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一話のみ
4(完)
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「お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛っ♡お゛お゛お゛っ♡♡♡♡」
「やっべぇ、気持ちいい……ああ、ヘルフっ……ぐぅっ!」
「ん゛お゛お゛お゛っ!!!!♡♡また、中にぃ♡♡んっあ゛あ゛あ゛っ♡♡か、カイル♡も、終わりに……ん゛あ゛っ♡♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡」
あの後体位を変え何度も繋がった2人、今は四つん這いになったヘルフにカイルが腰を打ち付けていた。バスン! バスン! と音が鳴るほど力強く行われるピストンに、ヘルフは喘ぐことしかできない。抜かずに何度も中出しされたヘルフの腹は少し膨れ、それをカイルに優しく撫でられると一際甲高い声で嬌声を上げてしまった。
カイルはというとヘルフの長い後ろ髪を掴んで引っ張りながら、大量の汗をヘルフの背中へと滴らせてひたすらヘルフのアナルをほじくり返している。2人の周囲は熱気に包まれ、淫靡な匂いが充満していた。
(ああ、あの綺麗な背中。俺が引っ掻いた跡があんなに……! ヘルフ、好きだっ! 騎士として格好いいときも! こうして可愛くぐちゃぐちゃに喘いでいるときも!! どっちも好きだっ! ヘルフ、ヘルフっ!!)
「ん゛お゛っ♡♡また、ちんぽ膨らんでぇ♡♡♡」
「ヘルフ、出るっ!!!」
「お゛ほぉぉぉっ♡♡♡腹、破れっ♡♡ぐおおおおっ♡♡♡」
グポンッ♡と緩まされていたせいで簡単に超えられた結腸口、その奥に遠慮なく吹き付けられるカイルの精液はヘルフの腹をさらに膨らませる。
「う゛お゛お゛っ♡♡お゛お゛っ♡♡とま♡止まらなっ♡♡やめ♡カイル♡見るなぁ♡♡」
「おぉ……すっげぇ……ケツから射精してるみたいだ……」
「ほおおおっ♡見るなっ♡見ないでくれぇ♡♡んほっ♡恥ずかしいっ♡」
(嫌だ♡アナル締まらない♡♡こんな♡こんな情けない姿♡流石にカイルに幻滅されるっ♡♡格好いいと慕ってくれたカイルに♡ケツから精液垂れ流す姿なんて見せたくないのにっ♡恥ずかしいのにっ♡体が勝手にケツ持ち上げて見せつけちまうっ♡♡♡)
ペニスが抜かれた後、ブビュッ♡ブビュルッ♡♡とペニスから射精するより勢いよく詰め込まれた精液を噴出するアナルを、ヘルフは尻を突き出し腰を緩く振ってカイルの目にしっかりと見せつける。嫌われるのではないかというヘルフの心配は全くの杞憂であり、その様子を涎が零れそうなほど熱中して見つめているカイルは嫌うどころかそんな情けない姿まで見せてくれるヘルフに余計に愛しさを募らせた。
「はぁ、ヘルフ……可愛い……大好き……」
「ほぁっ♡舐めっ♡はぁぁぁっ♡♡♡」
10発は射精したため残念ながら勃起はしないが、あまりの興奮にヘルフを抱きかかえながらカイルは背中に舌を這わせていく。最初に塗り広げた精液とヘルフの汗が交り合い、なんともいえない味のするヘルフの背中にカイルはちゅうちゅうと吸いついてたくさんのキスマークを残しながら愛撫していった。
「はぁ……♡今日も、すっげぇ気持ちよかったなぁ♡」
「ん、俺も……」
一通り気分も落ち着いた2人は、汗と精液と他にもいろいろな汁でべとべとのままくっついてベッドへ寝転がり、のんびりと話していた。色々と洗わなければいけないが、行為後の気怠さが2人をベッドから起き上がらせてくれない。
カイルの肩を抱いて己の胸へと引き寄せているヘルフは一見すると抱く側のようにも見えるが、ヘルフのアナルは依然閉じずに奥から精液を垂らしたままだ。カイルはうっとりとヘルフの腕の中でその逞しい胸筋に頭を擦りつけている。
「ああそうだ、今度騎士団の編成試験があるぞ。それに勝ち残ればお前も晴れて本隊入りだ」
「本当か!? やっと、アンタの部隊に入れるのか…」
「……勝てば、だからな? 俺はお前の評価に色を付けるつもりもないぞ?」
「当然、むしろ他より厳しくしてくれていい。そんなの関係ないくらい、ぶっちぎりで一番を取ってやる」
「グハハッ! ほんと、お前のそういうところが俺は好きなんだよ、カイル。あぁ、魔獣に襲われた村でへたり込んでた子供がこんなに立派になって、俺は嬉しいよ」
「! お、覚えてたのか……?」
「当たり前だろ? だって、今まさに死にそうだって状況から脱した直後だってのに俺に「自分も騎士になれるか」って聞いてくるような奴なんかお前しかいなかったしなぁ。まさか本当に騎士団に入って、しかも本隊試験にまで手が届くようになるとは……うぅ、親でもねぇのに泣けてくるぜ……って、カイル? どうした?」
「な、なんでもねぇよ! っ! 見るなっ! くそ、恥ずかしいじゃねぇか……」
顔を伏せて震えるカイルを心配しヘルフが力づくで顔を上げさせれば、頬を真っ赤に染めて目を逸らすカイルがいた。憧れている、とは公言していたが、騎士を目指す根本的な部分からヘルフに影響されていたということは伏せていたのに、まさかこんな形で本人にバレているとは思っていなかったのだ。
そんなカイルの様子に、普段は反発しているといっていいほど当たりの強いカイルが性交中に見せる執着心のようなものの理由が分かったような気がしてヘルフは1人にんまりと笑う。
(俺の記憶力を舐めてやがったな、こいつ。でも、隠し事を暴かれたからと言って表情に出すようではまだまだ未熟だな。ま、そこが可愛くて、俺を掴んで放さねぇんだけど)
10歳以上離れた健気な恋人を将来があるからと手放す気持ちは既になくなっているヘルフは、もっともっと執着して、自分以外を選べないようになればいいとさえ思っていた。
「お前が俺に並び立つまでになったら、きっと誰も文句は言わねぇだろ。だから早く強くなって、俺を娶ってくれよ、カイル」
「…………任せろ。それまで死んだり、他の奴に靡いたりすんじゃねぇぞ」
ヘルフの挑発に照れていたカイルも真っすぐに視線を合わせてそう言い放つ。握ったヘルフの左手を口に近づけ、中指を軽く噛むカイル。
守護神と並び称されるほど力を付けたカイルが爵位を与えられ、その日の内に貴族同士でしか認められていなかった婚姻をヘルフと結ぶのはそれからたった5年後のことだった。
「やっべぇ、気持ちいい……ああ、ヘルフっ……ぐぅっ!」
「ん゛お゛お゛お゛っ!!!!♡♡また、中にぃ♡♡んっあ゛あ゛あ゛っ♡♡か、カイル♡も、終わりに……ん゛あ゛っ♡♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡」
あの後体位を変え何度も繋がった2人、今は四つん這いになったヘルフにカイルが腰を打ち付けていた。バスン! バスン! と音が鳴るほど力強く行われるピストンに、ヘルフは喘ぐことしかできない。抜かずに何度も中出しされたヘルフの腹は少し膨れ、それをカイルに優しく撫でられると一際甲高い声で嬌声を上げてしまった。
カイルはというとヘルフの長い後ろ髪を掴んで引っ張りながら、大量の汗をヘルフの背中へと滴らせてひたすらヘルフのアナルをほじくり返している。2人の周囲は熱気に包まれ、淫靡な匂いが充満していた。
(ああ、あの綺麗な背中。俺が引っ掻いた跡があんなに……! ヘルフ、好きだっ! 騎士として格好いいときも! こうして可愛くぐちゃぐちゃに喘いでいるときも!! どっちも好きだっ! ヘルフ、ヘルフっ!!)
「ん゛お゛っ♡♡また、ちんぽ膨らんでぇ♡♡♡」
「ヘルフ、出るっ!!!」
「お゛ほぉぉぉっ♡♡♡腹、破れっ♡♡ぐおおおおっ♡♡♡」
グポンッ♡と緩まされていたせいで簡単に超えられた結腸口、その奥に遠慮なく吹き付けられるカイルの精液はヘルフの腹をさらに膨らませる。
「う゛お゛お゛っ♡♡お゛お゛っ♡♡とま♡止まらなっ♡♡やめ♡カイル♡見るなぁ♡♡」
「おぉ……すっげぇ……ケツから射精してるみたいだ……」
「ほおおおっ♡見るなっ♡見ないでくれぇ♡♡んほっ♡恥ずかしいっ♡」
(嫌だ♡アナル締まらない♡♡こんな♡こんな情けない姿♡流石にカイルに幻滅されるっ♡♡格好いいと慕ってくれたカイルに♡ケツから精液垂れ流す姿なんて見せたくないのにっ♡恥ずかしいのにっ♡体が勝手にケツ持ち上げて見せつけちまうっ♡♡♡)
ペニスが抜かれた後、ブビュッ♡ブビュルッ♡♡とペニスから射精するより勢いよく詰め込まれた精液を噴出するアナルを、ヘルフは尻を突き出し腰を緩く振ってカイルの目にしっかりと見せつける。嫌われるのではないかというヘルフの心配は全くの杞憂であり、その様子を涎が零れそうなほど熱中して見つめているカイルは嫌うどころかそんな情けない姿まで見せてくれるヘルフに余計に愛しさを募らせた。
「はぁ、ヘルフ……可愛い……大好き……」
「ほぁっ♡舐めっ♡はぁぁぁっ♡♡♡」
10発は射精したため残念ながら勃起はしないが、あまりの興奮にヘルフを抱きかかえながらカイルは背中に舌を這わせていく。最初に塗り広げた精液とヘルフの汗が交り合い、なんともいえない味のするヘルフの背中にカイルはちゅうちゅうと吸いついてたくさんのキスマークを残しながら愛撫していった。
「はぁ……♡今日も、すっげぇ気持ちよかったなぁ♡」
「ん、俺も……」
一通り気分も落ち着いた2人は、汗と精液と他にもいろいろな汁でべとべとのままくっついてベッドへ寝転がり、のんびりと話していた。色々と洗わなければいけないが、行為後の気怠さが2人をベッドから起き上がらせてくれない。
カイルの肩を抱いて己の胸へと引き寄せているヘルフは一見すると抱く側のようにも見えるが、ヘルフのアナルは依然閉じずに奥から精液を垂らしたままだ。カイルはうっとりとヘルフの腕の中でその逞しい胸筋に頭を擦りつけている。
「ああそうだ、今度騎士団の編成試験があるぞ。それに勝ち残ればお前も晴れて本隊入りだ」
「本当か!? やっと、アンタの部隊に入れるのか…」
「……勝てば、だからな? 俺はお前の評価に色を付けるつもりもないぞ?」
「当然、むしろ他より厳しくしてくれていい。そんなの関係ないくらい、ぶっちぎりで一番を取ってやる」
「グハハッ! ほんと、お前のそういうところが俺は好きなんだよ、カイル。あぁ、魔獣に襲われた村でへたり込んでた子供がこんなに立派になって、俺は嬉しいよ」
「! お、覚えてたのか……?」
「当たり前だろ? だって、今まさに死にそうだって状況から脱した直後だってのに俺に「自分も騎士になれるか」って聞いてくるような奴なんかお前しかいなかったしなぁ。まさか本当に騎士団に入って、しかも本隊試験にまで手が届くようになるとは……うぅ、親でもねぇのに泣けてくるぜ……って、カイル? どうした?」
「な、なんでもねぇよ! っ! 見るなっ! くそ、恥ずかしいじゃねぇか……」
顔を伏せて震えるカイルを心配しヘルフが力づくで顔を上げさせれば、頬を真っ赤に染めて目を逸らすカイルがいた。憧れている、とは公言していたが、騎士を目指す根本的な部分からヘルフに影響されていたということは伏せていたのに、まさかこんな形で本人にバレているとは思っていなかったのだ。
そんなカイルの様子に、普段は反発しているといっていいほど当たりの強いカイルが性交中に見せる執着心のようなものの理由が分かったような気がしてヘルフは1人にんまりと笑う。
(俺の記憶力を舐めてやがったな、こいつ。でも、隠し事を暴かれたからと言って表情に出すようではまだまだ未熟だな。ま、そこが可愛くて、俺を掴んで放さねぇんだけど)
10歳以上離れた健気な恋人を将来があるからと手放す気持ちは既になくなっているヘルフは、もっともっと執着して、自分以外を選べないようになればいいとさえ思っていた。
「お前が俺に並び立つまでになったら、きっと誰も文句は言わねぇだろ。だから早く強くなって、俺を娶ってくれよ、カイル」
「…………任せろ。それまで死んだり、他の奴に靡いたりすんじゃねぇぞ」
ヘルフの挑発に照れていたカイルも真っすぐに視線を合わせてそう言い放つ。握ったヘルフの左手を口に近づけ、中指を軽く噛むカイル。
守護神と並び称されるほど力を付けたカイルが爵位を与えられ、その日の内に貴族同士でしか認められていなかった婚姻をヘルフと結ぶのはそれからたった5年後のことだった。
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