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「それでぇ、大河は好きな人とかいねぇの?」
僕の侘しい夕食にいちゃもんをつけてはきたが、その他は僕が危惧していたようなスキンシップもそれほどなくようやく夜も深まった時間となった。後は寝るだけ、そう準備を始める僕だったが、ベッドに座った光晴は突然そんな質問を投げかけてくる。
あまりにいきなりだったものだからうっかり光晴の方へ顔を向けてしまい、視界に入った光景に僕の思考は一瞬飛んだ。
当たり前のように風呂に入った光晴は、着替えの服を持ってないと新品のパンツを履いただけでそこに座っているのだ。肩から掛けたタオルが乳首を隠しているためかろうじて理性は保てているが、チョコレート色をしたスラッとした脚と割れた腹筋、さらにはタオルで隠しきれない厚みのある胸が僕の目に映し出される。
そんな目の毒でしかない光晴の姿を直視してしまった僕はゴクリと唾を飲み込み、頭の一部が冷えた状態のまま光晴に向き合った。
「……いないよ。いたとしても光晴には言わない」
「なんでだよ! 俺だってどんな人か確認したいじゃないか」
「それが嫌なんだって。なんで僕の恋愛に光晴が首突っ込むんだよ」
「そりゃ、大河は俺の……弟分? だからな。ちゃんと色々教えてやらないと! なんだって訊いていいんだからな!」
「……余計なお世話なんだってば」
ふん、と何故か得意げな光晴に、僕はじわじわとにじり寄っていく。単なる他人ならば鼻が触れ合いそうなほど近くに顔を寄せれば嫌がるだろうが、光晴はどうしたと言いたげな目で僕を見るだけだ。これほど僕の心を掻き乱すんだ、その責任くらい取ってもらわないと気持ちも股間も僕の全てが収まらない。
「冗談はさておき、これから僕に恋人ができた時のために、練習させてくれないかな」
「練習? 告白の練習か?」
「いや、セックスの練習」
「…………へ? っわ!」
驚いて目をまん丸くした光晴の左太ももを掴み、片足だけ持ち上げながらベッドへと押し倒す。まだ状況が理解できていないのか、光晴は僕にされるがままに体を動かされていた。
倒れたことによってタオルがずれ見えた乳首はピンク色で、胸に比例してとちょっと大きい。光晴の足を僕の肩に担ぎ上げ、僕は衝動のまま両手で光晴のおっぱいを揉み始めた。
「んんっ!? ど、どうした大河? 俺の胸を揉んでも何も楽しくはないと思うけど……」
「楽しさは求めてないから。さっきも言ったけど、これはセックスの練習。いきなり突っ込むんじゃなくて、前戯ってのをしなきゃならないんでしょ? 光晴、どうすればいいのか僕に教えてよ」
「教えてって、セックスは好きな人とするものであって、俺じゃあ」
「いいじゃん、僕は光晴、好きだよ。頼りになるもんね。光晴は僕のこと嫌いなの? あれだけちょっかい出してくるのに」
「あ、や、嫌いではないけど、あれ? じゃあ問題ない、のか?」
割と雰囲気にのまれやすい光晴は、僕の適当な言葉に納得しかけている。僕にとって光晴はオナネタでそれ以上でも以下でもないが、こうして僕にされるがままな姿を見るのは悪い気はしない。
むにゅ♡むにゅ♡と質量のある胸を揉むとくすぐったそうに身を捩らせる光晴、その姿を見ていると、なんだか体の中心がムズムズする感じがする。混乱しつつもまだ余裕そうな光晴を、僕はもっと虐めたくなってしまった。
「光晴、僕はこういうことするの始めてなんだよ。だから光晴が「これは気持ちいい」とか「ここを弄ってほしい」とか教えてくれないと、練習にならない」
「え、でも、それは……」
「なんだって訊いていいんでしょ? あれは嘘だった?」
「あ……うぅ……」
「俺はこう責められるのが好きです」と自分から暴露させたいが為の僕のお願いは、正しく伝わり光晴を恥ずかしがらせていた。自分で言った言葉のせいでひくこともできずに困ったように眉を垂れ下げる光晴に、だんだんと僕の股間も硬くなっていく。思っていたよりも僕は光晴のことをいけ好かないと思っていたようで、格好いい顔がぐちゃぐちゃになるところを早く見たくなってしまっていた。
「んひっ♡ちょ、大河ぁ♡」
「何? 胸と言えば乳首かな、って摘まんだだけなんだけど。光晴は乳首が気持ちいいの?」
「んふ♡ちが♡乳首、気持ちよくない♡♡俺は男だぞ、乳首が気持ちいいわけ、んっはぁぁぁぁっ♡♡♡」
ギュゥッ! と両乳首を強めに摘まんで引っ張れば、光晴は舌を突き出してあられもない声を発する。どうみても乳首で感じているのに、”兄”としての威厳を保ちたいのか一向に乳首が敏感なことを認めようとしない光晴。
そんな頑なな態度にはぁとため息をついた僕は、肩から光晴の足を下ろして光晴を仰向けにベッドに寝かせた。光晴は解放されたと思ったようで表情を明るくしているが、当然ここで終わりな訳がない。
光晴が起き上がるより前に腰のあたりに跨って、僕は再度光晴の胸に手を沿わせた。ビクッと光晴が体を強張らせるが知ったことではない。僕は乳首を集中攻撃することに決めたのだ。
こりっ♡こりっ♡こりこりこり♡♡
「光晴の乳首は摘まみやすいな。ほら、ダイヤル回すみたいに左右にきゅっ♡きゅっ♡ってやっちゃうぞ」
「ほへっ♡へっ♡こりこり♡♡俺の感度も上がっちゃうから♡乳首捻るのダメぇ♡♡」
「そう言いながらもどんどん乳首硬くして摘まみやすくしちゃってるけど。駄目なら早く柔らかく小さくしてみなよっ!」
「ふぉ♡無理っ♡そんなやらしく弄られたら♡乳首こりっこりにしこっちゃう♡♡ふあああっ♡♡」
ピンッピンッピンッ!♡ピピピピピピピピッ♡♡♡
「でっかい胸に手を添えて、指で弾いてみようか。勃起乳首が上下にひしゃげてエッロいな」
「おほおおおおおおおおおおっ♡♡♡おほっ♡おほぉ♡♡んおっ♡んおおっ♡」
「唇突き出しておほおほっ♡て無様だなぁ。仰け反ってるせいでビンビン乳首が弾きやすいし、もっと虐めるね」
「んおっ♡ん゛おおっ♡ん゛お゛お゛っ♡♡♡お゛っ♡お゛お゛っ♡♡」
くにっ♡くにっ♡くにゅくにゅ♡ぐりんっ♡
「ほら、散々甚振った後は優しくなでなで。人差し指をピットリ当てて、やさぁしくクルクル捏ねてあげる」
「ん、お゛♡らめ♡それらめ♡♡俺の敏感乳首♡大河の指紋まではっきり感じ取っちゃうから♡♡お゛♡かったい乳首♡こねこねされると屈服しちゃうからぁ♡♡」
「じゃあおっぱいに押し込んで陥没乳首にしてあげる。敏感乳首隠せて嬉しいでしょ?」
「ん゛あ゛っ♡あ゛っ♡埋まると逃げ場がないっ♡も、全部が気持ちいいっ♡♡」
「……は?」
ビクッ♡ビクッ♡と痙攣している光晴を見下ろしている僕は、光晴の言葉に動きを止める。いきなりやんだ快感に涙の膜を張った目をこちらに向け不思議そうにしていた光晴だが、だんだんと顔を歪めていった。落ち着いた頭で自分が何を言ってしまったのかを理解したらしい光晴。小さく震えて僕を見上げるその顔は、とても年上とは思えない弱弱しさに溢れていた。
僕の侘しい夕食にいちゃもんをつけてはきたが、その他は僕が危惧していたようなスキンシップもそれほどなくようやく夜も深まった時間となった。後は寝るだけ、そう準備を始める僕だったが、ベッドに座った光晴は突然そんな質問を投げかけてくる。
あまりにいきなりだったものだからうっかり光晴の方へ顔を向けてしまい、視界に入った光景に僕の思考は一瞬飛んだ。
当たり前のように風呂に入った光晴は、着替えの服を持ってないと新品のパンツを履いただけでそこに座っているのだ。肩から掛けたタオルが乳首を隠しているためかろうじて理性は保てているが、チョコレート色をしたスラッとした脚と割れた腹筋、さらにはタオルで隠しきれない厚みのある胸が僕の目に映し出される。
そんな目の毒でしかない光晴の姿を直視してしまった僕はゴクリと唾を飲み込み、頭の一部が冷えた状態のまま光晴に向き合った。
「……いないよ。いたとしても光晴には言わない」
「なんでだよ! 俺だってどんな人か確認したいじゃないか」
「それが嫌なんだって。なんで僕の恋愛に光晴が首突っ込むんだよ」
「そりゃ、大河は俺の……弟分? だからな。ちゃんと色々教えてやらないと! なんだって訊いていいんだからな!」
「……余計なお世話なんだってば」
ふん、と何故か得意げな光晴に、僕はじわじわとにじり寄っていく。単なる他人ならば鼻が触れ合いそうなほど近くに顔を寄せれば嫌がるだろうが、光晴はどうしたと言いたげな目で僕を見るだけだ。これほど僕の心を掻き乱すんだ、その責任くらい取ってもらわないと気持ちも股間も僕の全てが収まらない。
「冗談はさておき、これから僕に恋人ができた時のために、練習させてくれないかな」
「練習? 告白の練習か?」
「いや、セックスの練習」
「…………へ? っわ!」
驚いて目をまん丸くした光晴の左太ももを掴み、片足だけ持ち上げながらベッドへと押し倒す。まだ状況が理解できていないのか、光晴は僕にされるがままに体を動かされていた。
倒れたことによってタオルがずれ見えた乳首はピンク色で、胸に比例してとちょっと大きい。光晴の足を僕の肩に担ぎ上げ、僕は衝動のまま両手で光晴のおっぱいを揉み始めた。
「んんっ!? ど、どうした大河? 俺の胸を揉んでも何も楽しくはないと思うけど……」
「楽しさは求めてないから。さっきも言ったけど、これはセックスの練習。いきなり突っ込むんじゃなくて、前戯ってのをしなきゃならないんでしょ? 光晴、どうすればいいのか僕に教えてよ」
「教えてって、セックスは好きな人とするものであって、俺じゃあ」
「いいじゃん、僕は光晴、好きだよ。頼りになるもんね。光晴は僕のこと嫌いなの? あれだけちょっかい出してくるのに」
「あ、や、嫌いではないけど、あれ? じゃあ問題ない、のか?」
割と雰囲気にのまれやすい光晴は、僕の適当な言葉に納得しかけている。僕にとって光晴はオナネタでそれ以上でも以下でもないが、こうして僕にされるがままな姿を見るのは悪い気はしない。
むにゅ♡むにゅ♡と質量のある胸を揉むとくすぐったそうに身を捩らせる光晴、その姿を見ていると、なんだか体の中心がムズムズする感じがする。混乱しつつもまだ余裕そうな光晴を、僕はもっと虐めたくなってしまった。
「光晴、僕はこういうことするの始めてなんだよ。だから光晴が「これは気持ちいい」とか「ここを弄ってほしい」とか教えてくれないと、練習にならない」
「え、でも、それは……」
「なんだって訊いていいんでしょ? あれは嘘だった?」
「あ……うぅ……」
「俺はこう責められるのが好きです」と自分から暴露させたいが為の僕のお願いは、正しく伝わり光晴を恥ずかしがらせていた。自分で言った言葉のせいでひくこともできずに困ったように眉を垂れ下げる光晴に、だんだんと僕の股間も硬くなっていく。思っていたよりも僕は光晴のことをいけ好かないと思っていたようで、格好いい顔がぐちゃぐちゃになるところを早く見たくなってしまっていた。
「んひっ♡ちょ、大河ぁ♡」
「何? 胸と言えば乳首かな、って摘まんだだけなんだけど。光晴は乳首が気持ちいいの?」
「んふ♡ちが♡乳首、気持ちよくない♡♡俺は男だぞ、乳首が気持ちいいわけ、んっはぁぁぁぁっ♡♡♡」
ギュゥッ! と両乳首を強めに摘まんで引っ張れば、光晴は舌を突き出してあられもない声を発する。どうみても乳首で感じているのに、”兄”としての威厳を保ちたいのか一向に乳首が敏感なことを認めようとしない光晴。
そんな頑なな態度にはぁとため息をついた僕は、肩から光晴の足を下ろして光晴を仰向けにベッドに寝かせた。光晴は解放されたと思ったようで表情を明るくしているが、当然ここで終わりな訳がない。
光晴が起き上がるより前に腰のあたりに跨って、僕は再度光晴の胸に手を沿わせた。ビクッと光晴が体を強張らせるが知ったことではない。僕は乳首を集中攻撃することに決めたのだ。
こりっ♡こりっ♡こりこりこり♡♡
「光晴の乳首は摘まみやすいな。ほら、ダイヤル回すみたいに左右にきゅっ♡きゅっ♡ってやっちゃうぞ」
「ほへっ♡へっ♡こりこり♡♡俺の感度も上がっちゃうから♡乳首捻るのダメぇ♡♡」
「そう言いながらもどんどん乳首硬くして摘まみやすくしちゃってるけど。駄目なら早く柔らかく小さくしてみなよっ!」
「ふぉ♡無理っ♡そんなやらしく弄られたら♡乳首こりっこりにしこっちゃう♡♡ふあああっ♡♡」
ピンッピンッピンッ!♡ピピピピピピピピッ♡♡♡
「でっかい胸に手を添えて、指で弾いてみようか。勃起乳首が上下にひしゃげてエッロいな」
「おほおおおおおおおおおおっ♡♡♡おほっ♡おほぉ♡♡んおっ♡んおおっ♡」
「唇突き出しておほおほっ♡て無様だなぁ。仰け反ってるせいでビンビン乳首が弾きやすいし、もっと虐めるね」
「んおっ♡ん゛おおっ♡ん゛お゛お゛っ♡♡♡お゛っ♡お゛お゛っ♡♡」
くにっ♡くにっ♡くにゅくにゅ♡ぐりんっ♡
「ほら、散々甚振った後は優しくなでなで。人差し指をピットリ当てて、やさぁしくクルクル捏ねてあげる」
「ん、お゛♡らめ♡それらめ♡♡俺の敏感乳首♡大河の指紋まではっきり感じ取っちゃうから♡♡お゛♡かったい乳首♡こねこねされると屈服しちゃうからぁ♡♡」
「じゃあおっぱいに押し込んで陥没乳首にしてあげる。敏感乳首隠せて嬉しいでしょ?」
「ん゛あ゛っ♡あ゛っ♡埋まると逃げ場がないっ♡も、全部が気持ちいいっ♡♡」
「……は?」
ビクッ♡ビクッ♡と痙攣している光晴を見下ろしている僕は、光晴の言葉に動きを止める。いきなりやんだ快感に涙の膜を張った目をこちらに向け不思議そうにしていた光晴だが、だんだんと顔を歪めていった。落ち着いた頭で自分が何を言ってしまったのかを理解したらしい光晴。小さく震えて僕を見上げるその顔は、とても年上とは思えない弱弱しさに溢れていた。
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