短編まとめ

あるのーる

文字の大きさ
上 下
43 / 125
一話のみ

2 (完)

しおりを挟む
「乙藤さん、もう抜きますよ……?」
「あ゛……あ゛ぁ……あ゛ぁっ!? めくれるっ♡おれのなかみ♡ぜんぶでりゅ♡♡あ゛っ♡あ゛あ゛あ゛っ♡♡う゛お゛お゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ♡♡♡♡♡」

 腕も疲れてきたので引き抜いていくと、一瞬意識の覚醒した乙藤さんが何か言った。それを無視してずるずる抜いていると乙藤さんは叫び声を上げて痙攣してしまう。それほど辛そうなのに腕には離すまいとぎっちりアナルが締め付けているのが乙藤さんの変態性を物語っている。意地悪して少しだけ奥に戻ると「う゛お゛っ♡♡」っと乙藤さんが大きく跳ねて尿を漏らした。部屋に広がるアンモニア臭、乙藤さんの腹の上に溜まっていく黄色い液体は乙藤さんがどれほど限界かを分かりやすく示してくれている。
 だがその程度で俺はやめない。手首まで引き抜いた俺は、捻じりながら再度乙藤さんの中を攻略し始めた。

「ん゛う゛う゛う゛う゛っ♡♡♡もう♡♡もういい♡♡アナルもういいっ♡♡♡」
「何言ってるんですか。肘まで入れて中を殴って欲しいんですよね?」
「へっ?♡ほぉぉぉぉ♡♡♡まためくれりゅ♡んふぅぅぅ♡おおおおお……♡ずぶずぶってぇ♡ふぉぉぉぉぉ♡♡♡」

 ゆっくりとした腕での蹂躙に鼻水まで垂らして感じている乙藤さん。ちょっと乙藤さんのアナルを腕で虐めるのが楽しくなってきてしまい、床にビシャビシャ射精しているのもお構いなしに肛虐を続行する。突き入れるときに空気も入ってしまうのか、引き抜くときにブピィ♡ブポポッ♡と下品な破裂音が乙藤さんのアナルから響く。たまに正気に戻った乙藤さんが恥ずかしさに少し目を伏せ顔を赤らめているが、恥ずかしがるのはそこなんだと突っ込まざるを得ない。まぁ口には出さずに代わりに腕を突っ込むのだが。
 グッボ♡グッボ♡と何度も往復すれば体も適応していくようで、始めに入れた時よりも大分スムーズに出し入れできるようになってきた。するとどうなるか。ただ出し入れをするのではなく、回転を加えたり指を立てて腸壁をこそいだりできるのだ。

「う゛う゛う゛う゛う゛♡♡う゛う゛う゛♡ん゛う゛う゛♡♡」

 もう唸り声しか出さない乙藤さんだが、快感にも慣れたようで意識はしっかり保っている。自由になっている両手で乳首をちゅこちゅこ扱いたりして、余裕が出てきたみたいだった。それではつまらない。もっと淫らに、もっと無様に鳴きわめいて欲しい。

「う゛♡う゛う゛っ!?♡う゛ごお゛お゛お゛っ♡♡ん゛ん゛ん゛っ♡ん゛う゛う゛う゛う゛♡♡♡ん゛う゛う゛♡♡♡」

 ブボッ♡ブビビッ♡ブフッ♡と連続で鳴る乙藤さんのアナル。俺は乙藤さんの望み通り、乙藤さんの中を殴り始めたのだ。十分緩んだおかげで全力でパンチを繰り出しても容易に受け入れてくれる。指先を伸ばしてじゅっぽじゅっぽ。前立腺を押し潰して腸壁をこそいで、到達した結腸口もこじ開けて蹂躙していく俺の腕。

「すっげぇ……受け入れるときは適度な抵抗なのに、引き抜くときは絡みついて……腕ちんぽ、そんなに気にいったのかよ……」
「ぐう゛う゛う゛う゛♡♡♡う゛う゛う゛♡♡♡う゛ぐう゛う゛♡♡♡」

 乙藤さんはもうほとんど意識が飛んでいる。白目を剥いて突き出した舌を痙攣させて、ふと脳裏にテレビに出ている時の爽やかで優し気な乙藤さんの顔が浮かび、その時とのギャップに一層腕に力が入った。
 グポグポ♡ブプッ♡グポッ♡ブビィ♡ブビッ♡♡
 破裂音を響かせながら、種付けプレスをするかのように俺は腕を真上から振り下ろす。乙藤さんは逃げようと足を蠢かせるが、自分でつないだ鎖によって俺にアナルを捧げることをやめることはできなかった。
 ブフォッ♡♡と一際盛大な音を立てて一気に腕を抜くと、その後を追うようにブビビッ♡と大量に入れていたローションが噴出する。アナルは閉じず、薔薇をアナルに生やしたように盛り上がった腸壁が外から見えていた。アナルローズだ。中央からは花の蜜のごとくトロトロとローションと腸液の混じった液体を流し続け、卑猥な花に俺はペニスを擦りつけた。
 5回は射精したのに未だ反り立つ俺のペニスは、ようやく自らを包んでくれる肉筒にくっつくことができた喜びにさらに肥大して侵入を待っている。しかしすぐには入れず数度竿で花をくちゅくちゅと弄ぶと、吸い付くように動いて大変気持ちよかった。

「さぁ、約束通りのことをしたんだから、乙藤さんも約束を守ってもらいますよ……」
「ん……んふっ♡んんっ♡♡んはぁ♡♡♡」

 先端を花の中央に当て、やっとペニスをアナルへと挿入していく。乙藤さんは気絶しているが、慣れ親しんだ感覚に先ほどの壮絶な絶叫とはうってかわって艶やかな喘ぎ声で感じていた。
 アナルの具合はというと、最高の一言に尽きる。拡張されたせいかふわふわで、トロットロにほぐれた中が俺のペニスを包み込む。とちゅっ♡とちゅっ♡と乙藤さんの体を気遣ってゆっくり動いていたのに、気が付けばばっちゅんばっちゅん♡と本気の種付けプレスをかましていた。

「あっ♡あはっ♡ああっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ああっ♡」

 乙藤さんは目を閉じながら身を捩ってそれに応える。意識がなくてもペニスをもてなすエロボディ、流石業界一枕をした男なだけある。そうでもなければこうして俺が乙藤さんとセックスをすることもないのだが、好きだった人がこうも淫乱だとちょっと思うところもあるわけだ。
 その憤りをぶつけるようにペニスを捻じ込み、乙藤さんの乳首を捻り上げながら最奥で射精した。

「ふあぁぁぁぁ♡♡……んっ♡あれ、ぇあっ♡♡精液来てる♡んおっ♡沁みる♡なんかアナルいつも以上にカチカチペニス喜んじゃってる♡♡」

 長い射精の最中、乙藤さんは意識を取り戻した。起きたら精液を注がれているんだから、乙藤さんもビックリしたことだろう。ぐりぐり腰を押し付けて最後の一滴まで乙藤さんの中に出し切ってから、わざと縁に引っ掛けるようにしてペニスを抜いた。

「んほっ♡すごっ♡アナル閉じなくなってるの分かる♡フィストファック、こんなになるんだ♡」
「満足しました?」
「んふふ♡大満足だよ♡最後は意識飛んじゃってたのが少し勿体ないね。君も、随分俺を虐めてくれてありがとう。気持ちよかったよ」
「はは……」

 カチャカチャと足枷を外して足を下ろす乙藤さん。流石にアナルに違和感があるようで、幾度となく後ろへ手を回してもっこり膨れた縁を撫でている。しばらくは元には戻らなそうだ。

「ねぇ? 君は、満足したのかい?」

 伸びをして固まった体をほぐしている乙藤さんにこれでお開きかなと俺も帰り支度を始めると、不意に背後から乙藤さんに問いかけられた。振り向けば、ベッドの上でM字開脚をして広がりっぱなしのアナルを俺へと向ける乙藤さんの姿がある。

「君は律儀に俺のして欲しいことをしてくれた。君も俺に中出ししたけど、一回で満足かい? まだ、ペニスは勃起しているように見えるけど……」

 いやらしく笑って俺を誘う乙藤さん。確かに俺のペニスは勃ち上がっているが、もう6回射精したのだ。もう出るものもない、そう断ることもできたのに、吸い寄せられるように乙藤さんの元へ近づき、ベッドへ押し倒した。

「んあああっ♡おほぉぉ♡ペニス♡俺の中掘削する♡おっ♡おっ♡いい♡気持ちよさがちょうどいい♡フィストは特別な日で♡ペニスは普段のアナルほじりにしよう♡おひぃ♡イく♡またおしっこ出してイく♡♡あはぁぁぁぁ♡♡」
「お、俺も……乙藤さんごめんなさい!」
「んひぃぃぃ!?♡♡熱い飛沫がじょばじょばって♡♡これ、俺の中におしっこされてる♡お腹おしっこでいっぱいになる♡おおっ♡全然止まらない♡どれだけ溜めてたんだ君はっ♡あひっ♡だめだ♡今抜いたら……おっほぉぉぉぉぉ……♡♡♡♡」

 ブビュビュビュビュ♡♡と俺が放出した尿が乙藤さんのアナルから吹き出し、乙藤さんは前からも後ろからも尿を垂れ流す形になってしまった。羞恥と快楽で尿に塗れながらひくひくと力なく倒れている乙藤さん。

「はぁっ♡はぁっ♡最高だな……♡来月も、よろしく頼むよ♡♡」

 そんな状態でもちゃっかり次の約束をしてくるあたり、乙藤さんは根っからの淫乱だということを俺は思い知ったのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

体育教師に目を付けられ、理不尽な体罰を受ける女の子

恩知らずなわんこ
現代文学
入学したばかりの女の子が体育の先生から理不尽な体罰をされてしまうお話です。

臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話

八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。 古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

アダルトショップでオナホになった俺

ミヒロ
BL
初めて同士の長年の交際をしていた彼氏と喧嘩別れした弘樹。 覚えてしまった快楽に負け、彼女へのプレゼントというていで、と自分を慰める為にアダルトショップに行ったものの。 バイブやローションの品定めしていた弘樹自身が客や後には店員にオナホになる話し。 ※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!)

夏休みは催眠で過ごそうね♡

霧乃ふー  短編
BL
夏休み中に隣の部屋の夫婦が長期の旅行に出掛けることになった。俺は信頼されているようで、夫婦の息子のゆきとを預かることになった。 実は、俺は催眠を使うことが出来る。 催眠を使い、色んな青年逹を犯してきた。 いつかは、ゆきとにも催眠を使いたいと思っていたが、いいチャンスが巡ってきたようだ。 部屋に入ってきたゆきとをリビングに通して俺は興奮を押さえながらガチャリと玄関の扉を閉め獲物を閉じ込めた。

保健室の秘密...

とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。 吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。 吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。 僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。 そんな吉田さんには、ある噂があった。 「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」 それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。

獣人の里の仕置き小屋

真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。 獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。 今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。 仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

処理中です...