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ゴリ押し販売員、自分が商品だと思い込まされてのサブスク契約
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「ああ、折場さん。全然来ないのでお話は無しになったのかと思ってましたよ」
「お待たせして申し訳ありません……しかしその分、資料も分厚くなっておりますので!」
「そうですかそうですか。ま、とりあえず中に入ってくださいよ」
「それでは、失礼します!」
チャイムを押し、中から出てきたのは小太りのくたびれた男。前回話した時に同い年だと聞いていたはずだが、そうは思えないほどにみすぼらしい姿だと感じざるを得ない。
そんな男、茂部であるが、客である以上俺の対応はいつも通りだ。玄関に踏み込んだ途端に部屋に籠っていた臭いがむわりと鼻に届き、その生臭さに一瞬顔をしかめる。が、すぐさま顔には笑みを湛えた。
「それで? 今日こそちゃんと説明はされるんですね?」
「もちろんです! まずは、こちらをどうぞ!」
室内では裸足で生活しているのか、切れかけた電気に照らされた床は嫌な感じにテカっている。そこに腰を下ろすのはおろか鞄だって置きたくないため立ったままで資料を手渡したが、茂部はそれに疑問を持っていないようだった。
100ページにも渡る資料は『何故か商品の資料が社内になかった』ため、俺がこの1週間で手作りしたものだ。写真もふんだんに使ったこれならば、文句なしに商品の魅力が伝わることだろう。
「では、早速。今回茂部さんにお勧めしたいのは、『おまんこサブスク』です!」
「んふっ、ほんとに言った……」
「? 何か?」
「いえ、続けてください」
太いゴシック体で『おまんこサブスクの素晴らしさ』と書かれた表紙には、つい昨晩撮った俺のアナルの写真も貼られている。無修正で皺まではっきり分かるこの写真は、ペニスから滴る先走りの映り具合も考慮し2時間かけて撮った300枚の中から厳選したものだ。
資料を開かない内から溢れ出る本気度に感動してか茂部が小さく何か言ったが、先を促されたのならそのまま説明に移ろう。
「こほん……おまんこサブスクですが、その名の通り一か月間3100円でおまんこをお好きなだけ使用できるというものです! 一日100円でハメ放題、もちろんゴム無し中出しOK! どれだけおまんこを虐めても構いません!」
「ほう」
「そちらの資料にありますように、私はつい一週間前まではアナル……いや、おまんこを使ったことはありませんでした。見て分かるようにピンクの窄まりおまんこですね。それを毎日、自宅で弛まぬおまんこレッスンを行い現在はこちらのドラゴンディルドを咥え込めるほどに拡張されています!」
鞄から取り出しスッと茂部に見せたのは、棘が無数についた握りこぶしほどの太さのあるディルド。始めは痛みすら感じるほどに太かったが、今では腰を振るごとに甘く中を締め付け達しかけるくらいには慣れている。その過程も分かるように、資料には毎日レッスン前のアナルとレッスン中ディルドを咥え込んでいるアナル、レッスン後のぽっかり開いたアナルと写真を並べておいた。ぽっかりアナルの下には使っていたディルドも写しているため、どれだけディルドでおまんこしていたかもわかりやすいことだろう。
「しかも現在ご契約いただくと、初月契約金無料に加え通常別途料金がかかる乳首とおちんぽの使用権も無料でついてきます! こちら始めに選択していただければ、契約更新の際にも追加料金がかからないんですよ!」
「使用権、っていうと?」
「はい、例えば乳首ですが、おまんこサブスクには本来使用権がついていません。そのためどれだけビンビンに尖っていても触れることは出来ないんですね。しかし! 使用権があればそのビン勃ち乳首を捏ね回したり舐め回したりを存分にお楽しみいただけます! さらに、乳首の調教だって行えます!」
「それは、モロ感デカエロ乳首にしてもいいってこと?」
「もちろんです! 現在は手を加えてない初心でピンクな小粒乳首ですが、茂部様好みのド下品乳首に育て上げていただいて構いません! お好きなようにお使いください!」
「それがちんぽもか」
「はい! 貞操帯で管理するもよし、尿道プラグで開発するもよし! 下腹部までをおちんぽの範囲としますので、陰毛を剃り上げて無毛のパイパンにすることも可能です!」
「へぇ……そうだ、ちなみに折場さんって彼女いる?」
「彼女、ですか? いたこともありますが……」
「くそっ、リア充め……」
「……茂部様?」
「あ、いや、失礼。なんでもありません」
疑問があれば言ってほしいのだが、茂部は頑なに口を開かない。どうやら俺のおちんぽの使用状況が気になっていたらしいが、それもちゃんと資料にまとめてあるのだ。
萎えた状態のおちんぽのデータと、勃起した状態のおちんぽのデータ。普段のおちんぽオナニーの方法や弱点を事細かに写真を用いて説明してある。これがあれば初対面でも俺を射精させることは容易いだろう。さらにオナニー頻度やセックス遍歴もしっかりとまとめてあり、ちょっとした俺の下半身事情の目録となっている。
それに目を通した茂部は「非童貞ズル剥けちんぽ、たくさん虐めてやるからな……」と何やら不穏なことを言っていたが、『茂部の言うことはおかしなことではない』ためただ俺のおちんぽが気に入ったのだと思うことにした。興味を持たせられているのは間違いなく、俺にとって重要なのは契約を獲れるかどうかだけだ。
資料を熱心に読み込む茂部、その様子を笑顔を崩さず眺めていると、茂部の股間が盛り上がっているのに気づく。他人が近くにいるというのにこうして盛っている事実にドン引きであるが、嫌悪感を出さないように一層気を引き締めた。だが、だらしない男の勃起姿なんて見ていて気持ちいいものではない。あと一押しで契約もしてもらえそうであるため、俺は積極的にはしていないある提案をすることにした。
「……茂部様、おまんこサブスクは他社ではやっていないため、商品に分からないところもあるでしょう。そこでなのですが、一度お試しでおまんこを使用してみるのはいかがでしょうか」
「おまんこを?」
「はい。少しお時間をいただきまして、実際と同じようにおまんこをしていただきたいです。その方が茂部様も契約しやすいのではないかと……」
控えめに提案してみると、茂部は資料から顔を上げ俺へと視線を向けてきた。下から舐め上げるように、ねっとりと動いていく目。腰や胸はたっぷり時間をかけて眺めているのが気持ち悪い。
「……そうですね。それじゃ、折場さんにお願いしようかな……」
「はい! ありがとうございます!」
鳥肌が立ちそうになるのをなんとか堪えた甲斐があり、にちゃりと笑った茂部に俺は部屋へと通される。なんだか滑る廊下を進み、入ったのはカーテンの閉め切られたリビングだった。
普段生活しているのであろうここにはものが散乱しており、ゴミ箱には丸められたティッシュが山盛りになっている。玄関に入った時からしていた生臭さの発生源を突き止めたと同時に見たくないものを見せられてしまい、思わず口の端が引き攣ってしまった。
「折場さん、どうぞ」
「っ! で、では早速。準備の説明から始めさせていただきます」
茂部の声にハッと我に返った俺は、こんな空気の悪いところにいたくないとそそくさとズボンを脱いでいく。部屋の床もよく見れば薄汚れており、出来るだけ汚れる部分を狭くしようと俺は丁寧にズボンを畳んだ。その上に脱いだパンツも畳んで置き、俺は下半身を丸出しにした状態で茂部へと向き合う。
萎えていてもそれなりの大きさのあるおちんぽが動きに沿ってふるふると揺れる。自慢の逸物であるそれを見て茂部が一瞬苦々しげな顔付きになったが、特に何も言われなかったためそのまま営業は続行だ。
「使用するおまんこですが、即ハメ可能な「セルフ準備モード」とおまんこほぐしから始める「未準備モード」が選べます。今はほぐしていない状態ですが、茂部様が準備をされますでしょうか?」
「せっかくだから、させてもらおうかな」
「承知しました。それでは、どうぞ!」
茂部の返答に合わせ、俺は後ろを向いて体を半分に折りたたんだ。膝を伸ばしたまま足を軽く開き、足首を掴んで体を支えアナルを契約者に捧げる『おまんこほぐし』のポーズである。身長的に、ちょうど椅子に座った茂部の顔の前に俺のおまんこが披露されているはず。
予想通り、無防備に晒されているおまんこにふぅ、と生暖かい風があたった。キュッ♡と窄まる俺のアナル、その様子が面白かったのか、茂部はふっ、ふっ、と何度も息を吹きかけてくる。
「ふっ♡んっ♡も、茂部様♡おまんこを使うには♡しっかり中までほぐさないといけません♡んっ♡そうして表面だけを、ぉっ♡ヒクつかせても♡お♡私が気持ちよくなるだけで♡おまんこできませんっ♡」
「へぇ、折場さんってアナル吹かれただけで感じちゃうんだ」
「そうっ♡そうです♡このままでは♡おまんこお試しいただく前にへばっちゃうので♡まずはほぐしてハメていただかないとっ♡」
「そうでしたね、じゃ、遠慮なく」
「んおっ♡指っ♡茂部様の指♡♡太いっ♡んおっ♡んおっ♡」
予告もなくスボッ!♡と入れられた指は、そのままグチュグチュと俺のおまんこをほじくっていく。開いた足の間からおまんこを見上げる俺は、茂部のずんぐりとした指が2本ぶちゅぶちゅおまんこを出入りする様を眺めていた。
「おっ♡おおっ♡んおおっ♡♡♡」
「えっと……この辺かな」
「ほぉぉぉぉぉっ♡♡♡ほっ♡んほっ♡」
「あ、当たりっぽい。『おまんこの準備には前立腺滅茶苦茶に虐める』のが一番簡単なんですよね?」
「ほひっ♡しょう♡しょうれす♡♡私のおまんこ♡前立腺ぐりぐりされるとすぐ受け入れ体勢になるので♡んほっ♡メスしこりどちゅどちゅ潰して♡っ♡私をメスイキさせ、ぉおおおおおっ♡♡♡♡おおっ♡♡おおん♡♡♡」
しっかりおまんこを楽しんでもらうための説明をしていると、その途中にも関わらずいきなりごりゅごりゅごりゅっ♡と前立腺を捏ねられる。資料片手に俺のアナルを弄る茂部は俺が書き記した弱点一覧を見ながら責めているようで、動きはどれも的確だ。
指先でしこりを引っ掻くようにしてぷりぷり弾き、かと思えば指紋を押し付けて根元から擦り潰す。そうして強い刺激に俺のおちんぽが先走りを垂らし始めたところで、優しくくりくりと前立腺を撫でてきた。触れるか触れないか程度の接触はむしろ性感を高めることにしかならず、浅ましく中を締め付けてメスイキスイッチの蹂躪をねだってしまう。
『おまんこサブスクでは契約者がおまんこを好きにしていい』とはいえ、まだ契約をしていない今おまんこ焦らしで何時間も弄られてはたまらない。少しキツイが、入れられないこともないだろう。
「おほっ♡茂部しゃま♡も、十分です♡おまんこ準備万端れしゅ♡おっ♡おちんぽ♡受け入れできましゅ♡」
「えー、俺はまだ折場さんのおまんこくちゅくちゅしたいんだけどなぁ」
「お願いしましゅ♡ハメて♡おまんこずぼずぼしてくらしゃい♡♡茂部しゃまのおちんぽ♡わらしにくらさいっ♡♡」
「はは、指入れたままの尻をふりふり振って……欲しがりなおまんこだな。それじゃ、体験させてもらいますよ……っ!」
「おっ、おぉぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡♡♡」
ジュボッ! と音を立てて指を引き抜かれると同時に、比べ物にならないくらいの質量が俺の中へと入ってくる。椅子から立ち上がった茂部は俺の体を掴んでパンッ! パンッ! と腰を打ち付け、茂部の身長に合わせて膝を曲げた俺は指に代わったおちんぽが出入りする様子を下から見上げた。
ブルンッ♡ブルンッ♡と俺のおちんぽが揺れるせいで顔に先走りが降り注いでくるが、おまんこしているところから目を離すことができない。指で前立腺を捏ね回されたせいでトロトロに緩んでいたおまんこは、縁を吸い付かせるようにして茂部のおちんぽに絡みついていた。
「おおっ! ぐちゅぐちゅに潤んで、ひだの一つ一つがちんぽを舐め上げてくるっ! いきなりの挿入でも入れるときはみっちり肉厚な肉壁で擦り上げ、抜くときは離すまいと締め付けて……このドスケベまんこめっ! 徹底的にまんこ使い倒してやるからなっ!」
「お゛おっ♡お゛おっ♡お゛っ♡お゛お゛っ♡♡」
「接合部ガン見しながら汚喘ぎしかできなくなってるじゃねーか! 垂らした舌で自分の先走り味わって、さらにちんぽギンギンにしてるんじゃねーよ! おらっ! 契約してやるっ! お前のまんこ毎日閉じなくなるまでハメてやるっ!! っ、く~~~~~……っ」
「んぐぅ~~~~~っ♡♡♡♡」
どぴゅるるるっ♡と俺の中へと吐き出される茂部の精液に、俺も堪らず射精してしまう。ドロドロと流れ出る精液は開いたままの俺の口の中へと入っていくが、『商品であるおまんこ男として口に出された精液はすべて飲むのが決まりである』。そのため苦みにえずきそうになりながらもなんとか飲み込み、『契約締結のための生中出し』をされたことの感謝を述べるべく口を開いた。
「お゛っ♡……な、中出し♡ありがとうございます♡これで明日から一ヶ月、私は茂部様のおまんことして使い放題となりました♡」
「はっ、はっ……あ、ああ。そうでしたね」
「誠心誠意務めさせていただきますので、よろしくお願い致しますね♡」
おまんこから精液を溢れさせながら、俺は体を起こして茂部に向き合い笑顔を向けた。始めて他人を受け入れたおまんこは少々痛むが、契約が取れたのだからさしたる問題ではない。これで俺の業績も安泰……あれ、契約って中出しでするものだったか?
「……?」
「どうかしましたか、折場さん」
「いえ……サインじゃなくて、中出しでよかったものかと思いまして……」
「! 大丈夫です、ほら、この画像を見てください」
「? スマホが何、か……」
一瞬焦ったような顔つきをした茂部は、慌てて俺にスマートフォンの画面を見せてくる。メールなんて送っただろうかと思いつつ画面を覗きこんだ俺は、そのぐるぐるした画像から目が離せなくなっていた。
そうだ、おまんこサブスクの契約は、濃厚種汁を注がれておまんこが屈服することで成り立つのだ。これから俺は茂部が求めるときにおまんこを差し出すおまんこ男。
何故か忘れていたことを思い出し、俺を見つめる茂部に再度俺は笑いかけるのであった。
「お待たせして申し訳ありません……しかしその分、資料も分厚くなっておりますので!」
「そうですかそうですか。ま、とりあえず中に入ってくださいよ」
「それでは、失礼します!」
チャイムを押し、中から出てきたのは小太りのくたびれた男。前回話した時に同い年だと聞いていたはずだが、そうは思えないほどにみすぼらしい姿だと感じざるを得ない。
そんな男、茂部であるが、客である以上俺の対応はいつも通りだ。玄関に踏み込んだ途端に部屋に籠っていた臭いがむわりと鼻に届き、その生臭さに一瞬顔をしかめる。が、すぐさま顔には笑みを湛えた。
「それで? 今日こそちゃんと説明はされるんですね?」
「もちろんです! まずは、こちらをどうぞ!」
室内では裸足で生活しているのか、切れかけた電気に照らされた床は嫌な感じにテカっている。そこに腰を下ろすのはおろか鞄だって置きたくないため立ったままで資料を手渡したが、茂部はそれに疑問を持っていないようだった。
100ページにも渡る資料は『何故か商品の資料が社内になかった』ため、俺がこの1週間で手作りしたものだ。写真もふんだんに使ったこれならば、文句なしに商品の魅力が伝わることだろう。
「では、早速。今回茂部さんにお勧めしたいのは、『おまんこサブスク』です!」
「んふっ、ほんとに言った……」
「? 何か?」
「いえ、続けてください」
太いゴシック体で『おまんこサブスクの素晴らしさ』と書かれた表紙には、つい昨晩撮った俺のアナルの写真も貼られている。無修正で皺まではっきり分かるこの写真は、ペニスから滴る先走りの映り具合も考慮し2時間かけて撮った300枚の中から厳選したものだ。
資料を開かない内から溢れ出る本気度に感動してか茂部が小さく何か言ったが、先を促されたのならそのまま説明に移ろう。
「こほん……おまんこサブスクですが、その名の通り一か月間3100円でおまんこをお好きなだけ使用できるというものです! 一日100円でハメ放題、もちろんゴム無し中出しOK! どれだけおまんこを虐めても構いません!」
「ほう」
「そちらの資料にありますように、私はつい一週間前まではアナル……いや、おまんこを使ったことはありませんでした。見て分かるようにピンクの窄まりおまんこですね。それを毎日、自宅で弛まぬおまんこレッスンを行い現在はこちらのドラゴンディルドを咥え込めるほどに拡張されています!」
鞄から取り出しスッと茂部に見せたのは、棘が無数についた握りこぶしほどの太さのあるディルド。始めは痛みすら感じるほどに太かったが、今では腰を振るごとに甘く中を締め付け達しかけるくらいには慣れている。その過程も分かるように、資料には毎日レッスン前のアナルとレッスン中ディルドを咥え込んでいるアナル、レッスン後のぽっかり開いたアナルと写真を並べておいた。ぽっかりアナルの下には使っていたディルドも写しているため、どれだけディルドでおまんこしていたかもわかりやすいことだろう。
「しかも現在ご契約いただくと、初月契約金無料に加え通常別途料金がかかる乳首とおちんぽの使用権も無料でついてきます! こちら始めに選択していただければ、契約更新の際にも追加料金がかからないんですよ!」
「使用権、っていうと?」
「はい、例えば乳首ですが、おまんこサブスクには本来使用権がついていません。そのためどれだけビンビンに尖っていても触れることは出来ないんですね。しかし! 使用権があればそのビン勃ち乳首を捏ね回したり舐め回したりを存分にお楽しみいただけます! さらに、乳首の調教だって行えます!」
「それは、モロ感デカエロ乳首にしてもいいってこと?」
「もちろんです! 現在は手を加えてない初心でピンクな小粒乳首ですが、茂部様好みのド下品乳首に育て上げていただいて構いません! お好きなようにお使いください!」
「それがちんぽもか」
「はい! 貞操帯で管理するもよし、尿道プラグで開発するもよし! 下腹部までをおちんぽの範囲としますので、陰毛を剃り上げて無毛のパイパンにすることも可能です!」
「へぇ……そうだ、ちなみに折場さんって彼女いる?」
「彼女、ですか? いたこともありますが……」
「くそっ、リア充め……」
「……茂部様?」
「あ、いや、失礼。なんでもありません」
疑問があれば言ってほしいのだが、茂部は頑なに口を開かない。どうやら俺のおちんぽの使用状況が気になっていたらしいが、それもちゃんと資料にまとめてあるのだ。
萎えた状態のおちんぽのデータと、勃起した状態のおちんぽのデータ。普段のおちんぽオナニーの方法や弱点を事細かに写真を用いて説明してある。これがあれば初対面でも俺を射精させることは容易いだろう。さらにオナニー頻度やセックス遍歴もしっかりとまとめてあり、ちょっとした俺の下半身事情の目録となっている。
それに目を通した茂部は「非童貞ズル剥けちんぽ、たくさん虐めてやるからな……」と何やら不穏なことを言っていたが、『茂部の言うことはおかしなことではない』ためただ俺のおちんぽが気に入ったのだと思うことにした。興味を持たせられているのは間違いなく、俺にとって重要なのは契約を獲れるかどうかだけだ。
資料を熱心に読み込む茂部、その様子を笑顔を崩さず眺めていると、茂部の股間が盛り上がっているのに気づく。他人が近くにいるというのにこうして盛っている事実にドン引きであるが、嫌悪感を出さないように一層気を引き締めた。だが、だらしない男の勃起姿なんて見ていて気持ちいいものではない。あと一押しで契約もしてもらえそうであるため、俺は積極的にはしていないある提案をすることにした。
「……茂部様、おまんこサブスクは他社ではやっていないため、商品に分からないところもあるでしょう。そこでなのですが、一度お試しでおまんこを使用してみるのはいかがでしょうか」
「おまんこを?」
「はい。少しお時間をいただきまして、実際と同じようにおまんこをしていただきたいです。その方が茂部様も契約しやすいのではないかと……」
控えめに提案してみると、茂部は資料から顔を上げ俺へと視線を向けてきた。下から舐め上げるように、ねっとりと動いていく目。腰や胸はたっぷり時間をかけて眺めているのが気持ち悪い。
「……そうですね。それじゃ、折場さんにお願いしようかな……」
「はい! ありがとうございます!」
鳥肌が立ちそうになるのをなんとか堪えた甲斐があり、にちゃりと笑った茂部に俺は部屋へと通される。なんだか滑る廊下を進み、入ったのはカーテンの閉め切られたリビングだった。
普段生活しているのであろうここにはものが散乱しており、ゴミ箱には丸められたティッシュが山盛りになっている。玄関に入った時からしていた生臭さの発生源を突き止めたと同時に見たくないものを見せられてしまい、思わず口の端が引き攣ってしまった。
「折場さん、どうぞ」
「っ! で、では早速。準備の説明から始めさせていただきます」
茂部の声にハッと我に返った俺は、こんな空気の悪いところにいたくないとそそくさとズボンを脱いでいく。部屋の床もよく見れば薄汚れており、出来るだけ汚れる部分を狭くしようと俺は丁寧にズボンを畳んだ。その上に脱いだパンツも畳んで置き、俺は下半身を丸出しにした状態で茂部へと向き合う。
萎えていてもそれなりの大きさのあるおちんぽが動きに沿ってふるふると揺れる。自慢の逸物であるそれを見て茂部が一瞬苦々しげな顔付きになったが、特に何も言われなかったためそのまま営業は続行だ。
「使用するおまんこですが、即ハメ可能な「セルフ準備モード」とおまんこほぐしから始める「未準備モード」が選べます。今はほぐしていない状態ですが、茂部様が準備をされますでしょうか?」
「せっかくだから、させてもらおうかな」
「承知しました。それでは、どうぞ!」
茂部の返答に合わせ、俺は後ろを向いて体を半分に折りたたんだ。膝を伸ばしたまま足を軽く開き、足首を掴んで体を支えアナルを契約者に捧げる『おまんこほぐし』のポーズである。身長的に、ちょうど椅子に座った茂部の顔の前に俺のおまんこが披露されているはず。
予想通り、無防備に晒されているおまんこにふぅ、と生暖かい風があたった。キュッ♡と窄まる俺のアナル、その様子が面白かったのか、茂部はふっ、ふっ、と何度も息を吹きかけてくる。
「ふっ♡んっ♡も、茂部様♡おまんこを使うには♡しっかり中までほぐさないといけません♡んっ♡そうして表面だけを、ぉっ♡ヒクつかせても♡お♡私が気持ちよくなるだけで♡おまんこできませんっ♡」
「へぇ、折場さんってアナル吹かれただけで感じちゃうんだ」
「そうっ♡そうです♡このままでは♡おまんこお試しいただく前にへばっちゃうので♡まずはほぐしてハメていただかないとっ♡」
「そうでしたね、じゃ、遠慮なく」
「んおっ♡指っ♡茂部様の指♡♡太いっ♡んおっ♡んおっ♡」
予告もなくスボッ!♡と入れられた指は、そのままグチュグチュと俺のおまんこをほじくっていく。開いた足の間からおまんこを見上げる俺は、茂部のずんぐりとした指が2本ぶちゅぶちゅおまんこを出入りする様を眺めていた。
「おっ♡おおっ♡んおおっ♡♡♡」
「えっと……この辺かな」
「ほぉぉぉぉぉっ♡♡♡ほっ♡んほっ♡」
「あ、当たりっぽい。『おまんこの準備には前立腺滅茶苦茶に虐める』のが一番簡単なんですよね?」
「ほひっ♡しょう♡しょうれす♡♡私のおまんこ♡前立腺ぐりぐりされるとすぐ受け入れ体勢になるので♡んほっ♡メスしこりどちゅどちゅ潰して♡っ♡私をメスイキさせ、ぉおおおおおっ♡♡♡♡おおっ♡♡おおん♡♡♡」
しっかりおまんこを楽しんでもらうための説明をしていると、その途中にも関わらずいきなりごりゅごりゅごりゅっ♡と前立腺を捏ねられる。資料片手に俺のアナルを弄る茂部は俺が書き記した弱点一覧を見ながら責めているようで、動きはどれも的確だ。
指先でしこりを引っ掻くようにしてぷりぷり弾き、かと思えば指紋を押し付けて根元から擦り潰す。そうして強い刺激に俺のおちんぽが先走りを垂らし始めたところで、優しくくりくりと前立腺を撫でてきた。触れるか触れないか程度の接触はむしろ性感を高めることにしかならず、浅ましく中を締め付けてメスイキスイッチの蹂躪をねだってしまう。
『おまんこサブスクでは契約者がおまんこを好きにしていい』とはいえ、まだ契約をしていない今おまんこ焦らしで何時間も弄られてはたまらない。少しキツイが、入れられないこともないだろう。
「おほっ♡茂部しゃま♡も、十分です♡おまんこ準備万端れしゅ♡おっ♡おちんぽ♡受け入れできましゅ♡」
「えー、俺はまだ折場さんのおまんこくちゅくちゅしたいんだけどなぁ」
「お願いしましゅ♡ハメて♡おまんこずぼずぼしてくらしゃい♡♡茂部しゃまのおちんぽ♡わらしにくらさいっ♡♡」
「はは、指入れたままの尻をふりふり振って……欲しがりなおまんこだな。それじゃ、体験させてもらいますよ……っ!」
「おっ、おぉぉぉぉぉぉぉっ♡♡♡♡♡♡」
ジュボッ! と音を立てて指を引き抜かれると同時に、比べ物にならないくらいの質量が俺の中へと入ってくる。椅子から立ち上がった茂部は俺の体を掴んでパンッ! パンッ! と腰を打ち付け、茂部の身長に合わせて膝を曲げた俺は指に代わったおちんぽが出入りする様子を下から見上げた。
ブルンッ♡ブルンッ♡と俺のおちんぽが揺れるせいで顔に先走りが降り注いでくるが、おまんこしているところから目を離すことができない。指で前立腺を捏ね回されたせいでトロトロに緩んでいたおまんこは、縁を吸い付かせるようにして茂部のおちんぽに絡みついていた。
「おおっ! ぐちゅぐちゅに潤んで、ひだの一つ一つがちんぽを舐め上げてくるっ! いきなりの挿入でも入れるときはみっちり肉厚な肉壁で擦り上げ、抜くときは離すまいと締め付けて……このドスケベまんこめっ! 徹底的にまんこ使い倒してやるからなっ!」
「お゛おっ♡お゛おっ♡お゛っ♡お゛お゛っ♡♡」
「接合部ガン見しながら汚喘ぎしかできなくなってるじゃねーか! 垂らした舌で自分の先走り味わって、さらにちんぽギンギンにしてるんじゃねーよ! おらっ! 契約してやるっ! お前のまんこ毎日閉じなくなるまでハメてやるっ!! っ、く~~~~~……っ」
「んぐぅ~~~~~っ♡♡♡♡」
どぴゅるるるっ♡と俺の中へと吐き出される茂部の精液に、俺も堪らず射精してしまう。ドロドロと流れ出る精液は開いたままの俺の口の中へと入っていくが、『商品であるおまんこ男として口に出された精液はすべて飲むのが決まりである』。そのため苦みにえずきそうになりながらもなんとか飲み込み、『契約締結のための生中出し』をされたことの感謝を述べるべく口を開いた。
「お゛っ♡……な、中出し♡ありがとうございます♡これで明日から一ヶ月、私は茂部様のおまんことして使い放題となりました♡」
「はっ、はっ……あ、ああ。そうでしたね」
「誠心誠意務めさせていただきますので、よろしくお願い致しますね♡」
おまんこから精液を溢れさせながら、俺は体を起こして茂部に向き合い笑顔を向けた。始めて他人を受け入れたおまんこは少々痛むが、契約が取れたのだからさしたる問題ではない。これで俺の業績も安泰……あれ、契約って中出しでするものだったか?
「……?」
「どうかしましたか、折場さん」
「いえ……サインじゃなくて、中出しでよかったものかと思いまして……」
「! 大丈夫です、ほら、この画像を見てください」
「? スマホが何、か……」
一瞬焦ったような顔つきをした茂部は、慌てて俺にスマートフォンの画面を見せてくる。メールなんて送っただろうかと思いつつ画面を覗きこんだ俺は、そのぐるぐるした画像から目が離せなくなっていた。
そうだ、おまんこサブスクの契約は、濃厚種汁を注がれておまんこが屈服することで成り立つのだ。これから俺は茂部が求めるときにおまんこを差し出すおまんこ男。
何故か忘れていたことを思い出し、俺を見つめる茂部に再度俺は笑いかけるのであった。
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