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「ほ、本当にここでやるのか……?」
夏が過ぎ冬の前、熱くも寒くもなくなった季節。街を囲むように作られた林道から少し林に入り、木々に隠れて俺はコートの合わせを握りしめながら目の前の男に尋ねた。
「やりたいって言ったのはルカの方だろ? 嫌ならやめるけど」
「う……嫌、という訳では……でも……」
腕を組んで優柔不断な俺を見る男は恋人であるレオポルト。彼は街の秩序を守る自警団に勤めており、縁があって共に仕事をしたときに出会った。第一印象は軽薄で軽率だったレオが垣間見せた誠実で真面目なところに惹かれ、俺が募り募った思いをぶつけたところから付き合い始めてもう2年になる。
まだどちらも若く体力の有り余る二人、ひとたび火が付くと一晩中体を貪り合うなんてこともざらだ。そのため仕事に支障が出ないように休日の前の日に限ってセックスをすることに決めていたのだが、俺の方の仕事が忙しく前回からかれこれ1ヵ月は間が空いていた。
溜まりに溜まった性欲を、せっかくだから一番興奮することで解放したい。そう考えて二人で悩んでいたところ、俺がかつてうっかり漏らしてしまったことをレオが思い出してしまったのだ。
それは“野外でセックスがしたい”ということ。それなりに責任のある立場にいるせいで抑圧された鬱憤から解放されたいという思いからつい口をついて出てしまった言葉だが、俺もレオも立場がある上に知り合いの多いところでできることではないというのは十分わかっている。そのためその時はすぐ否定したのだが、レオの目に鋭い光が宿ったのは見間違いではなかったのだ。
外に行くから、と俺の制止を無視して準備を始めたレオに、止めればいいのに服を脱いだ上にコートを羽織ってついていく俺。理性は止めても、興味はある。だからこうしてコート一枚だというのに土壇場で怖気づくような事態になってしまった。
一時間はそうしてまごついていただろうか、焦れたレオがついにため息を漏らし、その音に俺はビクリと体を震わせる。
「……ルカ」
「! す、すまない、でも、やはりこれは……」
「脱げ」
「っ! はいっ!♡」
レオの命令にあれ程渋っていたのが嘘のように俺はバサリとコートの前を開いた。レオは普段は優しいが、セックスの時はかなり激しく俺を責め立てる。2年間主導権を握られ続けて、俺はレオの命令には逆らえないようになってしまっていたのだ。
足を180度開いて腰を落としたガニ股になり、蕩けきった表情で俺は目の前に立つ主人に媚びる。興奮に勃起したペニスも乳首も、コートの下に隠されていた裸体の全てをレオに見せつけるような体勢でレオの次の言葉を待った。
「うわ、出てくるの遅いなって思ってたら乳首にピアス付けてるじゃん。いつも外してるのに、引っ張られるの期待してた?」
「んっ♡してたぁ♡乳首とペニスにチェーンつけて♡それをレオに引っ張られながら歩きたくて♡すまない♡こんな変態ですまない♡♡嫌いにならないで♡♡」
「すっげぇエロい顔……嫌いになんてならないよ。むしろ堅物人間で通ってるルカのこんな性欲に振り回されてる姿を見れるのは俺だけってめちゃくちゃ興奮する。ほら、チンコがスケベ汁でにちゃにちゃしてるぜ? 糸引くくらい濃いのが出てる」
「ふぁぁぁっ♡♡亀頭つんつんしないでくれ♡俺のエロ汁で地面ビシャビシャにしちゃうから♡♡んはぁ♡も、こっから動けない……♡」
「何言ってんだ、お楽しみはこれからだろ? 一応これ持ってきといてよかったな」
「んふぅ♡あっ♡チェーン♡つけて♡レオっ♡ああっ♡♡俺、凄くやらしいことしてるっ……♡♡」
レオがポケットから取り出したチェーンに、俺は腰を突き出してペニスを捧げる。レオの手によって繋がれたチェーンはY字の形をしており、それぞれ乳首のピアスとペニスに繋がるのだ。カリの下に巻き付けるときにわざと亀頭を手の平で包まれ刺激されたため、俺はもう気持ちいいことしか考えられない。
「さぁ、これから何をするのか宣言してもらおうか」
「♡♡これから♡レオにチェーン引かれながら林道を一周する♡♡腕は後ろで組んで♡ガニ股で♡俺のスケベな体を見せつけながら歩くんだ♡ああ♡♡途中でレオが望むなら、アナル広げてフェラするし♡木に縋り付きながらセックスだってする♡♡見つかったら人生終了の破廉恥行為♡ド変態の俺にさせてくれっ♡♡」
「……ほんと、日中とは別人みたいだ。でも、このままだと流石にヤバいから、これつけような」
「これ、覆面……♡うれし、俺のために♡んぶっ!?♡んぐぅ♡んっ♡♡」
「じゃあ、行こうか」
「んんんんっ♡♡♡♡」
突然ズボリと被せられたのは俺の顔をすっぽり覆う覆面。目の所はメッシュになっていて、俺からは風景が見えるが俺が誰だかはすぐには分からないようになった。誰かに見られたいという気持ちがないといえば嘘になるが、実際そんなことになったら大ごとである。外にいることは把握できつつも俺を守ろうというレオの気遣いにペニスからこぷりと汁を溢れさた俺の口に、レオはさらにボールギャグを嵌めた。
そうして俺から言葉を奪い、レオはついに俺を道へと引っ張る。コートはレオが持っているため、俺はチェーンと覆面とギャグ以外は何も身に着けていない全裸だ。
外灯に照らされた道にポタポタ汁を溢しながら俺は歩く。ザァッと風が吹くと丸出しになった性器に風が当たり、とんでもないことをしていると実感して余計に興奮した。
進みが遅い俺を急かすように先に立つレオがチェーンを引くものだから、乳首もペニスも引っ張られて気持ちがいい。ギャグに開いた穴から唾液をドバドバ溢れさせ、俺は何も出さないまま何度もイっていた。
(俺っ♡俺♡本当に外で裸になってる♡♡レオにエッチなところ引っ張られて♡普段歩いてる道を全裸で♡♡こんなの♡仕事仲間に見られたら絶対軽蔑される♡♡ああっ♡♡もっとグイグイ引っ張って欲しい♡ああ、それよりもうアナルにハメて欲しい♡♡♡放置されたアナル♡物欲しさにキュンキュンしてクパクパしてるっ♡♡♡)
「んふぅ♡……んぅ♡…………っふぅっ!♡♡」
始まった散歩に吐く息も荒く俺は浸る。時折体をくねらせてチェーンからの刺激を増やし、それを見たレオにさっさと歩けと言わんばかりにチェーンを引かれて体を反らせてイった。
普通に歩けば30分としない道のりを1時間かけ、到着したのは林道の少し広まった場所。ベンチなども置かれたここは休憩地点の役割があり、中央にひときわ大きな外灯が設置されている。
その外灯へと俺を引き寄せたレオは、チェーンを外灯の柱から飛び出たフックに引っ掛け少し離れた場所で腕を組んだ。
「んふぅ……?」
「ルカが思ったより野外露出散歩を満喫してるようだから、もっと浸らせてやろうと思ってな。そこで乳首だけで射精しろ。出来なきゃずっとそこに繋いだままにするからな」
「んんぅ!? んっ! んんっ!!」
「何言ってるか分からねぇよ。ほら、早くしないとどんどん夜が更けるぞ。日が昇っても林道一周はするからな」
「んんっ!!!……んふ……んっ……♡んんっ♡♡」
とんでもないレオの言葉に抗議の声を上げるが、すげなく無視をされ俺は乳首へと手を伸ばす。こんな状況でも硬く立ち上がる乳首は、軽くこするだけで腰を震わせるほどの快感を生み出した。
摘まんで指の間で擦り上げるだけで高まる体にこれならすぐにイける、そう思い乳首をくりくりと弄っていた俺は、俺の体がどれほどスケベなのかをすっかり忘れていた。
「んっ♡んぅ♡んぶぅぅぅぅ♡♡♡♡」
体を仰け反らせ、繋がれたチェーンに引き延ばされながら乳首イキをした俺。これで解放される、とぼやけた目でレオを見るが、レオは全く動く気配がない。
それはそうだろう、レオは「射精しろ」と言ったのだ。乳首でイったがドプドプと先走りを溢れさせる俺のペニスからは精液は出ていない。それに気づいた俺は焦った。俺は乳首でイく時、射精をしたことがないのだ。
「んふぅ♡♡んんんんっ♡♡んぅ~~~~~っ♡♡♡っ♡んぐぅ♡ぐっ♡うぐぅ♡♡」
「ルカ。どうした? ここでイキまくってるのを人に見られたいのか?」
「んふぅ~~~~~~~♡♡♡♡」
先端を引っ掻き捏ね回し、くにくにと乳首に刺激を与え続ける。硬くしこった乳首を胸に押し込んでぐりぐりしたり、人差し指でピン♡ピン♡と何回も弾いたりして何度も乳首イキを重ねるも一向に射精が出来ない。それを分かっているだろうレオのちゃちゃに、人に囲まれながら乳首を弄ることを想像して俺はまたイく。
それでも精液が出ることはなく、とにかく射精しなければということで頭が支配された俺は、ついに柱にペニスをこすりつけ始めた。
ぬちゅっ♡にちゅっ♡にちゅ♡ぬりゅん♡
(おおっ♡♡ペニス気持ちいい♡ヌルヌルペニス♡外灯にこすりつけて乳首弄るのいい♡外で擦りつけオナニー♡イく♡イける♡♡ペニスから精液出してイくぅ♡♡♡)
「んぐぅぅぅぅ~~~~~♡♡♡♡」
ドプン♡と塊のような精液をペニスから発射し、外灯の柱を汚してしまう。それでもようやく射精できた、とレオの方を向けば、レオが丁度俺の方へ近づいてくるところだった。
「んふぅ……♡」
「盛大にイったな。……まぁ、俺は乳首だけで射精しろって言ったんだけどな」
「んっ! ん、んぅ……」
「それについてのお仕置きは後でにするか。さ、先へ進むぞ」
すっかり忘れていた条件にまだ解放されないか、と身を硬くした俺だが、レオの付け足した言葉に別の意味で身構える。だがやっと先に進めることにとりあえず安心し、再びチェーンを引かれながら林道を歩き始めた。
乳首イキを重ねたせいで震える足での歩みは遅く、次の休憩地点につくまでまた1時間もかかってしまった。もう日付は変わっただろう時間に俺は少しだけ焦り始める。なにせ、一周するにはまだあと半分は残っているのだ。
「じゃあ、今度は柱に手をついてみようか。尻をこっちへ突き出して……そうそう、エロいよ、ルカ」
「んふぅ♡」
足を少し開いて腰から直角になるように立った俺、その背後にレオが立ち、ここでセックスしてくれるのか、と期待にアナルを開閉させる。そんな俺の尻に手が沿わされ、むにぃ♡とアナルを広げられた。
スース―と外気に晒されるアナル。レオのペニスを受け入れ続け、すっかり広げられることに慣れたアナルはヒクヒクと抉られるのを待ち構えて縁を震わせる。
「はぁ……ここ、始めて会ったときはエッチな事なんてなんにも知りませんってきゅっと閉じてたのに、今じゃこんなに緩んでチンコ欲しがってるんだもんな……」
「んぐ♡ぐぅぅ♡♡」
「はは、もう待ちきれないって? でも、ハメたら俺も止まんなくなっちゃうから、まだお預けだ。代わりにここでは指で弄ってやるよ」
「んふぅ♡んんっ♡♡♡んっふぅぅ♡♡♡」
(アナルきたぁ♡指っ♡レオの太い指♡俺を気持ちよくしてくれる指♡♡これ好きぃ♡アナルグポグポ♡締まりが悪くなる♡だめだ♡そしたらレオに飽きられてしまう♡♡締めねば♡きつきつアナルを保っていつまでもレオにハメてもらうのだ♡♡)
「……なんか締め付け凄いんだけど。あー……チンコ入れたら絶対気持ちいいなコレ……なんで我慢してるんだろうな……」
「んふっ♡♡んふぅ♡♡」
(入れて♡入れていいんだぞレオ♡♡レオに合わせて腰を落とすから♡思う存分バックでパコパコしていいのに♡♡)
言葉が話せない分、俺はギュウッとアナルを思いっきり収縮させてレオの指に媚びていく。その締め付けが強すぎて動かし辛いだろうにレオが無理矢理アナルをほじってくるものだから、引きずられるアナルに俺は一層足を震わせて浸ってしまった。
優しく前立腺を撫で、挨拶してから一気に押し込まれる。それに連動してペニスからはビュー♡と精液が飛び出し、その勢いの良さが気持ちいい。ここが外だというのも忘れて外灯の下に精液溜まりを作り上げながら、俺はたっぷり射精した。
高速で指を出し入れされると、汁を飛び散らせて指に絡みつき伸びるアナル。俺の意思とは無関係に緩んでしまったソコを、レオはチロチロとイタズラに弄んでここでの責めは終わった。
夏が過ぎ冬の前、熱くも寒くもなくなった季節。街を囲むように作られた林道から少し林に入り、木々に隠れて俺はコートの合わせを握りしめながら目の前の男に尋ねた。
「やりたいって言ったのはルカの方だろ? 嫌ならやめるけど」
「う……嫌、という訳では……でも……」
腕を組んで優柔不断な俺を見る男は恋人であるレオポルト。彼は街の秩序を守る自警団に勤めており、縁があって共に仕事をしたときに出会った。第一印象は軽薄で軽率だったレオが垣間見せた誠実で真面目なところに惹かれ、俺が募り募った思いをぶつけたところから付き合い始めてもう2年になる。
まだどちらも若く体力の有り余る二人、ひとたび火が付くと一晩中体を貪り合うなんてこともざらだ。そのため仕事に支障が出ないように休日の前の日に限ってセックスをすることに決めていたのだが、俺の方の仕事が忙しく前回からかれこれ1ヵ月は間が空いていた。
溜まりに溜まった性欲を、せっかくだから一番興奮することで解放したい。そう考えて二人で悩んでいたところ、俺がかつてうっかり漏らしてしまったことをレオが思い出してしまったのだ。
それは“野外でセックスがしたい”ということ。それなりに責任のある立場にいるせいで抑圧された鬱憤から解放されたいという思いからつい口をついて出てしまった言葉だが、俺もレオも立場がある上に知り合いの多いところでできることではないというのは十分わかっている。そのためその時はすぐ否定したのだが、レオの目に鋭い光が宿ったのは見間違いではなかったのだ。
外に行くから、と俺の制止を無視して準備を始めたレオに、止めればいいのに服を脱いだ上にコートを羽織ってついていく俺。理性は止めても、興味はある。だからこうしてコート一枚だというのに土壇場で怖気づくような事態になってしまった。
一時間はそうしてまごついていただろうか、焦れたレオがついにため息を漏らし、その音に俺はビクリと体を震わせる。
「……ルカ」
「! す、すまない、でも、やはりこれは……」
「脱げ」
「っ! はいっ!♡」
レオの命令にあれ程渋っていたのが嘘のように俺はバサリとコートの前を開いた。レオは普段は優しいが、セックスの時はかなり激しく俺を責め立てる。2年間主導権を握られ続けて、俺はレオの命令には逆らえないようになってしまっていたのだ。
足を180度開いて腰を落としたガニ股になり、蕩けきった表情で俺は目の前に立つ主人に媚びる。興奮に勃起したペニスも乳首も、コートの下に隠されていた裸体の全てをレオに見せつけるような体勢でレオの次の言葉を待った。
「うわ、出てくるの遅いなって思ってたら乳首にピアス付けてるじゃん。いつも外してるのに、引っ張られるの期待してた?」
「んっ♡してたぁ♡乳首とペニスにチェーンつけて♡それをレオに引っ張られながら歩きたくて♡すまない♡こんな変態ですまない♡♡嫌いにならないで♡♡」
「すっげぇエロい顔……嫌いになんてならないよ。むしろ堅物人間で通ってるルカのこんな性欲に振り回されてる姿を見れるのは俺だけってめちゃくちゃ興奮する。ほら、チンコがスケベ汁でにちゃにちゃしてるぜ? 糸引くくらい濃いのが出てる」
「ふぁぁぁっ♡♡亀頭つんつんしないでくれ♡俺のエロ汁で地面ビシャビシャにしちゃうから♡♡んはぁ♡も、こっから動けない……♡」
「何言ってんだ、お楽しみはこれからだろ? 一応これ持ってきといてよかったな」
「んふぅ♡あっ♡チェーン♡つけて♡レオっ♡ああっ♡♡俺、凄くやらしいことしてるっ……♡♡」
レオがポケットから取り出したチェーンに、俺は腰を突き出してペニスを捧げる。レオの手によって繋がれたチェーンはY字の形をしており、それぞれ乳首のピアスとペニスに繋がるのだ。カリの下に巻き付けるときにわざと亀頭を手の平で包まれ刺激されたため、俺はもう気持ちいいことしか考えられない。
「さぁ、これから何をするのか宣言してもらおうか」
「♡♡これから♡レオにチェーン引かれながら林道を一周する♡♡腕は後ろで組んで♡ガニ股で♡俺のスケベな体を見せつけながら歩くんだ♡ああ♡♡途中でレオが望むなら、アナル広げてフェラするし♡木に縋り付きながらセックスだってする♡♡見つかったら人生終了の破廉恥行為♡ド変態の俺にさせてくれっ♡♡」
「……ほんと、日中とは別人みたいだ。でも、このままだと流石にヤバいから、これつけような」
「これ、覆面……♡うれし、俺のために♡んぶっ!?♡んぐぅ♡んっ♡♡」
「じゃあ、行こうか」
「んんんんっ♡♡♡♡」
突然ズボリと被せられたのは俺の顔をすっぽり覆う覆面。目の所はメッシュになっていて、俺からは風景が見えるが俺が誰だかはすぐには分からないようになった。誰かに見られたいという気持ちがないといえば嘘になるが、実際そんなことになったら大ごとである。外にいることは把握できつつも俺を守ろうというレオの気遣いにペニスからこぷりと汁を溢れさた俺の口に、レオはさらにボールギャグを嵌めた。
そうして俺から言葉を奪い、レオはついに俺を道へと引っ張る。コートはレオが持っているため、俺はチェーンと覆面とギャグ以外は何も身に着けていない全裸だ。
外灯に照らされた道にポタポタ汁を溢しながら俺は歩く。ザァッと風が吹くと丸出しになった性器に風が当たり、とんでもないことをしていると実感して余計に興奮した。
進みが遅い俺を急かすように先に立つレオがチェーンを引くものだから、乳首もペニスも引っ張られて気持ちがいい。ギャグに開いた穴から唾液をドバドバ溢れさせ、俺は何も出さないまま何度もイっていた。
(俺っ♡俺♡本当に外で裸になってる♡♡レオにエッチなところ引っ張られて♡普段歩いてる道を全裸で♡♡こんなの♡仕事仲間に見られたら絶対軽蔑される♡♡ああっ♡♡もっとグイグイ引っ張って欲しい♡ああ、それよりもうアナルにハメて欲しい♡♡♡放置されたアナル♡物欲しさにキュンキュンしてクパクパしてるっ♡♡♡)
「んふぅ♡……んぅ♡…………っふぅっ!♡♡」
始まった散歩に吐く息も荒く俺は浸る。時折体をくねらせてチェーンからの刺激を増やし、それを見たレオにさっさと歩けと言わんばかりにチェーンを引かれて体を反らせてイった。
普通に歩けば30分としない道のりを1時間かけ、到着したのは林道の少し広まった場所。ベンチなども置かれたここは休憩地点の役割があり、中央にひときわ大きな外灯が設置されている。
その外灯へと俺を引き寄せたレオは、チェーンを外灯の柱から飛び出たフックに引っ掛け少し離れた場所で腕を組んだ。
「んふぅ……?」
「ルカが思ったより野外露出散歩を満喫してるようだから、もっと浸らせてやろうと思ってな。そこで乳首だけで射精しろ。出来なきゃずっとそこに繋いだままにするからな」
「んんぅ!? んっ! んんっ!!」
「何言ってるか分からねぇよ。ほら、早くしないとどんどん夜が更けるぞ。日が昇っても林道一周はするからな」
「んんっ!!!……んふ……んっ……♡んんっ♡♡」
とんでもないレオの言葉に抗議の声を上げるが、すげなく無視をされ俺は乳首へと手を伸ばす。こんな状況でも硬く立ち上がる乳首は、軽くこするだけで腰を震わせるほどの快感を生み出した。
摘まんで指の間で擦り上げるだけで高まる体にこれならすぐにイける、そう思い乳首をくりくりと弄っていた俺は、俺の体がどれほどスケベなのかをすっかり忘れていた。
「んっ♡んぅ♡んぶぅぅぅぅ♡♡♡♡」
体を仰け反らせ、繋がれたチェーンに引き延ばされながら乳首イキをした俺。これで解放される、とぼやけた目でレオを見るが、レオは全く動く気配がない。
それはそうだろう、レオは「射精しろ」と言ったのだ。乳首でイったがドプドプと先走りを溢れさせる俺のペニスからは精液は出ていない。それに気づいた俺は焦った。俺は乳首でイく時、射精をしたことがないのだ。
「んふぅ♡♡んんんんっ♡♡んぅ~~~~~っ♡♡♡っ♡んぐぅ♡ぐっ♡うぐぅ♡♡」
「ルカ。どうした? ここでイキまくってるのを人に見られたいのか?」
「んふぅ~~~~~~~♡♡♡♡」
先端を引っ掻き捏ね回し、くにくにと乳首に刺激を与え続ける。硬くしこった乳首を胸に押し込んでぐりぐりしたり、人差し指でピン♡ピン♡と何回も弾いたりして何度も乳首イキを重ねるも一向に射精が出来ない。それを分かっているだろうレオのちゃちゃに、人に囲まれながら乳首を弄ることを想像して俺はまたイく。
それでも精液が出ることはなく、とにかく射精しなければということで頭が支配された俺は、ついに柱にペニスをこすりつけ始めた。
ぬちゅっ♡にちゅっ♡にちゅ♡ぬりゅん♡
(おおっ♡♡ペニス気持ちいい♡ヌルヌルペニス♡外灯にこすりつけて乳首弄るのいい♡外で擦りつけオナニー♡イく♡イける♡♡ペニスから精液出してイくぅ♡♡♡)
「んぐぅぅぅぅ~~~~~♡♡♡♡」
ドプン♡と塊のような精液をペニスから発射し、外灯の柱を汚してしまう。それでもようやく射精できた、とレオの方を向けば、レオが丁度俺の方へ近づいてくるところだった。
「んふぅ……♡」
「盛大にイったな。……まぁ、俺は乳首だけで射精しろって言ったんだけどな」
「んっ! ん、んぅ……」
「それについてのお仕置きは後でにするか。さ、先へ進むぞ」
すっかり忘れていた条件にまだ解放されないか、と身を硬くした俺だが、レオの付け足した言葉に別の意味で身構える。だがやっと先に進めることにとりあえず安心し、再びチェーンを引かれながら林道を歩き始めた。
乳首イキを重ねたせいで震える足での歩みは遅く、次の休憩地点につくまでまた1時間もかかってしまった。もう日付は変わっただろう時間に俺は少しだけ焦り始める。なにせ、一周するにはまだあと半分は残っているのだ。
「じゃあ、今度は柱に手をついてみようか。尻をこっちへ突き出して……そうそう、エロいよ、ルカ」
「んふぅ♡」
足を少し開いて腰から直角になるように立った俺、その背後にレオが立ち、ここでセックスしてくれるのか、と期待にアナルを開閉させる。そんな俺の尻に手が沿わされ、むにぃ♡とアナルを広げられた。
スース―と外気に晒されるアナル。レオのペニスを受け入れ続け、すっかり広げられることに慣れたアナルはヒクヒクと抉られるのを待ち構えて縁を震わせる。
「はぁ……ここ、始めて会ったときはエッチな事なんてなんにも知りませんってきゅっと閉じてたのに、今じゃこんなに緩んでチンコ欲しがってるんだもんな……」
「んぐ♡ぐぅぅ♡♡」
「はは、もう待ちきれないって? でも、ハメたら俺も止まんなくなっちゃうから、まだお預けだ。代わりにここでは指で弄ってやるよ」
「んふぅ♡んんっ♡♡♡んっふぅぅ♡♡♡」
(アナルきたぁ♡指っ♡レオの太い指♡俺を気持ちよくしてくれる指♡♡これ好きぃ♡アナルグポグポ♡締まりが悪くなる♡だめだ♡そしたらレオに飽きられてしまう♡♡締めねば♡きつきつアナルを保っていつまでもレオにハメてもらうのだ♡♡)
「……なんか締め付け凄いんだけど。あー……チンコ入れたら絶対気持ちいいなコレ……なんで我慢してるんだろうな……」
「んふっ♡♡んふぅ♡♡」
(入れて♡入れていいんだぞレオ♡♡レオに合わせて腰を落とすから♡思う存分バックでパコパコしていいのに♡♡)
言葉が話せない分、俺はギュウッとアナルを思いっきり収縮させてレオの指に媚びていく。その締め付けが強すぎて動かし辛いだろうにレオが無理矢理アナルをほじってくるものだから、引きずられるアナルに俺は一層足を震わせて浸ってしまった。
優しく前立腺を撫で、挨拶してから一気に押し込まれる。それに連動してペニスからはビュー♡と精液が飛び出し、その勢いの良さが気持ちいい。ここが外だというのも忘れて外灯の下に精液溜まりを作り上げながら、俺はたっぷり射精した。
高速で指を出し入れされると、汁を飛び散らせて指に絡みつき伸びるアナル。俺の意思とは無関係に緩んでしまったソコを、レオはチロチロとイタズラに弄んでここでの責めは終わった。
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