短編まとめ

あるのーる

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一話のみ

4(完)

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 ずっと煽られ焦らされかつてないほどギンギンに勃起していた俺は、とにかく一度射精したかった。椅子から解放され村人たちに労いの言葉と共に連れてこられたのは豪華な寝室。どうぞ今夜はここでごゆっくり、なんて言葉を上の空で聞いた俺は村人の気配がなくなるとすぐさまチンコへと手を伸ばした。
 頭に思い浮かべるのはお気に入りのAVのシーンではなく、先ほどまでの雅也の痴態。親友だと思っていた男のあれ程卑猥な行動に、俺は最早”友”として雅也を見れなくなっている。罪悪感は在れど止めることの出来ない右手によって、今すぐにでも射精をしてしまいそうだ。

「なんだ、もうシコってんのか。ちょっとは我慢を覚えろよ、太一?」
「っ! まさ、や……その格好は……」

 ラストスパートをかける俺の背後から聞き覚えのある声が投げられ、思わず俺は振り向いた。そこにいたのは数十分前までの乱れ様が嘘のようにいつも通りの雅也、しかし着ているものは先ほどの光景が嘘ではなかったと俺に知らせている。
 雅也が来ているのは大事な部分に切れ込みが入った黒いビキニ。そう、俺が選んだあのエロ下着だ。

「せっかくお前の選んだ奴着てきてやったんだからもうちょい嬉しそうにしろよ」
「え、いや、ていうか雅也、俺って知ってたのか……?」
「準備している時、窓からお前が村の中ふらついてるの見かけたんだ。あとちょっとで俺は人形相手でよかったのに、お前のせいで台無しだよ」
「そ、それは……」
「だから、責任取って俺に中出し射精しろ♡」
「は、い……?」

 雅也が夜這いのようなことを仕掛けてきたこと、祭りの間相手が俺だと知っていたこと、さらには俺が来たことを咎めるようなことを言いながら俺に跨ってくることなどで俺はパニックになってしまう。

「んああああっ♡♡♡やっぱ生は違う♡ディルドにはない拍動♡男に犯されてるって実感しゅごい♡俺♡太一にメスにされる♡♡デカちんで処女奪われて♡ケツにチンコ入れなきゃイけなくなっちゃう♡♡」
「まてまて! え、処女? あんだけやって処女なのか!?」
「んはぁ♡そうだよ♡俺、この祭りのためにずっとチクニーとアナニーで開発してたんだもん♡おかげでチンコどんどん小さくなっていって♡完全にマラガミ様にお供えされる体になっちゃった♡」
「そこまで?? じゃあなんで祭りに行くの渋ってたんだ?」
「だってぇ♡一度チンコの味知ったら駄目になるって思ったんだ♡実際ほら♡んおおおおっ♡♡こうしてちょっと腰揺するだけでメスイキする♡チンコにご奉仕するのが生きがいになっちゃった♡ね、太一♡いや、マラガミ様♡祭りが終わった後、マラガミ様は受け子にたっぷり精液を注ぎ込むんだぞ♡♡これは決まりだから♡明日この布団が精液まみれじゃないと村人の前で公開種付けセックスをすることになるからな♡♡それが嫌なら♡俺のことめちゃくちゃに抱きつぶしてくれ♡」
「な……くそっ……!!」
「ん゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡強烈ピストンきたぁ♡一往復でケツアクメ決める♡♡おほっ♡俺の雑魚チンから汁駄々洩れてる♡精液も先走りも溢れでりゅ♡♡ほっ♡おほっ♡んほぉ♡♡口縦に開いて無様顔しちゃう♡太一におほ顔見られてイくっ♡んほっ♡手が勝手に乳首シコシコ♡オナニーの時いつも弄るから乳首いじめ始めちゃう♡んぐぅ♡見て♡チンコは小さいのに乳首はでっかいの♡♡俺チンコより乳首とケツが感じるの♡♡お゛っ♡前立腺潰してメスイキさせられる♡メス堕ちアクメでオス機能全部捨てちゃうぅ♡♡♡」

 黒いビキニを白く染めながらイきまくる雅也に、俺は際限なく中出しを続ける。前後に動くと雅也の緩んだケツから俺の精液があふれるくらいに雅也の中はパンパンだが、俺はもうそんなこと気にかけることは出来なかった。
 劣等感を覚えていた雅也をこうして組み伏せることのできる高揚感。始めてのセックスの快感。ちょっと弄ればすぐに鳴くメスに対する征服感。
 あらゆるものが俺にとって初めてで、雅也を思いやることなんてできない。まぁ雅也も雅也で俺の童貞丸出しな必死腰振りに足をピンと伸ばしてイキまくっているので思いやりなど必要ないのかもしれないが。
 ぶちゅぶちゅばちゅばちゅ、雅也の足首を掴んで真上から振り下ろすように続けたアナルセックスは日が昇り辺りが明るくなってきても終わることはなく、昼になりようやく空腹で動きを止めた俺によって終わりを告げた。
 雅也はケツはぽっかり開いたまま精液を溢れさせ締まらず、じょばじょば布団に小便を漏らして気絶しながらイっている。部屋に広がるエロい臭いに再び持ち上がる俺のチンコにちょっと呆れながら、用意された昼食で腹を満たした俺は再度雅也に覆いかぶさったのだった。

・・・・・

「んほっ♡んほっ♡イく♡手マンでイく♡♡チンコから潮吹きあげてイくぅ♡♡♡」

 祭りの日から俺と雅也の関係は変わった。元から一緒に居る時間は多かったが、その時間の半分を性的なことに使うようになったのだ。
 今日は雅也の家で一日セックスをする日。半日ハメっぱなしで流石に疲れた俺は雅也のケツを指で弄りまくっている真っ最中である。
 度重なるセックスで経験を積んだ俺は雅也限定ではあるがすっかりイかせることが得意になってしまい、今なら1分あれば雅也をアヘらせることができる。まぁこれは俺のテクニックというより雅也がとんだドスケベだからな気がしなくもないが。
 そう、雅也はというと変態であることを俺に知られてからというもの俺の前では取り繕うことをしなくなった。具体的にはどちらかの家に泊まった時、俺を起さないように気を使っていた日課のチクニーアナニーを俺に手伝わせてくる。俺が乳首を弄って雅也がディルドでケツをほじくることもあるが、基本は俺が突っ込んで雅也はチクオナに集中という形が多い。最早オナニーではなくただのセックスなのだが、恋人になったためそれでも問題はないだろう。

「何、考え事? もっと俺に性欲ぶつけることだけ考えてよ」
「そこは普通、俺以外のことを考えるな、じゃないのか?」
「そんなこと言わなくても太一は俺のことしか考えてないでしょ? 童貞奪ったってだけでなくて、これからもそのデカチン使えるのは俺だけだからな♡」
「う……」

 意地悪く笑う雅也に俺はグッと歯を噛み締めた。実際雅也の言うことは正しく、なんだかんだで俺は雅也に惚れ込んでいるのだ。雅也もチンコがなくても俺を好きでいるらしく、なんというか、無茶苦茶相思相愛なのだ俺達は。思考も体の相性も抜群だしな。

「全く、またどっか行ってる……」

 はぁ、とため息をついた雅也は、足を持ち上げて両手でケツを割り開き俺にぐちゃぐちゃにまどろんでいる中を見せつけて口を開いた。

「ほぉら、お前のチンコにピッタリの肉孔だ♡ドスケベな俺にはドスケベなお前が必要なんだ。だから、これからもいっぱいセックスしてくれよ、俺のマラガミ様♡」
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