと?」
「もちろんです。たとえ、ブルブラック家が破滅しようとも」
その時、沈黙を貫いていたファンドミーユ子爵が驚いた表情で父の方を向いた。
「破滅? 破滅とは何の話ですか?」
「あ、いや。それはだな。ほら、社交界とか。色々とあるだろ」
「それを破滅だと説明なさったのですか?」
少々、呆れた様子のファンドミーユ子爵に対して、父はこれでもかとたじろぐ。
「それは言葉の綾だ。いいかい、ウィルフリッド君。社交界では両家のことは噂されているが、それは悪い意味ではないのだよ」
「どういう事ですか?」
「つまり、蜜月を待てなかった青臭い息子と娘が大人たちの酒の肴になり、思い出話に花が咲くということだ。それだけなのだよ」
なんてことのないように言うファンドミーユ子爵。実際に直近の社交界に参加したらしいから、その情報は何も間違っていないのだろう。
「むしろ、オクスレイ公爵からは羨ましがられたよ。幼い頃から君たちの仲睦まじさは有名になってしまったからね。微笑ましく見えるのさ。それに感謝の意も述べられた」
ふとリューテシアの方を見ると、彼女も同じタイミングでこっちを向いていて、顔を見合わせる形となってしまった。
予想外の出来事に顔が熱くなる。
俺たちを見たファンドミーユ子爵夫人はおほほほ、と愉快そうに笑った。
「そんな息子を持つブルブラック伯爵は、父親似だな、とからかわれるのだよ」
そんな話は初めて聞いた。
俺が父親似?
それは、つまり――。
「つまり、伯爵家の破滅なんて大袈裟な話ではなく、きみのお父上が過去の恥ずかしい話を公の場でされるのを嫌っているだけなのだよ」
父の方を見れば、よくも言いやがったな、といった様子で忌まわしげにファンドミーユ子爵を睨んでいた。
「えっと……。では、お父様も俺と同じで蜜月を待てなかったと?」
「何が悪い! お前の母は魅力的だったんだぞ!」
えぇ……。逆ギレですか。
それに、自分のことを棚に上げて九歳の息子になんてことを言っていたんだ。
おかげで俺はビクビクして過ごす羽目になったっていうのに。
いや、むしろ苦い経験をしたから俺に忠告してくれたというわけか。
もしかすると、父親(ウィルフリッド君にとっての祖父)にこっぴどく叱られたのかもしれない。
そう思うと乾いた笑いが漏れてしまった。
「良かった。今のお父様の姿と話を聞いて、如何にお母様が愛されていたのかを実感できました。そして、俺は間違っていないのだと確信を持てました」
俺はリューテシアの手を取り、彼女と彼女の両親を見据える。
「俺はリューテシアと離れるつもりはありません。たとえ、この身が破滅しようとも」
リューテシアはしっかりと手を握り返して、力強く頷いてくれた。
「こうなってしまっては、打てる手は一つしか残されていない」
父に同意するようにファンドミーユ子爵が頷いた。
「二人の結婚を早める。これで噂は囁かれなくなるだろう。まずは形式的なものだけにして式は二人が学園を卒業してからだ」
ファンドミーユ子爵は何も意見しなかった。
リューテシアを見つめれば、彼女はうっすらと目に涙を浮かべていた。
「これでもう離れることはないのですね」
「お願いされても離れるつもりはないよ。リュシー、これからもよろしく」
◇◆◇◆◇◆
リューテシアと夫人を先に馬車に乗せたファンドミーユ子爵は馬車から離れ、俺の方へと歩いてきてくれた。
「なにか聞きたいことがあるのかな?」
なんで分かったんだ。
タイミングが合った時に尋ねようとしていたが、絶好の機会を与えてくれるなんて素晴らしいお人だ。
「手短に済ませます。マリキス・ハイドという男をご存じですか?」
「あぁ。きみのお父上を何かと目の敵にしていた後輩だ。教職をクビになったと娘からは聞いているけど、彼がどうかしたのかね?」
「うちの両親と因縁があったと聞きまして。父は答えてくれないので、何かご存じかと思いまして」
「そういうことか。伯爵はきみのお母上に黒薔薇を贈ったのだよ。学園を休学し、遥か南の孤島まで船を出してまでね。マリキスには経済的にも、成績的にもそんな余裕はなかった。彼はきみの父が金で愛を買ったと誤認して一悶着あったのだよ」
そんな過去があったなんて知らなかった。
母もそこまでの詳細は語ってはくれなかったし、父なんてもっての外だ。
「そうだったのか……。ありがとうございます。リューテシアから聞きましたか? マリキスは彼女につきまとっていたんです」
「そうらしいね。あの子はどことなく、きみのお母上に似ているからかもしれない」
「そうでしょうか」
「多方面に喧嘩を売ってしまいそうだが、敢えて言おう。うちの娘の方がもっと可愛いぞ」
ファンドミーユ子爵は親バカの顔をしていた。
「俺もそう思います。きっと幸せにします。結婚を許していただき、ありがとうございました」
「なに、どこの馬の骨とも知らない輩に奪われるよりも昔から知る婚約者との婚前交渉の方がよっぽどましさ」
結局、俺は宣言された通り、下半身のだらしなさによって破滅寸前まで追い込まれたわけだ。
ありがたいことに俺たちを庇ってくれるクラスメイトや大人たちの協力があったから、こうして愛する婚約者殿と離れずにいられる。
ウィルフリッド・ブルブラックというガキに関わってくれた全ての人に感謝だ。
ピロン!
【破滅は常にあなたにつきまといます。トゥルーエンドへ進みましょう】
その顔には緊張の色が浮かんでいる。
俺も同じで自分の家だというのに、これでもかと背筋を伸ばしている。
「……ハァ」
重々しいため息をはいた父の隣では、リューテシアの両親であるファンドミーユ子爵と夫人も同席している。
「ファンドミーユ子爵、夫人。この度は大切なお嬢様と婚前交渉してしまい、申し訳ありませんでした」
重苦しい空気ではあるが、ファンドミーユ子爵が俺を責めることはなかった。
ただ一言だけ夫人が質問してきた。
「リューテシアの同意があった、ということでよろしいのですね?」
「神に誓って」
「はい、お母様。わたしは自分の気持ちに素直に従ったまでです」
「結構。であれば、我が家から伝えることは何もありません」
父、ブルブラック伯爵は押えてた眉間から手を離し、俺たちと目を合わせた。
「ウィルフリッド。お前がまだ小さいときに伝えた言葉を覚えているか?」
「はい。確かに記憶しています。お父様の言うところの蜜月すらも待てない卑しい男になってしまいました」
怒りよりも焦燥感の強い瞳を見つめ返し、はっきりと答える。
カーミヤ、もとい神谷 巴が俺とリューテシアのことを暴露したことで、カーミヤ・クリムゾン派閥の生徒から親へ、その親から更に別の貴族へと、あっという間にブルブラック家とファンドミーユ家の噂は広まった。
父が恐れていた通り、社交界に参加しにくい空気感となってしまったと聞かされた。
「ブルブラック伯爵家の名に傷をつけた自覚はあるのだな?」
「はい。ですが、反省はしても後悔はしていません。俺はリューテシア・ファンドミーユをどうしても離したくなかったのです。このような形になってしまったことへの反論はありません。ただ、一時の過ちで関係を持ったのではないことだけはご理解いただきたいのです」
「覚悟の上だと?」
「もちろんです。たとえ、ブルブラック家が破滅しようとも」
その時、沈黙を貫いていたファンドミーユ子爵が驚いた表情で父の方を向いた。
「破滅? 破滅とは何の話ですか?」
「あ、いや。それはだな。ほら、社交界とか。色々とあるだろ」
「それを破滅だと説明なさったのですか?」
少々、呆れた様子のファンドミーユ子爵に対して、父はこれでもかとたじろぐ。
「それは言葉の綾だ。いいかい、ウィルフリッド君。社交界では両家のことは噂されているが、それは悪い意味ではないのだよ」
「どういう事ですか?」
「つまり、蜜月を待てなかった青臭い息子と娘が大人たちの酒の肴になり、思い出話に花が咲くということだ。それだけなのだよ」
なんてことのないように言うファンドミーユ子爵。実際に直近の社交界に参加したらしいから、その情報は何も間違っていないのだろう。
「むしろ、オクスレイ公爵からは羨ましがられたよ。幼い頃から君たちの仲睦まじさは有名になってしまったからね。微笑ましく見えるのさ。それに感謝の意も述べられた」
ふとリューテシアの方を見ると、彼女も同じタイミングでこっちを向いていて、顔を見合わせる形となってしまった。
予想外の出来事に顔が熱くなる。
俺たちを見たファンドミーユ子爵夫人はおほほほ、と愉快そうに笑った。
「そんな息子を持つブルブラック伯爵は、父親似だな、とからかわれるのだよ」
そんな話は初めて聞いた。
俺が父親似?
それは、つまり――。
「つまり、伯爵家の破滅なんて大袈裟な話ではなく、きみのお父上が過去の恥ずかしい話を公の場でされるのを嫌っているだけなのだよ」
父の方を見れば、よくも言いやがったな、といった様子で忌まわしげにファンドミーユ子爵を睨んでいた。
「えっと……。では、お父様も俺と同じで蜜月を待てなかったと?」
「何が悪い! お前の母は魅力的だったんだぞ!」
えぇ……。逆ギレですか。
それに、自分のことを棚に上げて九歳の息子になんてことを言っていたんだ。
おかげで俺はビクビクして過ごす羽目になったっていうのに。
いや、むしろ苦い経験をしたから俺に忠告してくれたというわけか。
もしかすると、父親(ウィルフリッド君にとっての祖父)にこっぴどく叱られたのかもしれない。
そう思うと乾いた笑いが漏れてしまった。
「良かった。今のお父様の姿と話を聞いて、如何にお母様が愛されていたのかを実感できました。そして、俺は間違っていないのだと確信を持てました」
俺はリューテシアの手を取り、彼女と彼女の両親を見据える。
「俺はリューテシアと離れるつもりはありません。たとえ、この身が破滅しようとも」
リューテシアはしっかりと手を握り返して、力強く頷いてくれた。
「こうなってしまっては、打てる手は一つしか残されていない」
父に同意するようにファンドミーユ子爵が頷いた。
「二人の結婚を早める。これで噂は囁かれなくなるだろう。まずは形式的なものだけにして式は二人が学園を卒業してからだ」
ファンドミーユ子爵は何も意見しなかった。
リューテシアを見つめれば、彼女はうっすらと目に涙を浮かべていた。
「これでもう離れることはないのですね」
「お願いされても離れるつもりはないよ。リュシー、これからもよろしく」
◇◆◇◆◇◆
リューテシアと夫人を先に馬車に乗せたファンドミーユ子爵は馬車から離れ、俺の方へと歩いてきてくれた。
「なにか聞きたいことがあるのかな?」
なんで分かったんだ。
タイミングが合った時に尋ねようとしていたが、絶好の機会を与えてくれるなんて素晴らしいお人だ。
「手短に済ませます。マリキス・ハイドという男をご存じですか?」
「あぁ。きみのお父上を何かと目の敵にしていた後輩だ。教職をクビになったと娘からは聞いているけど、彼がどうかしたのかね?」
「うちの両親と因縁があったと聞きまして。父は答えてくれないので、何かご存じかと思いまして」
「そういうことか。伯爵はきみのお母上に黒薔薇を贈ったのだよ。学園を休学し、遥か南の孤島まで船を出してまでね。マリキスには経済的にも、成績的にもそんな余裕はなかった。彼はきみの父が金で愛を買ったと誤認して一悶着あったのだよ」
そんな過去があったなんて知らなかった。
母もそこまでの詳細は語ってはくれなかったし、父なんてもっての外だ。
「そうだったのか……。ありがとうございます。リューテシアから聞きましたか? マリキスは彼女につきまとっていたんです」
「そうらしいね。あの子はどことなく、きみのお母上に似ているからかもしれない」
「そうでしょうか」
「多方面に喧嘩を売ってしまいそうだが、敢えて言おう。うちの娘の方がもっと可愛いぞ」
ファンドミーユ子爵は親バカの顔をしていた。
「俺もそう思います。きっと幸せにします。結婚を許していただき、ありがとうございました」
「なに、どこの馬の骨とも知らない輩に奪われるよりも昔から知る婚約者との婚前交渉の方がよっぽどましさ」
結局、俺は宣言された通り、下半身のだらしなさによって破滅寸前まで追い込まれたわけだ。
ありがたいことに俺たちを庇ってくれるクラスメイトや大人たちの協力があったから、こうして愛する婚約者殿と離れずにいられる。
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