短編まとめ

あるのーる

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「メリークリスマス! サンタだよ! 30年間いい子にしていた君に、プレゼントだ!」

 クリスマスからもう数日経ち、世間はすっかり正月気分。大掃除をする気も起きず散らかりっぱなしの俺の家に、そろそろ寝ようかという時間突然そんなことを言う不審者が入り込んできた。
 小柄で可愛らしい顔立ちをしているが声がどう聴いても男である、サンタを自称するだけあってそれを連想するようなふんわりとした赤いケープとミニスカートを身にまとった不審者。半分引きこもりのようにして暮らしていた俺は、突然の闖入者に驚きのあまり逃げるようにして狭い部屋の壁へとへばりついた。

「そ、そんなに驚かないでよ。傷つくなぁ……」
「ど、どどど、どこから入ってきた!」
「どこってもちろん煙と……窓からだよ♡」
「煙突はないし窓も閉まってたはずだぞ!!」
「ま、ま、細かいことは気にしない気にしない。時間もないし、サクッとプレゼントを押し付けるね!」

 完全に腰の抜けた俺へとじりじりとにじり寄ってくる自称サンタ。手に持つ白い大袋からはガチャガチャと何かがぶつかるような音がしており、正体不明のものが多すぎて俺はブルブル震えたまま体を縮こませていた。
 その様子を見てくすっと笑ったサンタ(仮)は四つん這いで俺ににじり寄り、ついには俺の下半身へと纏わりついてくる。硬直する俺に目もくれず、手慣れた動作で俺のズボンに手をかけれられれば、ボロン♡と30年経った今まで使い道のなかった立派なペニスが取り出された。

「すぅっ♡んっ♡綺麗にしてるんだね♡いい子いい子♡それじゃあ、プレゼント♡たっぷり受け取ってね♡」
「な、ちょっと、プレゼントって、んあっ♡♡あっ♡口に……♡う、わぁ……太いのに、全部……っ♡あっ♡あ♡ああっ♡すご♡気持ちいい♡口熱くて♡んんああっ♡♡」

 されている側ではあるが性器を見せつけてしまった罪悪感で動けないでいる俺をよそに、恭しくペニスを手に取り頬ずりする男。柔らかいほっぺたの感触に思わず反応した先端からぷく、と先走りが膨らんだことをきっかけに、男は躊躇なく俺のペニスを口に含んでいった。
 いわゆるフェラというものは当然俺にとっては初体験であり、大きさだけはあると自覚しているペニスの全てが小さな男の口に納められたのを驚愕の面持ちで見下ろす。しかしそんな余裕があったのはそれまでで、じゅぼっ♡じゅぼっ♡と下品な音を立てながら開始された口淫に俺の童貞ペニスはすぐさまカチカチに勃起してしまった。
 頬にこすりつけるようにもごもごと亀頭を食べられ、そうかと思えばレロォ♡と根本から裏筋まで舌で舐め上げられる。むちゅむちゅと唇で亀頭を喰まれながらすべすべな手で玉を転がされ、見上げられなんかしたらもう堪らない。俺の恋愛対象は女の子であるが、こうも可愛いとコイツは男だ、とか関係なくなる。

「んおっ!?♡し、尻まで♡♡指でつぽつぽされるの、なんか♡なんかイイッ♡♡ああっ♡♡イく♡も、出ちゃうぅ♡♡♡」
「んっ♡んちゅっ♡いいよ♡んぅ♡沢山出して♡♡」
「んっはぁぁぁぁぁっ!!!!♡♡♡♡」

 いつの間にか男の細い指が俺の尻穴に入り込み、ある一点をグイッと押されるとどうしようもなく腹の奥がぞわぞわしてしまう。違和感と、それを上回る気持ちよさ。だらんと手足から力を抜いて、腰だけ男の口に押し付けるようにして俺はイってしまった。びゅるびゅると勢いよく放たれた射精は、間違いなく俺の人生で一番気持ちのいいものだった。

「う……ふぅ……♡」
「んふっ♡いっぱい出たね♡ほら、俺の口にこぉんなに♡」
「あっ……♡」

 俺の顔の前まで這い上ってきた男が口を開けば、赤い口腔内に俺の出した白く粘ついた精液が絡みついているのがよく見える。いやらしく笑う男はサンタというよりいっそ悪魔のようでもあり、これほど他人と近付いたことなどない俺としてはこれだけでどうしようもなく心臓が煩く鳴るのだ。
 ごくん、と喉を鳴らして残っていた精液を飲み干しそのまま俺へと体を寄せる男に、もしやプレゼントとはそういう性的なやつなのか……!? と期待してしまう俺。

「……へ?」

 しかしそんな俺の都合のいい考えは、頭上から聞こえたカチャリという音と途端に動かなくなる両手によって打ち消される。見れば俺の手は手錠のようなもので拘束されており、焦る俺を男はにやりと見つめていた。
 流され忘れていたが、コイツは不審者。再度恐怖に見舞われる俺は最悪の事態を思い浮かべて半泣きになり、対して男は容赦なく俺に手を出してきた。

「んおっ♡ま、また尻にっ♡♡なに♡なにがっ♡♡」
「ローターだよ♡まずは小さいプレゼント♡でもブルブル震えて……ほら、こうして前立腺に押し付ければ!」
「んお゛お゛っ♡♡♡しょれっ♡おほぉっ♡♡やだぁ♡変になる♡♡俺の尻穴♡おかしくなっちゃうぅ♡♡♡」
「尻穴、じゃなくてアナル、ケツマンコだよ♡淫語も教えてあげるから、しっかり覚えていこうね♡♡」
「う゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ♡♡♡♡♡ん゛う゛う゛う゛う゛っ♡♡♡♡♡」

 グッと押し付けられたローターは的確に俺の前立腺を嬲り、思わず食いしばった歯の隙間から汚い喘ぎ声が絶え間なく漏れ出てしまう。ビクン♡ビクン♡と跳ねるペニスは触れられていないのに再度勃起し、とっぷり汁を溢れさせ止まらない。
 ギュウギュウと男の指ごとローターを締め付ける俺の尻穴……いや、アナルはだんだんと緩んでいき、男の持ってきた白い袋の中から次々と出てくる淫具によって徐々に開発されていった。
 サイズの上がったローターを3つ詰め込まれ震えさせられれば、決壊したアナルからプポポポポッ♡と卑猥な音と共に噴き出してしまう。
 根元に近づくにつれ太くなるアナルパールを出し入れされれば、縁が絡みつき入り口を擦られる快感を刻みつけられる。
 いぼのたくさんついたディルドはぶりぶりと腸壁を弾いていき、前立腺以外でも気持ちよくなれるようになってしまう。

「んほっ♡んほぉ♡♡アナル♡ゆるゆるになっちゃったぁ♡♡♡お゛っ♡ケツイキしゅる♡メスしこり潰されて♡潮噴きながらアクメしゅるぅ♡♡」
「うんうん、すっかりアナルが性感帯になったね♡それじゃ、最後の仕上げといこうか♡」
「んお……?……っ! そ、それはぁ……♡♡♡」

 アナルをクパクパ♡と開閉させ奥から腸液を垂れ流す俺は、腹の上に置かれた熱いモノに釘付けになる。ドクドクと脈打つ太いモノ、それは体つきと顔つきに似合わず凶悪なサイズの男のペニスであった。
 俺の臍まである長さをしたソレは、数時間前の俺だったら泣き叫んで拒否したことだろう。だが開発されてしまったアナルは腸液をプシュッ♡と噴き出して如実に期待を露わにしていた。

「お、俺の……俺のケツマンコ♡そのふっといのでじゅぼじゅぼ♡ぐちゅぐちゅ♡して下さい♡♡エラの張ったとこでメスしこりぐりゅぐりゅして♡カチカチの竿で俺のエロ穴みっちみちに広げてくらはい♡♡」
「んん、指でアナル広げて誘ってぇ♡おねだり上手になったね♡そんないい子に、それっ♡」
「お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡き、たぁ♡♡お゛ほっ♡おりぇのケツマンコ♡強烈ピストンでブビブビ喜んでりゅ♡ん゛お゛お゛♡お゛♡お゛♡お゛お゛♡ケツイキとまんにゃい♡童貞未使用ちんぽ♡俺の無駄におっきい無用ちんぽから精液押し出されりゅ♡お゛お゛お゛ん゛♡オスちんぽとの差叩きこまれて♡情けないふにゃちんになっちゃうぅ♡♡♡」
「あー、いいね♡僕よりでっかい体ビクビク痙攣させて♡ペニスで突かれる度におほ♡おほ♡って尖らせた口から無様声出して♡体の奥からメスの素質引きずりだされてドロドロにされて嬉しいね♡」
「お゛っ♡うれじぃ♡ケツマンコずこずこされりゅの気持ちいい♡お゛う゛♡お゛う゛う゛♡♡ちんぽ♡気持ちいいっ♡♡ん゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡」

 ぐぼっ♡ぐぼっ♡と激しく出し入れされる男のペニスに縁が伸びるまでアナルを喰いつかせる俺は、奥を突かれるのに合わせて力なく揺れる柔らかいペニスからとろとろと勢いのない射精をし続ける。男の履いたスカートがぐっしょりと俺の流した汁で濡れていき、それがペニスの裏を撫で上げていくもどかしい刺激にすらアナルをうねらせ反応する俺。
 性器と化した俺のアナルはペニスを喜んで迎え入れ、ついには奥の入ってはいけない部分まで男に明け渡そうとしていた。

「お゛……~~~~~~っ♡♡♡」
「ん、ふぅ♡結腸、越えちゃったね♡ほらぐっぽぐっぽ♡狭いとこごりごりされて気持ちいいねぇ♡アヘ顔で痙攣してなっさけないイキ様♡最高だよ♡♡」
「~~~っ♡♡お゛っ♡ぐお゛っ♡ん゛ぐお゛お゛っ♡♡♡」

 舌を突き出し言葉すら発せなくなった俺は、男の細い腰に足を巻き付けてイキまくる。涙でぼやけた視界にはあの可愛らしい顔が映り、なにか良くない扉をこじ開けられていく音がした。

「んっ♡出すよ♡最後のプレゼント♡腹の奥で受け取って♡♡」
「ん゛っおおおおおっ♡♡びゅーびゅー来たぁ♡はぁぁぁ♡♡あちゅい♡お腹精液でいっぱいになりゅ♡♡んおっ♡んおおおっ♡♡」

 ぐぅ、と強く腰を引き寄せられ、限界以上に深くまで刺された状態で吐き出される精液。指では決して届かない場所への侵略に白目を剥いて感じ入る俺は、男がペニスを抜いてからもしばらくは精液を腹の中に溜めているほど腸で味わっていた。

「おほ……♡んほぉ…………♡」
「っと、これで任務終了、だね! それじゃ、また来年。いい子にしてたら、ね♡」

 足をひし形に開いたまま動けないでいる俺に、身なりを整えた男はそう言い残して去っていく。
 『また来年』。いい子にしていれば、またこうして気持ちよくしてくれるのだろうか。

「…………♡」

 来年のクリスマスまで待ちきれないといわんばかりにアナルからコポ……♡と精液を溢れさせた俺は、翌日目を覚ますと早速開発用のディルドを買いに出かけるのだった。
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