477 / 1,503
第33章 昼食
昼食
しおりを挟む
「なるほど……やっぱりお前等をけしかけたのは叔父貴か」
そう言ってかなめは静かに手にした汁の中に静かに蕎麦湯を注いだ。菰田は結局、自白してしおれてうつむく。隣のテーブルでは島田のシャレに突っ込むサラのけたたましい笑い声が響く。
「うるせえ!」
「止めなさいよ。それにかなめちゃんの声のほうがうるさいわよ」
かなめが怒鳴りアイシャがたしなめる。それを見ながらカウラはお代わりした蕎麦をすすっている。
「でもまあこれで……」
「ご苦労さん。さようなら……出来ればカウラちゃんが食べ終わるまでに会計済ませといてね」
アイシャの態度は明らかにつれないものだった。それどころか昼飯をたかるつもり満々な二人の上官に菰田は大きなため息をついた。
「そんな……」
「あきらめろよ。見つかった俺等が間抜けだったんだ。でも良かったじゃないか。ベルガー大尉と一緒に食事が出来たんだぞ。願ったりかなったりだな」
島田の言葉に菰田はさらにしおれていく。サラと誠が同情の視線を向けたのは無理も無い話しだった。
「ふう」
そう言うとカウラは最後の一口を汁の入った小鉢からすすりこむ。そして満足げな顔で蕎麦湯で薄めるわけもないというようにそのまま汁を飲み干してしまった。
「おい、そこは蕎麦湯を入れるもんだぞ」
「別に貴様にどうこう言われる話ではないな」
満腹で多少機嫌が直っているカウラだが、かなめ達がつけてきたにはかなり怒っている様だった。かなめとアイシャが暴走するのはいつものことだが、嵯峨の差し金とはいえ、一番苦手としている菰田にまで参加していたことにいらだっていた彼女は菰田のおごりで昼を食べることで何とか機嫌を直していた。
「ああ、それじゃあ俺等は出るわ」
はじめから別会計と宣言していた自分達のてんざるセットの分の伝票を持つと島田はさっと立ち上がった。サラも満足したように一緒に立ち上がって赤い色のコートを見にまとう。
「どこでも行け!二度と帰ってくるな!」
威嚇するようなかなめの声に首をすくめるようなしぐさをした後、島田とサラは入り口に消えていく。
「良いわねえ……二人っきりのクリスマス」
二人の後姿にアイシャはあこがれるような表情を浮かべる。だがこちらも不機嫌そうなかなめはじっとかけ蕎麦をすすっている菰田をにらみつけていた。
「本当にすいません」
反省の弁。だがカウラはそのような言葉に耳を貸すわけではなかった。
「それじゃあ帰るか」
カウラは立ち上がる。追いすがるような菰田の視線が誠の笑いを誘うが、すぐに目の前で殺意をこめた視線を送ってくる菰田がいるのでただ黙り込む。
「じゃあお勘定お願いね」
「ちゃんと払えよ」
アイシャもかなめも感謝の言葉を口にする気持ちは無いと言うように無情に立ち上がる。誠も仕方なく立ち上がった。黒で統一されたような和風の雰囲気の蕎麦屋。もうすでに自分達の分だけの会計を済ませた島田達の姿は無い。
「あいつが払いますから!」
近づいてきた店員に、かなめがうつむいている菰田を指差す。ニヤニヤ笑いながらアイシャが店を出るのにカウラと誠はそのまま付き従う。
「寒いわねえ」
店を出たとたん、弱々しい太陽と北風の出迎えを受けてアイシャが首をすくめた。紺色のコートと彼女の同じ色の長い髪が風になびいているのが見える。
「それじゃあ帰るか」
最後に出てきたかなめがそう言うとアイシャは大きくうなづいて歩き出す。
「帰るんですか?」
誠のその一言にゆらりと振り返っておどろおどろしい雰囲気でかなめは誠をにらむ。
「なんだ?お前これからカウラと何をする気だったんだ?」
「そりゃあ決まってるじゃないの……ねえ」
そう誠に言ってくるアイシャの表情には笑いは無かった。誠は仕方なくカウラを見る。彼女はおいしい蕎麦に満足したと言う表情で誠を見つめてくる。
「わかりましたよ!」
そう言うと誠はそのまま最寄の地下鉄の駅を目指して歩き出す。
「でも……なんだか似合ってて少し悔しかったわね」
ポツリとつぶやいたアイシャの後頭部をかなめが小突く。二人を振り返り苦笑いを浮かべながら下町情緒のある東都の街を誠達は歩く。考えてみれば彼女達と出会ってまだ半年を迎えるかどうかと言うところ。ここまでなじめるとは誠も考えていなかった。
「それにしても腹立つな……叔父貴め!」
そう言ってかなめは何かを殴るふりをする。そんな彼女をアイシャはいつもの流し目で見つめる。
「尾行を考え出した人間がよく言うな」
二人ともさすがに今の状態でカウラに見つめられると苦笑いを浮かべるしかなかった。
「でもなんだかオメエの母ちゃんは張り切ってるみたいだったな。シンの旦那から鶏肉がたくさん送られてきたのを見てすっかりやる気になってさあ。邪魔しようとするこいつを台所から追い出して……」
先程まで邪魔者に苛立っていたかなめはすっかり機嫌を直してニヤニヤ笑っている。その言葉にアイシャは不本意だと言うように頬を膨らませる。
「それに……カウラ。耳を貸せ」
かなめはそう言うとカウラを抱き込んで耳元に何かささやいていた。
「二人ともなに?悪巧みか何か?」
いつの間にか到着していた地下鉄へ降りていく階段の前でアイシャは仁王立ちしてみせる。
「まあ気にするなって。お楽しみだよ」
そう言うとかなめはさっさと階段を降り始めた。
そう言ってかなめは静かに手にした汁の中に静かに蕎麦湯を注いだ。菰田は結局、自白してしおれてうつむく。隣のテーブルでは島田のシャレに突っ込むサラのけたたましい笑い声が響く。
「うるせえ!」
「止めなさいよ。それにかなめちゃんの声のほうがうるさいわよ」
かなめが怒鳴りアイシャがたしなめる。それを見ながらカウラはお代わりした蕎麦をすすっている。
「でもまあこれで……」
「ご苦労さん。さようなら……出来ればカウラちゃんが食べ終わるまでに会計済ませといてね」
アイシャの態度は明らかにつれないものだった。それどころか昼飯をたかるつもり満々な二人の上官に菰田は大きなため息をついた。
「そんな……」
「あきらめろよ。見つかった俺等が間抜けだったんだ。でも良かったじゃないか。ベルガー大尉と一緒に食事が出来たんだぞ。願ったりかなったりだな」
島田の言葉に菰田はさらにしおれていく。サラと誠が同情の視線を向けたのは無理も無い話しだった。
「ふう」
そう言うとカウラは最後の一口を汁の入った小鉢からすすりこむ。そして満足げな顔で蕎麦湯で薄めるわけもないというようにそのまま汁を飲み干してしまった。
「おい、そこは蕎麦湯を入れるもんだぞ」
「別に貴様にどうこう言われる話ではないな」
満腹で多少機嫌が直っているカウラだが、かなめ達がつけてきたにはかなり怒っている様だった。かなめとアイシャが暴走するのはいつものことだが、嵯峨の差し金とはいえ、一番苦手としている菰田にまで参加していたことにいらだっていた彼女は菰田のおごりで昼を食べることで何とか機嫌を直していた。
「ああ、それじゃあ俺等は出るわ」
はじめから別会計と宣言していた自分達のてんざるセットの分の伝票を持つと島田はさっと立ち上がった。サラも満足したように一緒に立ち上がって赤い色のコートを見にまとう。
「どこでも行け!二度と帰ってくるな!」
威嚇するようなかなめの声に首をすくめるようなしぐさをした後、島田とサラは入り口に消えていく。
「良いわねえ……二人っきりのクリスマス」
二人の後姿にアイシャはあこがれるような表情を浮かべる。だがこちらも不機嫌そうなかなめはじっとかけ蕎麦をすすっている菰田をにらみつけていた。
「本当にすいません」
反省の弁。だがカウラはそのような言葉に耳を貸すわけではなかった。
「それじゃあ帰るか」
カウラは立ち上がる。追いすがるような菰田の視線が誠の笑いを誘うが、すぐに目の前で殺意をこめた視線を送ってくる菰田がいるのでただ黙り込む。
「じゃあお勘定お願いね」
「ちゃんと払えよ」
アイシャもかなめも感謝の言葉を口にする気持ちは無いと言うように無情に立ち上がる。誠も仕方なく立ち上がった。黒で統一されたような和風の雰囲気の蕎麦屋。もうすでに自分達の分だけの会計を済ませた島田達の姿は無い。
「あいつが払いますから!」
近づいてきた店員に、かなめがうつむいている菰田を指差す。ニヤニヤ笑いながらアイシャが店を出るのにカウラと誠はそのまま付き従う。
「寒いわねえ」
店を出たとたん、弱々しい太陽と北風の出迎えを受けてアイシャが首をすくめた。紺色のコートと彼女の同じ色の長い髪が風になびいているのが見える。
「それじゃあ帰るか」
最後に出てきたかなめがそう言うとアイシャは大きくうなづいて歩き出す。
「帰るんですか?」
誠のその一言にゆらりと振り返っておどろおどろしい雰囲気でかなめは誠をにらむ。
「なんだ?お前これからカウラと何をする気だったんだ?」
「そりゃあ決まってるじゃないの……ねえ」
そう誠に言ってくるアイシャの表情には笑いは無かった。誠は仕方なくカウラを見る。彼女はおいしい蕎麦に満足したと言う表情で誠を見つめてくる。
「わかりましたよ!」
そう言うと誠はそのまま最寄の地下鉄の駅を目指して歩き出す。
「でも……なんだか似合ってて少し悔しかったわね」
ポツリとつぶやいたアイシャの後頭部をかなめが小突く。二人を振り返り苦笑いを浮かべながら下町情緒のある東都の街を誠達は歩く。考えてみれば彼女達と出会ってまだ半年を迎えるかどうかと言うところ。ここまでなじめるとは誠も考えていなかった。
「それにしても腹立つな……叔父貴め!」
そう言ってかなめは何かを殴るふりをする。そんな彼女をアイシャはいつもの流し目で見つめる。
「尾行を考え出した人間がよく言うな」
二人ともさすがに今の状態でカウラに見つめられると苦笑いを浮かべるしかなかった。
「でもなんだかオメエの母ちゃんは張り切ってるみたいだったな。シンの旦那から鶏肉がたくさん送られてきたのを見てすっかりやる気になってさあ。邪魔しようとするこいつを台所から追い出して……」
先程まで邪魔者に苛立っていたかなめはすっかり機嫌を直してニヤニヤ笑っている。その言葉にアイシャは不本意だと言うように頬を膨らませる。
「それに……カウラ。耳を貸せ」
かなめはそう言うとカウラを抱き込んで耳元に何かささやいていた。
「二人ともなに?悪巧みか何か?」
いつの間にか到着していた地下鉄へ降りていく階段の前でアイシャは仁王立ちしてみせる。
「まあ気にするなって。お楽しみだよ」
そう言うとかなめはさっさと階段を降り始めた。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
特殊装甲隊 ダグフェロン 『廃帝と永遠の世紀末』 第三部 『暗黒大陸』
橋本 直
SF
遼州司法局も法術特捜の発足とともに実働部隊、機動隊、法術特捜の三部体制が確立することとなった。
それまで東和陸軍教導隊を兼務していた小さな隊長、クバルカ・ラン中佐が実働部隊副隊長として本異動になることが決まった。
彼女の本拠地である東和陸軍教導隊を訪ねた神前誠に法術兵器の実験に任務が課せられた。それは広域にわたり兵士の意識を奪ってしまうという新しい発想の非破壊兵器だった。
実験は成功するがチャージの時間等、運用の難しい兵器と判明する。
一方実働部隊部隊長嵯峨惟基は自分が領邦領主を務めている貴族制国家甲武国へ飛んだ。そこでは彼の両方を西園寺かなめの妹、日野かえでに継がせることに関する会議が行われる予定だった。
一方、南の『魔窟』と呼ばれる大陸ベルルカンの大国、バルキスタンにて総選挙が予定されており、実働部隊も支援部隊を派遣していた。だが選挙に不満を持つ政府軍、反政府軍の駆け引きが続いていた。
嵯峨は万が一の両軍衝突の際アメリカの介入を要請しようとする兄である西園寺義基のシンパである甲武軍部穏健派を牽制しつつ貴族の群れる会議へと向かった。
そしてそんな中、バルキスタンで反政府軍が機動兵器を手に入れ政府軍との全面衝突が発生する。
誠は試験が済んだばかりの非破壊兵器を手に戦線の拡大を防ぐべく出撃するのだった。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 野球と海と『革命家』
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第二部
遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』が発動した『干渉空間』と『光の剣(つるぎ)により貴族主義者のクーデターを未然に防止することが出来た『近藤事件』が終わってから1か月がたった。
宇宙は誠をはじめとする『法術師』の存在を公表することで混乱に陥っていたが、誠の所属する司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』は相変わらずおバカな生活を送っていた。
そんな『特殊な部隊』の運用艦『ふさ』艦長アメリア・クラウゼ中佐と誠の所属するシュツルム・パンツァーパイロット部隊『機動部隊第一小隊』のパイロットでサイボーグの西園寺かなめは『特殊な部隊』の野球部の夏合宿を企画した。
どうせろくな事が起こらないと思いながら仕事をさぼって参加する誠。
そこではかなめがいかに自分とはかけ離れたお嬢様で、貴族主義の国『甲武国』がどれほど自分の暮らす永遠に続く20世紀末の東和共和国と違うのかを誠は知ることになった。
しかし、彼を待っていたのは『法術』を持つ遼州人を地球人から解放しようとする『革命家』の襲撃だった。
この事件をきっかけに誠の身辺警護の必要性から誠の警護にアメリア、かなめ、そして無表情な人造人間『ラスト・バタリオン』の第一小隊小隊長カウラ・ベルガー大尉がつくことになる。
これにより誠の暮らす『男子下士官寮』は有名無実化することになった。
そんなおバカな連中を『駄目人間』嵯峨惟基特務大佐と機動部隊隊長クバルカ・ラン中佐は生暖かい目で見守っていた。
そんな『特殊な部隊』の意図とは関係なく着々と『力ある者の支配する宇宙』の実現を目指す『廃帝ハド』の野望はゆっくりと動き出しつつあった。
SFお仕事ギャグロマン小説。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
「おまえを愛することはない!」と言ってやったのに、なぜ無視するんだ!
七辻ゆゆ
ファンタジー
俺を見ない、俺の言葉を聞かない、そして触れられない。すり抜ける……なぜだ?
俺はいったい、どうなっているんだ。
真実の愛を取り戻したいだけなのに。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
てめぇの所為だよ
章槻雅希
ファンタジー
王太子ウルリコは政略によって結ばれた婚約が気に食わなかった。それを隠そうともせずに臨んだ婚約者エウフェミアとの茶会で彼は自分ばかりが貧乏くじを引いたと彼女を責める。しかし、見事に返り討ちに遭うのだった。
『小説家になろう』様・『アルファポリス』様の重複投稿、自サイトにも掲載。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
学園長からのお話です
ラララキヲ
ファンタジー
学園長の声が学園に響く。
『昨日、平民の女生徒の食べていたお菓子を高位貴族の令息5人が取り囲んで奪うという事がありました』
昨日ピンク髪の女生徒からクッキーを貰った自覚のある王太子とその側近4人は項垂れながらその声を聴いていた。
学園長の話はまだまだ続く……
◇テンプレ乙女ゲームになりそうな登場人物(しかし出てこない)
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる