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風俗でもラブホテルでもイきまくり♡ 愛しのペニスは部下のもの

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 金曜日の62番ロッカー。幾度となくみた番号の元へたどり着き、高鳴る胸を抑えて三上はロッカーの扉を開く。

「あっ……♡」

 出迎えたのは壁に空いた穴から覗く居心地のよさそうな肉孔、ではなく、ビキビキに反り返ったペニス。開店と同時に来たというのにロッカーの中は既に淫らな匂いが充満しており、三上は思わずアナルをきゅんとときめかせてしまう。
 高校時代からスポーツをやっていたためガッチリと筋肉の付いた肉体をしている三上。男らしく成長した体は男の逞しいペニスに貫かれることを望んでいた。可愛くなりたいわけではないし、そういった見た目に憧れているのでもない。ただ、今の姿のまま荒々しく腰を打ち付けて中に熱い飛沫をぶちまけてほしいのだ。
 しかし奥手な三上はそのような相手を探すこともできず、悶々とした日々を送っていた。そんな中出会ったのがこのペニスだ。始めてアナルへ埋めた時、三上の良いところを全てこそいでいく太さ、結腸口まで届く長さ、精液の量と全部が三上の求めていたものだった。
 店に何度も通ってそのペニスは金曜日のみ出現すると分かってからは毎週金曜日、開店と同時に三上はこのロッカーへと通うようになり、もう10年近くこのペニスの世話になっている。家でおもちゃを使うことはあれど入れたことのある生のペニスはこれ一本、とことん一途な三上のアナルはこのペニスに育てられたと言っても過言ではなかった。
 着ていたスーツを脱ぎ、床に置いてある籠にまとめて入れる。仕切られているとはいえ、壁一枚隔てたところは外であると思うと未だにドキドキしてしまう。下着一枚になった三上は40近いとは思えない引き締まった体をしており、それが余計に尻部分は丸見えなケツ割れを強調していた。

「ふぅっ♡じゃあ、よろしくな♡」

 しゃがみ、飛び出たペニスの先端へと口づけを落とす。どういう理屈かお互いの声は聞こえなくなっているが、その感触にペニスもピクリと反応した。

「んっ♡んはっ♡は♡今日もガチガチ♡あっつい♡♡じゅぷっ♡じゅっ♡」

 壁に手をついて早速口の中へとペニスを受け入れていく。裏筋に舌を這わせながら咥えこみ、唇をすぼめて竿を刺激しながら抜く。亀頭のみを口に入れ、レロレロと舌で舐め回してから一気に喉奥まで飲み込めば、壁に向かって腕立て伏せのように腕を使ってのストロークが始まった。

 じゅっぽ♡じゅっぽ♡ずぞっ♡じゅる♡じゅぞぞっ♡♡じゅぷっ♡じゅぽ♡♡

(ちんこ♡俺の愛しのちんこ♡好きすぎて唾液溢れる♡♡これがあるから一週間仕事頑張れる♡ああ♡♡カウパー出てきた♡俺のフェラで気持ちよくなってくれてるぅ♡♡)

 勝手に開いていく膝の間で下着を飛び出し完全に勃起した三上のペニス。それが細かく揺れる腰によってぺちぺちと腹にぶつかり、触ってもいないのにぐじゅぐじゅになったアナルからは布地がないせいでぽたりぽたりと床へ汁がしたたり落ちていた。
 壁に唇が付くほど喉を開いてじゅっぽりと根元まで堪能する三上の顔は、鼻を膨らませて唇はペニスへ吸い付き伸びて目はハートを散らして蕩けている、という下品極まりないものであった。穴の大きさの都合上、竿のみで玉はこちらには出ていないことが残念で仕方がない、と三上は思う。
 そうして10分は口でペニスを楽しみ、んはっ♡と解放した後には限界まで張り詰め三上の唾液と先走りでてらてらと光る立派なペニスが壁から生えていた。その欲を煽る姿にきゅうん♡と胸が締め付けられた三上は興奮で震える足で何とか立ち上がり、ペニスの先端を緩んだアナルへ宛がう。待ちきれないとばかりにちゅむちゅむと吸い付くアナルにペニスも期待しているのだろうか、ごぷり、と溢れた先走りがアナルにかけられ、三上はさらに発情してしまった。
 穴の位置は一般的な腰の高さなのだろうが、体格のいい三上にとっては少し低い位置にある。そのためガニ股で腰を落とす必要があり、アナルにペニスを入れる為だけにこんな卑猥な格好をしていると思うと三上はたまらない。にちゅ♡にちゅ♡と数度亀頭へアナルでキスをしてから、尻を壁に突き出してアナルへペニスを飲み込んでいく。

「お゛っ……♡」

 待ち望んでいた刺激に口を縦に開いて感じ入る。長年の挿入で慣れたアナルは、前立腺をこりこりにしこらせてペニスを出迎えた。
 敏感なしこりをカリに押し潰され一回目のメスイキを迎えた後は、竿を指で扱くかのようにぽってりと膨らんでいる肉輪で締め付け中に入っている竿は前立腺をぶつけて奉仕する。自分も相手も気持ちよくなれる、このペニス専用の名器に三上の内部はすっかり変わっていた。
 とちゅん♡と一度奥まで受け入れ、アナルを締めながら今度は抜いていく。

「お゛っ♡ほ゛お゛お゛お゛…………♡♡」

 内側から入り口を擦って太いものが出ていく感覚は、排泄と似ていて本能的に気持ちよくなってしまう。亀頭だけを残してペニスを抜き、一往復でメロメロになってしまった息を整えてまた腰を壁に押し付けていく。ペニス役のスタッフは動かない、そういう決まりであるため、三上が自分で腰を振らないと気持ちよくなれないのだ。

 ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅ♡ぱちゅっ♡

「はぁっ♡あ゛っ♡あ゛お゛♡一週間ぶりのペニス♡お゛♡アナルにキくぅ♡♡」

 ばちゅっ♡どちゅっ♡ばちゅっ♡ばちゅん♡

「お゛っ♡お゛っ♡お゛ほっ♡お゛っ♡お゛う゛っ♡」

(むりぃ♡♡腰止まんない♡♡おほ声出ちゃう♡ずっとイってて頭バカになる♡♡家で寸止めオナニーして溜めてた精子♡ぶりゅぶりゅ出てる♡揺れてべちべち腹にあたるちんこ♡ガン無視されて惨めに揺れるしかない俺のちんこから精液垂れ流し♡ちんこで押し出し射精が一番気持ちいい♡♡お゛お゛♡♡中出し来たぁ♡♡♡結腸口目掛けて正確な射精♡♡精液飲み込もうと結腸緩んじゃう♡もっと奥までハメハメして欲しい♡♡筋肉まみれの俺の体♡組み伏せて濃厚種付けセックスしてほしい♡♡♡腰掴んで尻たわむくらい腰ぶつけてほしい♡♡お゛っ♡もうカチカチに復活してる♡♡好き♡このちんこ好き♡嬉しくなってケツアクメくるっ♡♡アナルちんこで抉りながらメスイキかますっ♡♡♡お゛お゛ん゛♡♡)

 ブルブルと尻肉を震わせケツイキの余韻に浸る三上。お゛♡お゛♡と開いた口からは舌が垂れ、より目になっている様はまさにアヘ顔としか言いようがない。
 中出し一回に数えきれないほどの射精とケツイキ。常人ならばこれで満足するだろうプレイにも三上はまだ満足していなかった。
 なにもしなくとも締め付けるアナルによって、中で何度も硬さを取り戻す壁ペニス。人一倍体力のある三上はその度に歓喜して腰を壁へ打ち付け続け、淫らな匂いの籠るこのロッカーの中で一人痴態を振りまいていく。
 ぶぽんっ♡と盛大な音を立てて三上のアナルからペニスが抜かれたのは日付が変わるまでたっぷり4時間ペニスを堪能した後だった。それも抜きたくて抜いたのではなく、イきすぎて体に力が入らなくなったせいで倒れてしまった結果抜けてしまった、というのが正しい。
 尻だけ持ち上げた姿勢で、アナルから中出しされた5発分の精子をぶぴゅっ♡と溢す三上。その噴射する感覚にも甘くイきながらそっと目だけで後ろを見ると、壁にはいまだ反り返り堂々と生えるペニスがあった。三上はまだまだそれが欲しくてたまらないが、どう頑張っても立ち上がることができない。
 もしここで壁の向こうからペニスの持ち主が現れたら。もしこれが壁越しではなく対面している状態だったら。
 自分が動けなくなってもアナルをずこずこしてもらえるのではないか、と思ってしまった三上はもう我慢が出来なかった。
 10年も通っていれば店にとってもお得意様となる。それもずっと一人のスタッフを選んでいるとなれば、スタッフの方も顔が見えなくとも三上を認知する。そのおかげか、つい最近店の方から「店外でスタッフと会う許可」が三上に出されたのだ。
 顔を合わせずに淫事に浸れるのが売りのこの店で例外もいいところだが、三上はそれに甘えることにした。
 なんとか這ってスーツのジャケットから取り出したペンとメモ帳、そこに走り書きを記してペニスの出ている穴へと捻じ込む。ドキドキと鼓動がうるさい。もしかしたらラブレターを渡すときとはこんな気持ちなのかもしれない、と三上は思った。
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