207 / 1,539
第17章 西園寺かなめ
凸凹コンビの珍勇者乱入
しおりを挟む 誠はどう慰めようか言葉を選ぼうとした時に、窓の外に一本のロープがぶら下がっていることに気づいた。
「西園寺さん……」
誠の言葉よりもかなめの行動の方が素早かった。机の引き出しから愛銃XD40を取り出したかなめは、そのままベランダに出るための窓を静かに開けた。
ロープは静かに揺れている。誠はそのままかなめの後ろをつけて行った。かなめはハンドサインで静かにするように伝えるとそのままロープの真下に座り込んだ。何者かが明らかにこのマンションを上ろうとしている。かなめは突如立ち上がると、ベランダの向こうにいる侵入者に銃を向けた。
「撃たないでー!」
間抜けなナンバルゲニア・シャムラード中尉の声が響く。誠はそのままベランダの下を見下ろした。シャムと吉田俊平少佐がマンションの壁面を登ってきていた。あまりに間抜けな光景に、誠はただ唖然とするしかなかった。
「どうもー……」
消え入るような声で、シャムはベランダに降り立つ。
「こいつ、結構使えるな。今度キムに教えてやるか」
ベランダに降り立った吉田が左腕を前に突き出す。手首の辺りで腕が上下に裂け、中にグレネードランチャーの発射装置のようなものが見えた。おそらくこれで屋上にロープの先端に付けたフックを撃ち込んでこうして二人は上ってきたのだろう。
「なんだ、またギミック搭載したのかよ」
「まあな。でも結構便利だぞ。お前も今度義体換えるときやってみれば?」
そう言うと左腕を元の形に戻してかなめの寝室にさも当然と言うように入り込む。
「靴ぐらい脱げ!馬鹿野郎!」
かなめの叫び声に慌ててシャムと吉田は靴を脱ぐ。二人は靴を誠に手渡す。仕方なく誠は玄関に靴を運んで行った。
「今日は第一小隊は待機じゃないんですか?」
誠の言葉に吉田はにんまりと笑う。
「どうせすることも無いからな。隊長が『かなめが神前を拉致ったらしいから様子を見てこいや』って言うもんで見に来たんだけど……なんもしてないんだな」
「オメエ等帰れ!黙っといてやるから今すぐ帰れ」
かなめは噛みつかんばかりに怒鳴り散らす。それを無視するようにシャムがとりあえずベッドの上に置いた誠がもらったゲームソフトに目を付ける。
「『心物語』だ!これって結構人気なんだよね。誰の?かなめちゃんの?」
「うぜえんだよ餓鬼!そいつはアタシが神前に……」
勢いで吐きかけた言葉の意味を理解してかなめが口ごもる。吉田、シャムの二人はにんまりと笑いながら誠とかなめを見回した。
「へー、プレゼントしたんだ。良かったね!誠ちゃん!」
シャムが屈託の無い笑顔で誠を見つめる。誠は頭を掻きながらそんなシャムを見ていた。
「それにしても汚ねえ部屋だねえこりゃ」
呆れ果てたと言う表情で埃の積もった床の上に吉田は足先で線を描く。
「余計なお世話だ!」
そんな吉田の頭をかなめが怒りに任せて小突いた。明らかにいつもの不機嫌なかなめの姿に戻っていた。
「これじゃあカウラの部屋の方がまだましなんじゃねえか?」
靴下に付いた埃を見て顔をしかめた吉田がそう言った。カウラと言う言葉を聴いて、かなめの目に殺気がこもる。
「そんな目で見るなよ。それより三時間後にあまさき屋に集合なんだけど、この様子じゃあすることないな」
「だったら帰れよ、な?」
かなめは敵意むき出しで吉田を見つめる。
「あまさき屋で何するんですか?」
誠はかなめと吉田の間にさえぎるように体をねじ込んで尋ねる。
「聞いてないのか?アイシャには伝えたはずなんだけどな」
「忘れてるな。まああいつは引越しとなるとねえ……どれだけのものを持ち込むかわからねえからな。それの算段を胸のうちでしていて忘れたんだろ」
気を落ち着かせようとかなめはタバコを取り出す。
「明後日から俊平とアタシ、遼南に出張でーす!」
ライターに伸ばされたかなめの手が止まる。
「法術がらみだな」
仏頂面だったかなめの表情に生気が戻る。それを見て黙って吉田は頷いた。
「まあそう言うこと。遼南軍や警察でもかなり法術適正者が発見されたってことで、遼南帝国青銅騎士団団長の御子神さんの戦闘技術指導のお手伝いに行くってわけだ。まあ、隊長が監修した面白くもねえビデオ上映して、さらにこいつの原稿棒読みの講義とか……、とにかくつまんねえことをしにいくわけだ」
シャムはふくれっつらをするが、特に言葉を出すわけではなかった。
「なるほどねえ、それに合わせてあのアメリカさんの歓迎会を今日やるわけだ」
かなめはそう言うと寝室にもしっかり置いてある灰皿を手に取った。
「それと俺等の壮行会な。しかし、まああのシンプソン中尉って結構かわいいよな」
突然、吉田から話題を振られて誠は周りを見回した。シャムは吉田にけなされたまんまのいかにも不満そうな表情で誠を見つめる。誠が目をやるとかなめは黙ってタバコに火をつけていた。こういう場面でわざと視線を泳がせているかなめに下手なことを言えば何をされるかわからない。
「そうですね。特に胸が……」
地雷を踏んだ。そう誠が自分の言葉を飲み込んだとき、かなめは誠の右手に思い切り火の付いたタバコの先を押し付けた。
「それは禁句だろ?な?」
かなめらしいサディスティックな笑顔が誠の目に入った。誠は手の甲を見るがさすがにすぐにかなめが火を遠ざけてくれたおかげで火傷の跡は残っていない。だが明らかに自分の振った話題で予想通りの動きをした二人を満足そうに吉田は見つめている。
「お前もそう思うか?そうだよなあ」
そして吉田はついに笑い始める。しかし、誠は自分で言いだした話なのに横目で見つけたかなめの右手のタバコが震えるのを見て顔を引きつらせた。
「あれだな。形はたぶんアイシャかマリアさんの争いだが、大きさではどこかの人工巨乳を抜いてトップにたったな」
「おい、吉田。オメエいっぺん死んだ方が良いぞ……」
机に置いた銃に手を伸ばそうとするかなめだが、次の瞬間には銃はシャムの手の中にあった。その早業に誠もかなめもただ立ち尽くすしかなかった。
「だめだよかなめちゃん!こんなの持ち出したら。それよりのど渇いた!」
「じゃあビールでも飲むか!あるんだろ?」
マイペースな二人に肩をすくめたかなめがそのまま部屋を出て行った。
「西園寺さん……」
誠の言葉よりもかなめの行動の方が素早かった。机の引き出しから愛銃XD40を取り出したかなめは、そのままベランダに出るための窓を静かに開けた。
ロープは静かに揺れている。誠はそのままかなめの後ろをつけて行った。かなめはハンドサインで静かにするように伝えるとそのままロープの真下に座り込んだ。何者かが明らかにこのマンションを上ろうとしている。かなめは突如立ち上がると、ベランダの向こうにいる侵入者に銃を向けた。
「撃たないでー!」
間抜けなナンバルゲニア・シャムラード中尉の声が響く。誠はそのままベランダの下を見下ろした。シャムと吉田俊平少佐がマンションの壁面を登ってきていた。あまりに間抜けな光景に、誠はただ唖然とするしかなかった。
「どうもー……」
消え入るような声で、シャムはベランダに降り立つ。
「こいつ、結構使えるな。今度キムに教えてやるか」
ベランダに降り立った吉田が左腕を前に突き出す。手首の辺りで腕が上下に裂け、中にグレネードランチャーの発射装置のようなものが見えた。おそらくこれで屋上にロープの先端に付けたフックを撃ち込んでこうして二人は上ってきたのだろう。
「なんだ、またギミック搭載したのかよ」
「まあな。でも結構便利だぞ。お前も今度義体換えるときやってみれば?」
そう言うと左腕を元の形に戻してかなめの寝室にさも当然と言うように入り込む。
「靴ぐらい脱げ!馬鹿野郎!」
かなめの叫び声に慌ててシャムと吉田は靴を脱ぐ。二人は靴を誠に手渡す。仕方なく誠は玄関に靴を運んで行った。
「今日は第一小隊は待機じゃないんですか?」
誠の言葉に吉田はにんまりと笑う。
「どうせすることも無いからな。隊長が『かなめが神前を拉致ったらしいから様子を見てこいや』って言うもんで見に来たんだけど……なんもしてないんだな」
「オメエ等帰れ!黙っといてやるから今すぐ帰れ」
かなめは噛みつかんばかりに怒鳴り散らす。それを無視するようにシャムがとりあえずベッドの上に置いた誠がもらったゲームソフトに目を付ける。
「『心物語』だ!これって結構人気なんだよね。誰の?かなめちゃんの?」
「うぜえんだよ餓鬼!そいつはアタシが神前に……」
勢いで吐きかけた言葉の意味を理解してかなめが口ごもる。吉田、シャムの二人はにんまりと笑いながら誠とかなめを見回した。
「へー、プレゼントしたんだ。良かったね!誠ちゃん!」
シャムが屈託の無い笑顔で誠を見つめる。誠は頭を掻きながらそんなシャムを見ていた。
「それにしても汚ねえ部屋だねえこりゃ」
呆れ果てたと言う表情で埃の積もった床の上に吉田は足先で線を描く。
「余計なお世話だ!」
そんな吉田の頭をかなめが怒りに任せて小突いた。明らかにいつもの不機嫌なかなめの姿に戻っていた。
「これじゃあカウラの部屋の方がまだましなんじゃねえか?」
靴下に付いた埃を見て顔をしかめた吉田がそう言った。カウラと言う言葉を聴いて、かなめの目に殺気がこもる。
「そんな目で見るなよ。それより三時間後にあまさき屋に集合なんだけど、この様子じゃあすることないな」
「だったら帰れよ、な?」
かなめは敵意むき出しで吉田を見つめる。
「あまさき屋で何するんですか?」
誠はかなめと吉田の間にさえぎるように体をねじ込んで尋ねる。
「聞いてないのか?アイシャには伝えたはずなんだけどな」
「忘れてるな。まああいつは引越しとなるとねえ……どれだけのものを持ち込むかわからねえからな。それの算段を胸のうちでしていて忘れたんだろ」
気を落ち着かせようとかなめはタバコを取り出す。
「明後日から俊平とアタシ、遼南に出張でーす!」
ライターに伸ばされたかなめの手が止まる。
「法術がらみだな」
仏頂面だったかなめの表情に生気が戻る。それを見て黙って吉田は頷いた。
「まあそう言うこと。遼南軍や警察でもかなり法術適正者が発見されたってことで、遼南帝国青銅騎士団団長の御子神さんの戦闘技術指導のお手伝いに行くってわけだ。まあ、隊長が監修した面白くもねえビデオ上映して、さらにこいつの原稿棒読みの講義とか……、とにかくつまんねえことをしにいくわけだ」
シャムはふくれっつらをするが、特に言葉を出すわけではなかった。
「なるほどねえ、それに合わせてあのアメリカさんの歓迎会を今日やるわけだ」
かなめはそう言うと寝室にもしっかり置いてある灰皿を手に取った。
「それと俺等の壮行会な。しかし、まああのシンプソン中尉って結構かわいいよな」
突然、吉田から話題を振られて誠は周りを見回した。シャムは吉田にけなされたまんまのいかにも不満そうな表情で誠を見つめる。誠が目をやるとかなめは黙ってタバコに火をつけていた。こういう場面でわざと視線を泳がせているかなめに下手なことを言えば何をされるかわからない。
「そうですね。特に胸が……」
地雷を踏んだ。そう誠が自分の言葉を飲み込んだとき、かなめは誠の右手に思い切り火の付いたタバコの先を押し付けた。
「それは禁句だろ?な?」
かなめらしいサディスティックな笑顔が誠の目に入った。誠は手の甲を見るがさすがにすぐにかなめが火を遠ざけてくれたおかげで火傷の跡は残っていない。だが明らかに自分の振った話題で予想通りの動きをした二人を満足そうに吉田は見つめている。
「お前もそう思うか?そうだよなあ」
そして吉田はついに笑い始める。しかし、誠は自分で言いだした話なのに横目で見つけたかなめの右手のタバコが震えるのを見て顔を引きつらせた。
「あれだな。形はたぶんアイシャかマリアさんの争いだが、大きさではどこかの人工巨乳を抜いてトップにたったな」
「おい、吉田。オメエいっぺん死んだ方が良いぞ……」
机に置いた銃に手を伸ばそうとするかなめだが、次の瞬間には銃はシャムの手の中にあった。その早業に誠もかなめもただ立ち尽くすしかなかった。
「だめだよかなめちゃん!こんなの持ち出したら。それよりのど渇いた!」
「じゃあビールでも飲むか!あるんだろ?」
マイペースな二人に肩をすくめたかなめがそのまま部屋を出て行った。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『修羅の国』での死闘
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 人造人間の誕生日又は恋人の居ない星のクリスマス
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第五部
遼州人の青年神前誠(しんぜんまこと)が司法局実働部隊機動部隊第一小隊に配属になってからほぼ半年の時が過ぎようとしていた。
訓練場での閉所室内戦闘訓練からの帰りの途中、誠は周りの見慣れない雪景色に目を奪われた。
そんな誠に小隊長のカウラ・ベルガー大尉は彼女がロールアウトした時も同じように雪が降っていたと語った。そして、その日が12月25日であることを告げた。そして彼女がロールアウトして今年で9年になる新しい人造人間であること誠は知った。
同行していた運用艦『ふさ』の艦長であるアメリア・クラウゼ中佐は、クリスマスと重なるこの機会に何かイベントをしようと第二小隊のもう一人の隊員西園寺かなめ大尉に語り掛けた。
こうしてアメリアの企画で誠の実家である『神前一刀流道場』でのカウラのクリスマス会が開催されることになった。
誠の家は母が道場主を務め、父である誠一は全寮制の私立高校の剣道教師としてほとんど家に帰らない家だった。
四人は休みを取り、誠の実家で待つ誠の母、神前薫(しんぜんかおる)のところを訪れた。
そこで待ち受けているのは上流貴族であるかなめのとんでもなく上品なプレゼントを買いに行く行事、誠の『許婚』を自称するかなめの妹で両刀遣いの変態マゾヒスト日野かえで少佐の訪問、アメリアの部下である運航部の面々による蟹パーティーなどの忙しい日々だった。
そんな中、誠はカウラへのプレゼントとしてイラストを描くことを思いつき、様々な妨害に会いながらもなんとか仕上げることが出来たのだが……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
タイムエイジマシン
山田みぃ太郎
SF
「タイムエイジマシン」とは、タイムマシンとエイジマシンが合体したもの。エイジマシンは、どんな年齢にも変身できるという機械。街角にある証明写真をベースに、タイムエイジマシンを発明したのは天才物理学者の茶トラ先生。そして先生と、その友達で小学6年生の主人公イチロウを中心に、次々に巻き起こるいろんな重大事件を、いろんな愉快な仲間たちと力を合わせ、タイムエイジマシンを駆使し、それらを解決していくという作品。本作は東宝×アルファポリス「第10回絵本・児童書大賞」(2018年)における大賞候補作を加筆修正したものです。全121話
特殊装甲隊 ダグフェロン 『廃帝と永遠の世紀末』 第五部 『カウラ・ベルガー大尉の誕生日』
橋本 直
SF
遼州司法局実働部隊に課せられる訓練『閉所白兵戦訓練』
いつもの閉所白兵戦訓練で同時に製造された友人の話から実はクリスマスイブが誕生日と分かったカウラ。
そんな彼女をお祝いすると言う名目でアメリアとかなめは誠の実家でのパーティーを企画することになる。
予想通り趣味に走ったプレゼントを用意するアメリア。いかにもセレブな買い物をするかなめ。そんな二人をしり目に誠は独自でのプレゼントを考える。
誠はいかにも絵師らしくカウラを描くことになった。
閑話休題的物語。
3024年宇宙のスズキ
神谷モロ
SF
俺の名はイチロー・スズキ。
もちろんベースボールとは無関係な一般人だ。
21世紀に生きていた普通の日本人。
ひょんな事故から冷凍睡眠されていたが1000年後の未来に蘇った現代の浦島太郎である。
今は福祉事業団体フリーボートの社員で、福祉船アマテラスの船長だ。
※この作品はカクヨムでも掲載しています。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる