短編まとめ

あるのーる

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新人スパイ君

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「そんな謝罪で許されると思ってんの? お前のせいで膨らんだチンコがレーザーに引っかかって、俺あの潜入訓練の評価最低だったんだけど」

 機密情報保持の訓練中とはいえ、801号は普段通りに過ごす必要がある。そのため潜入訓練でのあれこれの謝罪も先延ばしにできず、同じ回に配属されていた3人の元へとそれぞれ部屋を訪ねていた。
 教官の言った通り集中できなかったのは自分が未熟であるというのを分かっているため謝罪と少しの恥芸の披露で2人は許してくれたのだが、最後の一人、825号だけは801号の謝罪を受け入れてくれない。乳首だけ露出させてのチクニーでズボンが変色するまで潮を噴いても、全裸になってガニ股腰ヘコダンスで羞恥イキする様を見せても険しい顔を崩さなかった。
 それもそのはず、801号のアナルには緑色のアナルパールが詰め込まれており、あまりの太さと長さに入りきらなかったそれはアナルから少し顔を覗かせているのだ。アナルプラグで気持ちよくなっていた謝罪だというのにアナルに性具を入れてくるとは反省の色が見受けられず、825号は許す気がさらさらなくなっていた。

「ど、どうしたら許してもらえるだろうか……」

 ついには全裸で825号の足元に土下座をする801号。他国へ行ったとき助け合えるよう養成機関では蟠りがなくなるように努める義務があるため、801号はここで825号に許されなくてはいけないのだ。
 ドスケベではあるがスパイとしての素質は別格である男が惨めな姿で這いつくばっているのを見るのは少々気分が良く、そこまでするなら許してやってもいいか、と思い始めた825号にふとある考えが思い浮かぶ。

「……そうだな、今日と明日、俺の言うことを何でも聞くんだったら許してやろう」
「明日も? 今日だけでは……」
「嫌だってんなら別にいいぞ? これから育成官たちに俺は801号と仲良くできませんって報告するだけだ」
「! お、お前、そんな自分勝手な事……んひっ♡」
「忘れたのか?お前の激よわ乳首が潮噴きスイッチだって皆に教えたのは俺だ。あれのおかげでお前の乳首はさらに卑猥に成長できたんじゃないのか? ド変態のお前にとって、嬉しいことだろう? そのときの恩を返してもらいたいもんだな」
「おほっ♡おほっ♡乳首くにくにだめぇ♡イくっ♡雑な乳首弄りでイく♡イくぅ♡♡」

 ギュッと乳首を下に引き延ばされると同時にぶしゃぁとペニスから潮を噴き上げる801号。でろんと舌を垂れ下げたアヘ顔をしている801号に取引成立を勝手に突きつけ、825号は服を投げつける。ようやく絶頂から戻ってきた801号は早速825号に連れられ部屋の外へと連れられた。
 渡された服は、普段訓練の時に着ているスーツとほとんど同じもの。しかしサイズが小さいために体に張り付きむしろくっきりと体の線を際立たせている。さらに乳首の部分はハートの形にくり抜かれ乳首は丸見えであり、股間部分はバッサリ布地がなくなっているためペニスから尻までが露出しているようなものだった。
 そんなものを着せられた801号はペニスの根元にチェーンを括りつけられ、背中の後ろで手を組んだ格好で825号にペニスを引かれて施設内を散歩させられている。すれ違う他の候補生からはギョッとした目を向けられ羞恥に顔を伏せるが、歩みが遅くなるとペニスを引っ張られてしまうため卑猥散歩を止めることは許されなかった。
 そうしてぐるりと施設を一周していると、801号の様子をどこからか聞きつけた者たちが集まってくる。最後に吹き抜けホールに到着した時には何事かと人だかりができており、ドスケベ衣装で人前に立たされた801号は恥ずかしくて勃起したペニスから先走りを垂らし始めていた。

「おい、なんの騒ぎ……またお前か801号!」

 そうして人が集まれば、騒ぎを聞きつけた育成官がやってくるのも時間の問題だった。既にチェーンはペニスから解かれ、ガニ股腋見せポーズで肉体を観衆に曝け出していた801号。その姿を見つけた育成官は、かつてこの吹き抜けホールで801号が潮噴きをしていたこともあり何か問題を起こしているのだろうと叱責を飛ばした。

「すみません。これ、禊の時間なんです」
「禊? どういうことだ825号」
「いえ、俺と801号の間でちょっとしたいざこざがありましてね。俺に許される代わりにこうして恥を晒したいって801号が言うものですから、仕方なく……」
「そういうことか、ならしょうがないな。しかし訓練もあるんだから、手短にやれ」
「分かってます。な、分かってるだろ?」

 自分はこんなことをしたくない、や、お前が命じてるんだろう、など801号に言いたいことはたくさんあった。しかし何でも言うことを聞くという約束をしてしまった以上”そういうこと”にされてしまっても文句は言えなくされている。そのせいで自分から恥ずかしいことをしたがる変態という好奇の視線がさらに強まり突き刺さり、間違いなくどうしようもない変態である801号はペニスを跳ねさせ衆目の期待に応えてしまった。
 これからするのは事前に825号にやれと言われていたこと。だが今の801号は、それを自分で考えたことのように思いながら蕩けた顔で口を開く。

「こ、これからぁ♡ガニ股でチクニーを行いますっ♡皆さんご存じのように♡私は乳首がクソ雑魚です♡ちょっと弄ったら潮をビュービュー噴き上げる♡そんな淫乱が私です♡本日は♡そこに追加して、アナルから極太アナルパールの出産も披露します♡♡んっ♡見て♡アナル閉じないくらいでっかいアナルパール♡これを♡ぶりぶり排泄します♡乳首イキと排泄アクメ♡どっちもキメてアヘっちゃう私の痴態♡じっくりご覧になってください♡♡それでは♡イキますっ♡んっ♡ほっ♡ほっ♡乳首っ♡シコシコ気持ちいいっ♡ほっ♡お゛♡出てくりゅ♡お゛♡ムチィって縁広げて♡出てくるっ♡出てくりゅぅ♡♡お゛♡お゛っ!!!!♡♡♡」

 宣言を終えると同時に801号は乳首に手を伸ばしてちゅこちゅこ指で扱きあげる。膝を直角に曲げたガニ股でいきむとすぐさまアナルが盛り上がって緑色の球体が顔を出してきた。
 握りこぶしほどの大きさのある球体は縁を捲り上げながらゆっくりと下へ降りていき、チクニーによる下腹部の締め付けも手伝ってブボン♡と一つ目の玉が排出される。仰け反ってペニスから精液を飛ばしてイった801号、しかしその手は止まることなく乳首を扱き続け、収縮するアナルは次の玉の排泄へと移っていった。
 ブボン♡ブボン♡と景気よく鳴る排泄音。奥まで入れられていたアナルパールはアナルの締め付けによってしばらくはぶらぶらと尻尾のように揺れていたが、最後には重さに締め付けが負けてずるるるるっ! と一気に排泄されてしまった。

「ん゛お゛お゛お゛っ♡♡♡お゛っ…………♡」

 強烈にアナルを擦られたことでプシャァ♡と精液を出し尽くしたペニスから潮を放出し、自分の吐き出した淫液溜まりの中へと801号はうつ伏せで倒れ込む。アナルパール排泄を終えたアナルはぽっかり開いたまま閉じることなく内部を見せつけ、その淫靡さに耐えきれず数人の候補生は前かがみになりながらトイレへと駆け込んだ。

「……これでもう充分かな?」
「はい、今日はもうおしまいです」
「今日は?」
「明日も、801号には辱めてくれって頼まれているので」
「そうか……大変だな825号。激励がてらこのアナルパールはこちらで回収を……」
「ま、待ってください!」

 どんどんと勝手な方向へ進んでいく825号と育成官の会話を聞いていた801号だったが、アナルパールが持っていかれるという段階になって慌てて口を挟む。どうしてだ、と801号以外の者たちは思っているが無理はない。本来こうした性具は貸し出し式であり、使った後は所定の場所へと返さなければならないのだ。
 自分で返しに行くにしては少し遠い場所にあるために、回収してくれるというなら任せたいというのが大抵の者の本音である。だというのに801号が拒否したことが不思議だったのだ。

「どうした801号」
「えっと、そのアナルパール……私の私物、なんです……」

 恥ずかしそうに目を伏せ801号が言ったことに、周囲はさらにおかしな雰囲気になる。この施設へ持ち込める私物は3つまでと決まっており、しかも半年に1回のペースでしか入れ替えることができない。
 そんな貴重な選択の一つに借りることができるアナルパールを選ぶのか。そんな疑問が渦巻いたのだが、最終的には801号ならあり得る、という空気に変わり特に何もないままアナルパールは801号の手に戻された。
 825号だけは1人本当にそうだろうかと訝しみ、しかしそのまま1日を終えた。
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